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最終更新: 2026.07.17

楽天でフローティングバナーを設置する方法|PC・スマホ別の手順と注意点

楽天でフローティングバナーを設置する方法|PC・スマホ別の手順と注意点

楽天市場の店舗にフローティングバナー(スクロールに追従する固定バナー)を出したいときは、RMSの「店舗設定>デザイン設定>ヘッダー・フッター・レフトナビ」にHTMLとCSSを貼り付けて設置します。PC版とスマホ版で手順・置き場所が違い、スマホ版は楽天特有の制約(禁止タグ)を回避する工夫が要ります。この記事は、楽天に出店する店舗運営者・ページ制作担当向けに、①フローティングバナーの仕組みとメリット、②PC版とスマホ版の設置手順、③ペナルティを避ける注意点、を実務目線で整理します。

フローティングバナー(追従バナー)とは

フローティングバナーは、ページをスクロールしても画面の決まった位置に留まり続けるバナーです。「追従バナー」「固定バナー」とも呼ばれます。常に視界に入るため、クーポン・特集・LINE登録などへの導線として使われます。

項目内容
別名追従バナー・固定バナー・スクロール追従バナー
表示位置PCは左右の端、スマホは画面下部(フッター)が定番
よく入れる内容クーポン・セール・特集ページ・お気に入り登録・レビュー依頼
効果常時表示で視認回数が増え、回遊率・クリック率の底上げが狙える

「入り口(商品ページ)と出口(買い物かご)の間で、ついで買いの導線を増やす」のが基本の考え方です。ただし常時表示だからこそ、大きすぎると本文の邪魔になります(後述)。

設置前に知っておく楽天の制約

楽天のページは自由なHTMLが書ける一方、スマホ版では使えるタグ・CSSに制限があり、PC版とは仕組みが異なります。ここを理解しないと「PCでは出るがスマホで出ない」という事故になります。

区分置き場所追従(固定)の実現
PC版RMS「ヘッダー・フッター・レフトナビ」のヘッダーコンテンツ等position: fixed を含むCSSをstyleで記述
スマホ版RMSのスマートフォン用トップページ/カテゴリページ設定GOLDにCSS等を置き、禁止タグ回避で固定表示
  • PC版は比較的自由で、position: fixed; right: 0; のようなCSSで左右端に固定できます。
  • スマホ版は楽天が一部のタグ(style・script等)を弾くため、そのまま貼っても効かないことがあります。GOLD(無料のFTPスペース)にファイルを置き、タグを工夫して読み込ませるのが定番です。
  • 楽天の仕様変更でこれらの手法が使えなくなることがあります。設置後は実機で表示を確認し、定期的に見直してください。

GOLDは楽天が提供する店舗用のWebスペースで、CSSや画像を置いてRMSのページから読み込む用途に使います。RMS内の文字数制限を超えるコードや、共通で使い回すCSSはGOLD側に逃がすのが基本です。

PC版フローティングバナーの設置手順

楽天RMSデザイン設定からPC版(ヘッダー・フッター・レフトナビ)とスマホ版(スマホ用トップページ+GOLD)へ分岐する設置場所の図

PC版は、RMSのデザイン設定にHTMLとCSSを貼り付けるだけで設置できます。

  1. RMSにログインする
  2. 店舗設定→デザイン設定→ヘッダー・フッター・レフトナビを開く
  3. 編集するテンプレート(ヘッダーコンテンツ等・文字数に余裕のある場所)を選ぶ
  4. バナー画像の<img>タグと、固定表示用のCSS(<style>内にposition: fixed)を貼り付ける
  5. 保存し、店舗ページを開いてスクロールしても追従するか確認する

位置やタイプによって貼るコードが変わります。用途に合わせて選びます。

タイプ位置向いている用途
通常の固定バナー右端/左端クーポン・特集への常時導線
マウスオーバーで開く右端/左端普段は小さく、カーソルを乗せると大きく見せたい場合

貼り付ける場所は「文字数に余裕のあるテンプレート」を選びます。ヘッダー・フッター・レフトナビには文字数の上限があり、超えると保存できないためです。長いCSSはGOLDに逃がすと安全です。

スマホ版(追従バナー)の設置手順と現実

スマホは楽天市場の売上の主戦場ですが、スマホ用のRMS欄は使えるHTMLタグが限定されているため、PCと同じようには固定できません。ここは正確に押さえてください。

スマホ用の共通説明文などで一般に使えるのは、<a> <img> <table> <tr> <td> <br> <p> <font> <b> <center> <hr> といった限られたタグです。<div>・style属性・position: fixed は使えない、または楽天側で削除されることがあり、標準のRMS欄だけで「本当の追従(固定)」を実現するのは難しいのが実情です。

そのうえで、現実的な選択肢は次の3つです。

方法内容追従するか
①スマホ下部に通常バナースマホ用共通説明文に<center><a><img width="100%"></a></center>で画像リンクを置くしない(が制約に適合・安全)
②GOLDの独立ページGOLD(自由にHTML/CSS/JSが書けるスペース)で作ったページに固定バナーを実装し、そこへ誘導する(GOLDページ内)
③共通バナー設定を使うRMSの共通バナー機能で全ページ共通のバナーを出すしない(常時表示は可能)

「どうしても画面追従させたい」場合は②のGOLD独立ページが軸になりますが、まずは①の通常バナーで導線を作り、効果を見てから固定表示に踏み込むのが安全です。ネット上にはstyleタグに全角スペースや=""を混ぜて制約を回避する裏技も出回っていますが、楽天公式の推奨ではなく、仕様変更で無効化・表示崩れのリスクがあるため、実機確認を前提に慎重に扱ってください。

スマホは「アプリ」と「Webブラウザ」で見え方が違う

見落としやすいのが、スマホには楽天市場アプリとスマホWebブラウザの2経路があり、店舗が設定したバナーが同じように表示されるとは限らない点です。アプリではHTMLが変換されたり、楽天側の購入UIがバナーに重なったりします。スマホ施策は最低でも iPhone Safari・Android Chrome・楽天市場アプリ の3つで表示を確認してください。追従バナーは画面下部に薄く置き、閉じるボタン(×)で本文を隠さない配慮も必須です。

邪魔しない・ペナルティを避ける注意点

フローティングバナーは常時表示だからこそ、置き方を誤ると回遊を妨げたり、規約に触れたりします。

注意点理由・対処
買い物かごボタンに重ねない商品詳細ページの購入ボタンにバナーを重ねると、楽天からペナルティを受ける可能性がある
サイズを大きくしすぎないPCの縦帯は横幅100px前後が目安。本文や商品画像に被らないサイズにする
閉じるボタンを付けるスマホの下部バナーは×で閉じられるようにし、本文を隠さない
リンク切れを放置しない期間限定のクーポン・特集に張った場合、終了後はリンク先を差し替える
楽天の仕様変更を定期確認禁止タグ回避などは無効化されることがある。表示崩れがないか定期点検する

とくに購入ボタンへの重なりはペナルティ対象になり得るため、商品ページでの表示位置は必ず実機で確認してください。「クリックさせたい」あまりに本文の可読性を犠牲にすると、かえって離脱を招きます。

コードを書くのが難しいときの選択肢

HTMLやCSSに不慣れな場合、無理に自作すると表示崩れや規約違反のリスクがあります。次の選択肢があります。

  • 制作会社・運営代行に依頼する:楽天ページ制作に慣れた事業者に、設置とメンテナンスを任せる。
  • バナー管理ツールを使う:バナーの差し替えや期間切替を管理画面から行えるツールを使い、コードの手作業を減らす。
  • まずはPC版だけ試す:制約の少ないPC版で追従バナーを試し、効果を確かめてからスマホ版に広げる。

いずれの場合も、「買い物かごに重ねない」「サイズを抑える」「実機で確認する」という原則は変わりません。

FAQ

フローティングバナーはどこに設置しますか?

PC版はRMSの店舗設定→デザイン設定→ヘッダー・フッター・レフトナビに、スマホ版はデザイン設定(スマートフォン)のスマートフォン用トップページ/カテゴリページに設置します。長いCSSや画像はGOLDに置いて読み込みます。

スマホで追従バナーが表示されません。

楽天スマホ版はstyleなどのタグが弾かれることがあります。GOLD経由でCSSを読み込む、タグのすり抜け(全角スペースや="")を使うなどの対処がありますが、いずれも公式推奨ではないため実機確認が必須です。仕様変更で急に表示されなくなることもあります。

バナーを設置するとペナルティになりますか?

バナー自体は問題ありませんが、商品詳細ページの買い物かごボタンに重ねて設置するとペナルティの可能性があります。購入導線を隠さない位置・サイズにしてください。

バナーの大きさの目安は?

PCの縦帯なら横幅100px前後が目安です。マウスオーバーで開くタイプはそれより大きくても構いませんが、通常表示時は本文や商品画像に被らないサイズにします。

まとめ

楽天のフローティングバナーは、PC版はRMSの「ヘッダー・フッター・レフトナビ」にHTML/CSSを貼るだけで設置でき、スマホ版はGOLDと禁止タグ回避を組み合わせて画面下部に固定するのが定番です。効果を出す鍵は「常時表示で導線を増やす」一方で「買い物かごに重ねない・サイズを抑える・閉じられるようにする」こと。楽天の仕様は変わるため、設置後は必ず実機で表示を確認し、定期的に点検してください。

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西尾勝太

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西尾 勝太

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金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

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CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは継続契約400社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000ユーザーが利用中

HONORS & POSITIONS

主要な受賞・公職

01楽天SOY 2年連続受賞2024・2025年 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。EC業界でも稀有な実績
02楽天NATIONS講師短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
05ECコミュニティ「COD」運営EC事業者100名超のコミュニティを主宰。AI×ECの知見を継続発信
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09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

MESSAGE

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私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

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西尾 勝太

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