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最終更新: 2026.09.10

楽天のオーソリ期限とオーソリ再取得ルール|発送まで時間がかかる注文(予約・おせち・母の日)の与信の扱いと店舗がやること

楽天のオーソリ期限とオーソリ再取得ルール|発送まで時間がかかる注文(予約・おせち・母の日)の与信の扱いと店舗がやること

楽天市場のオーソリ期限は取得日を1日目として30日間です。30日を超える長期注文では、店舗が登録した発送日の7日前を目安に楽天が与信を取り直します。店舗がやることは、発送日を事前に登録しておくこと、必要なら仮発送日で再取得を前倒しすること、そして発送前に再取得の結果を確認することの3つです。

仮発送日を使った場合は、再取得後に速やかに削除し、実際の発送日へ登録し直す管理が必要です。本記事では、予約販売や季節商品の期限管理と発送前の確認を扱い、オーソリNG時の対応は扱いません。

楽天のオーソリ期限は取得日を含めて30日間

オーソリの期限は取得日を起算日とする30日間で、注文受付日やカード自体の有効期限とは区別します。

楽天市場では、注文ステップや楽天会員登録の時点では、クレジットカードの承認を実施していません。注文後に承認処理が行われるため、注文日をそのまま与信取得日として数えないようにします。

確認する用語意味店舗が確認する点
注文日購入者が注文した日与信取得日と同じとは限りません
オーソリ取得日カードの与信枠を確保できた日この日を1日目として30日間を数えます
カードの有効期限カード自体の有効期限オーソリ期限とは別に確認します
決済確定日クレジットカードでは売上請求日与信枠を確保した日と区別します
支払予定日楽天から店舗へ振込み・相殺する予定日売上請求日とは別に確認します

カード自体の期限が先でも、取得済みのオーソリが実際の発送日まで有効とは限りません。受注時の承認結果だけで判断せず、与信取得日と発送予定日を組み合わせて確認します。

楽天のオーソリ再取得は発送日の事前登録が必要

オーソリ再取得の条件とタイミングを示した図。再取得が必要になるのは取得日から30日以上発送完了報告がない場合で、基本のタイミングは登録した発送日の7日前を目安とすること、実施タイミングは発送日の入力時点によって異なるため実際の処理結果を確認することを示す

与信取得から30日以上発送完了報告がない場合は、登録した発送日の7日前を目安に楽天が再取得します。実施タイミングは発送日の入力時点によって変わるため、すべての注文でちょうど7日前に処理されるとは限りません。

RMSの管理画面で案内される運用では、再オーソリを実施するため、発送日を事前に入力する必要があります。実施タイミングは発送日の入力時点によって異なるため、直前の入力で即時完了するとは考えません。

項目期限・再取得のルール
オーソリ期限オーソリ取得日を起算日、1日目として30日間
再取得が必要になる条件取得日から30日以上、店舗から発送完了報告がされない場合
再取得の基本タイミング店舗が登録した発送日の7日前
店舗側の事前操作発送日を入力します
実行頻度1日に複数回実行されます
混雑時の所要時間処理完了まで1時間程度かかる場合があります

楽天の公開ガイドラインには、長期注文の再与信に関し「発送日の7日前以前」という条件も記載されています。こちらは注文確定通知を取り消す条件の説明であり、全注文の実行時刻を保証する記載ではありません。

実務では「発送日の7日前」を基本に予定を組み、入力時点による違いも踏まえて実際の処理結果を確認します。

予約商品・おせち・母の日の再オーソリ対象条件

仮発送日を使う応用は通常購入商品向けであり、おせちや母の日の注文すべてに必要な手続きではありません。

対象を選ぶ際は商品名だけで判断せず、購入区分とオーソリ取得日、実際の発送日を照合します。予約販売という呼び方だけで、すべての注文に同じ仮発送日の運用を適用しないようにします。

注文の条件店舗の扱い
通常購入商品で、発送までに期限切れとなる注文仮発送日による再取得の前倒しを検討します
正しい発送日がオーソリ取得日から30日以内の注文再取得は不要と案内されており、正しい発送日を早めに登録します
その他の予約商品適切に期限管理を行えば、同様の手続きは不要です
発送日当月に受けた注文期限切れとならない注文は対象から外します
母の日・おせちの全注文仮発送日による対応は強制ではありません

期限は取得日を1日目として数えるため、「注文から約1か月」という大まかな区切りで抽出しないことが大切です。

注文から発送まで時間がかかる場合の再オーソリ例

仮発送日を登録すると再取得の時期を前倒しでき、繁忙期や休業期間より前に決済結果を確認できます。

次の表はRMSの管理画面内で案内される日付例で、母の日は2025年、おせちは2026年を前提とします。注文日と発送日が離れた注文について、通常運用と仮発送日を使う運用を比較しています。

商材・運用注文日実際の発送日登録する発送日案内に記載された再取得日
母の日・通常3/15/95/95/3
母の日・前倒し3/15/9仮発送日4/204/13
おせち・通常9/112/2512/2512/18
おせち・前倒し9/112/25仮発送日12/1112/4

この表の再取得日は、RMSの案内が挙げている例示日です。 母の日の通常例では、5/9を発送日として入力した場合の再取得日が5/3と説明されています。日付の数え方によっては1日ずれて見えるので、例示日をそのまま確定日として扱わないでください。

店舗ではこの例示日だけを確認予定日にせず、余裕を持ってRMS上の再取得結果を確認する運用にします。母の日の前倒し例では、4/13以降に決済手続き完了を確認し、改めて発送日を5/9と入力します。

おせちの前倒し例では、12/4の再取得結果を確認し、仮発送日を削除して正しい12/25へ登録し直します。

店舗様におこなっていただきたいこと|仮発送日の実務手順

仮発送日を使う実務手順の図。母の日とおせちの例で、仮発送日を使う対象・仮発送日・使わない対象・対象外注文の登録・削除期間を表にまとめ、対象注文の抽出から仮発送日の登録、再オーソリ結果の確認、仮発送日の削除、正しい発送日の登録、発送完了報告までの6ステップを示す。表の日付は各年の案内に沿った例であり毎年流用する固定日ではないという注記付き

店舗の実務は、対象注文の抽出から仮発送日の登録、結果確認、削除、正しい発送日の登録までを一続きにします。

まず、次の対象条件を使って注文を分け、仮発送日を登録する注文と登録しない注文を明確にします。日付は各年の案内に沿った例であり、毎年そのまま流用する固定日ではありません。

確認項目母の日の例・2025年おせちの例・2026年
仮発送日を使う対象3/21までにオーソリ完了11/11までにオーソリ完了
仮発送日4/2012/11
仮発送日を使わない対象3/22以降にオーソリ完了11/12以降にオーソリ完了
対象外注文の登録正しい発送日を可能な限り早く入力正しい発送日を可能な限り早く入力
仮発送日の削除期間4/14〜4/1912/5〜12/10
  1. 対象注文を抽出します

注文日ではなくオーソリ完了日を確認し、上表の条件と実際の発送予定日に沿って対象を分けます。

  1. 仮発送日を登録します

再取得を前倒しする対象注文について、仮の日付をRMSの管理画面で「発送日」として登録します。

  1. 再オーソリ結果を確認します

決済履歴画面と決済詳細画面を開き、対象となる決済手続きの処理日時と現在の結果を確認します。

  1. 仮発送日を削除します

結果確認後は上表の削除期間に沿って速やかに削除し、仮の日付を残したままにしないようにします。

  1. 正しい発送日を登録します

実際に商品を発送する日付を可能な限り早く登録し、担当者間でも確定した発送予定を共有します。

  1. 発送完了報告に必要な情報を登録します

母の日の案内では、正しい発送日に加え、発送日の前日までにお荷物伝票番号も登録する手順です。

CSV/APIで発送日を登録・更新・削除する場合は、事前に発送明細IDを確認し、そのIDを指定します。注文を抽出しただけで作業を終えず、対象の発送明細に変更が反映されたことまで確認します。

仮発送日の削除漏れは発送通知と売上請求につながる

仮発送日は再取得後に速やかに削除し、実際には発送していない商品の通知や売上請求につながる状態を防ぎます。

仮発送日は再取得を早めるための一時的な入力であり、登録したまま実際の発送日まで待つ運用ではありません。配送方法によっては、お荷物伝票番号が未登録でも売上請求へ進むため、削除まで管理します。

削除しない場合の影響案内されている内容
購入者への発送通知仮発送日当日に自動通知されます
発送完了とみなされる処理配送方法によっては、発送日のみの入力でも翌日に発送完了とみなされます
売上請求発送完了とみなされた結果、商品未発送でも請求される場合があります

母の日の案内は商品未発送の売上請求を禁止行為とし、おせちの案内は「禁止行為に該当する場合」と表現しています。表現には違いがありますが、どちらも再取得後に仮発送日を速やかに削除するよう求めています。

公開ガイドラインの禁止行為Ⅱ-(7)-6も、発送日などを偽って不当に決済確定へ進める行為を禁じています。安全側の運用として、仮発送日の登録担当だけでなく、削除担当と確認予定も同時に決めておきます。

決済履歴画面・決済詳細画面でオーソリ再取得を確認する

決済履歴画面では処理の経緯を確認し、決済詳細画面では対象決済のステータスや与信枠を確保した日を確認します。

RMSの管理画面では、案内されている次の手順で画面を開き、今回確認する決済手続きを選択します。

  1. 該当注文の「注文詳細」画面を開き、詳細欄にある「履歴確認」ボタンから決済履歴画面へ進みます。
  2. 「決済履歴」画面で処理の経緯を確認し、ステータスを確認したい対象の「決済手続き」をクリックします。
  3. 「決済詳細」画面を開いて決済ステータスを確認し、処理日や決済額も現在の注文内容と照合します。
画面名表示項目読み取れること
決済履歴画面処理日・処理内容処理の実行日時、注文確認、変更、再決済手続きなど
決済履歴画面楽天の請求内容決済手段、追加請求、決済履歴ステータス、キャッシュフロー、金額
決済履歴画面決済処理日時決済手続き依頼日時、完了・NG日時、決済確定日時
決済履歴画面楽天から店舗様への支払予定支払予定日、マイナス支払予定日
決済詳細画面決済番号・決済ステータス・決済額決済を識別する番号、現在の状態、決済される金額
決済詳細画面処理日注文確認日、決済手続き完了日、決済依頼日、決済確定日など
決済詳細画面決済手段カード種別、ブランド、支払回数、名義人、有効期限など

「再決済手続き」は、再度決済手続き依頼を行っている状態を示し、それだけで完了したとは判断できません。クレジットカードの「決済手続き完了日」は与信枠を確保できた日で、「決済確定日」は売上請求日です。

決済履歴の青色ステータスには正常に処理中の状態も含まれるため、色だけで完了と判断しないようにします。決済番号はBillPayの入金情報との照合にも使えるので、入金確認では日付や金額と合わせて確認します。

楽天処理中と発送待ちを発送前に確認する

発送前は再取得結果に加えて注文全体の状態を確認し、決済手続き完了だけで発送可能と判断しないようにします。

楽天市場では与信などの決済手続きと不正検知を行い、各手続きの完了後に「発送待ち」へ自動で移動します。クレジットカードやApple Payでは、決済手続きが完了していても、不正検知の完了待ちとなる場合があります。

表示・状態読み方
楽天処理中決済手続きや不正検知などの進行状況を確認します
決済手続き依頼クレジットカード・Apple Payではオーソリを実行中です
決済手続き完了決済手続きは完了していますが、不正検知が残る場合があります
発送待ち各手続きが完了して移動した注文ステータスです

発送日が直前まで分からない場合も、確定後に日付を入力するだけでなく、再取得結果の確認まで行います。再取得は1日に複数回実行されますが、混雑時は1時間程度かかるため、出荷作業に余裕を持たせます。

発送完了報告と売上請求で店舗が確認すること

正しい発送日とお荷物伝票番号を登録すると、発送日の翌日に楽天市場で売上請求が実施されます。

必要な情報が入力されていない場合は決済が確定せず、店舗への代金支払いにつながらないため注意します。ただし、配送方法によってお荷物伝票番号が任意または不要の場合があり、個別の案内を確認します。

  1. 今回発送する注文について、再オーソリの処理結果と現在の注文ステータスを改めて確認します。
  2. 再取得のために入力した仮発送日が残っていないことを確認し、実際に発送する日付を照合します。
  3. 利用する配送方法の条件を確認し、必要なお荷物伝票番号を発送完了報告の情報として登録します。
  4. 売上請求と店舗への支払いを区別し、決済確定日と支払予定日をそれぞれの画面で確認します。

よくある質問(FAQ)

仮発送日の対応は全注文への義務ではなく、購入区分とオーソリ期限に応じて必要な注文に実施します。

母の日やおせちは必ず仮発送日を入力しますか

本対応は強制ではなく、母の日やおせちの商材すべてについて仮発送日を入力する必要はありません。再取得が必要な注文では、発送時に期限切れとならないよう、早めに結果を確認する運用にします。

例に記載された日付以外でも対応できますか

案内の日付は予防策の提案例なので、オーソリ期限のルールに沿っていれば別の日付でも対応できます。仮発送日を変える場合も、再取得結果の確認と仮発送日の削除を作業予定に組み込みます。

その他の予約商品にも同じ手続きが必要ですか

この応用は通常購入商品向けであり、その他の予約商品は適切に期限管理を行えば同様の手続きは不要です。

発送する月に入った注文も再取得が必要ですか

発送当月の注文でも日付だけでは判断せず、オーソリ期限切れとならない注文は再取得の対象から外します。

再オーソリを依頼したらすぐに発送できますか

依頼だけでは処理完了とはいえないため、必ず再オーソリ結果と注文の状態を確認したうえで発送します。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

380社 継続契約
959人 ラクリプウォーク利用者
2年連続 楽天SOY受賞