ホーム > 楽天店舗・RMS
楽天で予約販売を設定する方法|受注・課金タイミングと表記の注意

楽天RMSで予約販売を設定する場合は、通常商品の販売期間ではなく、原則として専用の予約商品機能を使います。予約申込時点では決済されないため、注文確定、請求、発送の順序を支払方法別に整理しましょう。商品ページでは到着期限やキャンセル条件まで具体的に示す必要があります。
楽天RMSの予約販売は専用機能で設定する
楽天市場で発売前や入荷前の商品を受け付ける場合は、RMSの予約商品機能を利用するのが基本です。
予約商品とは、発売前または入荷前の商品について、通常販売と区別して購入申込を受け付ける商品区分です。
商品登録時に予約商品を選び、発売日や入荷予定日を設定すると、商品ページに予約ボタンが表示されます。予約注文だけを抽出して管理できる点も、通常商品との違いです。
| 設定項目 | 役割 |
|---|---|
| 予約商品機能 | 発売前・入荷前の商品として申込を受け付ける |
| 販売期間 | 予約受付の開始日時と締切日時を制御する |
| 発売日・入荷予定日 | 注文確定や発送準備の基準として管理する |
| 通常商品+長い納期 | 予約専用の表示や受注管理と同じとは限らない |
通常商品の販売期間を将来日に設定しても、予約申込として処理されるとは限りません。決済、受注抽出、購入者への表示などが異なる可能性があります。
現行RMSのメニュー階層、設定できる期間の上限、CSV項目名は公開情報から確認できません。実際の設定前に、お使いの管理画面と公式マニュアルで確認してください。
予約商品の登録から受付開始までの手順

予約販売は、供給可能数と到着期限を決めてからRMSへ登録すると、過剰受注や表示漏れを防ぎやすくなります。
- メーカーや仕入先から確約された入荷割当数を確認します。
- 不良品への備えや他チャネル分を差し引き、予約可能数を決めます。
- RMSの商品登録で予約商品を選び、発売日や入荷予定日を設定します。
- 予約受付期間、発送予定、到着期限、決済条件を商品ページへ表示します。
- テスト表示と受注管理方法を確認してから、予約受付を開始します。
予約可能数に、追加生産の予想や未確定の入荷分を含めるのは避けましょう。減数時に店舗都合キャンセルが集中し、購入者対応が難しくなるためです。
予約注文の確定と課金タイミング
予約申込時点では決済されず、店舗が注文確定処理を行った後に、支払方法ごとの処理が進みます。
購入者が申込手続きを終えただけでは、原則として売買契約は成立しません。購入履歴が店舗確認済みになった時点など、楽天の利用規約で定める条件により成立します。
供給見込みが確定していない段階で店舗確認済みにすると、契約成立や決済へ影響する可能性があります。注文確定処理の意味を確認したうえで操作してください。
| 支払方法 | 処理・請求の基本 | 予約販売での注意 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 有効性確認を行い、原則として発送後に請求 | 発送までに有効期限切れや再与信失敗が起こり得る |
| デビットカード | 与信時に口座から引き落とされる場合がある | 金額変更や再与信で二重引落しのように見える場合がある |
| 銀行振込 | 注文受付処理後に案内し、入金確認後に発送 | 長期予約では前払い後の通知義務に注意する |
| コンビニ前払い | 支払番号を案内し、入金確認後に発送 | 支払期限切れでは自動キャンセルになる |
| 後払い | 商品発送後に請求案内が送られる | 審査結果により利用できない場合がある |
| 代金引換 | 商品受取時に配送業者へ支払う | 予約商品で選べるか設定を確認する |
| Apple Pay | 予約購入では利用できない | 別の支払方法を案内する |
コンビニ前払いや代金引換などの選択可否は、現行の商品設定で確認が必要です。その他の決済方法も、お使いの管理画面と公式マニュアルで確認してください。
予約在庫は確約された入荷数から設定する
予約可能数は、確定した入荷割当数から安全数量、他チャネル分、受付済み予約数を差し引いて設定します。
予約販売可能数=確約された割当数-安全数量-他チャネル割当数-受付済み予約数
楽天市場の「在庫あり」は、必ずしも即納できる物理在庫だけを意味しません。ページ記載の納期どおりに発送できる場合も含むため、予約商品でも在庫ありと表示されることがあります。
商品名や購入ボタン付近には、「予約商品・即納在庫ではありません」と明示しましょう。また、買い物かごへ入れただけでは在庫確保にならず、注文手続きの完了後に受付となります。
| 在庫管理の論点 | 対応 |
|---|---|
| 予約申込時と注文確定時のどちらで減算されるか | 現行仕様を公式マニュアルで確認する |
| キャンセル時に予約枠が戻るか | 自動反映の有無を確認する |
| 通常在庫と予約在庫のSKU連動 | 利用中の設定と連携仕様を確認する |
| 外部システムへの予約申込連携 | 注文確定前のデータ取得可否を確認する |
仕様を確認できるまでは、申込受付時に店舗側の予約台帳へ引き当てる方法が安全です。
商品ページには到着期限と販売条件を表示する
予約商品には、予約受付期間だけでなく、購入者へ届く期限、決済時期、取消し条件まで表示します。
「発送開始予定」だけでは、実際の引渡時期が明確にならない場合があります。配送期間を考慮し、「○月○日から○月○日までにお届け予定」のように示しましょう。
| 表示項目 | 記載する内容 |
|---|---|
| 予約商品であること | 即納商品ではないことをページ上部にも表示 |
| 予約受付期間 | 受付開始日時と締切日時 |
| 発売・入荷予定 | メーカー発売予定日と店舗入荷予定日 |
| 引渡時期 | 発送開始日と、到着予定期間または最終期限 |
| 決済 | 注文確定、与信、請求、前払い案内の時点 |
| キャンセル | 申込後、注文確定後、発送準備後の可否 |
| 返品・交換 | 不良品と購入者都合を分け、期限や送料を表示 |
| 同梱 | 通常商品を待たせるか、別送するか、追加送料の有無 |
| 数量制限 | 一人当たりの上限と、減数時の取扱い |
| 遅延・発売中止 | 新しい期限の通知方法と、取消し・返金条件 |
仕様やパッケージが変更される可能性も、事前に表示しておきます。重要な変更が生じた場合は、一方的に発送せず、同意取得やキャンセル対応を検討します。
特商法では引渡時期と返品条件を具体化する

予約販売でも、価格、支払時期、引渡時期、申込期間、返品条件などの通信販売表示が必要です。
「予約は入荷次第」という表現だけでは、引渡時期を示したことになりません。「○月○日まで」など、具体的な期間または期限を設定してください。
入荷時期を確定できない場合は、最終期限、期限超過時の自動キャンセル、延長時の同意方法を定めます。無期限のまま予約を受け付けない運用が重要です。
| 区分 | 表示する条件 |
|---|---|
| 発送前のキャンセル | 受付可能な段階、連絡期限、連絡方法 |
| 到着後の返品 | 返品可否、期間、未開封などの条件 |
| 不良品・誤配送 | 交換・返金方法、連絡期限、送料負担 |
| 購入者都合 | 返品可否、返送料や手数料の負担 |
| 発売中止 | 注文取消しと返金方法 |
通信販売には、一般的なクーリング・オフ制度はありません。返品特約を表示していない場合は、引渡し後8日間の返品ルールが適用される場合があります。
前払いを受けた後、すぐに商品を引き渡せない場合は、申込承諾の有無や受領額、引渡時期などの通知が必要です。消費者庁が示すおおむね1週間という目安は通知義務の説明であり、楽天の予約期間上限ではありません。
予約受注は入荷ロットと進行状況で管理する
予約注文は専用条件で抽出し、入荷待ち、注文確定、発送準備などの進行状況ごとに管理します。
| 段階 | 店舗側で行う処理 |
|---|---|
| 予約申込受付 | 商品、発売月、入荷ロットごとに抽出する |
| 数量引当 | 確約数と予約数を照合し、安全数量を残す |
| 注文確定前 | 入荷数、発売日、決済可能性、送付先を確認する |
| 入荷待ち | 次回確認日と購入者への最終連絡日を管理する |
| 入荷・検品 | 不良数を反映し、発送可能数を確定する |
| 発送準備 | 決済承認、住所、同梱、配送方法を再確認する |
| 発送済み | 配送業者へ引き渡した後に追跡番号を登録する |
| 取消し・返金 | 原因、通知日、返金処理日を記録する |
現行RMSの正式なステータス名や任意ステータスの作成可否は、公開情報では確認できません。出荷期限の警告やシステム上限も、お使いの管理画面と公式マニュアルで確認してください。
発売延期や長期未出荷には期限を示して対応する
発売延期や供給不足が起きた場合は、新しい具体的期限とキャンセル・返金の選択肢を速やかに案内します。
| トラブル | 店舗の対応 |
|---|---|
| 発売・入荷延期 | 新規受付を止め、延期理由と新しい期限を通知する |
| 入荷数量の削減 | 事前表示した基準で割り当て、提供不能分を取り消す |
| 発売中止 | 全予約を停止し、前払い分の返金完了まで追跡する |
| カードエラー | 解消期限と支払方法の変更手順を案内する |
| 通常商品との同時注文 | 表示済みの同梱・別送・送料条件どおりに処理する |
| 長期未出荷 | 期限超過前に状況、新期限、選択肢を連絡する |
公開情報では、注文から一律何日で違反になるという基準は確認できません。ただし、商品不着、遅延、返金、連絡不通などの苦情が頻発すると、出店停止等の対象になり得ます。
予約購入は、通常注文にある購入者自身による注文後30分以内のキャンセル対象外です。店舗への連絡方法とキャンセル条件を分かりやすく表示しましょう。
関連する自動化ツール
予約商品の受付期間や表示内容を複数商品へ反映する場合は、楽天商品情報の一括更新ツールで商品情報を更新する作業を短縮できます。
よくある質問
予約販売で迷いやすい点は、通常販売との違い、課金、在庫表示、未出荷時の扱いです。
通常商品の販売期間設定だけで予約販売にできますか?
予約専用の表示、決済処理、受注抽出と同じになるとは限りません。原則として予約商品機能を使い、販売期間は受付期間の制御に利用します。
予約注文は申込時点でクレジットカード決済されますか?
申込時点では決済されず、店舗の注文確定後に処理が進みます。カード請求は原則として発送後ですが、デビットカードは与信時に引き落とされる場合があります。
予約商品が「在庫あり」と表示されても問題ありませんか?
楽天の在庫ありには、表示した納期どおりに発送できる商品も含まれます。ただし、即納との誤解を防ぐため、予約商品であることを目立つ位置に表示してください。
楽天では予約注文を何日以内に出荷する必要がありますか?
公開情報では、すべての予約注文に共通する上限日数を確認できません。商品ページで約束した期限を守り、現行の警告や期限は公式マニュアルで確認してください。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



