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最終更新: 2026.07.19

楽天のR-SNS(ソーシャルメディア連携)の使い方|運用とフォロワー獲得

楽天のR-SNS(ソーシャルメディア連携)の使い方|運用とフォロワー獲得

楽天市場の店舗ページや商品ページからLINE公式アカウントへ友だちを集めるには、楽天市場の有料オプション「R-SNS」を契約するのが正規の導線です。R-SNS未契約の店舗は、楽天市場の店舗ページでSNSアカウントを宣伝できないと楽天市場の公式ページに明記されています。

運用は、楽天市場からLINEへ友だち追加を促し、LINEから楽天市場の商品ページへ再訪を促す往復型にします。ただし、R-SNSのLINE公式アカウントは楽天市場専用です。自社ECやAmazon、Yahoo!ショッピングなど、ほかのECサイトへ送客する運用はできません。

費用はR-SNSとLINE公式アカウントを分けて考えます。2026年7月19日時点の公開情報では、R-SNSは月額3,000円(税抜)、契約期間365日、12回払いです。LINE公式アカウントは月200通までのコミュニケーションプランなら月額固定費0円のため、最小構成は月額3,000円(税抜)です。ただしR-SNS部分は年間36,000円(税抜)の契約単位となり、制作費や運用支援ツールの費用は別途かかります。

R-SNSが必要な理由と、できること

公式仕様として、R-SNSはLINE公式アカウント、Instagram、Facebook、ROOMを楽天市場の店舗運営に利用するための有料オプションです。加入店舗には友だち・ファン獲得用バナーが配布され、楽天市場内の店舗ページを通じてSNSへ誘導できます。LINE公式アカウント自体の設定や配信は、LINE Official Account Managerで行います。

楽天市場の公式サービス紹介では、R-SNS未契約店舗による楽天市場内でのSNSアカウントの宣伝を不可としています。そのため、個人で発行したLINEの友だち追加URLやQRコードを、契約確認なしに商品説明へ貼るのは避けてください。

RMS Service Squareの公式記事では、店舗トップに加えて、商品ページの大バナーや商品説明文内で友だち追加を訴求する運用が紹介されています。一方、実際に掲載できる入力欄、PC・スマートフォンでの表示、使用可能な画像やURLは管理画面の仕様に左右されます。掲載前に店舗運営NaviとRMSの最新案内を確認する必要があります。

料金はR-SNSとLINE配信プランを分けて見る

2026年7月19日時点の公式仕様は次のとおりです。料金や提供条件は改定される可能性があるため、申込時にはRMSとLINEヤフーの管理画面で再確認してください。

構成月額固定費の目安(税抜)LINEの無料メッセージ数向いている段階
R-SNS+コミュニケーション3,000円200通/月小規模な配信テスト
R-SNS+ライト8,000円5,000通/月定期配信を始める店舗
R-SNS+スタンダード18,000円+超過分30,000通/月配信量が多い店舗

R-SNSは初期費用0円、月額3,000円(税抜)で、利用開始日の属する月から課金されます。契約期間は365日、支払いは12回です。月途中の開始が日割りになるか、解約申請期限、自動更新や途中解約時の扱いは、今回確認した公開ページだけでは確定できません。

LINE公式アカウントは初期費用0円で、料金プランによる主な違いは無料メッセージ数と追加配信の可否です。チャット、応答メッセージ、あいさつメッセージなど、通数に数えられない配信もあります。スタンダードプランの追加メッセージ料金は2026年10月1日に改定予定と告知されているため、大量配信する店舗は予算と上限設定を見直してください。

外部の配信支援や顧客連携ツールはR-SNSの標準機能ではありません。RMS Service Square掲載サービスを使う場合も、R-SNS、LINE配信プラン、外部ツールの三つを分けて見積もります。

楽天市場からLINEへ友だちを集める手順

最初から全商品へ同じバナーを置くのではなく、掲載面ごとの役割を決めると改善しやすくなります。

  1. RMSでR-SNSを申し込む:新規LINEアカウントを作るか、既存アカウントを楽天市場専用へ変更するかを決めます。公式記事では新規作成が推奨され、最短7営業日と案内されています。
  2. 提供価値を一つ決める:「クーポン配布」だけでなく、再入荷、セール開始、新商品など、友だちでいる理由を明確にします。
  3. 掲載面を絞る:店舗トップ、主力商品、キャンペーン商品など、購入意欲の高い面から始めます。
  4. 掲載ルールを確認する:R-SNS提供バナー、使用可能なURL、画像改変、端末別の表示を店舗運営NaviまたはRMSへ確認します。
  5. 経路を記録する:LINE側の流入元・キャンペーン設定を掲載面別に使えるか確認し、友だち追加数とブロック数を追います。

編集部提案として、友だち追加の訴求文は「登録してください」ではなく、受け取れる情報と配信頻度の目安まで短く示します。クーポンを使う場合は、対象商品、有効期限、利用条件、併用可否を楽天市場側の表示と一致させます。

LINEから楽天市場の商品ページへ送客する手順

LINEからは、URLを含むテキスト、リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、リッチメニューのURLアクションで楽天市場内へ誘導できます。R-SNSのアカウントでは、リンク先を楽天市場の店舗、カテゴリ、商品、楽天市場内のキャンペーンとして設計します。

編集部提案は「1配信1テーマ」です。セール、新商品、再入荷を一つの配信に詰め込むと、何がクリックされたか判断しにくくなります。単品訴求は該当商品ページへ、複数商品は対象商品をまとめた楽天市場内ページ、またはカードタイプメッセージから各商品へ直接つなぎます。

配信前には、商品名、画像、価格、クーポン・ポイント条件、終了日時がリンク先と一致しているか確認します。常設のリッチメニューは「セール会場」「カテゴリ」「新商品」などに分け、終了済み企画やリンク切れを定期点検してください。

効果測定はクリックと注文を分ける

公式仕様として、LINE Official Account Managerでは、友だち追加数、追加経路、ブロック数のほか、配信数、開封数、URL別クリック数、カード別クリックなどを確認できます。友だち追加経路には表示粒度や集計上の制限があるため、少数の差を過度に評価しないことも大切です。

一方、楽天市場の商品ページや購入完了ページへ店舗独自のLINE計測タグを設置できることは、今回確認した公開一次情報では確認できません。したがって、LINEのクリック後に発生した注文を、LINE側の標準コンバージョンとして直接計測できるとは断定できません。

編集部提案では、次の単位をそろえて施策を評価します。

  • 配信日時、対象商品、訴求内容、リンク先を記録する
  • LINE側の配信、開封、URL別クリックを保存する
  • R-Karteで配信前後の時間帯別アクセスと対象商品の動きを見る
  • RMSで注文数、売上、転換率、クーポン利用数を同じ期間で確認する
  • 非配信商品や直前の同条件日を比較対象にし、買いまわりなどイベント全体の増加と分ける

「配信後に売上が増えた」は確認済み事実でも、「増加分はすべてLINE経由」は推測です。社内報告では、クリックまでをLINE側の確認済み事実、注文との関係を参考値として分けて記載します。

導入するか迷ったときの判断例

月200通以内で小さく試したい

R-SNSとコミュニケーションプランの組み合わせが候補です。ただし、友だち数と配信回数の掛け算で通数が増えます。月2回、100人へ一斉配信すれば200通に達するため、友だち獲得後の配信計画まで先に作ります。

既存LINEに他モールや実店舗の友だちがいる

既存アカウントをそのまま流用すると、楽天市場専用という条件と衝突するおそれがあります。新規作成を第一候補にし、既存アカウントを変更する場合は、友だち、配信履歴、認証状態、権限がどう扱われるかを申込前にRMSへ確認します。

LINE経由の売上を正確に出したい

標準機能だけで個人単位の購入紐付けができるとは確認できません。まずURL別クリック、対象商品のアクセス、注文、クーポン利用を同じ期間で比較します。厳密な連携が必要なら、楽天市場で利用可能な公式手段またはRMS Service Square掲載サービスの仕様、費用、個人情報の取扱条件を確認してから判断します。

自社ECと楽天市場へ同時に送客したい

R-SNS用アカウントから他ECへ送る設計は不可です。楽天市場専用アカウントと、自社EC用の運用を分ける必要があります。楽天グループ内の別サービスや実店舗情報であっても、公開情報だけで例外扱いせずRMSへ確認してください。

掲載・配信前のチェックリスト

  • R-SNSの申込とアカウント開設が完了している
  • 最新の利用規約、店舗運営Navi、RMSの掲載ルールを確認した
  • 友だち追加バナーのURL、画像、改変可否、端末別表示を確認した
  • LINEからのリンク先が楽天市場内に限定されている
  • 商品、価格、クーポン、ポイント、期限の表示がリンク先と一致している
  • 取扱商材がLINE公式アカウントのガイドラインにも適合している
  • 配信通数と料金プランの上限を確認した
  • 配信日時、対象商品、比較期間、確認する指標を記録した
  • 終了キャンペーンとリンク切れの点検担当者を決めた

問題が起きたら、まず「掲載できない」「配信できない」「クリック後に買えない」「効果が追えない」のどこで止まっているかを切り分けます。掲載仕様と契約はRMS担当、配信・通数・LINE側の分析はLINE運用担当、商品ページとリンク切れは制作担当、注文・クーポン実績は店舗運営担当が確認すると、問い合わせ先がぶれません。

注意点とRMSへ確認する項目

R-SNS未契約でのSNS宣伝、R-SNSアカウントから他ECへの送客は避けます。また、楽天市場で販売できる商品でも、LINE公式アカウントのガイドライン上で掲載不可または条件付きとなる可能性があります。広告表現、権利侵害、誤認を招く表現を含め、両方の規約を確認してください。

公開情報だけで確定できなかったのは、既存アカウント切替時の引き継ぎ、複数店舗の扱い、解約・自動更新・途中解約、月途中開始の日割り、掲載面別URLの使用可否、楽天市場でのLINE経由購入の直接計測です。これらは申込画面とRMSへ確認します。管理画面や提供条件は変更されるため、この記事の基準日である2026年7月19日より、契約時に表示される最新情報を優先してください。

この状況なら次に何をするか

まだR-SNSを契約していない店舗は、月の配信回数、想定友だち数、年間費用を一枚にまとめ、RMSで契約条件を確認するところから始めます。契約済みで成果が見えない店舗は、直近1配信を選び、URL別クリック、対象商品のアクセス、注文、クーポン利用を同じ時間軸で並べてください。導線の設計や数値の切り分けに迷う場合は相談窓口へ、商品ページ側の改善を進める場合は関連記事へ進めます。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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