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楽天のバナーの作り方|サイズ・構図・配色の基本

楽天のバナーは、「目的を1つに絞る→情報を整理する→レイアウト→配色→フォント」の順で作ると、初心者でも見やすく仕上がります。いきなり装飾から入るとごちゃごちゃになりがちなので、最初に「このバナーで何をクリックさせたいか」を決めるのが近道です。
この記事では、店舗トップ・商品ページ・セール用のバナーを自作したい方に向けて、サイズの目安・構図・配色・フォントの基本を、手順とNG例に分けて解説します。あわせて、混同しやすい「商品画像1枚目のガイドライン」との違いも整理します。
楽天のバナーの作り方(全体の流れ)
まず全体像です。バナー作成は次の5ステップで進めると迷いません。
- 目的を1つに決める:セール告知なのか、特集ページへの誘導なのかを絞る
- 情報を整理する:載せる要素を厳選し、主役(見せたいもの)を決める
- レイアウトを組む:整列・視線の流れ・余白で要素を配置する
- 配色を決める:主役を引き立て、文字が読める色の組み合わせにする
- フォントを整える:読める大きさと書体で、背景とのコントラストを確保する
この順番が大事な理由は、土台(目的と情報整理)が決まる前に見た目を作り込むと、あとで全部やり直しになるからです。以下、各ステップを掘り下げます。
バナーの目的を1つに絞る
1枚のバナーに役割を詰め込みすぎると、結局どれも伝わりません。「1バナー=1メッセージ」が基本です。
たとえば同じセールでも、次のように目的が違えば作りも変わります。
| バナーの目的 | 主役にする要素 | 添える情報 |
|---|---|---|
| セール開始を知らせる | 割引率・セール名 | 期間・対象 |
| 特集ページへ誘導する | 特集のキービジュアル | ひとことのキャッチ |
| 目玉商品を推す | 商品写真 | 価格・ポイント |
最初に目的を決めておくと、「この情報は載せる/載せない」の判断が一気に楽になります。迷ったら要素を減らすのが、見やすいバナーへの最短ルートです。
情報を整理して優先順位をつける
目的が決まったら、載せる情報に優先順位をつけます。人の目は一度にたくさんの情報を追えないので、主役を1つ、脇役を1〜2つまでに絞ると読みやすくなります。
情報の優先順位は、次の3段階で考えると整理しやすいです。
- 一番伝えたいこと(主役):最も大きく・目立たせる(例:「全品50%OFF」)
- 補足(脇役):主役を支える情報(例:期間・対象カテゴリ)
- 細かい注記:小さく添える程度でよい情報(例:一部対象外の但し書き)
この差をサイズと配置ではっきりつけると、見た人が「何のバナーか」を一瞬で理解できます。逆に、全部を同じ大きさで並べると、どれも埋もれて主役が消えます。
バナーの構図・レイアウトの基本

構図で押さえるのは「整列」「視線の流れ」「余白」の3つです。
整列でそろえる
要素をバラバラに置かず、左揃え・中央揃え・右揃えのどれかに統一します。文字も写真も同じ基準線でそろえるだけで、素人っぽさが一気に消えます。
- 左揃え:文章量が多いとき、読ませたいときに向く
- 中央揃え:短いキャッチをどんと見せたいときに向く
- 右揃え:写真を左に置き、文字を右にまとめたいときに向く
1枚のバナーの中で揃え方を混在させると散らかるので、基本は1つの揃え方に統一します。
主役を大きく、余白も味方にする
主役の商品やキャッチは、思い切って大きく配置します。空いたスペースは、主役を伸びやかに見せるために使いましょう。
一方で、あえて余白をたっぷり取ったシンプルなレイアウトも有効です。情報が詰まった楽天のページの中では、余白のあるバナーがかえって目立つことがあります。「隙間なく埋める」のが正解とは限りません。
視線が集まる場所に文字を重ねない
写真には、見た人の視線が自然に集まる場所があります。たとえば風景写真なら地平線、商品写真なら商品そのものです。
この「見たい部分」に文字を重ねると、見る人はストレスを感じます。 文字は視線が集まる場所を避け、背景がすっきりした位置に置くのが基本です。切り抜き写真なら位置や大きさを自由に調整できるので、文字スペースを確保しやすくなります。
バナーの配色の基本

配色は「色相環」を土台にすると考えやすくなります。色相環とは、赤・黄・青の基本3色に、それらを混ぜた橙・緑・紫(等和色)を加え、さらにその間の色を足して輪のように並べたものです。
色が与える印象を利用する
色にはそれぞれイメージがあります。バナーの目的やお店の雰囲気に合わせて選びましょう。
| 色 | 与えやすい印象 | 向いている場面の例 |
|---|---|---|
| 赤・オレンジ | 活発・お得・緊急 | セール・タイムセール告知 |
| 青 | 安全・信頼・清潔 | 安心感を伝えたい商材 |
| 緑 | 健康・自然 | 食品・ナチュラル系 |
| 金・こげ茶 | 高級・上質 | ギフト・高価格帯 |
同じ色でも、明るいトーンは軽やかで優しい印象、鮮やかなトーンは元気で活発な印象、暗いトーンは落ち着いた渋い印象になります。「何色か」だけでなく「どのトーンか」まで意識すると、狙った雰囲気に近づきます。
コントラストで主役を目立たせる
色の差(明暗・鮮やかさの差)が大きいほど、その要素は手前に飛び出して見えます。主役と背景のコントラストを強くすると、自然と目が主役に向かいます。
逆に、背景と主役の色が近いと、要素が背景に溶けて見えにくくなります。使う色は主役・背景・アクセントの3色程度に絞ると、まとまりと目立ちを両立しやすくなります。
バナーのフォント・文字の可読性
どれだけデザインが良くても、文字が読めなければバナーの意味がありません。 可読性は次の3点で決まります。
- 文字サイズ:スマホで縮小表示されても読める大きさにする
- 背景とのコントラスト:文字色と背景色の明暗差をはっきりつける
- 書体の選び方:主役の見出しは太めで視認性の高い書体にする
とくに注意したいのが、背景と文字の色が近いケースです。こげ茶の背景に濃い文字、写真の上に同系色の文字などは読みにくくなります。文字色を変える、文字の下に帯(仕切りの色)を敷く、フチや影をつける、といった対策で読みやすくなります。
書体は1枚のバナーで2種類までに抑えると、統一感が出ます。飾りの強い書体を多用すると、かえって読みにくく安っぽく見えるので注意しましょう。
楽天バナーのサイズの基本(店舗トップ・商品ページ・セール用)
楽天RMSはHTMLでバナーを自由に配置できるため、「必ずこのサイズ」という決まりは1つではありません。 店舗のデザインや配置枠によって変わります。ここでは一般的な目安として、用途別の考え方を整理します。
| 用途 | 役割 | サイズの考え方(目安) |
|---|---|---|
| 店舗トップの大バナー | メインビジュアル・第一印象 | 横幅いっぱいの大きめ。情報を絞りインパクト重視 |
| 特集・カテゴリ誘導バナー | 回遊を促す | トップ幅を2〜3分割した中サイズ |
| 商品ページ内バナー | クロスセル・キャンペーン告知 | 小〜中サイズ。本文の邪魔をしない範囲 |
| セール用バナー | 期間限定の訴求 | 用途に応じて可変。割引率を主役に大きく |
サイズを決めるときのポイントは次の2つです。
- スマホ表示を前提にする:縮小されても主役の文字が読める情報量にする
- 配置枠に合わせる:RMSのどの枠に置くかで最適な縦横比は変わる
大きいバナーほど情報を載せたくなりますが、サイズが大きくても要素を詰め込みすぎると読みにくくなります。 大バナーこそ「1メッセージ」を意識しましょう。
なお、バナーに使う写真そのものの作り方は「[商品画像の作り方](https://rakurip.com/ec/rakuten-gazou-tsukurikata/)」もあわせてご覧ください。
バナー作成でやりがちなNG例
初心者がつまずきやすいポイントを、NGと改善の対で整理します。
| NG例 | なぜダメか | 改善の方向 |
|---|---|---|
| 情報を詰め込みすぎる | 主役が埋もれて何も伝わらない | 要素を減らし主役を1つに絞る |
| 全部を同じ大きさにする | 優先順位が伝わらない | 主役を大きく、脇役を小さく |
| 揃え方がバラバラ | 散らかって素人っぽく見える | 左・中央・右のどれかに統一 |
| 背景と文字が同系色 | 文字が読めない | 色を変える・帯やフチをつける |
| 写真の主役に文字を重ねる | 見たい部分が隠れてストレス | 文字は背景がすっきりした位置へ |
| 色数が多すぎる | まとまらず安っぽい | 主役・背景・アクセントの3色程度に |
多くの失敗は、「引き算」で解決します。うまくいかないときは、足すより先に減らせないかを考えてみてください。
商品画像ガイドラインとバナーは別物(20%ルールの誤解に注意)
楽天のバナー作りでよくある誤解が、「商品画像1枚目のガイドライン」がバナーにも適用されると思い込むことです。ここは明確に分けて理解しましょう。
楽天の商品画像登録ガイドラインは、検索結果に並ぶ商品画像の1枚目(メイン画像)が対象です。主なルールは次のとおりです。
- テキスト要素(文字・ロゴ・アイコン等)は画像全体の20%以内に収める
- 判定方法:画像を縦10×横10の100区画に分け、テキストが重なる区画を20区画(20%)以内にする
- 画像に枠線をつけない
- 背景は白、または商品の使用シーンがわかる写真背景にする
一方、店舗ページ内に貼るバナー(販促画像)は、このガイドラインの対象外です。文字量・配色・枠線は基本的に自由に設計できます。つまり、
- 商品画像の1枚目 … 20%ルールなどガイドラインを厳守
- バナー(販促画像) … 目的に合わせて自由にデザインしてよい
という住み分けです。この違いを取り違えると、「バナーなのに文字を20%以内に抑えなきゃ」と不要な制約で悩むことになります。商品画像1枚目のルールの詳細は「[画像登録ルール](https://rakurip.com/ec/rakuten-gazou-rule/)」で確認できます。
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楽天の大型バナー制作(ラクリプ) ── 店舗トップやセール用の大型バナーを効率よく用意できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 楽天のバナーに決まったサイズはありますか? A. 商品画像1枚目のような明確な規定はありません。RMSでHTMLとして自由に配置できるため、店舗トップの大バナーは横幅いっぱい、誘導バナーは中サイズ、といった目安で用途に合わせて決めます。スマホでも文字が読めるかを基準にすると失敗しにくいです。
Q. バナーの文字も20%以内にしないといけませんか? A. いいえ。20%以内のテキストルールは、検索結果に並ぶ商品画像の1枚目に対するものです。店舗ページ内のバナーは対象外なので、文字量は目的に合わせて自由に決められます。
Q. 色は何色まで使ってよいですか? A. 明確な上限はありませんが、主役・背景・アクセントの3色程度に絞るとまとまりと目立ちを両立しやすくなります。色数が多いほど散らかって見えるので、迷ったら減らす方向で調整します。
Q. 文字が読みにくくなってしまいます。どうすればいいですか? A. 背景と文字の明暗差(コントラスト)が足りない可能性が高いです。文字色を変える、文字の下に帯を敷く、フチや影をつける、といった対策で読みやすくなります。写真の上に文字を置くときは、背景がすっきりした位置を選びましょう。
Q. デザインが素人っぽく見えます。まず何を直せばよいですか? A. 要素の「揃え」と「引き算」から見直すのが効果的です。左・中央・右のどれかに揃え方を統一し、載せる情報を主役1つに絞るだけで、印象は大きく変わります。
Q. セール用バナーと通常バナーで作り方は変わりますか? A. 基本の手順は同じですが、セール用は割引率やセール名を主役に大きくし、赤やオレンジなど「お得・緊急」を感じさせる色を使うと訴求しやすくなります。期間や対象は脇役として添えます。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



