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楽天サーチ流入改善の使い方|R-Karteで直す商品と検索キーワードを決める

R-Karteの「楽天サーチ流入改善」は、楽天検索からのアクセスを増やすために、改善すべき商品と検索キーワードを絞る分析機能です。見る順番は、改善対象商品、商品別検索キーワード、商品別特典設定、関連キーワード・ユーザトレンドです。
関連キーワードを見つけても、商品名へ一括で追加してはいけません。実際の商品と関連する語だけを選び、商品属性、画像、価格、送料、特典を含めて検索結果での見え方を整えます。変更後は検索流入だけでなく、転換率、売上、広告費、粗利まで同じ期間で検証します。この記事では、楽天サーチ流入改善の読み方と週次運用を解説します。
楽天サーチ流入改善とは
「楽天サーチ流入改善」は、アクセス人数を上げるため、検索の改善に特化した分析機能です。データに基づいて、改善に注力すべき商品とアクションを把握し、関連キーワードから検索需要の取りこぼしを見つけるために使います。
利用場所は、RMSの「データ分析>アクセス・流入分析>楽天サーチ」です。ただし、その後に一部UIやSKU関連の仕様が変わっています。現行画面の名称、表示項目、集計条件は店舗運営Naviを優先してください。
この機能の目的は、検索順位を報告することではありません。限られた作業時間を、売上への影響が大きく、改善余地のある商品へ配分することです。
R-Karteのアクセス分析との違い
アクセス分析と楽天サーチ流入改善は、対象範囲が異なります。
| 機能 | 主な対象 | 答える問い |
|---|---|---|
| アクセス・流入分析 | 検索、広告、メルマガ、外部等の流入全体 | どこから、どのページへ来たか |
| 楽天サーチ流入改善 | 楽天サーチからの商品流入 | どの商品・検索語・特典を直すか |
店舗全体のアクセスが減った理由を調べるなら、先に流入元全体を確認します。楽天サーチからの流入に課題があると分かったら、専用画面で商品と検索語へ絞ります。
流入経路全体を切り分けたい場合は「楽天R-Karteのアクセス分析」を参照してください。
改善対象商品を選ぶ
全商品を毎週修正すると、作業量が増えるだけで、何が効いたか分からなくなります。次の優先順位で対象を絞ります。
- 売上影響が大きく、検索流入が落ちた主力商品
- 転換率は高いが検索流入が少ない商品
- 検索流入は多いが転換率が低い商品
- 新商品や季節商品で、需要期前に検索面を整えたい商品
- 欠品・販売停止から復帰し、再評価したい商品
「流入が少ない」だけでは優先しません。需要自体が小さい商品、在庫がない商品、利益が残らない商品へアクセスを集めても、店舗成果につながらないためです。
対象商品ごとに、商品管理番号、SKU、売上、検索流入、転換率、粗利、在庫、変更履歴を1行へまとめます。最初は3〜5商品に絞ると検証しやすくなります。
商品別検索キーワードを読む

商品別検索キーワードでは、ユーザーがどの言葉で商品へ到達したかを確認します。判断は、流入量と購入意図を分けて行います。
| 検索語の状態 | 考えられる課題 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 狙った語の流入が少ない | 商品情報との関連が弱い、競争が強い、需要が小さい | 商品名、属性、説明、在庫、競合 |
| 想定外の語が多い | 別用途が評価されている、表示と意図がずれている | 画像、用途説明、転換率 |
| 流入が多く転換率が低い | 検索意図と価格・仕様・配送が合わない | 商品ページ、送料、納期、レビュー |
| 流入は少なく転換率が高い | 伸ばせる入口の可能性 | 関連語、商品属性、広告 |
検索語は、商品を探す目的まで考えます。たとえば「折りたたみ 傘 軽量」と「折りたたみ 傘 大きい」では、購入者が重視する仕様が違います。流入語が商品仕様と一致するか、ファーストビューでその特徴が伝わるかを確認します。
表示件数の少ない語を一つ見て結論を出さず、同じ意図の語をグループ化します。ブランド、型番、用途、対象者、悩み、サイズ、素材などに分けると、商品情報の不足を見つけやすくなります。
関連キーワードとユーザトレンドを使う
関連キーワード・ユーザトレンドは、取りこぼしている検索需要の発見に役立つ機能です。
候補語は次の3段階で評価します。
1. 商品との事実関係
仕様書、メーカー資料、商品現物で裏付けられる語か確認します。対応していない機能、無関係なブランド、誤認を招く最上級表現は使いません。
2. 購入意図との一致
候補語で検索した人が、その商品を選ぶ理由があるか考えます。アクセスが多い語でも、商品と用途がずれていれば転換率を下げます。
3. 表示する場所
すべてを商品名へ入れるのではなく、商品属性、キャッチコピー、説明文、画像、カテゴリなど、情報の役割に合う場所へ入れます。
季節語や急上昇語は、一時的なイベントの影響もあります。前年同時期、イベント予定、在庫・納期を確認し、需要が過ぎた後も語を残すか決めます。
商品別特典設定を確認する
検索結果では、商品名だけでなく、価格、送料、ポイント、クーポン、配送予定等の購入条件が比較されます。楽天サーチ流入改善では、商品別特典設定も改善手順に含めます。
特典を増やす前に、次を確認します。
- 検索結果で競合商品と比べて見劣りする条件は何か
- ポイントやクーポンを重ねても商品別利益が残るか
- 特典の開始・終了日時が需要期と合うか
- 対象商品、利用条件、併用条件が分かりやすいか
- 在庫と出荷能力が販売増加へ対応できるか
特典はクリック率や転換率を改善する可能性がありますが、利益を直接減らします。「アクセスが増えた」だけで成功とせず、値引き・ポイント・広告費を引いた粗利を確認します。
商品名・属性・タグを直す順番
検索改善では、事実情報の欠落から直します。
- 商品名と販売商品が一致しているか
- ブランド、メーカー、型番、JAN、カテゴリが正しいか
- SKUごとの色、サイズ、容量、対応機種が登録されているか
- 商品属性・タグが現物と一致しているか
- 商品説明と画像で用途・違いが伝わるか
- 関連性の高い検索語が自然に表現されているか
SKU移行によって、タグIDが数字から実値入力へ変わっています。古いCSVや操作マニュアルを流用するときは、現行のタグ項目・許容値を確認してください。
商品名へキーワードを羅列すると、読みにくくなり、商品内容を誤認させる可能性があります。楽天SEOの基本と禁止しやすい表現は「楽天SEOのキーワード対策」で整理しています。
検索流入が多いのに売れない場合
検索流入が増えて転換率が下がった場合、検索改善が失敗とは限りません。新しい層へ露出が広がり、訪問者の構成が変わった可能性があります。次の順で確認します。
- 増えた検索語と商品内容が一致するか
- 検索結果の価格・特典と商品ページが一致するか
- スマホ冒頭で仕様、価格、送料、納期が分かるか
- SKU選択、在庫、配送日指定に障害がないか
- レビューで繰り返し指摘される不安がないか
- 競合の価格・特典・在庫が変わっていないか
検索語とのずれが大きければ、無関係な語を削除します。商品ページの問題なら、キーワードをさらに増やす前に受け皿を改善します。
週次で変更前後を検証する

変更履歴を残し、同じ条件で比較します。
| 記録項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 商品管理番号・SKU |
| 仮説 | どの検索意図を取りこぼしているか |
| 変更 | 商品名、属性、画像、特典等の変更箇所 |
| 期間 | 変更前・変更後の比較日 |
| 指標 | 検索流入、CTR、転換率、売上、粗利 |
| 外部要因 | イベント、広告、価格、在庫、競合 |
| 判断 | 継続、戻す、次に試すこと |
一度に商品名、画像、価格、ポイントを変えると、効果の原因を判定できません。1回の検証では、仮説と主要な変更を一つに絞ります。
検索流入が増えても、転換率や粗利が大きく低下したら見直します。逆に流入増加が小さくても、高い転換率と利益が維持できる検索意図なら、関連商品へ展開する価値があります。
よくある質問
楽天サーチ流入改善はどこにありますか?
利用場所は「データ分析>アクセス・流入分析>楽天サーチ」です。UI変更があるため、見つからない場合はRMS内検索と店舗運営Naviで現行名称を確認してください。
関連キーワードは全部商品名へ入れますか?
入れません。商品との関連性と事実を確認し、商品名、属性、説明、画像等の適切な場所へ自然に反映します。無関係な語は使わないでください。
検索流入が増えれば成功ですか?
流入後の転換率、売上、値引き・ポイント・広告費を引いた粗利まで確認します。アクセスだけ増えて赤字なら改善が必要です。
何商品から始めますか?
売上影響が大きい、または転換率が高く検索流入の少ない3〜5商品から始めると、変更と検証を管理しやすくなります。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



