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最終更新: 2026.07.18

Amazonの領収書・請求書の印刷/保管方法|出品者の経理と購入者の入手

Amazonの領収書・請求書の印刷/保管方法|出品者の経理と購入者の入手

Amazonの領収書・請求書は、購入者か出品者かで入手する場所がまったく違います。購入者は「注文履歴」から領収書/購入明細書を表示して印刷・PDF保存します。出品者が自店の経費(Amazon手数料・FBA保管手数料・広告費)の適格請求書を取るなら、セラーセントラルの【レポート】>【タックス関連文書ライブラリ】からダウンロードします。どちらの書類も、ダウンロードしたPDFは電子帳簿保存法の「電子取引」データとして電子のまま保存するのが基本です。この記事では購入者レーンと出品者レーンを分けて、2025年10月の表記変更やインボイス対応、電帳法での保管まで通しで整理します。

【購入者】注文履歴から領収書・購入明細書を発行する手順(PC・スマホ)

Amazonの領収書・請求書の入手先(購入者=注文履歴/出品者=タックス関連文書ライブラリ)の図

購入者がAmazonで買った商品の領収書は、注文履歴から自分で表示して印刷します。紙の領収書が同梱されて届くわけではありません。手順は次のとおりです。

PCの場合

手順操作
1Amazonトップ右上の「注文履歴」を開く
2対象の注文で「領収書等」→「領収書/購入明細書」を選ぶ(新しい表記では「明細書/適格請求書」「印刷可能な注文概要」)
3書類上部の「このページを印刷してご利用ください」を押す
4印刷ダイアログで実際に印刷するか、「PDFに保存」を選んでファイル化する

スマホの場合

スマホでは、Amazonアプリからだと「領収書等」の導線が出ないことがあります。ブラウザ(Safari/Chrome)でAmazonにログインして注文履歴を開くほうが確実に表示できる、という声が実務でよく見られます。アプリで見当たらないときはブラウザに切り替えると解決しやすい、と覚えておくと迷いにくいです。

なお、領収書・明細書は商品が発送されたあとに表示されます。発送前の注文では書類がまだ用意されないため、「領収書等」を押しても出ないことがあります。この場合は発送を待つのが基本です。

【2025年10月】「領収書」表記が「注文概要・明細書/適格請求書」へ変わった件と宛名の扱い

2025年10月ごろから、Amazonの購入者向け画面で表記の変更が確認されています。従来の「領収書」ボタンにあたるものが、「印刷可能な注文概要」や「明細書/適格請求書」という表記へ移っています。背景にはインボイス制度への対応があるとされます。名称は変わっても、印刷やPDF保存の機能そのものはこれまでどおり使えるため、「領収書」という言葉が見当たらないときは、これらの新しい表記のリンクを探すと同じ書類にたどり着けます。

宛名(会社名などの受取人名)については、システム側で自動反映される扱いが見直され、宛名欄が空欄になるケースが増えているという報告があります。宛名を入れたいときの対処は、一般的に次のような方法が挙げられます。

対処内容
印刷後に手書き空欄部分に受取人名を手書きで記入する
PDF編集で追記PDFに保存してから編集ソフトで宛名を書き加える
事前にアカウント名を調整注文前にアカウントの氏名を会社名などにしておく

宛名の要否や書き方は取引先・社内の経理ルールで変わります。何が必要かは提出先に確認するのが確実です(体感として、社内精算では宛名なしでも通ることがある一方、取引先提出では宛名を求められることがあります。ここは事実というより運用差です)。

領収書が発行できない支払方法と代替書類(コンビニ払い・代引き・銀行振込)

Amazonでは、支払方法によってサイト上から領収書を出せるかどうかが分かれます。一般的な対応状況は次のとおりです。

支払い方法サイトからの領収書発行代替となる書類
クレジットカード
Amazonギフトカード
携帯キャリア決済
あと払い(ペイディ)
PayPay/メルペイ/au PAY
Amazonポイント
コンビニ払い不可支払時のレシート・支払明細書+印刷可能な注文概要
代金引換不可配送伝票+印刷可能な注文概要
銀行振込不可振込明細書+印刷可能な注文概要

コンビニ払い・代金引換・銀行振込は、サイト上から領収書そのものを発行できないのが一般的な扱いです。この場合、支払時に受け取るレシートや配送伝票、振込明細書が支払いを証明する書類として使えます。あわせて、画面から出せる「印刷可能な注文概要」を保存しておくと、何を・いくらで買ったかの内訳を補えます。この2点をセットで残しておくと、経理処理で説明しやすくなります。

【出品者】Amazon手数料・FBA・広告費の適格請求書はどこで取る?

出品者が経費として計上するAmazon手数料・FBA保管手数料・広告費などの適格請求書は、購入者向けの注文履歴ではなく、セラーセントラルの【レポート】>【タックス関連文書ライブラリ】からダウンロードします。ここに、税率別の金額や税額、登録番号などが記載された書類が並びます。

注意したいのが金額の見え方です。タックス関連文書ライブラリの書類は、ペイメントレポート(入出金の明細)とは計上の基準が異なるため、金額がぴったり一致しないことがあります。ライブラリ側は出荷ベースでの計上になっていない、という指摘があり、単純に数字を突き合わせると差が出ることがあります。「一致しないから間違い」ではなく、集計の切り口が違うという前提で確認するのがポイントです。

書類の入手先対象主な用途
【レポート】>【タックス関連文書ライブラリ】Amazon手数料・FBA・広告費などの適格請求書経費の仕入税額控除・経理計上の根拠
ペイメントレポート入出金・売上・手数料の明細入金額と手数料の把握

差額の意味や、どの書類を証憑にするかの最終判断は税理士に確認するのが安全です。

【出品者】仕入れの領収書と、購入者から領収書を求められたときの対応

出品者が仕入れとしてAmazonで商品を買った場合の領収書は、購入者と同じく注文履歴から表示して印刷・PDF保存します。せどりや小売仕入れで数が多いときは、後述するファイル名ルールで整理しておくと管理が楽になります。

一方、自店の商品を買ったお客さまから「領収書がほしい」と言われたときの考え方は、他モールと違う点があります。Amazonでは、購入者は代金をAmazonに支払っている扱いのため、領収書はAmazonが代理で発行する形になります。そのため、出品者が個別に自分名義の領収書を発行することは規約上推奨されていない、とされています。お客さまには、注文履歴から領収書/明細書を表示・印刷できることを案内するのが基本的な対応になります。

このあたりの扱いはAmazonの規約・運用に依存します。個別対応が必要そうなときは、最新のセラーセントラルのヘルプで確認してください。

インボイス(適格請求書)対応:発行できる条件とマーケットプレイス購入時の注意

購入者がAmazonでインボイスとして使える書類を受け取れるかどうかは、販売元によって変わります。適格請求書として成立する条件は、次のいずれかです。

条件内容
① 販売元がAmazon.co.jpAmazon本体が販売する商品はインボイスに対応
② 出品者が登録済み販売元が適格請求書発行事業者で、インボイス登録番号をセラーセントラルに登録している

つまり、マーケットプレイスの出品者から買った場合は、その出品者がインボイスに対応しているか(登録番号を登録しているか)で発行可否が決まります。仕入れでインボイスが必要なときは、購入前に販売者情報を確認しておくと後で困りにくいです。

書類の中身を確認するときは、注文履歴から「明細書/適格請求書」を開き、次の点を見ます。

確認ポイント見る意義
登録番号インボイスに該当する根拠になる
税率別の合計額軽減税率が混在していても整理できる
税率別の消費税額等仕入税額控除の計算根拠になる
販売者名Amazon本体か出品者かを特定できる

出品者が自店でインボイスを発行する側になる場合は、セラーセントラルに適格請求書発行事業者の登録番号を登録しておくと、Amazonが購入者へ発行する書類に番号が表示される、とされています。ただし、画面の導線や番号が反映される条件は変わることがあるため、最新のセラーセントラルの画面で確認してください。仕入税額控除が使えるかどうかや、経理処理の最終判断は税理士に相談するのが確実です(登録番号の反映導線・仕入税額控除の可否は一般的な扱いであり、最終判断は税理士・最新公式画面で確認してください)。

電子帳簿保存法:Amazonの領収書は「電子取引」=PDFのまま保存が必要

ここからは主に出品者・事業者の経理に関わる話です。AmazonからダウンロードしたPDFの領収書・請求書は、電子帳簿保存法でいう「電子取引」のデータに該当するとされています。電子取引で受け取った書類は、原則として電子データのまま保存する必要があり、印刷した紙だけを保存して電子データを捨てる、という運用は認められないのが一般的な扱いです。

紙とデータで扱いが分かれるので、整理すると次のようになります。

受け取り方保存方法(一般的な扱い)
Amazonからダウンロードした領収書・請求書(電子)電子データ(PDF)のまま保存する。紙に印刷しただけの保存は不可とされる
紙で受け取った領収書(店頭のレシート等)紙のまま保存でよい(スキャナ保存を選ぶこともできる)

Amazonの領収書はダウンロードした時点で電子データなので、PDFを消さずに残す、という点を最初に押さえておくと後戻りが減ります。

電帳法の保存要件を満たす保管術(真実性・可視性・検索要件・ファイル名)

電子取引データを保存するときは、大きく2つの要件を満たすのが一般的とされています。

真実性の確保(改ざんされていないこと)

一般的には、次のいずれかで対応する形が挙げられます。

  • タイムスタンプを付与する
  • 訂正・削除の記録が残る(または訂正削除ができない)システムで保存する
  • 訂正削除の防止に関する事務処理規程を定めて運用する

可視性の確保(あとで探して見られること)

  • 日付・金額・取引先で検索できる状態にしておく
  • ディスプレイやプリンタですぐに見られる・出力できるようにしておく

検索要件を紙のフォルダ管理で満たすのは手間がかかるため、ファイル名の付け方をそろえておくと実務が楽になります。たとえば「取引日_取引先_金額」の順にそろえる、という運用です。

ファイル名
2025年10月3日・Amazon・4,980円20251003_Amazon_4980.pdf
2025年10月15日・Amazon(手数料)・12,300円20251015_Amazon手数料_12300.pdf

このようにそろえておくと、日付・取引先・金額で並べ替えたり探したりしやすくなります。会計ソフトのクラウド保存機能を使うと、検索要件を満たしやすく、金額の入力とも紐づけやすい、という運用面のメリットがあります(体感として、命名ルールを決めてから保存する運用にすると、月末の突き合わせが速くなります。ここは事実というより運用の実感です)。

要件の細部や、自社の運用がどこまで満たせているかの判断は、最新の公式情報や税理士に確認するのが安全です。

領収書・請求書の保存期間は何年?(一般的な扱い)

保存期間は事業形態などで変わりますが、一般的には次のように語られることが多い項目です。

区分よく語られる保存期間の目安
法人帳簿・書類は一般に7年、欠損金がある事業年度など一定の場合は最大10年
個人事業主帳簿・書類は一般に7年(一部の書類は5年とされることもある)

これらはあくまで一般的な扱いの目安です。実際に何年・どの書類を保存すべきかは、事業形態・所得区分・その年の状況で変わり、最終的な判断は税理士や最新の公式情報で確認してください。迷ったときは長めに残しておくと、後から不足で困る事態を避けやすいです。

よくある質問(FAQ)

Q1. Amazonアプリで「領収書等」が見つかりません。 A. アプリからだと導線が出ないことがあります。ブラウザ(Safari/Chrome)でAmazonにログインし、注文履歴から表示すると出やすいです。また、書類は商品の発送後に表示されるため、発送前だと見当たらないことがあります。

Q2. 領収書の宛名(会社名)を入れるにはどうすればいいですか。 A. 宛名欄が空欄になるケースが増えています。印刷後に手書きする、PDFに保存して編集ソフトで追記する、または注文前にアカウントの氏名を会社名などにしておく、といった方法があります。宛名の要否は提出先のルールで変わるため、必要かどうかは提出先に確認してください。

Q3. コンビニ払いや代金引換で買いました。領収書は出せますか。 A. これらの支払方法はサイト上から領収書を発行できないのが一般的です。支払時のレシートや配送伝票が支払いの証明になり、あわせて「印刷可能な注文概要」を保存しておくと内訳を補えます。

Q4. 出品者ですが、Amazon手数料や広告費の適格請求書はどこで取りますか。 A. セラーセントラルの【レポート】>【タックス関連文書ライブラリ】からダウンロードします。ここに税率別の金額・税額・登録番号が記載された書類があります。ペイメントレポートとは計上基準が違い金額が一致しないことがあるため、突き合わせのときは前提の違いを踏まえてください。

Q5. ダウンロードした領収書PDFは、印刷して紙で保管すればよいですか。 A. Amazonの領収書は電子取引のデータに該当するとされ、電子データ(PDF)のまま保存するのが一般的な扱いです。紙に印刷しただけで電子データを捨てる運用は認められないとされます。真実性・可視性の要件や自社の運用可否は、最新の公式情報や税理士に確認してください。

参考URL

  • Amazon公式ヘルプ「インボイス(適格請求書)について」 https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=TgeQoI2TC9jEOh0mQf
  • JBC「Amazon領収書発行できない7つの原因と即解決法」 https://www.jbc-ltd.com/column/2025/12/25/amazon-receipt/
  • マネーフォワード「【電子帳簿保存法の対象】Amazon領収書の保存方法」 https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/77599/
  • m-stock「Amazon転売の領収書・インボイス」 https://www.m-stock-series.jp/amazon-reselling-receipt/
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