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楽天市場の請求・入金サイクル|締め日・入金日・相殺と精算品目の見方

楽天市場の入金サイクルは原則月2回で、決済確定日を基準に、月末または翌月15日に入金されます。 月末は楽天からの請求額と相殺されるため、受注売上の合計ではなく、相殺後の精算額を確認します。
資金繰りでは、売上金の入金予定と、利用料・広告費などの支払予定を別々に管理する必要があります。
楽天市場の入金サイクルと決済確定日の確認方法
通常の入金対象は、発送完了報告後に決済が確定した注文であり、注文日だけでは入金日を判断できません。
| 決済確定日の対象期間 | 締め日 | 標準入金日 |
|---|---|---|
| 前月26日~当月10日 | 当月10日 | 当月末 |
| 当月11日~当月25日 | 当月25日 | 翌月15日 |
購入者が利用したポイント相当額も、通常の決済代金と同じく、決済確定日を基準に精算されます。
- RMSの管理画面で、対象注文の「発送完了報告日」が設定されていることを確認します。
- 続いて「決済確定日時」に日時が存在するかを確認し、その日付で締め期間を判定します。
- 入金予定に含めた注文が未確定の場合は、発送完了報告後の注文ステータスを確認します。
発送済みでも報告や決済確定が済んでいなければ、その注文を今回の入金対象とは判断できません。
楽天市場の入金日・請求日・引き落としカレンダー

月末精算では10日締めの決済金と請求額を相殺し、翌月15日精算では25日締めの決済金を扱います。
| 時期 | 売上金・帳票の動き | 請求・支払いの動き |
|---|---|---|
| 当月10日 | 前月26日~当月10日の決済確定分を締める | 売上金の締めと利用料の締めは別 |
| 当月10営業日頃 | ― | 前月末締めの請求計算書を発行(この分の精算は翌月20日頃の精算書・翌月末) |
| 当月20日頃 | 当月末精算の総合精算書を発行 | 前々月末締めの請求額との相殺結果が確定 |
| 当月25日 | 当月11日~25日の決済確定分を締める | ― |
| 当月末 | 10日締め分から請求額を差し引いて入金 | 請求超過なら差額を自動振替 |
| 翌月5営業日頃 | 25日締め分の総合精算書を発行 | ― |
| 翌月15日 | 25日締め分を入金 | 通常の月末請求との相殺とは別の精算 |
当月末に相殺するのは、前月10営業日頃に請求計算書が発行された、前々月末締めの請求額です。
15日入金分の総合精算書は、翌月5営業日頃に開示されます。 実際の開示日は営業日の数え方で前後するため、帳票の開示と通知を確認して予定を更新する運用が安全です。
楽天からの請求サイクルと利用料・広告費の締め日
楽天からの請求は費目ごとに基準日が異なり、同じ月の売上や利用でも支払月がそろうとは限りません。
以下では、購入・決済確定・利用など、それぞれの基準となる事象が発生した月を「M月」とします。
| 費目 | 請求締日 | 請求計算書 | 精算書 | 精算・支払期限 |
|---|---|---|---|---|
| システム利用料、ポイント付与料、アフィリエイト関連費用、ショップクーポン利用料 | 購入日の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
| 楽天ペイ利用料・海外配送分 | 決済確定日の当月末 | M+1月10営業日頃 | M+2月20日頃 | M+2月末 |
| R-SNS月額固定費、商品一括編集、R-Mail | 利用月の当月末 | M+1月10営業日頃 | M+2月20日頃 | M+2月末 |
| R-SNSのLINE関連料金 | 利用月の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
| 定期購入・頒布会システム利用料 | 注文確定日の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
| 楽天市場広告 | 広告配信開始月の当月末 | M+1月10営業日頃 | M+2月20日頃 | M+2月末 |
| クーポンアドバンス広告 | クーポン獲得日の当月末 | M+1月10営業日頃 | M+2月20日頃 | M+2月末 |
| TDA | 成果対象行為の当月末 | M+1月10営業日頃 | M+2月20日頃 | M+2月末 |
| RPP、RPP-EXP、楽天CPA広告、TDA-EXP | 成果対象行為の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
| おすすめニュース広告 | 成果対象クリックがあったメールの配信月の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
| 楽天スーパーDEAL広告・関連ポイント付与料 | 購入日の翌月末 | M+2月10営業日頃 | M+3月20日頃 | M+3月末 |
※表の「M+1月」「M+2月」は、楽天の案内にある「翌月」「翌々月」という相対表現を、基準となる月をMとして数え直したものです。営業日の数え方で前後します。楽天ペイ利用料は規約上「締め日の属する月の翌々月の利用料支払日」で、表のM+2月末と同じ意味です。
たとえば9月の購入に伴うシステム利用料は、10月末締め、11月に請求計算書発行、12月末精算です。 同じ9月に決済確定した楽天ペイ利用料は、9月末締め、10月に請求計算書発行、11月末精算です。
RSL料金は、請求サイクルの説明では「決済確定日の当月末」、品目の説明では「月間利用料を月末締め」です。 表現は異なりますが、いずれも月末締めです。
出店料の初回支払期限と更新時の請求
初回出店料は売上金との相殺対象外であり、契約開始から20日以内という独立した支払期限があります。
| 区分 | 請求計算書・精算書 | 支払期限・支払回数 |
|---|---|---|
| 初回 | 契約開始日の翌営業日に発行 | 契約開始日から20日以内 |
| 期限前のショップオープン | ― | ショップオープン審査提出時点で支払いが必要 |
| 2回目以降 | 更新月10営業日頃に請求計算書、翌月20日頃に精算書 | 精算書発行月の月末 |
| がんばれ!プラン初年度 | アカウントオープン時に請求 | 1年分を1回払い |
| 同プラン2年目以降・他プランからの変更 | 契約内容に従う | 半年ごとの2回払い |
出店料の月額表示や1年間の課金期間は、実際の支払回数を意味しないため、契約内容と区別します。 RMSの管理画面では、契約プランをメインメニュー右上で確認し、更新時期の資金計画に反映します。
月末・15日が土日祝日の入金日と引き落とし日
金融機関休業日の扱いは入出金の種類で異なり、月末入金と自動振替では日付が逆方向に動きます。
| 対象 | 金融機関休業日の扱い |
|---|---|
| 楽天からの月末入金 | 前営業日に前倒し |
| 楽天からの15日入金 | 翌営業日に後倒し |
| 楽天への自動振替 | 翌営業日に引き落とし |
| 楽天へ銀行振込で支払う場合 | 支払期日の前営業日までに入金 |
規約の条文と実務の案内では、休業日の扱いの表現が異なる箇所があります。規約では引渡期日を翌営業日、利用料の支払日を前営業日としているのに対し、実務の案内では月末入金は前営業日、自動振替は翌営業日です。 実際の日付は、その月の帳票と振込通知で確認します。
実務上は支払通知書・支払依頼書の記載を照合し、資金は早い期日に間に合うよう確保しておきます。
相殺と精算品目の意味・税区分の見方

精算品目は金銭の対象となる商品・サービス名であり、入金か請求かと税区分を組み合わせて読みます。
相殺対象の受取額が請求額を上回れば差額が入金され、請求額が上回れば店舗側の支払いが残ります。 BillPayは企業単位で精算するため、複数店舗では企業全体の精算結果と店舗別内訳の両方を確認します。
| 品目・表示 | 意味 | 案内上の税区分・根拠 |
|---|---|---|
| 楽天ペイ_決済金等 | 共通決済手段による決済代金 | 不課税/楽天ペイ基本規約第22条 |
| 楽天ペイ_決済金_クレジットカード(ボーナス払い) | ボーナス払いの決済代金 | 不課税/クレジットカード決済特約第3条 |
| 楽天ペイ_販促クーポン代金 | 販促クーポンの利用代金 | 課税/RaCoupon利用規約第6条 |
| 楽天スーパーロジスティクス_代引_決済金 | RSLの代引決済金 | 不課税/RSL利用規約第10条 |
| スタンダードプラン_出店料、ガンバレプラン_出店料 | 出店契約の基本費用 | 課税/出店規約第12条 |
| プラン共通_楽天ペイ利用料 | 決済関連サービスの利用料 | 課税/楽天ペイ(楽天市場決済)利用規約第21条 |
| システム利用料_PC、システム利用料_モバイル | 基準売上高×適用料率による費用 | 課税/出店規約第13条 |
| システム利用料_ショップクーポン | ショップクーポンのシステム利用料 | 課税/RaCoupon利用規約第4条第7項 |
| プラン共通_ポイント付与料_PC・モバイル | 購入者へ付与したポイントに応じて店舗が負担する月ごとの料金 | 不課税/ポイント利用規約第4条 |
| スーパーアフィリエイト_成果報酬原資 | 紹介経由の売上に対する成果報酬 | 課税/アフィリエイト利用規約第7条 |
| スーパーアフィリエイト_アフィリエイトシステム利用料 | 成果報酬原資に基づく利用料 | 課税/アフィリエイト利用規約第9条 |
| 検索連動型広告(RPP)_広告掲載料 | 広告クリックに伴う費用 | 課税/RPP特約第6条 |
ここでの不課税は精算品目の表示であり、販売した商品自体の消費税区分と混同しないようにします。 ショップクーポンのシステム利用料は、クーポン利用総枚数が月間50枚までは無料で、クーポン値引額とは別に確認します。
ボーナス払い・選択制決済の入金サイクル
ボーナス一括払いは通常の月2回入金の対象外であり、取扱期間と決済確定期限の記載にも注意が必要です。
| 区分 | 入金サイクルの説明にある取扱期間 | 精算品目の説明にある決済確定期限 | 入金日 |
|---|---|---|---|
| 夏ボーナス | 12月16日~翌年6月15日 | 6月25日まで | 8月末 |
| 冬ボーナス | 7月16日~11月15日 | 11月25日まで | 翌年1月末 |
15日は取扱期間の終わり、25日は決済確定の締切という別の期限です。取扱期間を過ぎてから25日まで処理を延ばせるとは判断せず、取扱期間内に処理します。 取扱期間内に決済を完了できないと未回収リスクがあるため、早い期限を基準に対象注文を点検します。
代引きやローンなどの選択制決済は、店舗が直接契約する決済事業者から代金を受け取る仕組みです。 ただし、RSLの代引決済金は別途精算品目があるため、代引きという名称だけで入金元を決めつけません。
ポイント・サービスクーポンとキャンセルの精算
購入者のポイント利用額は店舗への入金、ポイント付与料は店舗への請求として、別々に管理します。
| 項目 | 入金・請求の扱い |
|---|---|
| 購入者が使ったポイント | 決済確定日を基準に通常サイクルで入金 |
| 通常ポイントの付与原資 | 商品ごとの税抜100円につき1ポイント、原資1円を負担 |
| ポイント付与の対象 | 税抜商品代金、送料は対象外 |
| ポイント付与・確定 | 注文日の翌朝に付与、注文日から20日目に仮から確定 |
| 注文情報の変更 | 処理翌日に対応、注文日の翌月末締め以降の変更は反映されない |
| サービスクーポン利用注文のキャンセル | 発送完了報告後はキャンセル確定日を基準にクーポン代金を返金 |
サービスクーポンの入金基準は、入金説明では発送完了報告日、精算品目の説明では決済確定日です。 同じ日付とみなさず両方を確認し、締めをまたぐ注文は、実際の精算対象期間と突き合わせます。
- システム利用料は、出店規約第13条第4項に従い、注文日の翌月末までに変更・取消を登録します。
- アフィリエイト成果報酬原資は、基準売上高の確定後に取消・変更できない点を確認します。
- 楽天ペイ利用料は、計算式の注5に従い、変更・取消が発生した月の月間決済高等で加減算します。
売上代金の返還が発生しても、すべての利用料が同じ条件で取り消されるわけではない点に注意します。
入金額が合わないときの帳票・調整金の確認手順

入金差額は、銀行明細から精算結果、対象注文、請求品目の順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
- 銀行の入金額と支払通知書を照合し、まず楽天が通知した振込額との一致を確認します。
- 企業全体の相殺結果と店舗別内訳を確認し、他店舗の請求が影響していないか調べます。
- 決済確定日で対象注文をそろえ、購入者のポイント利用額やクーポン代金も確認します。
- 相殺前の請求計算書で品目と対象期間を確認し、相殺済みの費用を重複して数えないようにします。
- 残る差額は調整金・補償の通知と照合し、対象注文番号、品目名、想定額、実際額を整理します。
| 銀行明細の振込名義 | 照合する内容 |
|---|---|
| ラクテンペイイチバ | BillPayに表示されている振込 |
| ラクテングループ(カ イチバ | 別途メールなどで個別に案内される入金 |
「楽天ペイ_調整金_決済トラブル補償」は、毎月10日の3営業日前頃に届く審査結果通知で照合します。 送信元はsupport-rms@mail.rakuten.comで、対象受注番号・補償額・入金予定日が記載されます。
| 対象ケース | 通知メールの件名 |
|---|---|
| 長期不在・受取拒否による返送 | 【楽天ペイ】補償サービスご申請の件について |
| 一部返品後の減額で決済失敗 | 【楽天ペイ】楽天ペイ補償サービスのご案内 |
チャージバックでは、決済金の請求と「楽天ペイ_調整金_チャージバック補償金」の入金が別に表示されます。 補償は審査結果によるため全額とは限らず、調整金を一律にキャンセル返金と解釈しないようにします。
自動振替口座の設定と残高不足への対応
自動振替に指定できる銀行は楽天銀行のみで、振替失敗後は再振替されないため、通知別の対応が必要です。
| 確認項目 | 条件・対応 |
|---|---|
| 法人の口座名義 | 楽天市場と契約している会社名 |
| 個人事業主の口座名義 | 楽天市場と契約している代表者名 |
| 申込後の反映 | BillPayへの反映に最大7営業日程度 |
| 振替開始 | 最短で当月末支払期限の請求分から |
| 振替日当日、楽天銀行から残高不足の通知 | 当日13:00までに振替元口座へ不足資金を入金 |
| 振替翌営業日、BillPayから失敗の通知 | 指定された振込先へ速やかに請求金額を入金 |
RMSの管理画面内の案内からBillPayへ進み、「基本情報確認/変更」で口座設定を確認します。 登録済み表示でも反映に時間差があるため、支払依頼書の「自動振替」「お振込み」の記載に従います。
振替失敗後に振替元口座へ資金を追加しても再実行されないため、指定の振込先を改めて確認します。
よくある質問(FAQ)
入金や支払いで迷ったときは、通常サイクルの対象か、相殺後の結果か、個別通知の指定かを確認します。
楽天銀行なら楽天市場の売上金は翌日入金ですか
楽天市場決済では、楽天銀行と他行で標準入金日を分ける案内はなく、通常は月2回の精算です。 実店舗決済の翌日入金とは別のサービスで、追加の早期入金条件・手数料は公開情報では確認できません。
売上金の振込手数料と楽天への支払手数料は誰が負担しますか
売上金の振込手数料と自動振替の手数料は楽天負担ですが、店舗から銀行振込で支払う場合は異なります。 銀行振込の手数料は請求金額に含まれず、利用する金融機関が定める振込手数料を店舗が負担します。
支払いが遅れて改装中になった場合はいつ解除されますか
不足分を入金すると楽天が確認後に順次対応しますが、金融機関により確認までの時間が異なります。 改装解除の時刻は案内されていないため、振込完了と同時に営業が再開するとは判断できません。
2024年以降に入金サイクルは変更されましたか
入金サイクルや振込手数料の変更日を裏付ける告知は公開情報では確認できず、変更なしとも断定できません。 2024年6月には出店料の固定費部分の見直しがありましたが、入金サイクルの変更とは区別します。
ふるさと納税プランにも同じ日程が適用されますか
ふるさと納税プランは寄付取引のため、通常店舗とは入金・請求スケジュールが異なると案内されています。 この記事の日程をそのまま当てはめず、ふるさと納税プラン向けの案内で該当する条件を確認します。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



