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楽天のクーポンアドバンス広告とは?仕組み・費用・設定方法をわかりやすく解説

クーポンアドバンス広告は、自社商品のクーポンを検索結果の最上部やトップページに「おすすめ」として表示できる、楽天市場の成果報酬型広告です。最大の特徴は、広告が表示されただけでは費用がかからず、ユーザーがクーポンを「獲得したとき」と「利用したとき」にだけ課金されること。集客(アクセス)と転換(CVR)を同時に狙えるため、RPP広告に次ぐ「第2の柱」として使われます。この記事は楽天に出店する店舗運営者向けに、仕組み・費用・設定方法・運用のコツを整理します(料率・仕様は変わるため最終確認はRMS・楽天広告で)。
クーポンアドバンス広告とは
クーポンアドバンス広告は、楽天ユーザーの購買・行動履歴から関心が高そうな人に、自社商品のクーポンを自動配信する広告です。主に次の場所に表示されます。
- 検索結果の上部にある「クーポンが使えるおすすめ商品」
- 楽天市場トップページの「あなたにおすすめのクーポン」
会員情報や履歴をもとに自動でターゲティングされ、キーワードを指定して配信先を絞ることもできます。表示は無料で、ユーザーがアクション(獲得・利用)したときだけ費用が発生するのがポイントです。
通常のクーポン・RPP広告との違い
「通常のクーポン」「RPP広告」と混同しやすいので、違いを整理します。
| 項目 | クーポンアドバンス広告 | 通常のクーポン | RPP広告 |
|---|---|---|---|
| 役割 | クーポンを「おすすめ」として広告配信 | 自店で発行する値引き | 検索結果内の商品広告 |
| 課金 | 獲得・利用の成果報酬 | 割引原資(+手数料) | クリック課金(CPC) |
| 表示位置 | 検索結果の最上部・トップ | 商品ページ等 | 検索結果内の広告枠 |
| 効果 | アクセス+CVRを同時に | 主にCVR | 主にアクセス |
クーポンアドバンス広告は、RPP広告よりさらに上部に、しかも「クーポン付き」で表示されるため、目に留まりやすく購入意欲を刺激しやすいのが強みです。
費用の仕組み(2種類の成果報酬)

費用は次の2種類で、いずれもクーポンが表示された時点ではなく、ユーザーがアクションした時点で発生します。
| 費用項目 | 発生タイミング | 計算方法 | 設定範囲 |
|---|---|---|---|
| クーポン獲得費用 | ユーザーがクーポンをクリック(獲得)した時点 | 入札単価 × クリック数 | 手動:40円〜1,000円/自動:25円〜1,000円 |
| クーポン割引費用 | ユーザーがクーポンを利用して購入した時点 | 値引率 × 商品価格 | 4%〜 |
さらに、月予算は最低5,000円〜設定でき、際限なく費用が膨らむ心配はありません。「表示課金ではない=ムダ打ちが少ない」ため、費用対効果を管理しやすい広告といえます。
たとえば入札単価100円で50回クーポンが獲得され、そのうち5件が5,000円の商品で購入(値引率5%)につながった場合、獲得費用は100円×50=5,000円、割引費用は5,000円×5%×5件=1,250円で、実質の販促費は合計6,250円という見方になります。表示だけでは0円で、あくまでアクション分だけがコストです。
設定方法(自動/手動と除外商品)
値引率と配信商品は「自動」で楽天に任せることも、「手動」で細かく指定することもできます。RMSの広告メニューから設定し、配信する商品・値引率・入札単価(CPC)・月予算を決めます。
設定でとくに注意したいのが除外商品の登録です。除外を登録しないと、広告に出したくない商品まで露出してしまいます。
- 除外商品はキャンペーン開催前にしか登録できない
- ファイル形式はCSVまたはtxt、文字コードはShift_JIS
- 一度に登録できるのは1万件まで(超える場合は複数回)
- 反映の目安は翌日中
利益率の低い商品や広告に出したくない商品は、開始前に必ず除外しておきましょう。
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 検索結果の最上部に露出できる(RPPより上) | 割引原資+獲得費用の二重コストがかかる |
| 表示は無料・成果報酬でムダ打ちが少ない | 値引率が高すぎると利益を圧迫する |
| クーポンのお得感でCVRが上がりやすい | 除外設定を忘れると意図しない商品が露出 |
| 販売実績が増えれば楽天SEO評価の底上げにも | 効果測定・チューニングの運用が必要 |
向いている店舗・運用のコツ
楽天のアクセス流入の多くは検索経由のため、検索最上部に出せるクーポンアドバンス広告は、集客を強化したい店舗に向いています。運用のコツは次のとおりです。
- 値引率・CPCは手動で設定して、反応の差を検証しPDCAを回す
- RPP広告と同じキーワードを設定して露出面を強化すると、CVR・ROAS(費用対効果)が改善しやすい
- パフォーマンスレポートでキーワード別の効果を確認し、購入まで至っているかをチェックする
- 利益が残る値引率に抑え、割引費用+獲得費用込みで採算を見る
単体で使うより、RPP広告など他の広告と併用するほうが効果が出やすい広告です。
採算の考え方と注意点
クーポンアドバンス広告は「広告費」と「値引き」の両方がかかるため、採算は次の式で見ます。
“ 実質販促費 = クーポン獲得費用 + クーポン割引費用 “
広告費だけで見るROAS(費用対効果)だけでなく、割引原資まで含めた実質の販促費で利益が残るかを必ず確認してください。あわせて、次の点に注意します。
- 利益率が低い商品には使いにくい:粗利が小さいと、獲得費用+値引きで赤字になりやすい
- 配信量・掲載位置は完全には管理できない:ユーザーごとに配信条件が異なり、検索結果の特定位置に必ず出る広告ではない
- 他のクーポンと重複しうる:店舗発行クーポン・イベントクーポン・会員クーポンとの併用条件を確認し、想定以上の値引きにならないようにする
FAQ
クーポンアドバンス広告は表示されるだけで費用がかかりますか?
かかりません。成果報酬型で、ユーザーがクーポンを獲得(クリック)したときと、利用して購入したときにだけ費用が発生します。
費用はいくらから始められますか?
月予算は最低5,000円〜設定できます。クーポン獲得費用は入札単価で手動40円〜/自動25円〜1,000円、割引費用は値引率4%〜です。
RPP広告とどちらを使うべきですか?
役割が異なるため併用が基本です。クーポンアドバンス広告は検索最上部にクーポン付きで露出でき、RPP広告と同じキーワードを設定するとCVR・ROASが改善しやすくなります。
広告に出したくない商品があります。
除外商品を登録します。ただしキャンペーン開催前にしか登録できず、CSV/txt(Shift_JIS)で一度に1万件までです。開始前に必ず設定してください。
まとめ
クーポンアドバンス広告は、自社クーポンを検索最上部やトップに「おすすめ」表示できる成果報酬型の広告です。費用は「獲得」と「利用」のアクション時のみで、月予算5,000円〜から管理できます。RPPよりさらに上位に、お得感のあるクーポン付きで露出できるため、集客とCVRを同時に狙えるのが強み。値引率・CPCは手動でチューニングし、RPP広告と同じキーワードで併用すれば、費用対効果を高めやすくなります。除外商品の登録忘れだけは注意しましょう。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



