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JANコードの調べ方|商品名から検索・逆引き・無い場合の取得方法まで【EC店舗向け】

商品名からJANコードを調べたいなら、無料のJANコードデータベースやモール内検索が使えます。逆にJANコードから商品名やメーカーを知りたいときは、GS1公式の「Verified by GS1」や「GEPIR」で逆引きできます。そして、自社商品などでJANコードがそもそも存在しない場合は、GS1 Japanに「GS1事業者コード」を登録して自分でJANコードを作ります。この記事は、楽天市場などECの店舗運営者・商品登録担当者向けに、①商品名からの検索、②JANからの逆引き、③無い場合の取得、④モール登録での使われ方、を実務目線で一気に整理します。
JANコードとは(GTIN-13/GTIN-8)
JANコードは、商品を識別するための日本の共通商品コードです。国際的にはGTIN(ジーティン)と呼ばれ、EAN(欧州)と同じ体系です。バーコードの下に並ぶ数字がJANコードにあたります。
桁数は2種類あります。
| 種類 | 桁数 | 使われ方 |
|---|---|---|
| 標準タイプ | 13桁(GTIN-13) | 一般的な商品。多くの商品はこちら |
| 短縮タイプ | 8桁(GTIN-8) | 小さすぎて13桁が印字できない商品 |
13桁は「GS1事業者コード(メーカーを表す)+商品アイテムコード(商品ごと)+チェックデジット(誤読防止の1桁)」で構成されます。同じ商品には世界で1つのJANコードが対応するのが原則で、店舗が勝手に採番したり、他社のコードを流用したりはできません。
① 商品名からJANコードを調べる(無料の方法)

手元に商品名や型番はあるがJANコードが分からない、というときの調べ方です。上から順に試すと早く見つかります。
| 方法 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| JANコードデータベース(jancode.xyz等) | 商品名・キーワードでJANを検索できる無料DB | 型番が分かる既製品 |
| モノサーチなどのリサーチツール | 商品名からJAN・ASIN・価格推移まで取れる | 相場やモール横断で調べたい |
| Amazon・楽天の検索窓 | 商品ページにJAN/型番が載っていることがある | モールで売られている商品 |
| Verified by GS1(GS1公式) | ブランドオーナーが登録した正規情報を確認 | 正確なメーカー情報が欲しい |
無料データベースは、あくまで登録・収集された範囲での検索です。新商品・マイナー商品・自社オリジナル商品は載っていないことがあります。見つからない=存在しない、ではありません。
② JANコードから商品名・メーカーを逆引きする
バーコードの数字は分かるが、それが何の商品か・どこのメーカーかを知りたい、という逆方向の調べ方です。
- Verified by GS1: GS1が運営する公式データベース。ブランドオーナー自身が登録した商品名・ブランド・画像などを、JANコード(GTIN)から確認できます。無料です。
- GEPIR(ゲピア): GS1事業者コードや事業者名から、その事業者を相互に検索できる公式サービス。「このコードはどこの会社のものか」を確認するのに向きます。
- JANコードデータベース: JANコード番号から商品を検索できる民間サイト。手軽ですが、収録範囲に依存します。
先頭の数字(プレフィックス)である程度の国・地域も分かります(日本のGS1事業者コードは「45」または「49」で始まります)。ただし、これは「コードを管理する国」であって「製造国」ではない点に注意してください。
③ JANコードが無い商品にコードを付ける(GS1事業者コードの取得)
自社製造品・OEM・オリジナルブランドなど、まだJANコードが存在しない商品を売る場合は、店舗(事業者)がJANコードを新しく作る必要があります。そのためにGS1 Japan(一般財団法人流通システム開発センター)に「GS1事業者コード」を登録します。
取得の流れ(大枠)
- GS1 Japanのサイトでメールアドレスを登録する
- 届いたURLから必要事項を入力して申請する
- 登録申請料を支払う(コンビニ・Pay-easy・銀行振込など)
- 入金確認後、通常3営業日以内にメールでGS1事業者コードが通知される
- 事業者コードに商品アイテムコードとチェックデジットを組み合わせて、商品ごとのJANコードを自分で採番する
費用の目安(年間売上高で決まる)
登録申請料は「初期申請料+登録管理費」で、事業者全体の年間売上高と支払年数(1年または3年)で変わります。小規模なEC事業者に多い区分は次のとおりです(いずれも消費税込み。金額・区分は改定され得るため、申請前にGS1公式で最新を確認してください)。
| 年間売上高 | 3年払いの合計 | 1年払いの合計 |
|---|---|---|
| 1億円未満 | 27,500円(初期11,000+管理費16,500) | 17,050円 |
| 1億円以上〜10億円未満 | 42,900円(初期22,000+管理費20,900) | 29,700円 |
GS1事業者コードには有効期限(1年または3年)があり、継続利用には更新が必要です。有効期限の1〜2か月前に更新申請書が届きます。更新を忘れるとコードが失効し、そのコードで採番したJANコードが使えなくなるため、店舗の年間タスクとして管理してください。なお、かつて一部の商工会議所でも受付されていましたが、現在はGS1 Japanへの直接申請が基本です。
チェックデジットは手計算しない
JANコードの末尾1桁はチェックデジットで、入力・読み取り誤りを検出するための数字です。事業者コードと商品アイテムコードから計算で求まりますが、手計算すると1桁ずれて別商品のコードになりかねません。GS1 Japanに公式の自動計算フォームがあるので、それを使ってください。なお「計算式どおりの数字を作ればJANになる」わけではなく、GS1から貸与された事業者コードを使っていなければ正規のJANコードにはなりません。
④ モール出品でのJANコードの使われ方
JANコードは、モールの商品登録で「どの商品か」をシステムに伝える鍵になります。モールごとに扱いが違うため、登録担当は押さえておいてください。
楽天市場
商品登録の項目としてJANコード/製品番号を入れる欄があります。正しく入れると、価格比較や検索での商品同定に役立ちます。既製品を扱う場合はメーカーのJANを、自社商品なら取得したJANを入力します。
Amazon(相乗り出品と製品コード免除)
Amazonは1商品1カタログが原則で、既存カタログに出品する「相乗り出品」では、JANコード(製品コード)で既存カタログに紐付けて出品します。一方、オリジナル商品・OEM・ノーブランド品などJANが無い商品は、「製品コード免除(GTIN免除)申請」で出品できます。
製品コード免除のポイントは次のとおりです。
- 大口出品者であること・対象商品が新品であることが条件
- 申請は無料で、問題なければ短時間(例: 48時間以内)で承認される
- ブランド名×商品カテゴリのセットで承認されるため、別カテゴリに出すには追加申請が必要
「JANを取得する」か「免除申請で出す」かは、販売戦略で選びます。将来的に他モールや卸にも広げるなら正規のJAN取得が無難で、Amazon単体で完結するならまず免除申請、という整理が実務的です。
JANコードと「型番」は別物
モール登録では「JANコード」と「メーカー型番」の欄が分かれていることがあります。JANは世界共通の識別コード、型番はメーカーが自社の管理用に付ける番号です。既存カタログへの相乗りや商品同定では型番の入力を求められる場面もあるため、両方を商品マスタに控えておくと登録がスムーズです。
商品情報の「正確さ」が問われる時代へ(2026年4月・産業横断レジストリー)
2025〜2026年に、JANコードの基本体系(GTIN-13/GTIN-8・チェックデジット・GS1事業者コード)そのものが廃止・大幅変更された事実はありません。今もこの体系が基本です。
一方で、2026年4月にGS1 Japanが「産業横断レジストリー」の提供を開始しました。これは、メーカー・卸・小売の間で年間30万人月(経済産業省調べ)ともいわれる商品情報のやり取りの手間を減らすため、経済産業省とも連携して作られた仕組みです。GTIN(JANコード)をキーに、商品名・ブランド・内容量・サイズ・画像・原産国など基本56項目を統一フォーマットで取引先に届けられるようになります。
店舗運営者への含意はシンプルです。これからは「JANコードを付けて終わり」ではなく、そのJANに紐づく商品マスタ情報(正式名称・内容量・画像・販売終了情報など)を正確に維持することの価値が高まります。自社商品を扱うなら、JAN取得とあわせて商品情報の整備も進めておくと、将来の取引先連携で有利になります。
注意点・よくある失敗
- 他社・借り物のJANコードを流用する:同じ商品には世界で1つのコードが原則。流用は同定エラーや規約違反のもと
- 無料DBに無い=存在しないと誤解する:新商品・自社品は未収録なだけのことが多い
- チェックデジットの計算ミス:手入力で1桁ずれると別商品になる。ツールで自動計算する
- GS1事業者コードの更新忘れ:失効するとJANが無効化される。期限を年間管理する
- 13桁と8桁を取り違える:登録欄の桁数指定に合わせる
- 製品コード免除をカテゴリ横断で使えると思い込む:Amazonはブランド×カテゴリ単位
FAQ
商品名からJANコードは無料で調べられますか?
JANコードデータベースやモノサーチなどの無料サービス、Amazon・楽天の商品ページ、GS1公式のVerified by GS1で調べられます。ただし収録範囲に依存し、新商品・自社商品は見つからないことがあります。
JANコードから会社名や商品名は分かりますか?
GS1公式のVerified by GS1(商品情報)やGEPIR(事業者情報)で逆引きできます。民間のJANコードデータベースでも商品名を調べられますが、収録範囲によります。
自分の商品にJANコードを付けるにはどうすればいいですか?
GS1 Japanに「GS1事業者コード」を登録し、そのコードを元に商品ごとのJANコードを採番します。申請から通常3営業日程度で事業者コードが通知され、費用は年間売上高で変わります(1億円未満なら初期11,000円+管理費16,500円が目安)。
AmazonはJANコードが必須ですか?
原則は必要ですが、オリジナル商品などJANが無い場合は「製品コード免除(GTIN免除)申請」で出品できます。大口出品者・新品などの条件があり、ブランド名×カテゴリ単位で承認されます。
JANコードの取得費用は毎年かかりますか?
GS1事業者コードには有効期限(1年または3年)があり、更新のたびに更新申請料がかかります。更新しないとコードが失効するため、期限管理が必要です。
まとめ
JANコードは、商品を世界で一意に識別する共通コードです。調べる(商品名→JAN)なら無料DBやモール検索とVerified by GS1、逆引き(JAN→商品・事業者)ならVerified by GS1とGEPIR、無い場合はGS1事業者コードを取得して自分で採番します。EC店舗では、既製品はメーカーのJANを正しく登録し、自社商品はJAN取得かAmazonの製品コード免除申請かを販売戦略で選ぶのが実務の分岐点です。GS1事業者コードは有効期限つきなので、更新忘れによる失効だけは避けてください。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



