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Amazonの物流センター(FC)一覧と出品者が知っておく違い

出品者が「アマゾン倉庫」と呼ぶ拠点は、Amazonが物流センター(FC)と呼ぶ施設と同じものです。国内に20か所以上ありますが、完全な現行一覧や各拠点の受入可否は一般公開されていません。
そのため出品者は固定のAmazon倉庫へ送るのではなく、納品プランで指定されたFCと商品別の条件を確認する必要があります。所在地をまとめて把握したい場合も、確認先はAmazon公式のヘルプ情報と、納品プラン作成時に案内される送付先に限られます。
Amazonの物流センター(FC)とは
AmazonのFCとは、FBA商品の保管から注文後の出荷、返品対応までを担うフルフィルメントセンターです。
出品者がFBAを利用すると、商品は指定されたFCに保管されます。注文後のピッキング、購入者向け梱包、配送、カスタマーサービス、返品対応はAmazonが担います。
ただし、FCは単なる「amazon倉庫の場所」ではありません。商品カテゴリーやサイズ、危険物区分などにより、納品できる拠点や取扱条件が異なる物流拠点です。
| 項目 | 出品者が理解しておく内容 |
|---|---|
| 拠点数 | Amazonは国内20か所以上のFCを案内 |
| 完全な一覧 | 一般公開されておらず、現行状況は公式で確認 |
| 納品先 | 納品プラン作成時にAmazonが指定 |
| 主な役割 | 保管、出荷、配送対応、返品対応 |
| 納品費用 | 指定FCまでの運賃は原則として出品者負担 |
公開情報で確認できるAmazon倉庫の場所

Amazonの公開記事から複数のFC所在地を確認できますが、以下は完全な現行拠点一覧ではありません。
| 都道府県・市 | 公開情報で確認できるFC例 |
|---|---|
| 千葉県千葉市 | 千葉みなとFC |
| 神奈川県相模原市 | 相模原FC |
| 神奈川県川崎市 | 川崎FC |
| 岐阜県多治見市 | 多治見FC |
| 愛知県名古屋市 | 名古屋みなとFC |
| 京都府京田辺市 | 京田辺FC |
| 兵庫県尼崎市 | 尼崎FC |
| 佐賀県鳥栖市 | 鳥栖FC |
この表は、各FCが現在あらゆるFBA納品を受け付けていることを保証しません。閉鎖や新設だけでなく、商品の性質や受入能力によっても指定先は変わるためです。
納品前は古い拠点コード一覧だけで判断せず、Amazonの公開ページと納品プランを確認してください。実際に使う配送ラベルの宛先が、その納品時点での正しい送り先です。
FBAの納品先はどのように決まるか
FBAの納品先は出品者が常に任意指定できるものではなく、Amazonが商品条件や在庫配置を踏まえて決めます。
納品先の決定には、商品カテゴリー、サイズ、危険物区分、各FCの在庫バランスや受入能力などが関係します。同じSKUでも、納品時期が変われば別のFCを指定される場合があります。
- セラーセントラルで納品プランを作成します。
- 商品情報、数量、梱包内容など必要な情報を確定します。
- Amazonが指定した一つまたは複数の納品先を確認します。
- 納品ごとに発行された配送ラベルを正しく貼り付けます。
- 指定されたFCへ、出品者負担の運賃で発送します。
商品構成によっては、同じ納品プランが複数FCに分かれます。分納数は固定ではないため、FCまでの送料を利益計算へ織り込むことが重要です。
米国で使われるMinimal、Partial、Amazon-optimized shipment splitsは、主に米国の在庫配置オプションです。日本で同じ名称と料金体系が提供されているとは公開情報で確認できないため、現行制度は管理画面と公式マニュアルで確認してください。
商品サイズによってFCの扱いはどう違うか
FCの取扱いでは、配送代行料金のサイズ区分と納品先・在庫分散用の分類を分けて考える必要があります。
2026年6月15日から、納品先決定に使う大型・特殊大型の分類が変更されました。大型は最大18.9kgかつ3辺合計160cm未満、特殊大型は18.9~50kgまたは3辺合計160~400cmです。
| 比較 | 配送代行手数料の区分 | 納品先・在庫分散用の分類 |
|---|---|---|
| 目的 | 売れた商品1点ごとの料金計算 | 保管拠点と在庫配置の判断 |
| 主な名称 | 小型、標準、大型1~8、特大型1~4 | 大型、特殊大型 |
| 境界 | 梱包済み商品の寸法と重量 | 18.9kgや3辺合計160cmなど |
| 注意点 | 販売価格1,000円以下でも料金が変化 | 変更によってFBA手数料は変わらない |
配送代行手数料は、寸法と重量の両方を同一区分に収める必要があります。計測対象は納品用輸送箱ではなく、販売単位として完全に梱包された商品です。
Amazonは2025年6月から、3辺合計260~400cm未満かつ50kg未満の商品へFBA対象を拡大しました。一方、一般公開料金表は260cmまでのため、260cm超の料金や対応FCは管理画面と公式マニュアルで確認してください。
FC利用で発生するFBA費用
FBAでは販売手数料とは別に、配送代行、保管、追加取扱い、FCまでの納品運賃などが発生します。
| 費用 | 課金の考え方 |
|---|---|
| FBA配送代行手数料 | 売れた商品1点ごとに、サイズ・重量・価格で算定 |
| 在庫保管手数料 | 梱包済み商品の体積と保管日数で月次計算 |
| 長期在庫追加手数料 | 365日を超えて保管された在庫に追加 |
| 在庫保管追加手数料 | 販売数に比べて使用スペースが多い場合に追加 |
| 低在庫レベル手数料 | 対象の小型・標準商品で在庫水準が低い場合に追加 |
| 返送・所有権放棄手数料 | 在庫の返送や廃棄を依頼した商品ごとに発生 |
| FCまでの納品運賃 | Amazon手数料ではなく、原則として出品者負担 |
| 販売手数料 | FBA利用の有無にかかわらず別途発生 |
FBA配送代行手数料には、ピッキング、梱包、配送、カスタマーサービス、返品対応が含まれます。大口出品料は月額4,900円、小口出品料は販売商品1点につき100円で、いずれも税抜かつFBA費用とは別です。
配送代行手数料の公開表は税込ですが、販売手数料の公開表は税抜です。利益計算では表示基準をそろえ、料金シミュレーターと手数料見積り額レポートを併用してください。
在庫量と保管期間で費用はどう変わるか

在庫保管手数料は重量ではなく体積と日数が基本で、10~12月は1~9月より基準単価が高くなります。
| 一般カテゴリー | 小型・標準/1,000cm³ | 大型・特大型/1,000cm³ |
|---|---|---|
| 1~9月 | 5.676円 | 3.278円 |
| 10~12月 | 10.087円 | 6.984円 |
服&ファッション小物、シューズ&バッグは別体系です。全サイズで1~9月が3.10円、10~12月が5.50円となり、いずれも税込です。
一般カテゴリーの標準商品を梱包後30×20×10cmで1か月保管すると、体積は6,000cm³です。保管料は1~9月が34.056円、10~12月が60.522円となります。
365日を超えた在庫には長期在庫追加手数料が発生します。2026年4月15日から12か月超の商品には1点月額20円の最低額が導入されましたが、体積計算額との最終的な関係は管理画面と公式マニュアルで確認してください。
「在庫管理手数料」という一つの料金ではなく、通常保管、長期在庫、在庫保管追加、低在庫レベルなどは別の費用です。現行単価や免除条件が公開情報で確認できない項目は、商品別の見積り画面で確かめます。
1,000円以下の商品と旧小型軽量の違い
旧FBA小型軽量商品プログラムは終了し、現在は1,000円以下の商品へ低い配送代行手数料を自動適用する方式です。
旧プログラムは2024年4月1日に終了しました。現在は専用SKUの登録や、小型軽量専用FCへの納品を前提とする仕組みではありません。
| 比較 | 旧小型軽量プログラム | 現在の低価格向け料金 |
|---|---|---|
| 状況 | 2024年4月に終了 | 現行のFBA料金体系 |
| 対象判断 | 専用プログラムへの登録 | 販売価格1,000円以下か |
| 納品 | 専用方式が存在 | 通常の納品プランで指定 |
| 料金 | 旧制度の専用料金 | サイズ・重量別の低い料金 |
たとえば小型区分は、1,000円超が288円、1,000円以下が222円です。標準1は318円と252円、標準8は532円と466円で、すべて税込の商品1点あたりです。
SIPPは商品パッケージのまま出荷し、Amazonの外装箱を省略する仕組みです。公開ページの対象市場に日本は含まれないため、Amazon.co.jpでの割引提供を前提にせず、現行条件を公式に確認してください。
出品者が納品前に確認する手順
出品者は商品寸法と手数料だけでなく、指定FC、分納数、在庫日数まで納品ごとに確認する必要があります。
- 梱包済み商品の寸法と重量を測り、Amazonの登録値と照合します。
- 販売価格1,000円以下の判定と、販売手数料カテゴリーを確認します。
- 料金シミュレーターで配送代行手数料と販売手数料を試算します。
- 10~12月の保管単価と、長期在庫になる数量を確認します。
- 納品プランを作り、指定FCと分納数から納品運賃を見積もります。
- ラベルや梱包不備を点検し、指定された配送ラベルで発送します。
利益は購入者支払額から、販売手数料、FBA費用、納品運賃、準備費、広告費などを分けて差し引きます。料金シミュレーターはすべての手数料を含むとは限らないため、実際のレポートとの差も追跡してください。
関連する自動化ツール
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よくある質問
Amazon倉庫の場所や納品条件に関する疑問は、固定一覧ではなく納品時点の公式情報で判断することが重要です。
Amazonの物流センターは全国に何か所ありますか?
Amazonは国内に20か所以上のFCがあると案内しています。ただし、一般公開された完全な現行一覧はないため、最新の拠点数や受入状況は公式ページで確認してください。
自宅から近いAmazon倉庫を納品先に選べますか?
出品者が近隣FCを常に選べるわけではありません。納品プランを作成し、Amazonが商品条件や在庫バランスをもとに指定した宛先へ発送します。
同じ商品なら毎回同じFCへ納品しますか?
同じSKUでも、納品時期やFCの受入能力によって別の拠点を指定される場合があります。過去の配送ラベルを流用せず、納品ごとに新しい宛先を確認してください。
納品先が複数に分かれた場合、追加料金はかかりますか?
少なくとも各指定FCまでの納品運賃は原則として出品者負担です。日本で米国と同じ在庫配置オプションがあるとは確認できないため、管理画面と公式マニュアルで確認してください。
アマゾン倉庫の場所や一覧はどこで確認できますか?
網羅的な拠点一覧は公開されていないため、公開されている範囲はAmazon公式のヘルプ情報で確認します。実際に自分の商品がどこへ届くかは、納品のたびに納品プランに表示される送付先で確認するのが確実です。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



