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楽天市場の地域別送料・都道府県別送料を設定する方法【2026年版】

楽天市場で地域別送料を設定するには、商品編集画面で送料を「送料別」にしたうえで「送料・配送方法>個別送料>地域別設定」から地域ごとの金額を入れます。送料込みライン(合計3,980円税込以上で無料)とは共存でき、地域別送料が効くのは合計がライン未満の注文だけです。金額・郵便番号・メニュー名は改定されるため、最新は楽天公式で必ず確認してください。
楽天の送料設定はどこにある?RMSの全体像
送料設定は「商品ごとの設定」と「店舗全体の設定」の2階層に分かれています。地域別送料は前者、送料無料ラインや特定送料は後者で扱います。
- 商品側:商品編集画面>送料・配送方法>送料(送料込み/送料別を選ぶ)。
- 店舗側:店舗設定>基本情報設定>配送方法・送料設定(無料ライン・特定送料など)。
まず押さえるべきは、地域で金額を変えるのは「商品側の個別送料」だという点です。店舗側だけをいじっても、地域別の金額は反映されません。以下が代表的な設定方式の早見表です。
| 設定方式 | 何を分けるか | 設定場所(目安) | 送料込みラインとの関係 |
|---|---|---|---|
| 送料込み | 分けない(全国一律無料) | 商品編集>送料=「送料込み」 | ラインに関係なく最初から無料 |
| 送料別+共通ライン | 合計額 | 送料=「送料別」+店舗の無料ライン | 3,980円以上で自動無料 |
| 地域別設定(個別送料) | 地域(地方/都道府県) | 送料=「送料別」→個別送料>地域別設定 | 送料別が前提。ラインと併存 |
| サイズ/個数/金額別 | サイズ・個数・金額 | 送料区分・送料パターン | 送料区分運用時のみ |
| 特定送料 | 送料無料”除外” | 店舗設定>基本情報設定>配送方法・送料設定 | ラインの対象外(無料にならない) |
※メニュー名・階層は2026年時点の目安です。画面改定があり得るため最新は楽天公式で確認してください。
地域別送料は「送料別」を選んだときだけ設定できる
地域別送料は、商品の送料設定を「送料別」にしたときにのみ入力欄が現れます。「送料込み」のままでは地域別の項目そのものが表示されません。
商品編集画面>送料・配送方法>送料で選べるのは主に次の2つです。
- 送料込み:送料を商品価格に含める。全国どこでも無料表示になり、地域で金額を変えられない。
- 送料別:送料を別建てで請求する。この選択時にだけ「個別送料>地域別設定」が使える。
つまり「地域で送料を変えたい」なら、出発点は必ず「送料別」です。全国一律無料にしたい商品は「送料込み」、遠方だけ実費を吸収したい商品は「送料別+地域別設定」と使い分けます。
地域別送料の設定手順:個別送料>地域別設定の入れ方

地域別送料は「送料別を選ぶ→地域別設定にチェック→各地域の金額を入れる」の3ステップで設定します。番号順に進めれば迷いません。
- RMSにログインし、対象商品の商品編集画面を開く。
- 「送料・配送方法」セクションで送料を「送料別」に切り替える。
- 表示された「個別送料」内の「地域別設定」を選ぶ。
- 地方単位(北海道・関東・関西…)または都道府県単位で送料欄が並ぶので、地域ごとの金額を入力する。
- 入力後に保存し、商品ページのプレビューで表示を確認する。
このとき入れる金額は「その地域に発送したときの実送料の目安」です。実際の宅配便運賃表を基準に、地方ごとの差額を反映させると赤字を避けられます。手順やメニュー名は2026年時点の構成のため、最新の画面は楽天公式で確認してください。
都道府県別と地方別、どちらで分けるべきか
分け方は「地方別(8ブロック程度)」と「都道府県別(47区分)」の2通りがあり、運用の手間と精度のトレードオフで選びます。まずは地方別で始めるのが無難です。
- 地方別:北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州などのブロックで設定。設定と保守が軽く、多くの店舗はこれで十分。
- 都道府県別:47都道府県で細かく設定。運賃差が大きい商品や、県単位で明確に運賃が変わる場合に精度が上がるが、保守が重い。
判断の目安は次の3点です。
- 商品が軽量・小型で運賃差が小さい → 地方別で十分。
- 大型・重量物で県単位の運賃差が大きい → 都道府県別が有利。
- 商品点数が多く保守しきれない → 地方別に寄せて例外だけ個別対応。
迷ったら地方別から始め、遠方でクレームや赤字が出た地域だけ細かくする、という順番が現実的です。
サイズ別・個数別送料と地域別の併用に注意
サイズ別・個数別・購入金額別の送料は「送料区分」を使う運用で設定しますが、地域別設定との併用は挙動が複雑になるため注意が必要です。
- 送料区分は、商品グループごとに送料パターンを分けて運用する仕組み。
- 大型・重量物・複数個口など「同じ地域でもサイズで運賃が変わる」商品で使う。
- 送料区分を運用していない標準的な店舗では、送料区分の設定は不要。
地域別とサイズ別を同時に効かせたい場合、どちらの条件が優先されるか、意図した組み合わせで課金されるかを、必ずテスト注文相当のプレビューで確認してください。設定を盛るほど検証が重くなるため、必要な商品だけに限定するのが安全です。
地域別送料と送料込みライン(3,980円)は両立できる【違い】
地域別送料と送料無料ライン(合計3,980円税込以上で無料)は共存できます。ポイントは、地域別送料が効くのは合計がライン未満の注文だけ、という点です。
両者の役割は次のように分かれます。
| 項目 | 地域別送料 | 送料込みライン |
|---|---|---|
| 効く場面 | 合計がライン未満のとき | 合計がライン以上のとき |
| 決まり方 | 発送先の地域で金額が変わる | 合計額が基準を超えると自動で無料 |
| 主な狙い | 遠方の実送料を吸収する | まとめ買いを促進する |
つまり同じ商品でも、合計3,980円(税込)未満なら地域別の送料が請求され、以上ならラインが優先されて無料になります。この「切り替わり」を理解しないまま遠方送料を高く盛ると、後述する赤字の罠にはまります。
沖縄・離島・一部地域の9,800円ラインの考え方
送料無料ラインは通常3,980円(税込)ですが、沖縄・離島・一部地域あての注文、または発送元がそれらの地域の商品は9,800円(税込)以上で無料、という別ラインが適用されます。
- 通常地域:合計3,980円(税込)以上で送料無料。
- 沖縄・離島・一部地域:合計9,800円(税込)以上で送料無料。
- 対象は「対象郵便番号」で判定される仕組みで、範囲は改定されることがある。
対象地域や郵便番号の具体的なリストは楽天側で管理されており、変わり得ます。地域別送料を設計するときは、遠方地域の実送料が9,800円ラインまで自店負担になり得る点を前提に金額を組んでください。金額・対象地域は2026年時点の情報のため、最新は楽天公式で確認してください。
赤字配送を守る「特定送料」の設定手順
クール便や大型便など、送料無料にすると赤字になる商品は「特定送料」を使ってラインの対象外にします。特定送料に設定した商品は、合計がラインを超えても無料になりません。
設定の流れは次のとおりです。
- 店舗設定>基本情報設定>配送方法・送料設定を開く。
- 配送方法として「宅配便[特定送料]」など特定送料の枠を用意する。
- 対象商品にその配送方法・送料を割り当てる。
特定送料は「送料無料ラインを適用したくない商品を明示的に除外する」ための仕組みです。冷凍・冷蔵品、大型家具、極端に重い商品など、無料にすると必ず赤字になるものはここで守ります。メニュー名・階層は2026年時点の目安のため、最新は楽天公式で確認してください。
「単品配送」の使いどころと39ショップアイコンへの影響
単品配送は、同梱できない商品を1点ごとに個別課金する設定です。地域別設定にチェックしたうえで単品配送を指定しますが、39ショップの対象外になり得る点に注意が必要です。
- 使いどころ:同梱不可・個別発送が必要な商品(大型品、別便手配品など)。
- 表示:単品配送の商品は商品ページ・買い物かご・注文確認画面に「単品配送」と表示される。
- 影響:単品配送はクール便・大型便・特定送料と同様、39ショップの対象外になり得る。
39ショップ(共通の送料込みライン導入店)のアイコンは、店舗の集客上メリットがあります。単品配送に設定するとその商品ではアイコンが付かない場合があるため、「同梱不可で本当に必要な商品だけ」に絞って使うのが基本です。
よくある失敗:遠方送料を盛りすぎて「まとめ買い無料」で赤字になる罠
最も多い失敗は、遠方の地域別送料を高く設定しすぎることです。合計がライン(3,980円税込)を超えるとその送料は請求されず、自店負担になります。
なぜ赤字になるのかを順に整理します。
- 遠方向けに高い地域別送料を設定する。
- 顧客がまとめ買いして合計がライン以上になる。
- 送料込みラインが優先され、送料が無料表示になる。
- 実際の運賃は自店が負担し、盛った分がそのまま赤字になる。
対策は次の2つです。
- 遠方の高額送料が前提の商品は「特定送料」でラインの対象外にしておく。
- 遠方向けの「まとめ買いセット」を用意し、価格側で運賃を吸収する設計にする。
「地域別送料を高く盛れば遠方でも儲かる」わけではありません。ラインとの切り替わりを踏まえ、除外設定と価格設計をセットで組むことが赤字回避の要です。
地域別送料の設計チェックリスト(3層で確認)
地域別送料は「実送料差・無料ライン・除外設定」の3層で設計すると漏れが出ません。公開前に次の項目を確認してください。
- 実送料差の層:地方別/都道府県別のどちらで分けるか決め、実運賃を基準に金額を入れたか。
- 無料ラインの層:3,980円ライン(沖縄・離島は9,800円)と地域別送料の切り替わりを理解しているか。
- 除外設定の層:赤字になる商品を特定送料・単品配送でラインの対象外にしたか。
加えて、送料区分を運用している場合はサイズ別・個数別との併用でおかしな課金が起きないか、プレビューで確認します。この3層を通しておけば、「遠方で赤字」「無料にならないはずの商品が無料」といった事故を防げます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 地域別送料はどこから設定しますか? 商品編集画面>送料・配送方法>送料を「送料別」にすると「個別送料>地域別設定」が表示され、そこで地域ごとの金額を入力します。「送料込み」のままでは設定できません。
Q2. 地域別送料と送料無料ライン(3,980円)は同時に使えますか? 使えます。合計がライン未満なら地域別送料が請求され、ライン以上なら無料が優先されます。効くのはライン未満の注文だけ、と理解してください。
Q3. 沖縄・離島の送料無料ラインはいくらですか? 通常は3,980円(税込)ですが、沖縄・離島・一部地域あて(または発送元がその地域)は9,800円(税込)以上で無料です。対象地域・金額は改定され得るため楽天公式で確認してください。
Q4. クール便や大型便を送料無料にしたくありません。どうすればよいですか? 店舗設定>基本情報設定>配送方法・送料設定で「特定送料」を設定すると、その商品は送料無料ラインの対象外になり、合計がラインを超えても無料になりません。
Q5. 送料区分(サイズ別・個数別)は必ず設定が必要ですか? いいえ。送料区分は商品グループごとに送料パターンを分けて運用する場合にのみ必要です。標準的な店舗では設定不要で、地域別設定だけで運用できます。
Q6. 都道府県別と地方別、どちらで設定すべきですか? 軽量・小型で運賃差が小さいなら地方別で十分です。大型・重量物で県単位の運賃差が大きい商品は都道府県別が有利ですが、保守は重くなります。まずは地方別から始めるのが無難です。
参考
- 楽天公式 送料無料ライン ガイド:https://event.rakuten.co.jp/guide/freeshippingline/
- 楽天公式FAQ 送料無料ライン(送料別・単品配送の表示など):https://ichiba-smp.faq.rakuten.net/detail/000013789
- EC SUPPOTERZ 楽天の送料の決め方(地方別/都道府県別):https://japan-solution.jp/ec-suppoterz/column/how-to-decide-shipping-fee/
- finner 39ショップと沖縄・離島・北海道対策(対象外パターン):https://finner.co.jp/media/ec20240216/
- r-zyunin 39ショップガイド(対象外=クール便/大型便/単品配送/特定送料):https://www.r-zyunin.com/rakuten-ichiba-guide/39-shop
- ECのミカタ 共通の送料無料ライン2020年3月導入:https://ecnomikata.com/ecnews/ecmall/24606/
※本記事の金額・郵便番号・メニュー名は2026年時点の情報です。仕様は改定されることがあるため、最新は楽天公式でご確認ください。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。


