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最終更新: 2026.10.24

NotebookLMの情報漏洩を防ぐには|店舗資料の選別・共有範囲・利用条件を確かめる

NotebookLMの情報漏洩を防ぐには|店舗資料の選別・共有範囲・利用条件を確かめる

NotebookLM(Gemini Notebook)のデータの扱いは、個人のGoogleアカウントと、対象のWorkspace契約で異なります。 情報漏洩リスクは学習の条件だけでなく、共有設定の誤りと、入れてはいけない資料の投入からも生じます。 店舗の運用では、顧客の個人情報・注文データ・契約・IDやパスワードを入れない方針を勧めます。確認日:2026年10月23日。

個人版とWorkspace版の違い

NotebookLMを契約とアカウント別に確認する比較表。個人のGoogleアカウントは、フィードバックを送らない限り基盤モデルの学習に直接使用しない、フィードバック送信時は関連資料や会話が確認対象になる、管理者の制御は個人利用の設定が中心、共有は個別共有や公開リンクを利用できる。企業向け保護が適用されるWorkspace契約は、アップロード・質問・回答を学習に使用せず、評価を送信しても人間のレビュアーが確認せず、管理者が利用者の有効・無効や外部共有・一般公開を管理でき、共有は管理者が許可した範囲に限られる。無料・有料の区分だけで判断せず、実際の契約名と利用者のライセンスを照合するよう促している

学習と人による確認の条件は、無料・有料という区分だけで判断せず、契約とアカウント別に確認します。

Googleは2026年7月16日、Gemini Notebookへの名称変更を発表しました。この記事では、従来の名称に合わせてNotebookLMと表記します。

確認項目個人のGoogleアカウント企業向け保護が適用されるWorkspace契約
学習フィードバックを送信しない限り、コンテンツを基盤モデルの学習に直接使用しませんアップロード・質問・回答を生成AIモデルの学習に使用しません
人による確認フィードバック送信時に、関連する資料や会話が確認対象になります評価を送信した場合も、対象のアップロード・質問・回答を人間のレビュアーが確認しません
管理者の制御個人利用の設定が中心利用者の有効・無効、外部共有、一般公開などを管理できます
共有個別共有や公開リンクを利用できます管理者が許可した範囲で共有できます

学習・レビューの条件は、Googleの専用プライバシー説明に基づきます。

Business Starter・Standard・Plusなどは、企業向け保護のあるコアサービスの区分です。一方、Workspace Individual・Essentials Starter・Cloud Identityなどは追加サービスの区分に掲載されています。

仕事用メールアドレスでログインしていても、同じ保護が適用されるとは限りません。管理担当者は、実際の契約名と利用者のライセンスを照合してください。

フィードバック送信時の情報漏洩対策

個人版では、評価欄に書く文章だけでなく、関連資料も収集されることを前提に運用を決めます。

確認項目個人版のフィードバックに関する公式説明
収集対象プロンプト、ソース、アップロード、回答、生成物などの関連コンテンツ
Geminiの会話ノートブックのコンテキストに含まれる会話も対象
アクティビティ設定Geminiアプリのアクティビティがオフでも、関連する会話を含みます
人による確認特別なトレーニングを受けたチームが確認します
保存期間レビュー済みの内容は、アカウントとの関連付けを解除して最長3年間保存されます

店舗の運用としては、機密情報を含む個人版ノートブックから評価を送らないルールを勧めます。アカウントとの関連付けの解除は、資料本文に残る顧客名の消去を保証する説明ではありません。

また、Workspace所有のノートブックでも、共有先の個人アカウントが評価を送ると、問題評価のためにコンテンツが収集されます。作成者の契約に加え、外部スタッフが使うアカウントの種類も確認してください。

共有権限と公開リンクの確かめ方

共有設定の誤りは、学習の有無とは別に生じる情報漏洩リスクです。共有前には、相手が見られる資料と再共有の権限を確認し、公開リンクの有無まで点検します。

権限・設定相手ができることと注意点
閲覧者共有されたソース資料とメモを読み取れます
編集者ソース・メモの追加や削除に加え、他の利用者へ再共有できます
チャットビュー資料を非表示にしますが、基本的なアクセス権を完全には取り消しません
コピーを許可ソースやStudioの生成物を含むノートブックを複製できます
コピーを不許可全体の複製を制限しますが、アクセス可能な内容のコピーまでは防げません

対象のノートブックの共有設定で、次の順に確認してください。

  1. 「共有」を開き、登録されたメールアドレスと権限を確認します。
  2. 閲覧だけでよい担当者は閲覧者とし、編集者は必要な人に限定します。
  3. アクセスが「リンクを知っている全員」になっていないか確認します。
  4. 店舗内の手順書は「制限付き」を基本とし、必要な相手へ個別に共有します。
  5. 「コピーを許可」の設定を確認し、必要性を判断してから保存します。
  6. 公開を取り消した場合は、以前のリンクからアクセスできないことも確認します。

公開ノートブックの閲覧にはGoogleアカウントへのログインが必要です。

一方、一般公開したノートブックの音声解説やレポートなどは、共有リンクからログインせず閲覧できます。生成物だけを渡す場合も、公開範囲と内容の両方を確認してください。Googleの共有・生成物の説明

入れる前に決めておくこと

「文書で決めます」として、NotebookLM導入前に決めておく項目を並べた図。入れてよい資料(公開商品情報、公開済みの返品案内、承認済みの教育用手順書)と入れない資料(顧客情報、注文CSV、配送先一覧、契約書、個別見積書)、非公開の取引情報(仕入れ値、原価表、掛け率は投入対象から外す)、認証情報(ID・パスワード、APIキー・認証コードは入れず画像や操作動画への映り込みも調べる)、共有の範囲、退職者・契約終了者への対応、責任者による棚卸しを示す。新人教育では架空の注文や問い合わせを使い、店舗向けの運用案はGoogleや楽天市場が定めた一律の入力基準ではないと注記

店舗では、登録する資料・共有相手・責任者・利用終了時の処理を、追加作業の前に文書で決めます。

以下は店舗向けの運用案であり、Googleや楽天市場が定めた一律の入力基準ではありません。

決める項目店舗でのルール案登録前・点検時の確認
入れてよい資料公開商品情報、公開済みの返品案内、承認済みの教育用手順書現行版か、取り込み・共有する権利があるか
入れない資料顧客情報、注文CSV、配送先一覧、契約書、個別見積書原本を登録せず、必要な説明を架空事例で作る
非公開の取引情報仕入れ値、原価表、掛け率を投入対象から外す教育用の計算には架空の金額を使う
認証情報ID・パスワード・APIキー・認証コードを入れない画像や操作動画に映っていないかも調べる
共有の範囲業務に必要な担当者へ個別共有する外部共有の承認者と編集権限を決める
退職者・契約終了者引き継ぎ後に共有とアカウント利用を解除するグループ所属や個人アカウントへの共有も確認する
棚卸し責任者が資料・共有・生成物を点検する改定、異動、退職、委託終了時にも見直す

「返品処理の手順書」でも、画像に配送先が写っていれば、そのまま教育用には使えません。原本とは別に、登録を承認した版を用意してください。

氏名を消しても、注文番号や問い合わせ内容から本人を特定できる場合があります。新人教育では、実在する注文を加工するより、架空の注文や問い合わせを使う方法を勧めます。

Workspaceの外部共有と管理機能の注意点

Workspaceでも外部共有は可能なため、管理者の設定とNotebookLM固有の制約を確認します。

2026年9月10日から、外部共有を詳細に制御する管理機能の導入が発表されています。外部共有は初期設定でオフとされ、許可ドメインへの限定や一般公開も管理できます。

管理する内容公式に確認できる仕様
外部共有オフ組織外への共有を禁止します
許可ドメインに限定指定ドメイン内の個別アカウントに共有できます
外部共有オン任意の外部メールアドレスへ共有できます
一般公開もオンリンクを知っている人への公開が可能になります
設定の反映最長24時間かかる場合があります
Workspace DLPNotebookLMとは統合されていません
データリージョン組織のDriveの設定はNotebookLMデータに適用されません

「Workspaceなら社外共有できない」という古い説明を、現在の判断に使わないでください。事故時は管理設定の変更に加え、対象ノートブックの共有も解除します。Googleの共有管理説明

退職者の権限解除と資料の棚卸し

退職・異動・委託終了時は、資料の引き継ぎを確認してから、共有先と管理対象アカウントを整理します。

  1. 本人が所有・利用するノートブックと、元資料・生成物の保存先を確認します。
  2. 後任が必要な資料を参照できるか、実際のアクセスで確かめます。
  3. 共有先や共有グループから対象者を外し、管理対象アカウントを停止します。
  4. 公開リンク、個人アカウントへの共有、別途作成されたコピーを確認します。
  5. 台帳に責任者・資料の版・共有相手・削除や差し替えの結果を残します。

ノートブックのコピーには、個人のチャット履歴とユーザー作成メモが含まれません。コピー先は元と同期しないため、複製できただけで引き継ぎ完了としないでください。

また、書き出したGoogleドキュメントやスプレッドシートには、元の共有権限が引き継がれません。棚卸しでは、書き出し先のファイルも別に点検します。

誤って入れたときの共有停止と削除手順

誤投入に気づいたら責任者へ報告し、共有を止めながら、資料・履歴・生成物の保存先を確認します。

  1. 対象URL、投入時刻、情報の種類、共有相手を必要な範囲で記録します。
  2. 公開リンクを「制限付き」に戻し、不要な個別共有を解除します。
  3. 対象ソースを削除し、必要に応じてノートブック自体も削除します。
  4. 情報を含むメモ・音声・レポート・チャット履歴を個別に確認します。
  5. コピーや書き出し先の管理者へ連絡し、削除などの対応を依頼します。
  6. パスワードやAPIキーを入れた場合は、削除と併せて変更・失効を行います。
保存場所削除時の注意点
チャット履歴チャットパネルのその他メニューから「チャットの履歴を削除」を選びます
Geminiの会話Gemini側でも管理・削除します
Driveの元資料NotebookLM側とは別に保管要否を判断します
共有相手のコピー共有解除だけで回収できたとは判断しません

ノートブックを削除しても、Geminiの会話はメインのチャット一覧に戻る仕様です。逆に、Geminiのアクティビティを削除しても、NotebookLMのデータは削除されません。

削除後の保存期間と公式説明の食い違い

画面から削除した状態と、バックアップを含むシステム上の消去完了は、分けて確認する必要があります。

区分公開されている削除・保存の条件
Google全般の削除処理通常は約2か月で、暗号化バックアップに最長6か月残る場合があります
対象Workspace契約契約期間中に顧客が復元不能にしたデータを、合理的に可能な限り速やかに最長180日以内で削除します
個人版のレビュー済みフィードバック関連内容をアカウントから切り離して最長3年間保存します

Workspaceの期間は、データ処理追加条項の第6.1項に基づき、法令による保存の例外があります。Google全般の期間は、NotebookLMの各資料に対する個別の削除保証ではありません。

また、調査資料には次のような公式説明の食い違いがあります。

項目食い違いと店舗での対応
チャットの保持専用ヘルプは保持すると説明し、Workspaceの説明にはセッション終了後は保持しない旨があります。保存される前提で扱います
Gemini会話を含む共有共有できない説明と、共有時は共同編集者にも表示される説明が併存します。機密会話を混在させません

これらの適用範囲を統一して判断できる説明は、公開情報では確認できません。ソース削除に伴い、全生成物や外部コピーも自動消去される保証も、公開情報では確認できません。

個人情報保護委員会の注意喚起と漏洩時の報告

顧客情報の入力は、学習されない条件だけで許可せず、利用目的と提供元の取扱いも確認します。

個人情報保護委員会は、入力が特定した利用目的の達成に必要な範囲か、十分な確認を求めています。本人同意なく入力した個人データが回答以外の目的で扱われると、法違反になる可能性も示しています。

提供者が機械学習に利用しないことなども、確認すべき事項です。個人情報保護委員会の注意喚起

誤投入がすべて法定報告の対象になるわけではなく、情報の内容と漏えい等のおそれを調べます。

主な報告対象判断する内容
要配慮個人情報要配慮個人情報を含む個人データの漏えい等、またはそのおそれ
財産的被害不正利用により財産的被害が生じるおそれ
不正目的の行為不正目的で行われたおそれのある行為による漏えい等
対象人数本人の数が1,000人を超える個人データの漏えい等、またはそのおそれ

該当する場合、速報は速やかに行い、目安は事態を知ってから概ね3~5日以内です。確報は原則30日以内、不正目的の行為による事態は60日以内で、本人通知も必要になります。

よくある質問(FAQ)

店舗で迷いやすい点は、契約の保護条件と、入力・共有・削除の運用を分けて判断すると整理できます。

NotebookLMの情報漏洩リスクはどこにありますか?

店舗で確かめたいのは、評価の送信、共有と公開リンク、投入する資料の三つです。個人版で評価を送ると関連資料も確認対象になり、共有した相手には元の資料まで読まれます。顧客情報や注文データを最初から入れなければ、どの経路でも漏れる内容を減らせます。

無料版に入れた資料はすべて学習されますか?

フィードバックを送信しない限り、基盤モデルの学習に直接使用しないと説明されています。ただし、評価の送信時は関連資料も収集されるため、投入資料の選別が必要です。

Workspaceなら顧客情報を入れても安全ですか?

学習・レビューに関する保護があっても、顧客情報を一律に入力してよいとは判断できません。店舗の基本ルールとして、顧客情報や注文データを投入対象から外す方法を勧めます。

閲覧者なら元の資料は見られませんか?

閲覧者にも、共有されたソース資料とメモへの読み取り権限が付与される仕組みです。チャットビューで資料を隠しても、アクセス権を完全に失わせることはできません。

コピーを禁止すれば持ち出しを防げますか?

ノートブック全体の複製は制限できますが、アクセス可能な内容のコピーまでは防げません。共有相手に渡せる資料だけで、ノートブックを構成する必要があります。

資料を削除すれば情報漏洩対策は終わりですか?

履歴・生成物・Geminiの会話・書き出し先・共有相手のコピーも、個別に確認する必要があります。個人データが含まれていた場合は、報告と本人通知の要否も責任者が判断します。

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楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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西尾 勝太

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金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

「現場で結果を出す人が、もっと創造的な仕事に時間を使えるように」

その思いから、売れるECの方程式にAIを掛け合わせたEC特化型AIエージェント「ラクリプ」を開発。

いまも一人のプレイヤーとして店舗に立ちながら、ECに携わる事業者の「次の一手」に伴走し続けている。

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CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは導入実績415社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000+ユーザーが利用中

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03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
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07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000+ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

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私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

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西尾 勝太

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