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最終更新: 2026.07.19

楽天のサンクスメール(受注確認メール)をカスタマイズする方法|3種のメールと自動化の実務

楽天のサンクスメール(受注確認メール)をカスタマイズする方法|3種のメールと自動化の実務

楽天のサンクスメールは、店舗が注文のお礼と入金案内を送る「受注確認メール」です。楽天が自動配信する注文確認メール(order@rakuten.co.jp)とは別物で、本文は店舗が自由に編集できます。実務では受注管理ツールで受注ステータスに連動させ、差し込みタグや条件分岐で自動送信するのが一般的です。

この記事では、楽天の自動メールと店舗が送る3種のメールの違い、送信タイミング、カスタマイズと自動化の手順、レビュー獲得への活用までを整理します。

楽天の「サンクスメール」とは?注文確認メール・注文承諾メールとの違い

サンクスメールとは、注文を受けた店舗がお礼と入金案内を送る「受注確認・注文承諾」の位置づけのメールです。楽天が機械的に送る「注文確認メール」とは送信主体も編集可否も異なります。

呼び名が紛らわしいため、まず3つの言葉を整理します。

呼び名送信主体編集可否位置づけ
注文確認メール(自動配信)楽天(システム)不可(定型)注文直後の控え
サンクスメール(注文お礼・受注確認・注文承諾)店舗お礼+入金案内
発送案内メール店舗発送の連絡
フォローメール店舗到着後の後追い

「注文承諾メール」「受注確認メール」は、いずれも店舗が送るサンクスメールとほぼ同義で使われます。楽天の自動配信メールと混同しないことが出発点です。

楽天が自動配信する「注文確認メール」は編集できる?件名・差出人の基礎知識

楽天の注文確認メールは楽天が自動配信する定型メールで、店舗が本文を自由編集することはできません。お客様が「注文を確定する」ボタンを押し、注文情報が楽天のサーバーに到達した時点で自動送信されます。

このメールの基本情報は次のとおりです。

  • 件名: 「【楽天市場】注文内容ご確認(自動配信メール)」
  • 差出人: order@rakuten.co.jp
  • 送信タイミング: 「注文を確定する」ボタン直後に自動
  • 本文: 楽天の定型(店舗による自由編集は不可)
  • 補足: ショップによっては宛先CCに店舗担当者アドレスが挿入される場合がある

つまり「注文直後にお客様へ届く控え」は楽天が担います。店舗が文面を作り込んで送りたい場合は、この後に説明するサンクスメール以降が対象になります。

受注後に店舗が送るべき3種のメールと送信タイミングの違い

3種の自動メールのタイミング図(受注確認は注文直後・発送案内は発送時・フォローは到着後)

店舗が受注後に送るメールは、サンクスメール・発送案内メール・フォローメールの3種類です。それぞれ役割と送信タイミングが異なり、この違いを押さえることが運用設計の土台になります。

送信タイミングと記載内容の早見表です。

メール種別送信タイミング主な記載内容
サンクスメール(注文お礼)在庫確認後、遅くとも注文日の翌営業日まで注文内容の確認・決済方法別の入金案内・お礼
発送案内メール発送当日中送付先・発送日・配送会社・追跡番号・到着予定日・追跡URL
フォローメール発送の約1週間後(=確実に到着後)到着確認・感想伺い・レビュー依頼・クーポン案内

役割の違いを一文で言うと、次のとおりです。

  1. サンクスメール=「注文ありがとう+入金してください」の事務連絡とお礼
  2. 発送案内メール=「発送しました。この番号で追跡できます」の連絡
  3. フォローメール=「無事届きましたか?よければレビューを」の後追い

これら3種は、楽天が送る注文確認メールとは別に、店舗が必要情報とコミュニケーションを補う役割を担います。

サンクスメール(注文お礼)の書き方とベストな送信タイミング

サンクスメールは、在庫を確認したうえで遅くとも注文日の翌営業日までに送るのが目安です。内容は注文内容の確認と、決済方法に応じた入金案内が軸になります。

盛り込むべき要素を番号で整理します。

  1. お礼の一文(注文への感謝を先頭に)
  2. 注文内容の確認(注文番号・商品名・数量・金額)
  3. 決済方法別の入金案内(前払いなら振込先・期限、後払いの案内など)
  4. 今後の流れ(発送予定の目安、連絡先)

翌営業日までに届くスピード自体が、お客様の安心感につながります。押し売りにせず、事務連絡とお礼を明確に伝えることを優先します。呼び名として「受注確認メール」「注文承諾メール」と呼ぶ店舗もありますが、担う役割は同じです。

楽天RMSでサンクスメールを自動送信・カスタマイズする手順

サンクスメールの自動送信と文面カスタマイズは、RMSの標準機能単体ではなく、外部の受注管理ツールで受注ステータスに連動させて実現するのが実務の一般的な形です。楽天公式(RMSサービススクエア)も、自動送信の手段として外部ツールを案内しています。

楽天公式が案内している主なツールは次のとおりです。

自動化の大まかな手順は次の流れになります。

  1. 受注管理ツールを楽天RMSと連携する
  2. サンクスメール用のテンプレートを作成する(差し込みタグを埋め込む)
  3. どの受注ステータスで送るかを設定する(例: 受注確定で送信)
  4. 条件分岐(支払方法・リピーター等)で出し分けを設定する
  5. テスト送信で表示崩れや差し込みの誤りを確認する

なお、RMSの標準機能だけで店舗が自由編集したサンクスメールを自動送信できるかは、公式FAQが外部ツール案内に終始しており明言されていません。最新の対応可否は楽天公式でご確認ください。実務では「自動送信・文面カスタマイズは受注管理ツールで行う」と考えるのが安全です。

差し込みタグ・条件分岐で「刺さる」メールにする

差し込みタグと条件分岐を使うと、一斉送信でも一人ひとりに向けたメールに見せられます。注文番号・商品名・注文者名などを自動挿入し、顧客の状況に応じて文面を出し分けるのが基本です。

活用の例を整理します。

  • 差し込みタグ: 注文番号・商品名・注文者名・購入商品ごとの案内を自動挿入
  • 条件分岐: 購入商品/リピーターか/支払方法/配送方法で内容を出し分け

とくに効くのが、初回客とリピーターの出し分けです。初回客には基本の案内を丁寧に、リピーターには「いつもありがとうございます」と再来店への一言を添えると、同じメールでも受け取り方が変わります。

フォローメールでレビューを増やす:発送1週間後×クーポンの黄金パターン

フォローメールは、レビュー獲得の主要なタッチポイントです。発送の約1週間後(=商品が確実に届いた後)に送り、レビュー投稿で使えるクーポンなどの特典を添えるのが定番の型です。

なぜこの型が効くのか、理由を整理します。

  1. 発送1週間後なら、お客様が商品を開封し使用感を確認できている
  2. 「無事届きましたか」の気遣いが先頭にあると開封後の印象が良い
  3. レビュー投稿でクーポンを配ると、レビュー記載と再訪問の両方を促せる
  4. ECは口コミ・評価を参考に買う顧客が多く、レビュー数がCVに効く

フォローメールに入れる要素は次のとおりです。

  • 到着確認・感想を伺う一文
  • レビュー投稿のお願い(投稿ページへの導線)
  • レビュー特典(次回使えるクーポン等)とレビュー受付期間

販促を前面に出しすぎず、まず「気遣い」を置いてから特典を案内するのがコツです。

フォローメールを到着前に送ってはいけない理由

フォローメールは「商品が確実に到着しているであろう日時」に送るのが鉄則です。到着前にフォローメールが届くと、まだ受け取っていない顧客にレビューを催促することになり、クレームにつながる恐れがあります。

到着前送信を避けるための実務ポイントです。

  • 送信基準は「発送日」ではなく「到着見込み日以降」に置く
  • 目安は発送の約1週間後(レビュー促進ツールの初期設定は「発送後3日後の12時」の例あり)
  • 配送遅延が読める時期・地域は、余裕を持ったタイミングにする

「早く送ってレビューを急かす」より、「確実に届いてから丁寧に」の方が、結果的に良いレビューにつながります。

レビュー促進ツールでフォローメールを自動化する設定

フォローメールの自動化は、楽天公式RMSサービススクエア認定のレビュー促進ツール(「ラクラクあつまレビュー」等)で行えます。フォローメールの内容と送信タイミングを事前設定し、対象者へ自動送信できます。

主な設定ポイントを整理します。

設定項目内容
本文フリーテキストで自由入力
自動挿入項目「キャンペーン情報」「レビュー受付期間」等を選ぶと登録済み情報を挿入
送信タイミング事前設定(初期値は発送後3日後の12時の例あり)
テンプレート複数登録して使い分け可能
除外設定クレーム客・不要対象を送信から外す

テンプレートの使い分けの例です。

  1. レビュー特典あり用テンプレート(通常商品)
  2. レビュー特典なし用テンプレート(特典対象外の商品を買った顧客向け)
  3. 商品カテゴリ別テンプレート(案内内容を最適化)

これにより、顧客ごとに最適なフォローメールを自動で送り分けられます。ツールの最新仕様や設定名は各ツールの公式情報でご確認ください。

リピート購入につなげる後追いメール術

フォロー・後追いメールは、レビュー獲得だけでなくリピート育成の役割も担います。購入からの経過や顧客属性に合わせて、次の購入のきっかけをつくるのがねらいです。

具体的な打ち手を整理します。

  • 消耗品なら「使い切るタイミング」で再注文をうながすメールを送る
  • RMSのセグメント分けで、誕生月にバースデークーポン付きメールを送る
  • メルマガ限定クーポンを添えて、次回購入の動機をつくる

なお、フォロー/サンクスメールと販促メルマガは別物として運用します。フォローメール内でメルマガ限定クーポンを案内するのは有効ですが、販促目的の一斉配信はメルマガ機能側で行うのが基本です。

補足として、RMSには注文確認メール・資料請求確認メール・申込確認メールに長期休暇案内を自動追加する機能があります。注文時に休暇を事前案内でき、「商品が届かない不安」を払拭できます。

サンクス/フォローメール運用の注意点

サンクス・フォローメールの運用では、タイミングと役割分担でつまずきやすいポイントがあります。トラブルを避けるための注意点を最後に整理します。

  1. フォローメールを到着前に送らない(クレームの元)
  2. サンクスメールは翌営業日までのスピードを守る
  3. 販促メルマガとフォロー/サンクスメールは役割を分けて運用する
  4. 差し込みタグ・条件分岐はテスト送信で表示を必ず確認する
  5. メールの仕様や楽天の規約は変わり得るため、最新は楽天公式で確認する

これらを押さえたうえで自動化を組めば、受注後の体験を安定して底上げできます。

よくある質問(FAQ)

Q. 楽天の注文確認メール(自動配信)の本文は店舗で編集できますか? A. できません。楽天が自動配信する定型メールで、件名は「【楽天市場】注文内容ご確認(自動配信メール)」、差出人は order@rakuten.co.jp です。店舗が文面を作り込みたい場合は、別途サンクスメール以降を送ります。

Q. サンクスメールはいつ送るのが適切ですか? A. 在庫を確認したうえで、遅くとも注文日の翌営業日までが目安です。注文内容の確認と決済方法別の入金案内を記載し、スピードで安心感を伝えます。

Q. 楽天RMSの標準機能だけでサンクスメールを自動送信できますか? A. 公式FAQは外部の受注管理ツールを案内しており、標準機能単体での自動送信は明言されていません。実務では受注管理ツールで受注ステータスに連動させて自動送信します。最新の対応可否は楽天公式でご確認ください。

Q. フォローメールはいつ送ればいいですか? A. 商品が確実に届いた後、発送の約1週間後が目安です。到着前に送るとクレームにつながるため、「発送日」ではなく「到着見込み日以降」を基準にします。

Q. フォローメールでレビューを増やすには? A. 到着確認の気遣いを先頭に置き、レビュー投稿で使えるクーポン等の特典とレビュー受付期間を案内します。特典あり/なしのテンプレートを使い分けると効果的です。

Q. メールの差し込みタグや条件分岐は何ができますか? A. 注文番号・商品名・注文者名などの自動挿入(差し込み)と、購入商品・リピーターか・支払方法・配送方法による文面の出し分け(条件分岐)ができます。ツールにより対応範囲が異なります。

参考

  • 楽天市場公式ヘルプ「注文確認メール(自動配信)について」 https://ichiba.faq.rakuten.net/detail/000006742
  • RMSサービススクエア(楽天公式)「サンクスメールを自動で送信したい」 https://service.rms.rakuten.co.jp/column/detail/65
  • キャプテンEC「楽天の店舗運用で必要なメールの種類と配信タイミング」 https://captainec.jp/rakuten/repeater/ec_operation
  • SASAGASE「レビュー獲得につながる『フォローメール』の設定と書き方」 https://sasagase.jp/column/e-commerce-tips-1443/
  • スタイリスト「【今すぐ使えるテンプレート付】サンクスメールとは」 https://stylist-ec.com/uncategorized/thanksmail
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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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