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最終更新: 2026.07.19

楽天APIとは?店舗向けRMS Web Serviceでできること・利用開始・連携ツール【出店者向け】

楽天APIとは?店舗向けRMS Web Serviceでできること・利用開始・連携ツール【出店者向け】

楽天の店舗運営で出てくる「楽天API」とは、多くの場合、出店者向けのRMS Web Service(旧称:楽天Web API)を指します。これは、楽天RMSの受注・在庫・商品などの情報を、プログラム(外部システム)から取得・更新するための仕組みです。受注管理システムや在庫連携ツールが楽天とつながるのも、このAPIを使っているからです。

この記事では、楽天API(RMS Web Service)とは何か・何ができるか・利用開始(APIライセンスキー)・主な種類・連携でできる効率化・購入者向けの「楽天ウェブサービス」との違いを、出店者向けに整理します(仕様は変わるため、最終確認は楽天RMS/楽天ウェブサービスの公式で)。

楽天API(RMS Web Service)とは

RMS Web Serviceは、楽天出店者向けに公開されているWeb APIです。RMSの画面で手作業する代わりに、商品・注文・在庫などの管理をプログラムから実行できます。

  • 対象は出店者(店舗)の管理業務(受注・在庫・商品など)
  • 外部システム・ツールから楽天店舗の情報を取得・更新できる
  • 利用には、店舗ごとのAPIライセンスキー(認証キー)が必要

「ツールが楽天の在庫を自動で更新してくれる」「受注が自動で取り込まれる」といった連携は、すべてこのAPIが土台になっています。

楽天APIでできること

RMS Web Serviceを使うと、主に次のような操作を自動化できます。

分類できること
受注受注情報の取得、注文ステータスの変更(発送処理など)
在庫在庫数の更新(複数モールとのリアルタイム同期など)
商品商品情報の取得・更新(価格・説明・画像などの一括反映)
配送・出荷出荷情報・送り状番号の反映

手作業では時間のかかる「受注の取り込み」「在庫の反映」「商品情報の更新」を、プログラムでまとめて処理できるのが最大のメリットです。

APIライセンスキーと利用開始

APIを使うには、APIライセンスキーが必要です。これは、RMS Web Serviceを利用するための店舗ごとの認証キーで、これがないと外部システムから楽天店舗の情報を取得・更新できません。

  • RMSからライセンスキーを発行して利用を開始する
  • ライセンスキーは発行日から1年間が有効期間
  • 有効期限が切れると連携が止まるため、期限前の更新が必要

連携ツールを導入する際は、このライセンスキーをツール側に設定します。「急に連携が止まった」原因の多くは、ライセンスキーの有効期限切れなので、期限管理を忘れないようにしましょう。

主なAPIの種類

RMS Web Serviceには、用途別に複数のAPIがあります。代表的なものは次のとおりです。

API主な用途
受注(RakutenPayオーダー)系API注文情報の取得・ステータス変更・発送処理
在庫系API在庫数の取得・更新
商品系API商品情報の登録・更新・取得
カテゴリ・項目選択肢系APIカテゴリや項目情報の取得

どのAPIを使うかは「何を自動化したいか」で決まります。受注処理を自動化したいなら受注系、在庫を複数モールで同期したいなら在庫系、というように組み合わせます。

API連携でできる業務効率化

楽天API連携でできること:楽天RMSと受注管理ツールをAPIでつなぎ、在庫を自動同期・受注を自動取込・出荷情報を自動反映

APIの真価は、受注管理システム・在庫連携ツールと組み合わせたときに発揮されます。一元管理ツールの多くはRMS APIと連携しており、次のような自動化が実現できます。

  • 在庫の自動同期(楽天・Amazon・Yahoo!など複数モールの在庫を一致させる)
  • 受注の自動取り込み(各モールの注文を1画面に集約)
  • 出荷情報の自動反映(送り状番号などを各モールへ戻す)

特に複数モールに出店していると、在庫のズレや二重売り越しが起きがちです。API連携で在庫をリアルタイム同期すれば、こうした事故を防げます。

購入者向けの「楽天ウェブサービス」とは別物

混同しやすいのが、楽天ウェブサービス(Rakuten Web Service)です。これは「楽天市場商品検索API」などを含む、開発者・アフィリエイト向けの公開APIで、商品情報の検索などに使われます。店舗の受注・在庫・商品を管理する用途ではありません

  • RMS Web Service … 出店者が自店の受注・在庫・商品を管理する(要APIライセンスキー)
  • 楽天ウェブサービス … 開発者などが楽天市場の商品情報を検索・取得する(アプリID等)

「楽天API」という言葉が指すものは文脈で変わります。店舗運営で自動化したいなら、探すべきはRMS Web Serviceの方です。

自分で作る?連携ツールを使う?

APIは自社開発でも使えますが、多くの店舗は既製の受注管理・在庫連携ツールを使います。判断の目安は次のとおりです。

  • エンジニアがいて独自要件がある → APIを直接使って自社開発
  • 標準的な受注・在庫の自動化がしたい連携ツールの導入が近道(開発不要でAPI連携の恩恵を受けられる)

まずは連携ツールで自動化し、足りない部分だけ個別対応する、という進め方が現実的です。

受注APIでできる操作(具体例)

もっとも使われるのが受注(注文)まわりのAPIです。具体的には、次のような操作を自動化できます。

操作内容
注文検索指定した期間・条件に合う注文を取得する
注文取得注文詳細・購入者情報・配送先・商品明細を取得する
注文確認店舗側で注文を確認した状態に更新する
サブステータス変更「発送準備中」など社内の処理状況を更新する
注文メモ更新社内向けメモを更新する
キャンセル条件に応じて注文をキャンセルする

これらを組み合わせると、「新規注文を自動取得 → 受注管理システムに取り込み → 出荷後にステータスと送り状番号を反映」という一連の流れを、人手を介さずに回せるようになります。

APIを使うときの注意点

便利な一方で、運用上の注意点もあります。

  • ライセンスキーの有効期限(1年)を管理する。切れると連携が停止する
  • APIには利用上限・呼び出しの制限がある場合がある。短時間に大量アクセスしない設計にする
  • 認証情報(ライセンスキー等)は厳重に管理する。第三者に渡らないようにする
  • 仕様変更でAPIが更新されることがあるため、連携ツールやシステムを最新に保つ

自社開発する場合は特に、エラー時の再送・重複防止の設計が重要です。連携ツールを使う場合は、これらの多くをツール側が吸収してくれます。

FAQ

楽天APIは無料で使えますか?

RMS Web Service自体は出店者向けに提供されていますが、利用にはAPIライセンスキーが必要です。連携する受注管理・在庫ツールには別途料金がかかる場合があります。最新の条件は楽天RMSで確認してください。

APIライセンスキーの有効期限は?

発行日から1年間です。期限が切れると連携が止まるため、期限前に更新しておきます。連携が急に止まったときは、まずライセンスキーの期限を確認しましょう。

「楽天API」と「楽天ウェブサービス」は同じですか?

別物です。店舗の受注・在庫・商品管理はRMS Web Service、楽天市場の商品検索などは楽天ウェブサービスです。店舗運営の自動化で使うのは前者です。

プログラミングができなくても使えますか?

使えます。一元管理・連携ツールを導入すれば、APIを直接書かなくても、在庫同期・受注取り込みなどの自動化を利用できます。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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