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最終更新: 2026.07.19

楽天のバナーの作り方|サイズ・構図・配色の基本

楽天のバナーの作り方|サイズ・構図・配色の基本

楽天のバナーは、「目的を1つに絞る→情報を整理する→レイアウト→配色→フォント」の順で作ると、初心者でも見やすく仕上がります。いきなり装飾から入るとごちゃごちゃになりがちなので、最初に「このバナーで何をクリックさせたいか」を決めるのが近道です。

この記事では、店舗トップ・商品ページ・セール用のバナーを自作したい方に向けて、サイズの目安・構図・配色・フォントの基本を、手順とNG例に分けて解説します。あわせて、混同しやすい「商品画像1枚目のガイドライン」との違いも整理します。

楽天のバナーの作り方(全体の流れ)

まず全体像です。バナー作成は次の5ステップで進めると迷いません。

  1. 目的を1つに決める:セール告知なのか、特集ページへの誘導なのかを絞る
  2. 情報を整理する:載せる要素を厳選し、主役(見せたいもの)を決める
  3. レイアウトを組む:整列・視線の流れ・余白で要素を配置する
  4. 配色を決める:主役を引き立て、文字が読める色の組み合わせにする
  5. フォントを整える:読める大きさと書体で、背景とのコントラストを確保する

この順番が大事な理由は、土台(目的と情報整理)が決まる前に見た目を作り込むと、あとで全部やり直しになるからです。以下、各ステップを掘り下げます。

バナーの目的を1つに絞る

1枚のバナーに役割を詰め込みすぎると、結局どれも伝わりません。「1バナー=1メッセージ」が基本です。

たとえば同じセールでも、次のように目的が違えば作りも変わります。

バナーの目的主役にする要素添える情報
セール開始を知らせる割引率・セール名期間・対象
特集ページへ誘導する特集のキービジュアルひとことのキャッチ
目玉商品を推す商品写真価格・ポイント

最初に目的を決めておくと、「この情報は載せる/載せない」の判断が一気に楽になります。迷ったら要素を減らすのが、見やすいバナーへの最短ルートです。

情報を整理して優先順位をつける

目的が決まったら、載せる情報に優先順位をつけます。人の目は一度にたくさんの情報を追えないので、主役を1つ、脇役を1〜2つまでに絞ると読みやすくなります。

情報の優先順位は、次の3段階で考えると整理しやすいです。

  1. 一番伝えたいこと(主役):最も大きく・目立たせる(例:「全品50%OFF」)
  2. 補足(脇役):主役を支える情報(例:期間・対象カテゴリ)
  3. 細かい注記:小さく添える程度でよい情報(例:一部対象外の但し書き)

この差をサイズと配置ではっきりつけると、見た人が「何のバナーか」を一瞬で理解できます。逆に、全部を同じ大きさで並べると、どれも埋もれて主役が消えます

バナーの構図・レイアウトの基本

バナーの構図・レイアウトの基本(整列・余白・視線の流れ)の図

構図で押さえるのは「整列」「視線の流れ」「余白」の3つです。

整列でそろえる

要素をバラバラに置かず、左揃え・中央揃え・右揃えのどれかに統一します。文字も写真も同じ基準線でそろえるだけで、素人っぽさが一気に消えます。

  • 左揃え:文章量が多いとき、読ませたいときに向く
  • 中央揃え:短いキャッチをどんと見せたいときに向く
  • 右揃え:写真を左に置き、文字を右にまとめたいときに向く

1枚のバナーの中で揃え方を混在させると散らかるので、基本は1つの揃え方に統一します。

主役を大きく、余白も味方にする

主役の商品やキャッチは、思い切って大きく配置します。空いたスペースは、主役を伸びやかに見せるために使いましょう。

一方で、あえて余白をたっぷり取ったシンプルなレイアウトも有効です。情報が詰まった楽天のページの中では、余白のあるバナーがかえって目立つことがあります。「隙間なく埋める」のが正解とは限りません。

視線が集まる場所に文字を重ねない

写真には、見た人の視線が自然に集まる場所があります。たとえば風景写真なら地平線、商品写真なら商品そのものです。

この「見たい部分」に文字を重ねると、見る人はストレスを感じます。 文字は視線が集まる場所を避け、背景がすっきりした位置に置くのが基本です。切り抜き写真なら位置や大きさを自由に調整できるので、文字スペースを確保しやすくなります。

バナーの配色の基本

バナーの配色とコントラストの基本(色相環・良い例/悪い例)の図

配色は「色相環」を土台にすると考えやすくなります。色相環とは、赤・黄・青の基本3色に、それらを混ぜた橙・緑・紫(等和色)を加え、さらにその間の色を足して輪のように並べたものです。

色が与える印象を利用する

色にはそれぞれイメージがあります。バナーの目的やお店の雰囲気に合わせて選びましょう。

与えやすい印象向いている場面の例
赤・オレンジ活発・お得・緊急セール・タイムセール告知
安全・信頼・清潔安心感を伝えたい商材
健康・自然食品・ナチュラル系
金・こげ茶高級・上質ギフト・高価格帯

同じ色でも、明るいトーンは軽やかで優しい印象、鮮やかなトーンは元気で活発な印象、暗いトーンは落ち着いた渋い印象になります。「何色か」だけでなく「どのトーンか」まで意識すると、狙った雰囲気に近づきます。

コントラストで主役を目立たせる

色の差(明暗・鮮やかさの差)が大きいほど、その要素は手前に飛び出して見えます。主役と背景のコントラストを強くすると、自然と目が主役に向かいます。

逆に、背景と主役の色が近いと、要素が背景に溶けて見えにくくなります。使う色は主役・背景・アクセントの3色程度に絞ると、まとまりと目立ちを両立しやすくなります。

バナーのフォント・文字の可読性

どれだけデザインが良くても、文字が読めなければバナーの意味がありません。 可読性は次の3点で決まります。

  1. 文字サイズ:スマホで縮小表示されても読める大きさにする
  2. 背景とのコントラスト:文字色と背景色の明暗差をはっきりつける
  3. 書体の選び方:主役の見出しは太めで視認性の高い書体にする

とくに注意したいのが、背景と文字の色が近いケースです。こげ茶の背景に濃い文字、写真の上に同系色の文字などは読みにくくなります。文字色を変える、文字の下に帯(仕切りの色)を敷く、フチや影をつける、といった対策で読みやすくなります。

書体は1枚のバナーで2種類までに抑えると、統一感が出ます。飾りの強い書体を多用すると、かえって読みにくく安っぽく見えるので注意しましょう。

楽天バナーのサイズの基本(店舗トップ・商品ページ・セール用)

楽天RMSはHTMLでバナーを自由に配置できるため、「必ずこのサイズ」という決まりは1つではありません。 店舗のデザインや配置枠によって変わります。ここでは一般的な目安として、用途別の考え方を整理します。

用途役割サイズの考え方(目安)
店舗トップの大バナーメインビジュアル・第一印象横幅いっぱいの大きめ。情報を絞りインパクト重視
特集・カテゴリ誘導バナー回遊を促すトップ幅を2〜3分割した中サイズ
商品ページ内バナークロスセル・キャンペーン告知小〜中サイズ。本文の邪魔をしない範囲
セール用バナー期間限定の訴求用途に応じて可変。割引率を主役に大きく

サイズを決めるときのポイントは次の2つです。

  • スマホ表示を前提にする:縮小されても主役の文字が読める情報量にする
  • 配置枠に合わせる:RMSのどの枠に置くかで最適な縦横比は変わる

大きいバナーほど情報を載せたくなりますが、サイズが大きくても要素を詰め込みすぎると読みにくくなります。 大バナーこそ「1メッセージ」を意識しましょう。

なお、バナーに使う写真そのものの作り方は「[商品画像の作り方](https://rakurip.com/ec/rakuten-gazou-tsukurikata/)」もあわせてご覧ください。

バナー作成でやりがちなNG例

初心者がつまずきやすいポイントを、NGと改善の対で整理します。

NG例なぜダメか改善の方向
情報を詰め込みすぎる主役が埋もれて何も伝わらない要素を減らし主役を1つに絞る
全部を同じ大きさにする優先順位が伝わらない主役を大きく、脇役を小さく
揃え方がバラバラ散らかって素人っぽく見える左・中央・右のどれかに統一
背景と文字が同系色文字が読めない色を変える・帯やフチをつける
写真の主役に文字を重ねる見たい部分が隠れてストレス文字は背景がすっきりした位置へ
色数が多すぎるまとまらず安っぽい主役・背景・アクセントの3色程度に

多くの失敗は、「引き算」で解決します。うまくいかないときは、足すより先に減らせないかを考えてみてください。

商品画像ガイドラインとバナーは別物(20%ルールの誤解に注意)

楽天のバナー作りでよくある誤解が、「商品画像1枚目のガイドライン」がバナーにも適用されると思い込むことです。ここは明確に分けて理解しましょう。

楽天の商品画像登録ガイドラインは、検索結果に並ぶ商品画像の1枚目(メイン画像)が対象です。主なルールは次のとおりです。

  • テキスト要素(文字・ロゴ・アイコン等)は画像全体の20%以内に収める
  • 判定方法:画像を縦10×横10の100区画に分け、テキストが重なる区画を20区画(20%)以内にする
  • 画像に枠線をつけない
  • 背景は、または商品の使用シーンがわかる写真背景にする

一方、店舗ページ内に貼るバナー(販促画像)は、このガイドラインの対象外です。文字量・配色・枠線は基本的に自由に設計できます。つまり、

  • 商品画像の1枚目 … 20%ルールなどガイドラインを厳守
  • バナー(販促画像) … 目的に合わせて自由にデザインしてよい

という住み分けです。この違いを取り違えると、「バナーなのに文字を20%以内に抑えなきゃ」と不要な制約で悩むことになります。商品画像1枚目のルールの詳細は「[画像登録ルール](https://rakurip.com/ec/rakuten-gazou-rule/)」で確認できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 楽天のバナーに決まったサイズはありますか? A. 商品画像1枚目のような明確な規定はありません。RMSでHTMLとして自由に配置できるため、店舗トップの大バナーは横幅いっぱい、誘導バナーは中サイズ、といった目安で用途に合わせて決めます。スマホでも文字が読めるかを基準にすると失敗しにくいです。

Q. バナーの文字も20%以内にしないといけませんか? A. いいえ。20%以内のテキストルールは、検索結果に並ぶ商品画像の1枚目に対するものです。店舗ページ内のバナーは対象外なので、文字量は目的に合わせて自由に決められます。

Q. 色は何色まで使ってよいですか? A. 明確な上限はありませんが、主役・背景・アクセントの3色程度に絞るとまとまりと目立ちを両立しやすくなります。色数が多いほど散らかって見えるので、迷ったら減らす方向で調整します。

Q. 文字が読みにくくなってしまいます。どうすればいいですか? A. 背景と文字の明暗差(コントラスト)が足りない可能性が高いです。文字色を変える、文字の下に帯を敷く、フチや影をつける、といった対策で読みやすくなります。写真の上に文字を置くときは、背景がすっきりした位置を選びましょう。

Q. デザインが素人っぽく見えます。まず何を直せばよいですか? A. 要素の「揃え」と「引き算」から見直すのが効果的です。左・中央・右のどれかに揃え方を統一し、載せる情報を主役1つに絞るだけで、印象は大きく変わります。

Q. セール用バナーと通常バナーで作り方は変わりますか? A. 基本の手順は同じですが、セール用は割引率やセール名を主役に大きくし、赤やオレンジなど「お得・緊急」を感じさせる色を使うと訴求しやすくなります。期間や対象は脇役として添えます。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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