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楽天市場を退店(解約)する方法|手続きの流れ・費用・やめる前の注意点

楽天市場の出店をやめたい(退店・解約したい)ときは、RMSのコールセンターまたはお問い合わせフォームから退会の意思を伝えるのが基本の入口です。ただし注意点があり、課金開始日から1年間は退店できず、契約終了の1か月以上前に解約申請が必要です。申請せずに放置すると契約は自動更新され、翌年分の費用が発生します。違約金は原則ありませんが、分納タイプのプランは残り期間分を支払う必要があります。この記事は退店を検討する店舗運営者向けに、手続きの流れ・費用・退店前にやるべきこと・休店との違いを整理します(規約は変わるため最終確認は楽天公式で)。
楽天の退店(解約)3つのパターン
退店には大きく3つのパターンがあります。
| パターン | 内容 |
|---|---|
| 中途解約 | 契約期間の途中で自主的にやめる。登録プランの期間分の費用は支払う |
| 契約期間満了時の解約 | 契約更新のタイミングでやめる。もっとも無駄が少ない |
| 楽天による強制退店 | 規約違反などで楽天から退店させられる。売掛金が違約金として扱われる契約のため要注意 |
自主的にやめる場合は「中途解約」か「満了時解約」です。費用面でムダが少ないのは契約満了時の解約なので、可能なら更新タイミングに合わせるのが賢明です。
退店手続きの流れ
自主退会の手続きは、おおむね次の流れです。
- RMSのコールセンターに電話、またはお問い合わせフォームから「退会したい」旨を伝える
- 楽天側から解約可能日の通達がある
- 通達に従って退会処理を進める
退店は自分の管理画面のボタンひとつで完了するものではなく、楽天への申し出→案内→処理という流れになります。担当のECコンサルタントがいる場合は、あわせて相談するとスムーズです。
契約期間と解約申請のタイミング(自動更新に注意)
退店で最も重要なのが、契約期間と申請タイミングです。
- 課金開始日から1年間は退店できません(ライトプランは3か月ごとなど、プランにより異なる)
- 契約終了の1か月以上前に解約申請を提出する必要があります
- 申請せずに放置すると、契約は自動更新され、翌年分の出店費用が発生します
「やめたいのに、気づいたら自動更新でもう1年分の費用が…」を避けるため、契約更新日と申請期限を必ず確認し、余裕をもって申し出てください。
退店にかかる費用(違約金・分納・退店後の請求)
費用面の注意点は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 違約金 | 通常の自主退会では原則発生しない |
| 分納プランの残債 | スタンダードプランなど分納タイプは、契約期間分の費用を最後まで支払う必要がある |
| 退店後の請求 | 利用月と支払期限に3か月ほど開きがあるため、退店後も約3か月は請求書が発生する |
| 強制退店 | 売掛金が違約金として扱われる契約のため、通常退会より不利になり得る |
「退店すれば即、費用がゼロになる」わけではありません。分納の残債と退店後3か月の請求を見込んで、資金繰りを組んでおきましょう。
退店前にやるべきこと

退店後はRMSにアクセスできなくなり、売上データも確認できなくなります。手続き前に、次を必ず済ませておきます。
- 受注・発送を完了させる:出荷前の注文を残さない
- 返品・問い合わせ対応の期間を確保する:退店後にトラブルが残らないようにする
- 売上・顧客データをダウンロードして保存:解約後は取得できないため、必要なデータは事前に控える
- 顧客への案内:定期購入やフォロー中の顧客がいれば、事前に案内する
- 在庫の処分・整理:残在庫の販売・引き上げを計画する
とくにデータの保存忘れは取り返しがつきません。売上・注文・顧客リストなど、後で必要になりそうなものは解約前に必ずダウンロードしてください。
「退店」と「休店」の違い
「今はやめたいが、将来また出店するかも」という場合は、退店ではなく「休店」という選択もあります。
- 退店(解約):契約を終了する。RMSにアクセスできなくなり、データも失う
- 休店:契約は残したまま、一時的に販売を止める。再開しやすいが、契約が続くため費用は発生し続ける
繁忙期だけ運営できない、体制を立て直したい、といった一時的な事情なら、いったん休店して様子を見る手もあります。完全にやめる前に、休店や運営代行などの代替案も検討すると、後悔のない判断がしやすくなります。
退店後の店舗ページ・屋号・データはどうなる
自社サイトや他モールへ移りたい場合、退店後の扱いも押さえておきます。
- 店舗ページ・商品ページ:退店すると楽天市場内のページは使えなくなる。商品説明・画像・価格表などは、規約に反しない範囲で自社の業務資料として事前に保管する。楽天の商品・顧客データをそのまま別サイトへ移植できるとは限らない
- 屋号・店舗名:楽天市場の「店舗名」と、法人名・個人事業の「屋号」は別管理。楽天上の店舗名は消えるが、自社の屋号は残せる場合がある。商標・ブランド名は別途権利関係を確認し、他モール・自社サイトで同名を使えるか確認する
- 独自ドメイン:自社で取得・管理している独自ドメインは、契約を更新する限り維持できる。ただし楽天の店舗URL(楽天側サブドメイン)は自社へ持ち出せない前提で考える
自社サイトへ移行するなら、ドメイン契約状況・DNS/サーバー・商標・特商法表記・決済/配送/返品条件の再設定などを、退店と並行して準備しておくと移行がスムーズです。
FAQ
楽天はいつでも退店できますか?
いつでもは退店できません。課金開始日から1年間は退店できず(プランにより異なる)、契約終了の1か月以上前に解約申請が必要です。申請しないと自動更新されます。
退店に違約金はかかりますか?
通常の自主退会では原則違約金は発生しません。ただし、スタンダードプランなど分納タイプは契約期間分の費用を最後まで支払う必要があります。強制退店の場合は売掛金が違約金として扱われる契約のため不利になり得ます。
退店の手続きはどこからしますか?
RMSのコールセンターへの電話、またはお問い合わせフォームから退会の意思を伝えます。その後、楽天から解約可能日の案内があり、それに従って退会処理を進めます。
退店したらデータはどうなりますか?
解約後はRMSにアクセスできなくなり、売上データなども確認できなくなります。必要な売上・注文・顧客データは、退店前に必ずダウンロードして保存してください。
すぐやめるか迷っています。休店はできますか?
一時的に販売を止めたいだけなら「休店」という選択もあります。契約を残したまま販売を止めるため再開しやすい一方、契約が続くので費用は発生し続けます。完全にやめる「退店」との違いを踏まえ、事情が一時的なら休店、事業として続けないなら退店、と判断します。
まとめ
楽天市場の退店は、RMSのコールセンター/お問い合わせフォームから申し出て、解約可能日の案内に従って進めます。ポイントは、課金開始から1年は退店不可・契約終了の1か月以上前に申請・放置すると自動更新という契約ルールと、分納プランの残債・退店後3か月の請求という費用面。退店後はデータを取得できないため、売上・顧客データの保存は必須です。一時的な事情なら「休店」も選択肢。更新日と申請期限を確認し、計画的に手続きを進めましょう。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



