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Amazonの返品|出品者の送料負担と返品理由別の扱い

Amazonの返品送料は、購入者都合なら原則購入者、商品不良や誤配送なら出品者側が負担します。 ただし、Amazon返品手数料には返金処理手数料やFBA固有の費用も含まれるため、送料だけでは判断できません。 返品理由、配送方式、商品の状態を照合し、注文単位で費用を確認することが重要です。
Amazonの返品で発生する4種類の費用
Amazonの返品費用は、返品配送料、返金処理手数料、購入者返品手数料、FBA在庫の返送費用に分けて管理します。
「Amazon返品手数料」という単一料金はなく、複数費用の総称です。
| 費用 | 内容 | 発生場面 |
|---|---|---|
| 返品配送料 | 購入者からの返送料 | 自己発送、FBA返品 |
| 返金処理手数料 | Amazonが販売手数料から留保 | 返金時 |
| 購入者返品手数料 | 一部のFBAカテゴリーで発生 | 対象のFBA返品 |
| 返送/所有権の放棄手数料 | FBA在庫の返送・処分費用 | 販売不可在庫 |
Amazonが返品や返金を処理しても費用まで負担するとは限らず、返金後はトランザクション表示で費用別に記録します。
返品送料は返品理由によって決まる

Amazonの返品送料は、購入者都合か出品者側の責任かで最終負担が変わります。
| 返品理由 | 商品の状態 | 返品送料 | 返金の基本 |
|---|---|---|---|
| 購入者都合(誤注文・不要になった・他で安い商品を見つけた) | 未使用・未開封 | 購入者負担 | 商品代金を全額返金 |
| 購入者都合(同上) | 開封済み | 購入者負担 | 商品代金の50%を返金 |
| 正常に動作しない/説明や画像と異なる | 問わない | 出品者側負担 | 商品代金+対象の配送料を全額返金 |
| 誤配送や付属品不足/梱包不備や輸送中の破損 | 問わない | 出品者側負担 | 原則として全額返金 |
| FBA配送中の紛失・破損 | 問わない | Amazon補てん対象の場合あり | 注文単位で補てん状況を確認 |
購入者都合では、当初の配送料・手数料・ギフトラッピング料は原則返金対象外です。不良品・誤配送・説明との相違があれば、開封済みでも全額返金が基本です。
返品理由コードは費用負担や自動処理を左右します。購入者が選んだ理由で自動処理されるため、「互換性がない」「性能・品質が十分でない」は出品者責任として処理され、購入者都合のつもりの注文に費用が発生します。コード番号や文言は変更される可能性があるため、お使いの返品画面で確認してください。
理由の表示だけで判断せず、次を照合します。
- 商品ページに互換性・寸法・用途が明記されていたか
- 実際に不具合があるか
- シリアル番号や付属品が一致するか
- 返送時に購入者が破損させていないか
- 返品理由と商品の状態が矛盾していないか
Amazonの返品期間と拒否できる条件
Amazon.co.jpの商品は、原則として到着から30日以内に返品手続きを完了する必要があります。
公開案内では30日以内の返品申請に加え、商品発送も期間内という条件です。30日超を一律20%減額する古い運用は使わない方が安全です。
| 状況 | 出品者の基本対応 |
|---|---|
| 30日以内で返品条件に適合 | 原則受け付ける |
| 不良・破損・誤配送・説明との相違 | 購入者都合として拒否しない |
| 受注生産・刻字・サイズ直し品/商品ページに返品不可と表示 | 購入者都合なら拒否できる場合がある |
| 使用済み消耗品・開封済みソフト | 商品別条件で拒否できる場合がある |
| 食品・化粧品・医薬品など | カテゴリー別の返品制限を確認 |
| 30日超の申請・返送 | 原則返品不可(保証は別途判断) |
返品不可商品でも不良品・表示相違は別問題です。カテゴリー別条件は変わるため、商品ページと管理画面の公式マニュアルで要確認です。
通信販売にクーリング・オフはありません。返品特約の表示があれば原則その特約が優先し、特約がない場合に限り受領から8日以内に購入者送料負担で返品できます。
Amazon出品では法定の最低線より広い30日返品ポリシーが適用される場面があり、期間経過後も製品保証や契約不適合責任が問題になり得ます。
自己発送での返品送料とラベルの扱い
自己発送では、Amazonが表示する返送用ラベルが送料支払済みとは限らないため、返送方法を出品者が明確に案内します。
自動承認後に表示されるラベルは、返送先住所のみの未払いラベルの場合があります。
| 返品理由 | 出品者が案内する方法 |
|---|---|
| 購入者都合 | 購入者による元払い返送 |
| 商品不良・誤配送 | 前払い済みラベルを出品者が用意 |
| 商品不良でラベル用意不可 | 着払い返送を案内 |
| 購入者が送料を立て替え | 返金時に対象送料を補填 |
| 購入者都合なのに着払い | 事前説明と記録を確認し、返品管理で着払い送料を返金額から控除 |
購入者都合でも「送料無料商品だから」だけを理由に初回送料を差し引くのは避け、控除の可否と金額は返品管理の画面で確認します。
返品リクエストは48時間以内に承認・対応が必要で、放置するとAmazonマーケットプレイス保証の申請や注文不良率への影響につながる場合があります。
FBA返品で出品者に残る費用
FBAではAmazonが返品対応を行いますが、返金処理手数料や販売不可在庫の処理費用が出品者に残る場合があります。
| 項目 | FBAでの扱い |
|---|---|
| 返品受付・購入者対応 | Amazonがポリシーに従い処理、カスタマーサービス担当 |
| 返送・検品 | AmazonのFCへ返送し判定。販売可はFBA在庫へ戻り再販売、販売不可は返送・所有権放棄などの処理 |
| 紛失・破損 | Amazon責任は補てん対象の場合あり。購入者の破損・すり替えは現物と証拠を確認し補てん申請 |
- 一部カテゴリーは購入者の返品送料が無料で、代わりに出品者へ購入者返品手数料が発生する場合あり。対象カテゴリー・料率・免除条件はセラーセントラルのヘルプで要確認。
- FBA配送代行手数料は、ピッキング・梱包・初回配送が済むため返品時も原則残ると過去の公式案内・公開フォーラムで示されてきました。2026年の取引単位の戻し・調整はトランザクション表示で確認。
- 返品不要返金は返送がなく返金額が出品者負担。FBAの補てんや自己発送の異議申立ての対象になる場合があるため、対象注文かを確認します。
- 要期限管理商品は、過去のAmazon公式回答で消費期限の残日数45日から販売不可・廃棄対象、廃棄対象後は返送不可の場合ありとされていました。古い回答のため現在の残存日数や例外カテゴリーは要確認。賞味/消費期限在庫レポートで販売可能なうちに値下げ・返送を判断します。
- 顧客からFCへの返品とFCから出品者への在庫返送は別処理。2026年4月以降、返送/所有権の放棄手数料は各商品が実際に処理された時点で請求されます。
返金処理手数料と返金時のお金の流れ

購入者へ返金すると販売手数料は戻りますが、500円または販売手数料の10%の低い方が留保されます。
これが「返金処理手数料」で、返品ごとに固定500円が請求される仕組みではありません。返還対象の販売手数料が1,540円なら、10%の154円が留保され、戻るのは原則1,386円です。
| 処理段階 | 出品者残高への影響 |
|---|---|
| 商品販売時 | 販売手数料やFBA費用を控除 |
| 購入者へ返金 | 返金額を残高から差し引き |
| 販売手数料の返還 | 返金処理手数料を除いた額が戻る |
| FBA返品処理 | 対象なら購入者返品手数料が発生 |
| 販売不可判定 | 商品原価の損失と返送・処分費用が発生 |
部分返金・税額・送料部分の販売手数料は取引条件で表示が変わります。2026年にFBA配送代行手数料と販売手数料も改定されたため、古い料金表で収益計算しないでください。
返品発生後に行う確認と申し立て
返品処理は、期限内の連絡、現物検品、決済照合、証拠保存を一連で行います。
メニュー階層は変わるため、機能名の現在位置は管理画面で確認してください。
- 返品管理:自己発送の返品リクエスト
- 返品レポート:FBA返品の理由と商品の状態
- 在庫元帳レポート:在庫の戻り
- 返金レポート:Amazonの補てん有無
- 販売不可在庫:返送・所有権放棄が必要
- トランザクション表示:返金額、販売手数料の戻し、返金処理手数料、FBA費用
- Amazonマーケットプレイス保証申請:異議申立ての期限
- アカウント健全性:注文不良率への影響
自己発送:
- 返品リクエストを48時間以内に確認。
- 返品理由を購入者都合と出品者責任に分類。
- 元払い・着払い・前払いラベルの別を購入者へ連絡。
- 追跡可能な返送と追跡番号の保存を依頼。
- 外箱・送り状・重量・開梱後の商品を撮影。
- シリアル番号・数量・付属品・使用痕を照合。
- Amazonの返品条件に従って返金。
- トランザクション表示で販売手数料の戻しと控除額を確認。
FBAは返品レポートで理由と状態を確認。販売不可なら返送し、LPNラベル・外箱・シリアル番号・付属品を撮影。
2025年以降、FC内の紛失・破損や購入者返品で自動補てんが拡大。同年の公式発表では、購入者返品の手動補てん申請は返金・交換日から45〜105日の間で、45日経過前は不可。期間は変わり得るため、自動補てんの有無と最新の申請期限は管理画面で確認。
| トラブル | 確認・申立て先 |
|---|---|
| FBA返品商品が戻らない | 購入者返品の補てん状況 |
| 別商品やすり替えが届いた | LPN・シリアル・仕入証憑を添えて補てん申請 |
| FC内で紛失・破損 | 自動補てん確認後、未処理なら申請 |
| 自己発送で配送会社が破損 | 購入者対応後、配送会社へ補償請求 |
| マーケットプレイス保証が認められた | 保証申請管理から異議申立て |
| Amazonが自己発送注文を代理返金 | SAFE-T申請が表示されれば申請。日本アカウントの対象範囲・期限は要確認 |
返品コストを減らすために確認する指標
返品コスト改善は、返品率だけでなく返品理由・商品状態・注文不良率を分けて見ます。
| 指標 | 用途 |
|---|---|
| ASIN・サイズ・色別返品率 | 商品への集中 |
| 返品理由別構成比 | 不良・説明不足・購入者都合 |
| ロット・納品日別不良 | 製造時期・仕入単位 |
| Voice of the CustomerのNCX率 | 体感品質 |
| 低評価・Amazonマーケットプレイス保証・チャージバック | 注文不良率 |
| 販売不可在庫/トランザクション表示 | 返送・処分量/実損 |
2026年公開のダッシュボード「返品と回収:改善のヒントと推奨商品」でFBA・自己発送横断の返品概要、週次/月次推移、商品単位分析、改善案を確認。機能名・画面階層は変わるため管理画面で要確認。
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返品と同じく、成立したはずの注文が想定外に取り消される局面でも、原因の切り分けと購入者への説明手順が必要になります。Amazonで注文が勝手にキャンセルされる原因とクレーム対応で、キャンセル側の対応も合わせて確認してください。
よくある質問
Amazon返品手数料で迷ったときは、返品理由、配送方式、返金明細の三つを注文単位で確認します。
Amazonの返品送料はすべて出品者負担ですか?
すべて出品者負担ではありません。購入者都合は原則購入者負担で、不良品、誤配送、説明との相違などは出品者側負担です。
FBAならAmazon返品手数料はかかりませんか?
FBAでも費用がゼロになるとは限りません。返金処理手数料、購入者返品手数料、販売不可在庫の返送・処分費用などが発生し得ます。
開封済みの商品は50%だけ返金すればよいですか?
50%返金は、購入者都合で開封済みの場合の基本的な扱いです。商品不良や誤配送など出品者側に原因があれば、開封済みでも全額返金が基本です。
購入者都合なのに着払いで返品されたらどうしますか?
自己発送では、元払いであることを事前に説明し、Amazon内のメッセージに記録します。そのうえで着払いで届いた場合は、返品管理から着払い送料を返金額より差し引けると、Amazonモデレーター回答「着払いで返品をされた」(2026年)で案内されています。控除できる金額は変わるため、最初に返品管理の画面で確認してください。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。
