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楽天RMSの商品CSVをダウンロードする方法|原本保存とSKUデータの確認

楽天RMSの商品CSVをダウンロードするときは、先に「何を更新するため、どの商品と項目が必要か」を決めます。対象を絞って現行のCSV商品一括編集画面から取得し、ダウンロードした原本は編集せず、取得日時・対象・用途を付けて保存します。編集は必ず複製ファイルで行います。
SKU対応後のCSVでは、商品管理番号とSKU管理番号、商品レベルとSKUレベルを混同しないことが重要です。Excelで開くだけでもJANコードの先頭ゼロ、長い管理番号、日付、文字コードが変わる可能性があります。この記事では、安全なダウンロード、原本保全、開き方、取得後の件数・キー監査、アップロード前の準備を解説します。
楽天の商品CSVでできること
商品CSVは、RMSの商品情報をまとめて取得し、棚卸し、バックアップ、一括編集、外部システムとの照合に使うデータです。
SKU移行後のCSV利用では、移行後の主な変更点を踏まえたうえで、CSVのダウンロード、編集、アップロードを行います。
CSVを取得する主な目的は次のとおりです。
- 変更前バックアップ
- 商品・SKUの棚卸し
- 価格、在庫、販売期間等の一括変更準備
- 商品管理番号・SKU管理番号の対応確認
- 外部在庫・受注・商品管理システムとの照合
- 更新後の差分監査
目的を決めず全列を毎回編集すると、関係ない項目まで上書きする事故が増えます。
ダウンロード前に対象を決める
RMSを開く前に、次の5点を作業票へ記入します。
- 目的:何を確認・変更するか
- 対象:全商品、カテゴリ、商品管理番号リスト等
- 必要データ:商品情報、SKU情報、在庫、画像等
- 基準時刻:いつ時点のデータか
- 復旧方法:問題時にどの原本へ戻すか
たとえば「週末セール対象200商品の販売期間だけ変更」が目的なら、対象商品リストと販売期間の現行値、識別キーが必要です。店舗全商品・全項目を編集用ファイルへ残す必要はありません。
複数担当者、CSV、API、外部ツールが同時に商品を更新すると、ダウンロード後に元データが変わります。作業時間帯と更新担当を共有し、基準時刻を明確にします。
RMSからCSVをダウンロードする流れ
現行のメニュー名や選択肢は更新されるため、RMS・店舗運営Naviの「CSVの概要」「SKU対応版 CSVの変更内容一覧」を確認します。
基本の流れは次のとおりです。
- CSV商品一括編集機能の利用状態・権限を確認する
- 商品管理内のCSV一括編集に相当する画面を開く
- ダウンロード対象の商品範囲を指定する
- 必要なデータ・項目・ファイル種別を選ぶ
- ダウンロード要求を実行する
- 処理状況を確認する
- 生成されたファイルを期限内に取得する
- 件数と対象を確認し、原本として保存する
大量データは即時に生成されない場合があります。何度も要求を重ねず、処理状況と完了通知を確認します。生成ファイルの保持期間・ダウンロード期限も現行画面を確認してください。
ボタン名、契約料金、ファイル種別、文字コードは変更される可能性があるため、本稿では固定しません。
商品レベルとSKUレベルを区別する

SKU対応後の商品データは、一つの商品ページに共通する情報と、色・サイズ等の購入単位ごとの情報が分かれます。
| データ単位 | 例 | 主な識別キー |
|---|---|---|
| 商品レベル | 商品名、説明、カテゴリ、共通画像 | 商品管理番号等 |
| SKUレベル | 色、サイズ、販売価格、在庫、SKU属性 | 商品管理番号+SKU管理番号等 |
実際にどの項目がどちらのレベルかは、現行CSV仕様を確認してください。同じ商品管理番号が複数行あることが正常なファイルで、重複として削除するとSKUを失う可能性があります。
反対に、商品管理番号とSKU管理番号の組み合わせが重複していれば、結合・編集処理の誤りを疑います。件数監査はファイルの粒度を理解して行います。
楽天SKUの全体像と画面・CSVの関係は「楽天SKUの設定・移行方法」も参照してください。
ダウンロード原本を保全する
取得したファイルは、開く前に原本として保存します。
推奨するファイル名の例です。
20260720_1430_product-csv_all_before-sale_original.zip
ファイル名には次を入れます。
- 取得日・時刻
- データ種別
- 対象範囲
- 作業名
- original、edited、upload等の状態
原本フォルダは読み取り専用にし、編集担当が上書きできないようにします。圧縮ファイルで提供された場合は、圧縮原本も残します。
より厳密に管理する場合は、ファイルサイズ、件数、ハッシュ値、取得担当、RMS画面の条件を作業記録へ残します。個人情報を含むデータを一緒に取得した場合は、保存場所とアクセス権を限定します。
Excelで壊さずに開く
CSVをExcelでダブルクリックすると、自動判定により値が変わる場合があります。
| 変化しやすい値 | 起こり得ること |
|---|---|
| JAN・管理番号 | 先頭の0が消える、指数表示になる |
| 長い数値 | 末尾が丸められる |
| 日付・時刻 | 別形式へ変換される |
1-2等の値 | 日付として解釈される |
| 文字コード | 文字化け、保存時の変換 |
安全に確認するには、まずテキスト・CSVエディタで区切り、列名、数行を確認します。Excelへ取り込む場合は「データからテキスト/CSV」等のインポート機能を使い、管理番号、JAN、日付等を文字列として指定します。
保存時は、元の区切り文字、引用符、改行、文字コードが現行RMS仕様と一致するか確認します。単なる閲覧なら、Excel形式へ変換したコピーを作り、原本CSVへ保存し直さない方法が安全です。
取得後に行う6つの監査

ダウンロードできたら、編集前にデータの完全性を確認します。
- ファイルが正常に展開・読込できるか
- 想定した商品・カテゴリ・件数が含まれるか
- 必要な列があるか
- 商品管理番号の空欄・重複が仕様どおりか
- SKU管理番号の空欄・組み合わせ重複がないか
- 代表商品の値がRMS画面と一致するか
「RMSの商品数」と「CSVの行数」は、1商品に複数SKUがある場合、一致しないことがあります。商品管理番号のユニーク件数、商品+SKUキーの件数、総行数を分けて数えます。
代表値は、通常商品、複数SKU、販売期間中、倉庫・在庫切れ等の異なる状態から選びます。一種類だけ確認して全件正常と判断しません。
編集用ファイルを作る
原本監査が終わったら、複製を編集します。
- 原本から作業用コピーを作る
- 対象商品を識別キーで絞る
- 更新に必要な列だけを現行仕様に沿って残す
- 変更前列と変更後列を別の監査表に作る
- 変更件数、空欄、重複、許容値を検査する
- 少数商品のテストアップロード用ファイルを作る
コントロールカラムや更新区分が必要な場合は、現在のCSV仕様に従います。古い記事や移行前のテンプレートから値をコピーしません。
商品登録全体とCSVアップロードの流れは「楽天市場の商品登録のやり方」、エラーの切り分けは「楽天RMSの商品CSVでエラーが出る原因」で解説しています。
差分を確認してからアップロードする
アップロード前に、原本と編集版を商品・SKUキーで比較します。
- 対象件数が計画と一致する
- 更新対象列だけが変わっている
- 商品・SKUキーが欠落・変換されていない
- 列名・順序・必須列が現行仕様に合う
- 空欄が「変更なし」「削除」のどちらとして扱われるか確認済み
- 日付、数値、フラグが許容形式に合う
- テスト対象以外が含まれていない
表計算ソフトの見た目だけでなく、保存後のCSVを再度テキストとして確認します。行数、区切り、引用符、改行、文字コードが保存前と変わることがあるためです。
アップロード後は処理状況・エラーログを確認し、公開画面で代表商品を確認します。ファイルを送信しただけで完了とはしません。
ダウンロードできない場合
ボタンがない、処理が始まらない、ファイルが空の場合は次を確認します。
- CSV商品一括編集機能の契約・有効化
- ログインユーザーの権限
- 対象条件が0件になっていないか
- 別のダウンロード要求が処理中でないか
- 生成・保持期限を過ぎていないか
- ブラウザのダウンロード制限
- RMSのメンテナンス・障害情報
同じ条件で要求を連打せず、エラー全文、要求日時、対象、ユーザー、ブラウザを記録します。必要なら店舗運営NaviとRMSサポートへ確認します。
定期バックアップの運用
一括更新の直前だけでなく、復旧に必要な頻度で定期取得します。
- 大規模な価格・在庫・販売期間変更の直前
- SKU追加・統合の前後
- 外部システム連携の切替前後
- セール前後
- 送料・配送方法の一括変更前
- 担当者・制作会社の変更時
バックアップは、取得できたことではなく、必要な商品・SKUが含まれ、復旧手順を説明できることが条件です。保存期限、暗号化、アクセス権、削除ルールも決めます。
よくある質問
商品CSVは無料でダウンロードできますか?
CSV商品一括編集は契約・オプション条件がある場合があります。現行の料金、申込、有効化状態をRMS・店舗運営Naviで確認してください。
全商品のCSVを毎回取得すべきですか?
大規模変更前の完全バックアップは有用ですが、日常作業では目的に必要な対象・項目へ絞ると事故を減らせます。復旧要件に応じて使い分けます。
CSVの行数が商品数より多いのは異常ですか?
複数SKUが行として含まれるファイルなら正常な場合があります。商品管理番号のユニーク件数と、商品+SKUキー、総行数を分けて確認します。
Excelで開いても大丈夫ですか?
ダブルクリックでは先頭ゼロや長い数値、日付が変わる可能性があります。原本を保管し、インポート時に文字列列を指定した複製で作業してください。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



