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最終更新: 2026.07.18

楽天市場のメルマガ配信「R-Mail」のやり方|費用・手順・購読者の増やし方

楽天市場のメルマガ配信「R-Mail」のやり方|費用・手順・購読者の増やし方

楽天市場のメルマガは「R-Mail」と呼ばれ、店舗が購入者や購読者にメールを届ける販促機能です。配信料は1通1円(税別)〜の従量制で月額基本料はかからず、RMSから「本文作成→配信リスト作成→送信」の3ステップですぐ始められます。既存顧客の育成はR-Mail、新規獲得は広告のターゲティングメール(TG)と役割が分かれます。

楽天のメルマガ「R-Mail」とは?店舗が既存顧客に届ける販促ツール

R-Mailは、楽天市場に出店する店舗が購入履歴のあるユーザーやメルマガ購読者へ、自分で作成したメールを配信できる機能です。

店舗と顧客をつなぐコミュニケーションツールで、新商品案内・セール告知・クーポン配布などに使えます。DM(郵送)と違い、送りたい相手を店舗データから絞り込んで、低コストかつ即時に届けられるのが強みです。一方で、送れば必ず読まれるわけではなく、開封率はDMより低くなりやすい点は前提として押さえておきます。

R-Mailの主な用途は次のとおりです。

用途内容
販促告知セール・お買い物マラソン・新商品の案内
特典配布購読者限定クーポン・先行セール案内
関係維持購入後のお礼・お役立ち情報でリピート促進
再購入促進過去購入者への関連商品・買い替え提案

R-Mailの費用は?1通1円〜の従量課金と「週1回無料配信」の条件

R-Mailは月額基本料がなく、送った通数×単価だけが課金される従量制です。

配信料は1通あたり1円(税別)〜で、送信通数に応じて費用が積み上がります。使わない月は費用がかからないため、小規模店舗でも始めやすい料金体系です。おおよその目安は次のとおりです。

配信通数費用の目安(1通1円換算)
1,000通約1,000円
1万通約1万円
10万通約10万円

さらに、一定の条件を満たす店舗は「週1回の配信が無料」になる枠があります。楽天が用意したリストへの配信が対象で、無料枠の具体条件(メールへの反応期間や購読開始からの期間など)は代理店解説で語られますが、変動しうるため最新の単価・無料条件は必ずRMS内および楽天公式で確認してください。

【メルマガ配信の手順】RMS操作の3ステップ(本文作成→リスト作成→送信)

R-Mail配信の3ステップ(メルマガ作成→配信対象を選ぶ→配信予約)を示すフロー図

R-Mailの配信は「本文作成」「送信先リスト作成」「メール送信設定」の3ステップで進みます。

RMSの「メール・SNSマーケティング」→「メルマガ配信」から入るのが基本の導線です(RMSのメニュー構成により「プロモーション→R-Mail」経由の場合もあります)。実務では、まず「誰に送るか=ターゲット」を決めてからリストを作り、本文と送信設定を仕上げる流れになります。

ステップやることポイント
① 本文作成メールの件名・本文・画像・リンクを作成メール種別(後述)を選んで作成する
② 配信リスト作成「配信リスト管理」で配信先の条件を指定購入履歴・会員ランク・カテゴリで絞り込む
③ 送信設定作成した本文と配信リストを紐づけて送信配信日時を指定し、内容を最終確認して送信
  1. 本文を作成する:件名・本文・訴求したい商品リンクを組み立てます。画像で見せたい場合はHTML系メールを選びます。
  2. 配信リストを作成する:セール告知なら全体、限定特典なら優良顧客だけ、と目的に合わせて配信先を絞り込みます。
  3. 送信設定で仕上げる:本文とリストを紐づけ、配信日時を決めて送信します。送信後は配信結果を確認します。

誰に送る?配信リストのセグメント設計(購入履歴・会員ランク・カテゴリ)

R-Mailは配信先を条件で絞り込む「セグメント配信」ができます。

全員に同じ内容を送るのではなく、関心の高そうな相手に絞ると開封率や反応が高まりやすくなります。「配信リスト管理」から条件を指定してリストを作成します。代表的なセグメント条件は次のとおりです。

セグメント軸例
購入時期過去半年以内に購入履歴がある人
商品カテゴリ特定カテゴリの購入者
会員ランクゴールド以上などの優良顧客

たとえば「限定クーポンは半年以内の購入者だけ」「新カテゴリ告知はそのカテゴリ購入者だけ」と設計すると、関連性の低い配信による解除を防ぎやすくなります。

メールの種類を選ぶ:レスポンシブ/モバイルHTML/テキストの違いと使い分け

R-Mailには複数のメール種別があり、目的と配信先に合わせて選びます。

基本はPC・スマホ両対応で設定が楽なレスポンシブメールが推奨されます。キャリアアドレス(docomo.ne.jp等)にはレスポンシブが非対応のため、その場合はモバイルHTML/モバイルテキストを使い分けます。テキストメールは作成が簡単ですが、画像が貼れず開封率の計測もできません。

メール種別特徴画像効果測定
レスポンシブメールPC・スマホ両対応で設定が楽(最推奨)可可
モバイルHTMLキャリアアドレス向けのHTMLメール可可
モバイルテキストキャリアアドレス向けのテキスト不可不可
テキストメール作成が簡単だが画像・計測不可不可不可

スマホ主体の今は、レスポンシブ(HTML系)で画像訴求しつつスマホ表示を自動最適化するのが基本の正解です。効果を測って改善したい店舗ほど、計測できるHTML系を選ぶ価値があります。

開封率・クリック率をどう測る?クロスデバイス効果測定の見方

開封率・クリック率などの効果測定が取れるのは、HTML系メール(レスポンシブ/モバイルHTML)のみです。

配信直後は「配信結果」でエラー(バウンス)や配信完了を確認でき、開封率・クリック率は数日後に反映されます。詳細な分析は「メルマガ配信」→「管理」→「月次主要指標」→「クロスデバイス効果測定」の導線で確認します。

指標見るポイント
開封率件名・配信タイミングが刺さっているか
クリック率本文・商品リンクの訴求が効いているか
転換率・送客率クリックが実際の売上につながったか
ヒートマップ本文のどこがよく見られ・押されたか

テキストメールでは開封率が計測できないため、数値で改善したい店舗はHTML系メールを選ぶ必要があります。

手が回らない店舗へ:「メルマガ配信(自動)」でセグメント自動配信

R-Mailには、あらかじめ作った原稿を条件に応じて自動配信する「メルマガ配信(自動)」機能があります。

RMSの顧客データを元にしたセグメント(新規購読者・購入から90日以内など)へ、原稿を自動で届けられます。都度手作業で送る必要がないため、人手が足りない店舗の省力化に有効です。「購入から一定期間後にフォロー」「新規購読者への歓迎メール」といった定型シナリオを一度組めば、以降は自動で走り続けます。

店舗メルマガ(R-Mail)とTG=ターゲティングメールの違い

R-Mailは自店舗の顧客へ送る販促機能、TG(ターゲティングメール)は楽天全体のユーザーへ届ける有料の広告商品です。

R-Mailは既存顧客の育成(リピート)が主目的で、TGは新規顧客の獲得が主目的という役割の違いがあります。TGは店舗の購読者リストではなく、会員属性・閲覧/購買履歴・ライフステージなど楽天全体のデータで配信先を抽出できる広告メニューです。両者の違いを整理すると次のとおりです。

項目店舗メルマガ(R-Mail)TG=ターゲティングメール(広告商品)
位置づけRMS標準の販促機能楽天の有料広告メニュー
配信先自店舗の購読者・購入者(既存顧客中心)楽天全体のユーザーを属性で抽出(新規リーチ可)
ターゲティング自店舗データ(購入履歴・会員ランク・カテゴリ)会員属性・閲覧/購買履歴・ライフステージ等の全市場データ
費用体系従量:1通1円(税別)〜。月額基本料なし配信数課金(広告予算が必要)
無料枠条件を満たせば週1回無料配信ありなし(広告として課金)
主目的リピーター育成・再購入・関係維持新規顧客獲得・認知拡大
申込RMSからすぐ利用可楽天の広告担当/代理店経由の申込が基本

TGの単価は過去に「50万通配信で1通あたり数円」クラスのキャンペーン実績がありますが、あくまで目安です。最新の単価・仕様は楽天広告の公式で確認してください。使い分けの基本は「既存客を動かすならR-Mail、新規に広く届けたいならTG」です。

購読者を増やす方法:登録フォーム・購入時導線・限定特典

R-Mailの効果を高める土台は、配信できる購読者の母数を増やすことです。

購読者は「登録する理由」があって初めて増えます。限定クーポンや先行案内など、受け取るメリットを明確にしたうえで登録機会を増やすのが基本です。主な増やし方は次のとおりです。

  1. 登録フォームを目立つ位置に置く:店舗トップ・商品ページの目立つ場所にフォームを設置し、登録メリットを明記します。
  2. 購入プロセス内で登録を促す:購入時にメルマガ購読チェックを配置し、購読者限定クーポンや先行セール案内を訴求します。
  3. 登録メリットを明確にする:会員限定クーポン・新商品の先行案内・お役立ち情報など「受け取る理由」を用意します。
  4. ポップアップや専用登録ページを使う:登録に特化した導線で機会を増やします。
  5. リスト広告で母数を増やす:TG系の新規アドレス獲得で購読者そのものを増やす選択肢もあります(有料)。
  6. 解除を防ぐ運用をする:関心のある情報を適切な頻度で届けます。頻度過多や関連性の低い配信は解除を招くため、配信ごとに開封率・送客率を見て改善します。

配信タイミングの狙い目:スーパーSALE・お買い物マラソン・18日感謝デー

R-Mailは、購買意欲が高まる楽天のセール・イベントに合わせて配信すると反応が伸びやすくなります。

ポイント還元が高まるタイミングは、ユーザーが買い物モードに入っているため、告知が売上につながりやすい狙い目です。代表的な配信タイミングは次のとおりです。

イベント目安の頻度
お買い物マラソン月1回程度
楽天スーパーSALE年4回程度
ワンダフルデー毎月1日
ご愛顧感謝デー毎月18日

これらの直前に告知を届けると、ポイントアップと合わせて背中を押しやすくなります。ただし送りすぎは解除の原因になるため、イベントを軸に配信計画を組むのが現実的です。

メルマガ運用の注意点:開封率が伸びない・解除を防ぐための改善サイクル

R-Mailは配信して終わりではなく、数値を見て改善を回すことで効果が育ちます。

配信しても必ず読まれるわけではなく、DMに比べて開封率が低くなりやすい点は前提です。ユーザーの反応を数値だけで判断しにくい面もあるため、複数の指標を組み合わせて見ます。改善の基本サイクルは次のとおりです。

  1. 配信する:セグメント・件名・タイミングを決めて送信します。
  2. 数値を確認する:開封率・クリック率・送客率・解除率を確認します。
  3. 原因を仮説立てする:開封率が低ければ件名・配信時間、クリックが低ければ本文・訴求を疑います。
  4. 次回に反映する:件名やセグメントを一つずつ変えて検証し、改善を積み上げます。

関連性の低い配信や頻度過多は解除を招くため、「送る相手」と「送る頻度」を丁寧に設計することが、長期的に購読者を減らさないコツです。

よくある質問(FAQ)

Q. 楽天のメルマガR-Mailに月額料金はかかりますか? A. 月額基本料はかからず、送った通数×単価(1通1円・税別〜)だけが課金される従量制です。使わない月は費用がかかりません。最新の料金はRMS内で確認してください。

Q. メルマガを無料で送ることはできますか? A. 一定の条件を満たす店舗は、楽天が用意したリストへ週1回の無料配信ができる枠があります。無料枠の具体条件は変動しうるため、最新はRMSおよび楽天公式で確認してください。

Q. どのメール種別を選べばいいですか? A. PC・スマホ両対応で設定が楽なレスポンシブメールが基本の推奨です。キャリアアドレス向けにはモバイルHTML/モバイルテキストを使い分けます。開封率などを計測したい場合はHTML系を選びます。

Q. 開封率やクリック率はどのメールでも測れますか? A. 効果測定が取れるのはHTML系メール(レスポンシブ/モバイルHTML)のみです。テキストメールは開封率などを計測できません。詳細は「メルマガ配信→管理→月次主要指標→クロスデバイス効果測定」で確認します。

Q. R-MailとTG(ターゲティングメール)はどう違いますか? A. R-Mailは自店舗の顧客へ送る販促機能で、既存客のリピート育成が主目的です。TGは楽天全体のユーザーへ属性で配信する有料広告で、新規獲得が主目的です。既存客を動かすならR-Mail、新規に広く届けたいならTGが基本の使い分けです。

Q. 購読者を増やすにはどうすればいいですか? A. 登録フォームを目立つ位置に置き、購入プロセス内で登録を促し、会員限定クーポンなど「受け取る理由」を明確にするのが基本です。有料のリスト広告で母数を増やす選択肢もあります。

参考

  • 楽天広告ニュース ターゲティングメール単価キャンペーン:https://adsales.rakuten.co.jp/news/detail/2016_02_infoseek_targeting_mail_ichiba.html
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西尾勝太

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西尾 勝太

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金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

「現場で結果を出す人が、もっと創造的な仕事に時間を使えるように」

その思いから、売れるECの方程式にAIを掛け合わせたEC特化型AIエージェント「ラクリプ」を開発。

いまも一人のプレイヤーとして店舗に立ちながら、ECに携わる事業者の「次の一手」に伴走し続けている。

100倍楽天月商
200万→2億円(5年)
13/15NATIONS講師として
短期で売上2倍達成
400社ラクリプを導入する
EC事業者(継続契約)
250名AI×EC
オンライン勉強会主催

CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは継続契約400社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000ユーザーが利用中

HONORS & POSITIONS

主要な受賞・公職

01楽天SOY 2年連続受賞2024・2025年 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。EC業界でも稀有な実績
02楽天NATIONS講師短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
05ECコミュニティ「COD」運営EC事業者100名超のコミュニティを主宰。AI×ECの知見を継続発信
06ラクリプ400社が継続契約2025年創業のラクダで開発したEC特化AIエージェントが拡大中
07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

MESSAGE

EC事業者の、いちばん近くの味方でありたい

私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

EC運営は、ともすれば孤独になりがちな仕事です。だからこそ、数字にも、迷いにも、いちばん近くで伴走する。それが私たちラクダの役割だと思っています。

西尾 勝太

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