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最終更新: 2026.07.17

OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)とは?費用・メリット・応募案内が来たときの確認点

OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)とは?費用・メリット・応募案内が来たときの確認点

「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)から応募・受賞の案内が来た」「これは何の賞なのか、応募すべきか」——EC事業者やメーカーがこうした案内を受け取ることがあります。結論から言うと、OMOTENASHI Selectionは2015年に創設された、日本の優れた商品・サービスを対象とする民間のアワード・認定プログラムで、怪しいものではありません。ただし、行政の法定認証や国家資格とは性格が異なり、「受賞後に費用が発生する」構造を持つため、費用総額と自社の目的が合うかを見極めることが大切です。この記事は、店舗・メーカー向けに、プログラムの中身・費用・メリットと留意点・応募案内が来たときの確認事項を、公式規約を裏取りして中立に整理します(費用・条件は変わるため、応募前に必ず最新の公式規約を確認してください)。

OMOTENASHI Selectionとは

日本の「おもてなしの心」を体現する商品・サービスを発掘・認定し、国内外へ発信して販路拡大や海外展開を支援する、というプログラムです。有識者等の選定員が現物または現地で審査します。単なる販売サイトや広告媒体ではなく、応募・審査・受賞登録・広報・販路支援を組み合わせたものと位置づけられます。

項目公開情報
プログラム名OMOTENASHI Selection
主催OMOTENASHI NIPPON実行委員会
運営会社ENGAWA株式会社
実行委員会メンバー青山社中/AnyMind Japan/ENGAWA/サニーサイドアップグループ など

公式サイトでは民間企業20社以上で構成されるプロジェクトと説明されています。ここで押さえたいのは、ISO認証や食品安全認証のような法規格・安全性への適合を証明する制度ではなく、民間団体が運営する表彰・認定制度だという点です。

応募できる事業者・カテゴリ

応募者は、応募対象の提供に主たる責任を持つ事業主体者(生産者・販売者・サービス主催者・法人・団体・個人など)です。EC事業者の場合、自社が製造者でなくても、応募対象の事業主体者としての責任・権限を持つかを確認する必要があります。カテゴリは、商品(生活雑貨・日用品/インテリア・ファッション/IT・エレクトロニクス/食品・飲料)と、体験・サービス(宿泊施設/飲食店/体験・プログラム/商業施設)に分かれます。

審査の観点(2026年度第1期・6項目)

評価項目内容
国際通用性海外の利用者にも受け入れられるか
利用しやすさ利用者への配慮や工夫があるか
共感性開発背景や訴求に魅力があるか
価格妥当性提供内容に対して価格が適切か
独自性類似商品と比べた独自の強みがあるか
持続可能性社会的配慮や継続的な価値提供があるか

価格の安さや売上規模だけで決まるものではなく、商品の背景・利用者視点・日本らしさ・海外への説明可能性などを総合的に見る仕組みと考えられます。

費用:「受賞後に費用が発生」する構造

OMOTENASHI Selectionの費用は2段階で発生:①選定料を払う(=審査を受ける)→通過→②受賞登録料を払う(=ロゴが使える)。商品カテゴリーは概算30万円(税別)

ここが最も重要です。応募の流れは「エントリー登録 → 選定料を支払う → 審査(商品は現物、サービスは現地)→ 通過後に受賞登録料を支払う → 受賞ロゴでPR開始」。つまり選定料と受賞登録料の2段階で費用が発生します。公式規約に掲載されている2026年度第1期の金額は次のとおりです(いずれも税別・変更され得る)。

対象選定料受賞登録料概算
商品カテゴリー100,000円200,000円約300,000円
体験・サービスカテゴリー150,000円150,000円約300,000円+現地審査実費

過年度受賞対象には再エントリープラン(例:選定料10万+受賞登録料10万)や、仕様変更なしの連続受賞表記プラン(例:選定料5万)などがあります。加えて、振込手数料・商品や資料の発送/返送費・サービスの現地審査に伴う交通費/宿泊費・必要に応じたサンプル/撮影/翻訳/PR制作費などは応募者負担とされています。

受賞ロゴの使用については、現行規約上、受賞登録料の支払い後にロゴデータが提供され、ロゴガイドラインの範囲内で使用でき、使用期限は設けられていません。受賞対象の仕様に変更がなければ次年度以降も追加費用なしで継続使用できるとされ、通常の受賞ロゴ利用について別途の年間ライセンス料は現行規約上確認できません(特別なロゴ・イベント・広告掲載・展示会・制作代行などは別料金となる可能性があるため個別見積もりの確認が必要です)。

受賞のメリット

  • 受賞ロゴによる販促:ガイドラインに従い、自社ECサイト・商品ページ・パッケージ・POP・カタログ・SNSなどにロゴを掲出できます(受賞対象の商品に紐づくもので、企業全体や未受賞商品への無制限使用はできません)。ロゴを商品ページに載せる際の見せ方は「[楽天で売れる商品ページの作り方](https://rakurip.com/ec/rakuten-shohin-page/)」も参考になります。
  • PR・メディア掲載:主催者が国内外メディアへプレスリリースを配信し、公式サイトに日本語・英語の受賞紹介ページを掲載するとされています。商品ページの信頼材料や海外バイヤー・インバウンド向けの説明材料になり得ます。
  • 販路・海外展開支援:主催者やパートナー企業のネットワークを通じ、百貨店・催事・展示会・商談会・越境EC・海外PRなどの機会が提供される場合があります。

ただし、受賞しただけで販売数量・海外取引・売上が保証されるわけではありません。実際の機会や条件は、商品特性・在庫・価格・物流・商談先のニーズで変わります。

費用対効果を判断する

受賞の価値は、商品や事業者の目的によって異なります。

相性がよい可能性がある:日本の技術・素材・文化的背景を説明しやすい商品/外国人にも魅力を伝えやすい商品/ギフト・土産・食品などストーリー性のある商品/海外販売・インバウンドを伸ばしたい/受賞ロゴを商品ページやパッケージで継続利用したい/百貨店・海外バイヤーとの商談を増やしたい事業者。

費用対効果を慎重に見るべき:主な販売先が海外展開と無関係/商品単価・粗利が低く受賞費用を回収しにくい/受賞後のPRや商品ページ改善の体制がない/ロゴを掲載できるパッケージ・ECページがない/商品の仕様変更が多い/商談・催事・海外販売に対応できる在庫・物流体制がない。

評価の際は、受賞料だけでなく、写真撮影・翻訳・パッケージ変更・広告・展示会参加・サンプル発送・社内工数まで含めた総額で見ることが重要です。

「応募の案内が来た」ときの確認事項

案内を受け取ったら、すぐ支払うのではなく次を確認するのが安全です。これは制度の正当性を否定するためではなく、応募条件と自社の目的を正確に把握するための実務確認です。

  • 主催者・申込窓口:案内元がOMOTENASHI NIPPON実行委員会または公式運営会社とどういう関係か。公式サイトの問い合わせ先・応募ページと一致するか。代理店・紹介会社の場合、代理業務の範囲・請求書の発行者・振込先・契約主体は誰か。公式規約上、応募は応募者自身の意思に基づくものとされているため、「選ばれた」「必ず受賞できる」といった説明は公式の選定プロセスと整合するか確認します。
  • 実績:過去の受賞者一覧、自社に近いカテゴリの受賞実績、受賞後に利用できる具体的支援内容(任意か別料金か)。
  • 費用総額:選定料・受賞登録料・交通/宿泊費・サンプル発送費・翻訳/撮影/制作費・イベント/展示会費・次年度以降の費用・返金条件。特に受賞登録料を支払わない場合の扱い、辞退時の返金可否を事前に確認します。
  • ロゴ・受賞表示の範囲:どの商品に使えるか、ECモールの商品ページ・パッケージに使えるか、年度表記・使用期限、仕様変更時の扱い、会社ロゴや未受賞商品への使用可否、ロゴガイドラインの事前閲覧可否。

不審な営業や業者の見極めの一般的な考え方は「[楽天SEO業者の見極め方](https://rakurip.com/ec/rakuten-seo-gyosha/)」も参考になります。

類似のアワード・認証との違い

制度主な評価軸・特徴
OMOTENASHI Selection日本のおもてなし・利用者への配慮・日本ならではの魅力・海外発信/販路支援
グッドデザイン賞商品・サービス・仕組みのデザイン価値。対象が広くGマークを使用できる
各種認証(ISO・食品安全等)安全性・品質・環境・規格適合など、基準への適合を証明

OMOTENASHI Selectionは、法規格・安全性を証明する認証とは性格が異なり、「おもてなし」「日本らしさ」「利用者への配慮」「海外への発信可能性」が中心的な評価軸です。

よくある質問(FAQ)

Q. おもてなしセレクションは公的な認証ですか?

いいえ。行政の法定認証や国家資格ではなく、民間団体(OMOTENASHI NIPPON実行委員会)が運営する表彰・認定プログラムです。ISOや食品安全認証のような規格適合の証明とは性格が異なります。

Q. 応募・受賞にいくらかかりますか?

2026年度第1期の規約では、商品カテゴリーで選定料10万円+受賞登録料20万円=約30万円(税別)が目安です。体験・サービスは選定料15万+受賞登録料15万+現地審査実費。ほかに発送費・翻訳・撮影・社内工数などがかかり得ます。金額は変わるため公式規約で確認してください。

Q. 「受賞後に費用が発生する」とはどういう意味ですか?

選定料を払って審査を受け、通過後にさらに受賞登録料を払う2段階構造だからです。受賞登録料を支払わない場合の扱いや辞退時の返金可否を事前に確認しておくと安心です。

Q. 受賞すれば売上は上がりますか?

保証はありません。受賞ロゴやPR・販路支援は活用できますが、実際の売上・取引は商品特性・価格・物流・商談先のニーズで変わります。受賞後にロゴ掲出・PR・海外展開を実際に活用できる体制があるかで費用対効果が決まります。

Q. 応募の案内が来ました。どう判断すべき?

まず案内元と公式運営会社の関係、公式サイトからの応募可否、費用総額と返金条件、ロゴの使用範囲、自社商品が審査項目(国際通用性・共感性など)を説明できるかを確認します。「必ず受賞できる」といった説明は公式の選定プロセスと整合するか慎重に見ます。

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楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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