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楽天レビューを増やす方法|依頼メール・クーポンとステマ規制の注意点【店舗向け】

楽天市場のレビューは、購入前の不安を下げてCVR(購入率)を高める重要な要素です。レビューが増えて内容が充実するほどページの説得力が増し、楽天内の検索でも有利に働きます。
ただし、レビュー獲得には2023年10月のステマ規制をはじめとする守るべきルールがあり、やり方を誤ると規約違反になります。この記事では、楽天レビューを増やす具体的な施策・特典設計・公式機能の使い方・低評価への対応・やってはいけないNG行為を、店舗運営者向けに整理します(仕様は変わるため、最新は楽天公式でご確認ください)。
なぜ楽天レビューを増やすべきか
レビューは、単なる感想ではなく売上に直結する資産です。
- CVR(購入率)が上がる:レビュー件数と評価は、購入をためらう人の背中を押す「社会的証明」になります
- 楽天SEOに効く:レビュー件数・評価は、楽天の検索順位を決める「商品・ショップの実績」に関わる要素の一つです
- 改善のヒントになる:低評価も、商品・同梱物・配送の改善点を教えてくれます
つまりレビューを増やすことは、広告費をかけずにCVRと検索露出を底上げする取り組みでもあります。なお、楽天のレビューは、実際にその商品を購入した楽天会員のみが投稿できる仕組みです。
商品レビューとショップレビューの違い
楽天には2種類のレビューがあり、増やしたい対象で依頼のタイミングが変わります。
| 種類 | 評価対象 | 依頼に向くタイミング |
|---|---|---|
| 商品レビュー | 商品そのもの(品質・サイズ・使用感) | 商品を使える期間を見込んだ到着数日後 |
| ショップレビュー | 店舗の対応(配送・梱包・連絡) | 配送完了・到着直後でも投稿しやすい |
商品レビューは「使ってみた実感」が必要なため到着後しばらく置いてから、ショップレビューは到着直後でも書けるため、依頼タイミングを分けると投稿率が上がります。
レビューを増やす具体的な施策

レビューは「待つ」のではなく、投稿しやすい導線を仕組みで用意することで増えます。代表的な施策は次のとおりです。
| 施策 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| レビュー依頼メール | 商品到着のタイミングでお礼+投稿を案内 | スマホから書ける直リンクを設置 |
| サンキュークーポン | レビュー投稿で次回使えるクーポンを進呈 | リピート率も同時に上がる |
| 同梱物(サンクスカード) | 開封時にお礼カード+QRコードを同梱 | 投稿ページへの導線を最短化 |
| フォローメール | 使用後の頃合いに状態確認とあわせて案内 | 依頼だけの内容にしない(後述) |
ある店舗では、これらの導線整備でレビュー投稿率が0.5%から4.0%程度へ改善した例もあります。「書きたい」と思ってもらう瞬間に、書ける場所へ最短で誘導することが要点です。
ステマ規制で守るべきルール
2023年10月から、ステルスマーケティング規制(景品表示法)が施行されました。レビュー施策で特に守るべきは次の点です。
- 高評価を特典の条件にしない:「★5をつけたらクーポン」はNG。特典は「投稿してくれた人」に一律で出す設計にする
- レビュー内容を指定・誘導しない:書く内容や評価を店舗が指示しない
- サクラ・自作自演をしない:購入していない人の投稿、見返り前提の依頼は規約・法令違反
- 広告であることを隠さない:インフルエンサー等に依頼する場合はPR表記を徹底
ポイントは、「投稿という行為」にお礼をするのはOKだが、「良い評価」を買ってはいけないという線引きです。公平な特典設計にしておけば、安心してレビュー施策を回せます。
レビュー特典(クーポン)の設計と注意点
サンキュークーポンは効果的ですが、設計を誤ると規制に触れます。安全な設計の基本は次のとおりです。
- 条件は「投稿」まで:評価の星数や内容を条件にしない
- 全員一律:投稿者なら誰でも同じ特典
- 無理のない原資:次回クーポンはリピート促進も兼ねるため、粗利で吸収できる範囲に設定
- 配布はRMSのクーポン機能で:割引の仕組みは店舗設定のクーポンで用意する
特典は「レビューを買う」ためではなく、投稿の手間へのお礼という位置づけにするのが、規制対応と信頼の両立につながります。
楽天の公式機能を優先する
レビュー依頼は、まず楽天公式の機能を基本に据えるのが安全です。外部ツールを使う場合も、個人情報の扱い・規約・停止方法を事前に確認します。
ここで重要な注意点があります。レビュー依頼「だけ」を目的としたフォローメールは、楽天市場の規約で禁止されています。フォローメールを送る場合は、商品の状態確認や購入のお礼といった内容とあわせて、その一部としてレビューを案内する形にします。依頼一辺倒のメールは避けましょう。
注文件数が少ないうちは承認済みの定型文を手動で送る運用で十分で、抜け漏れが増えてきた段階で自動送信を検討する、という順番が現実的です。
低評価・悪いレビューへの対応
低評価がついても、消すことはできません(不適切な内容は削除依頼の対象になり得ます)。大切なのは誠実な返信で印象を回復し、改善につなげることです。
- 感情的に反論しない:まず不便をかけた点にお詫び・共感を示す
- 事実と対応を簡潔に:原因と、店舗としての対応・再発防止を伝える
- 他の閲覧者を意識:返信は投稿者だけでなく、これから読む見込み客へのメッセージでもある
- 改善のヒントにする:同じ指摘が続く点は、商品・同梱物・配送の見直しへ
丁寧な返信は、低評価をむしろ「誠実な店舗」という印象に変えられます。返信対応は、それ自体が有効なレビュー施策の一つです。
やってはいけないNG行為
次の行為は規約違反・法令違反のリスクがあり、アカウントや検索露出に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 購入していない人によるレビュー投稿(自作自演・サクラ)
- 高評価を条件にした特典提供
- 購入者への高評価の強要・圧力
- レビュー内容の指定・誘導
- 依頼だけを目的としたフォローメールの送信
「短期的に件数を盛る」施策は、発覚時のリスクが大きく、長期的な信頼を損ないます。正攻法で投稿導線を整えるのが、結局もっとも効率的です。
なお、楽天公式の「みんなのレビュー投稿ガイドライン」では、店舗関係者・利害関係者による投稿、レビュー投稿の委託・募集、商品代金の返金や報酬を条件とするレビュー投稿などが明確に禁止されています。施策を設計する前に、公式ガイドラインの禁止事項を一度確認しておきましょう。
これからは「件数」より「内容」が重要
楽天では、多数の商品レビューを要約して購入者に提示する機能に関する規約も公開されています。今後は、レビュー本文がそのまま並ぶだけでなく、要約や論点整理を通して購入判断に使われる場面が増えると考えられます。
これは施策の方向性にも影響します。短い★5レビューを大量に集めるより、サイズ感・使用環境・メリット/デメリットといった具体的な内容のレビューが集まるほど、要約されても購入者の役に立ちます。依頼メールや同梱カードでも「どんな用途で使ったか一言そえてください」と促すと、内容の濃いレビューが集まりやすくなります。
FAQ
楽天レビューを増やすいちばん効果的な方法は?
「商品到着のタイミングでの依頼メール+スマホから書ける直リンク」と「投稿者への一律サンキュークーポン」の組み合わせが基本です。投稿の手間を最小化する導線づくりが最も効きます。
レビューでクーポンを配るのは規約違反になりませんか?
「投稿してくれた人全員」に一律で出すならOKです。「★5をつけたら」など高評価を条件にするのはステマ規制に触れるためNGです。評価ではなく投稿という行為にお礼をする設計にします。
レビュー依頼のフォローメールを送ってもいい?
レビュー依頼「だけ」のフォローメールは楽天規約で禁止されています。商品の状態確認や購入のお礼とあわせて、その一部として案内する形にすれば問題ありません。
低評価レビューは削除できますか?
店舗が自由に削除することはできません。ただし誹謗中傷や不適切な内容は削除依頼の対象になり得ます。基本は誠実な返信で印象回復と改善につなげます。
関連する自動化ツール
レビュー特典クーポンを自動発行(ラクリプ) ── 購入後のレビュー促進クーポンを注文と紐付けて自動発行し、フォローメールまで一気通貫。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



