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ネコポス・宅急便コンパクトの送り状をCSVで一括発行する方法|B2クラウド活用【EC店舗向け】

EC店舗で出荷が増えてくると、送り状を1枚ずつ手作業で作る運用は限界がきます。ヤマト運輸の送り状発行システム「B2クラウド」を使えば、受注データのCSVから送り状を一括発行でき、ネコポスや宅急便コンパクトの発送業務を大きく効率化できます。
この記事では、ネコポス・宅急便コンパクトの基本から、B2クラウドでCSVから一括発行する手順・受注CSVの変換・追跡番号を受注へ戻す流れ・複数モール運用時の考え方までを、EC店舗運営者向けに整理します(料金や仕様は変わるため、最新はヤマト運輸公式でご確認ください)。
ネコポス・宅急便コンパクトとは
どちらもヤマト運輸の小型・薄型商品向けの配送サービスで、EC出荷でよく使われます。規格は次のとおりです(法人・個人事業主の利用にはヤマトとの契約が必要)。
| 項目 | ネコポス | 宅急便コンパクト |
|---|---|---|
| 配達 | 郵便受けへ投函 | 対面で手渡し |
| サイズ | 長辺34cm以内・3辺合計60cm以内・厚さ3cm以内 | 専用BOXの規格内 |
| 重量 | 1kg以内 | 専用BOXに収まる範囲 |
| 日時指定 | 不可 | 可能 |
| 追跡 | あり | あり |
| 補償(責任限度額) | 1個3,000円 | 1個30,000円 |
| 料金の目安 | 契約運賃(上限385円) | 地域別運賃+専用BOX70円 |
いずれも追跡番号(お問い合わせ番号)が付くため、EC取引に向いています。ネコポスはポスト投函で受け取りが楽な薄型商品向け、宅急便コンパクトは専用BOXに入る厚みのある小物を手渡し(日時指定可・補償も手厚い)で届けたい場合に向きます。なお、2025年11月からネコポスの取扱サイズが拡大(長辺34cm・厚さ3cm)されているため、以前の規格で覚えている場合は確認しましょう。
同じ小型配送でも、日本郵便のクリックポスト・ゆうパケットなどは料金・追跡・投函の条件が異なります。追跡ありのメール便を横断で比べたい場合は[追跡可能メール便とは?](https://rakurip.com/ec/rakuten-tsuiseki-mailbin/)も参考にしてください。日本郵便側の送り状一括発行(ゆうプリR)は[ゆうプリRとは?](https://rakurip.com/ec/yu-pri-r/)で解説しています。
送り状発行システム「B2クラウド」とは
B2クラウドは、ヤマト運輸が法人・個人事業主向けに無料で提供する送り状発行のWebサービスです。EC店舗の送り状発行の定番ツールです。
- 無料で使える(ヤマトビジネスメンバーズの登録が必要)
- CSV/Excelから一括取込:配送先データをまとめて取り込み、送り状を一括発行(一括発行は最大1,000件程度)
- 対応サービスが広い:宅急便・クール宅急便・宅急便コンパクト・ネコポス・クロネコゆうパケットなど主要サービスをカバー
- 発払・着払の両対応
1枚ずつ手入力する必要がなくなるため、出荷件数が増えるほど効果が大きくなります。
利用を始めるには、次のものを用意します。
- ヤマトビジネスメンバーズの登録(B2クラウドはこのアカウントで使う)
- ヤマト運輸との契約(ネコポス・宅急便コンパクトの利用契約)
- 送り状用紙・プリンタ(発行した送り状を印刷する)
- 宅急便コンパクトは専用BOX(通常型・薄型があり、1枚70円で購入)
いずれもEC出荷の定番構成です。まずは少量でテスト発行し、印刷レイアウトを確認してから本運用に移ると安全です。
B2クラウドでCSVから一括発行する手順

おおまかな流れは次のとおりです。
- 受注データを準備:モール(楽天RMS等)から受注CSVをダウンロードする
- B2クラウドの取込フォーマットに変換:送り状種別・住所・品名などをB2クラウドの項目に合わせる
- B2クラウドへCSVを取込:出荷予定データとしてアップロードする
- 内容を確認して送り状を発行・印刷:送り状種別(ネコポス/宅急便コンパクト等)を確認する
- 追跡番号を取得:発行時にお問い合わせ番号が採番される
送り状種別を間違えると料金・サービスが変わるため、取込前に配送方法の割り当てを必ず確認します。
受注CSVをB2クラウドの取込フォーマットに変換する
モールの受注CSVとB2クラウドの取込フォーマットは、項目名や並びが異なります。そのため、次の項目を正しくマッピングします。
- 送り状種別(ネコポス/宅急便コンパクト/宅急便)
- お届け先(郵便番号・住所・氏名・電話番号)
- ご依頼主(自店情報)
- 品名・個数
- 発払/着払の区分
ヤマトが公開する入出力データのレイアウト(項目仕様)に合わせて変換するのが基本です。番号系(郵便番号・電話番号)は文字列として扱い、桁落ちや文字化けを防ぎます。
発行後の追跡番号を受注に戻す
送り状を発行すると、お問い合わせ番号(追跡番号)が採番されます。EC運営では、この番号をモールの受注(楽天RMS等)に戻して発送報告する必要があります。
- B2クラウドから出荷実績データ(追跡番号付き)をCSVで出力する
- 受注番号と追跡番号を突き合わせ、モールの発送報告用CSVに変換する
- モール側にアップロードし、発送済みステータス+追跡番号を反映する
この「発送報告」まで含めて一連にすると、購入者にも追跡番号が通知され、問い合わせが減ります。楽天の発送報告の詳細は[楽天RMSの受注CSVで一括発送](https://rakurip.com/ec/rakuten-juchu-csv/)も参考にしてください。
CSV運用でよくある注意点
送り状CSVでつまずくポイントは、受注CSVと共通しています。
- 文字化け:文字コードの不一致(Shift-JIS/UTF-8)で発生。指定の文字コードで保存する
- 番号の桁落ち:郵便番号・電話番号の先頭ゼロが消える。列を「文字列」で扱う
- 住所の分割・改行:住所欄の改行や全半角混在でエラーになりやすい
- 送り状種別の誤り:ネコポスに入らないサイズを指定するなど、実物とサービスの不一致
発行前に、数件でテスト印刷してレイアウトと内容を確認すると、まとめて刷り直す事故を防げます。
複数モール運用時の考え方(OMS連携)
楽天・Amazon・Yahoo!など複数モールを運用すると、モールごとに受注CSVの形式が違い、B2クラウドへの変換が煩雑になります。件数が増えたら、受注管理システム(OMS)で受注を一元化し、送り状発行・追跡番号の戻しまで自動化するのが有効です。
OMS連携では、CSVを人が運ぶ代わりに、受注取込→送り状発行→発送報告までを自動でつなぐことができます。まずはB2クラウドのCSV一括発行で運用を標準化し、出荷が増えたら自動化を検討する、という順番が現実的です。
FAQ
ネコポスの送り状はCSVで一括発行できますか?
できます。ヤマトの無料システム「B2クラウド」に受注データのCSVを取り込めば、ネコポスや宅急便コンパクトの送り状をまとめて発行できます。一括発行は最大1,000件程度に対応します。
B2クラウドは無料で使えますか?
無料で利用できます。利用にはヤマトビジネスメンバーズへの登録が必要です。送り状用紙などの準備も必要になります。
発行した追跡番号はどうやって受注に反映しますか?
B2クラウドから出荷実績データ(追跡番号付き)をCSVで出力し、受注番号と突き合わせてモールの発送報告用CSVに変換してアップロードします。これで発送済みステータスと追跡番号が購入者に反映されます。
複数モールの受注をまとめて送り状にできますか?
モールごとにCSV形式が違うため、そのままでは手間がかかります。受注管理システム(OMS)で受注を一元化すると、送り状発行・発送報告まで自動化でき、複数モールでも効率的に処理できます。
関連する自動化ツール
受注CSVを一括処理するツール(ラクリプ) ── ネコポス等の発送データにつながる受注CSVを、出力から一括発送まで自動化できます。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。


