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最終更新: 2026.07.19

楽天ペイ(楽天市場決済)の受注処理のやり方|注文確認・変更・キャンセル・返金

楽天ペイ(楽天市場決済)の受注処理のやり方|注文確認・変更・キャンセル・返金

楽天市場の店舗運営で毎日発生するのが受注処理です。注文が入ってから発送し、代金が入金されるまでの一連の作業を、楽天では「楽天ペイ(楽天市場決済)」の受注管理として行います。ここでつまずくと、発送遅延や自動キャンセル、返金トラブルにつながります。この記事では、注文確認から変更・キャンセル・返金までの流れを、現行の受注管理画面に沿って整理します。

なお画面名やボタン名、日数などの仕様は改修で変わることがあります。実際の操作時は、最新のRMSと公式ヘルプでの確認を前提にお読みください。

結論:楽天ペイの受注処理は「確認→注文確認→発送→完了」の一本道

先に全体像をお伝えします。楽天ペイ(楽天市場決済)の受注処理は、店舗が自由にステータスを作る仕組みではありません。注文はRMSの「受注管理」上を、決まったステータスに沿って自動で進みます。店舗の仕事は、各ステータスで必要な操作を正しい順で行うことです。

大きな流れは次の4段階です。

  1. 注文内容を確認し、サンクスメールを送る
  2. 「注文確認」ボタンを押して決済確定を楽天に依頼する
  3. 決済が通った注文(発送待ち)を発送し、伝票番号を登録する
  4. 発送完了報告が取得され、決済確定・入金へ進む

ここで押さえたいポイントが3つあります。1つ目は、決済の確認は楽天が行うことです。入金確認やカードの承認を店舗がする必要はありません。2つ目は、注文確認には期限があることです。放置すると自動キャンセルされます。3つ目は、住所や金額の修正には正しい順序があることです。順番を間違えると修正が消えるおそれがあります。

以下、順に詳しく見ていきます。

楽天ペイ 受注処理とは|まず「楽天市場決済」のことだと切り分ける

「楽天ペイ」という言葉には2つの意味があり、混同しやすい点に注意します。

  • 楽天ペイ(オンライン決済):楽天以外の外部サイトやアプリで、楽天IDを使って支払う決済サービスです。買い物客側の話で、本記事の対象ではありません。
  • 楽天ペイ(楽天市場決済):楽天市場に出店する店舗側の、決済と受注管理の仕組みです。本記事はこちらを扱います。

以前の楽天市場では、受注管理を「R-Backoffice」で行い、店舗がステータスをある程度自由に管理していました。現在は楽天ペイ対応版が標準です。ステータスの新規作成や任意の移動はできず、代わりに社内管理用の「サブステータス」で運用します。つまり、決済と受注管理が一体化し、流れが定型化されたと理解すると分かりやすいです。

この定型化は、慣れれば作業ミスを減らせる仕組みでもあります。以下では、その定型の流れをステータス順にたどります。

楽天ペイ 受注処理の流れ|ステータス遷移を表で理解する

楽天ペイの受注処理の流れ4段階(注文確認→処理中→発送→完了)を示すフロー図

楽天ペイの受注は、注文確認待ち → 楽天処理中 → 発送待ち → 発送済み(完了)と進みます。前払いで未入金の注文は、途中で入金を待つ待機ステータスに振り分けられます。

各ステータスの意味と、店舗がやることを表にまとめます。

ステータス状態の意味店舗の作業
注文確認待ち新規注文が入った直後。いわば仮注文内容確認・サンクスメール送信・注文確認ボタン
楽天処理中楽天が決済手続きと不正検知を実施中待つ(発送しない)
入金確認(待ち)前払いで未入金の注文が振り分けられる入金を待つ(発送しない)
発送待ち決済が通った注文。ここで初めて出荷可発送・伝票番号登録・発送完了メール
発送済み/完了発送完了報告後。決済確定・入金へ原則なし

流れをもう少し具体的に説明します。

  • 注文確認待ち:注文が入るとまずここに表示されます。この段階はまだ仮注文で、決済は確定していません。
  • 楽天処理中:注文確認後、楽天が決済依頼・カードの承認(オーソリ)・入金確認を行う期間です。店舗の作業は必要ありません。カード決済は最短数分で進みますが、銀行振込やコンビニ決済など、買い物客の支払い操作を伴う手段では、この状態に数日とどまることがあります。
  • 発送待ち:決済が通った注文だけがここへ来ます。この状態になって初めて発送してよいというのが最大の原則です。

楽天処理中の注文を誤って発送しないよう、発送作業は必ず「発送待ち」から行うのが安全です。

操作に迷ったときは、画面の位置で状態を読み取ると迷いません。注文詳細を開くと、現在のステータスは画面の右上に表示され、注文確認を進めるボタンは左上にあります。ステータスには色の目印もつき、注文確認待ちは目立つ色、注文確認後の楽天処理中は落ち着いた色に切り替わるため、いま何をすべき段階かをひと目で見分けられます。ボタンを押すと画面上部のステータス別件数も連動して増減するので、処理が反映されたかの確認にも使えます。

もう一点、楽天処理中には店舗操作なしで自動キャンセルされる注文がある点も押さえておきます。前払いで買い物客が期日までに入金しなかった場合や、不正検知で問題ありと判断された注文は、この段階で楽天側が自動的にキャンセルします。楽天処理中に長くとどまる注文をむやみに催促・発送せず、発送待ちへ進むか自動キャンセルされるかを見守るのが安全です。

楽天ペイ 注文確認の手順|サンクスメール送信と14日ルール

受注処理の入口が「注文確認」です。ここでの操作と期限を整理します。

まず「注文確認待ち」の注文詳細を開き、内容に不備がないか確認します。確認する主な項目は次のとおりです。

  1. 注文者名とクレジットカード名義人が一致しているか
  2. 送付先の住所・宛名に不備がないか
  3. 商品・数量・合計金額・送料に誤りがないか
  4. 配送方法や希望日時が実現可能か

内容に問題がなければ、サンクスメール(注文確定メール)を送信します。これは受注処理の基本で、忘れると買い物客の不安やクレームにつながります。テンプレート設定で自動送信にすることもできます。

次に「注文確認」ボタンを押します。押すと、楽天が自動で決済手続きと不正検知を開始します。押すまでは仮注文の扱いです。ボタンを押すと、ステータスは注文確認待ちから「楽天処理中」へ変わります。

ここで最も重要なのが期限です。注文確認は、買い物客の注文日から14日以内に行う必要があります。14日間、注文確認が行われなかった注文は、15日目に自動でキャンセルされる仕様とされています。すべての注文に対し、期限内に確実に注文確認を行うことが求められます。日数の詳細は、最新の公式ヘルプでの確認をおすすめします。

なお、注文確認はRMS上で自動化する設定もあります。ただし、住所修正などの手直しが必要な注文まで自動で確定されると困る場合があります。自動化する際は、運用ルールとセットで設計するのが安全です。

入金確認は誰がする?|決済は楽天、店舗は「発送待ち」で出荷

受注処理でよくある誤解が、「入金確認を店舗がするのか」という点です。

結論からいうと、決済依頼・入金確認・クレジットカードの承認確認は、いずれも楽天市場が行います。店舗が買い物客の入金を個別に確認する必要はありません。確認が完了した注文は、自動で「発送待ち」へ移動します。

決済手段による動きの違いは、次のとおりです。

  • カードなどの後払い系:注文確認のあと承認処理が行われ、問題なければ発送待ちへ自動で進みます。
  • 銀行振込・コンビニ・ATMなどの前払い系:入金があるまで「入金確認(待ち)」の状態にとどまります。入金確認後に発送待ちへ進みます。

前払い系では、入金前に発送しないことが鉄則です。入金確認の待機ステータスに注文がある間は、出荷しないよう気をつけます。要するに、店舗が判断すべきは「発送待ちに来たかどうか」の1点に集約されると考えると分かりやすいです。

楽天ペイ 注文内容の変更手順|住所・金額は「順序」に注意

住所や数量、金額を修正したい場合は、注文詳細画面から変更します。金額の増減があるかどうかで手順が変わります。

まず、金額変更を伴わない修正(住所・宛名・配送方法など)の手順です。

  1. 対象の注文詳細を開く
  2. 変更したい項目の近くにある編集ボタン(鉛筆マーク)を押す
  3. 内容を修正する
  4. 確定(反映)ボタンを押して保存する

直接入力する箇所では、入力後に反映ボタンを押さないと保存されない点に注意します。

次に、金額が減る変更(数量減など)の手順です。この場合は減額理由の選択が必須です。返金に伴う振込手数料は、お客様都合なら買い物客の負担、店舗都合なら店舗の負担になるのが一般的です。発送前(発送待ち)の注文で金額を変えると、楽天がカードの承認をやり直すなどの再手続きを行うため、注文が一時的に「楽天処理中」へ戻ります。再び発送待ちに戻るまで、誤発送しないよう注意します。

すでに発送済みの注文を変更する場合は、工程が増えます。減額理由を選んで確定するまでは同じですが、その後ステータスが「変更確定待ち」になります。返品を受け取った、または返品が不要な場合に「返品受領確認」を押し、続けて「変更確定」を押して初めて確定します。

そして、変更手順で最も注意したい落とし穴が上書きです。「注文確認」や審査結果の反映を行うと、RMSの注文情報が楽天側の情報で上書きされることがあります。修正が消えるのを避けるため、住所などの修正は審査(注文確認)が終わった後に行うのが安全とされています。順序の勘所は次のとおりです。

  • 先に注文確認(審査)を済ませる
  • そのうえで住所・内容を修正する
  • 修正後に反映・確定する

逆に、修正してから注文確認をすると、確認時の上書きで修正が消えるおそれがあります。

楽天ペイ キャンセルの手順|発送前と発送後で工程が違う

楽天ペイのキャンセル・返金の流れ3ステップ(注文をキャンセル→返金処理→お客様へ連絡)を示す図

キャンセルは、誰がいつ行うかで扱いが変わります。順に見ていきます。

買い物客が自分でキャンセルするケース

楽天会員がログインして購入した注文は、注文後30分以内なら、購入履歴から買い物客自身がキャンセルできる場合があります。ただし例外があり、翌日お届け系(旧あす楽の後継)・定期購入・予約注文などは、購入履歴からのキャンセルができないことがあります。30分の自己キャンセルが効かない注文がある点は覚えておきます。

店舗がキャンセルする手順

店舗側でキャンセルする場合の基本の流れは次のとおりです。

  1. 対象の注文詳細を開く
  2. 右上の「キャンセル申請」を押す
  3. キャンセル理由を選択する(お客様都合/お店都合など)
  4. 在庫を戻すかどうかを選ぶ

発送前の注文であれば、キャンセル申請を押した時点でキャンセルが確定します。買い物客には、キャンセル確定を知らせるメールが自動で送られます。なお、キャンセル申請は取り消せないため、誤りがないことを確認してから押します。

発送済みの注文をキャンセルする場合は、工程が増えます。キャンセル理由を選んで申請するとステータスが「キャンセル確定待ち」になります。返品を受け取った、または返品が不要な場合に「返品受領確認」を押し、続けて「キャンセル確定」を押すと確定します。

流れを整理すると、発送前は「キャンセル申請で確定」、発送後は「キャンセル申請 → 返品受領確認 → キャンセル確定」の3段階です。キャンセルはボタン1つではない、と覚えておくと迷いません。

楽天ペイ 返金の流れ|返金は楽天が主導、反映まで時間差がある

キャンセルや減額が確定すると、決済の取り消しと買い物客への返金は楽天市場が主導して処理します。店舗が買い物客の口座に直接振り込むわけではありません。

決済手段による返金経路の違いは、次のとおりです。

  • クレジットカード:カード会社経由で取り消し・返金されます。カード会社の締め処理のタイミングにより、利用明細への反映が翌月以降にずれることがあります。
  • 前払いなど一部の手段:楽天から返金方法の申請メールが届き、買い物客自身が申請URLから返金先を申請する運用になる場合があります。

店舗として大切なのは、「返金は楽天が処理し、反映まで時間差がある」ことを買い物客に案内できるようにしておくことです。特にカードは翌月反映になる可能性があると伝えておくと、問い合わせやクレームを減らせます。返金反映の正確な日数は決済手段によって異なるため、必要に応じて最新の公式ヘルプで確認します。

入金サイクルの基礎|楽天が「締め払い」でまとめて入金する

受注処理と切り離せないのが入金の仕組みです。楽天ペイ(楽天市場決済)では、代金の回収を楽天が一元化しています。買い物客が注文ごとに店舗へ直接入金するのではなく、楽天がまとめて回収し、締め払いの形で店舗へ入金します。

流れの起点になるのが発送完了報告です。発送待ちの注文で、配送会社・伝票番号・発送日を登録すると、翌日未明に楽天が発送完了報告日を登録し、決済の確定処理を開始します。ここで注意したいのは、伝票番号と発送日が入力されないと発送完了報告が登録されず、決済が確定しない点です。決済が確定しなければ代金は支払われないため、発送情報の登録は確実に行います(メール便など一部の配送方法では、伝票番号の入力が任意になる場合があります)。

発送完了報告日がいつ登録されるかは、発送日を起点に自動で決まります。たとえば発送日として10月5日を入力しておくと、翌日の10月6日未明に楽天が発送完了報告日を10月6日として登録し、決済の確定処理を始めます。反映を確認したいときは、発送日の翌日以降にステータスが動いているかを見るとよいでしょう。複数の箱に分けて送る分割発送では、入力欄のプラスマークで配送会社・伝票番号・発送日の組を追加でき、すべての発送を登録し終えた最後の発送日の翌日に発送完了報告日がまとめて登録されます。一部だけ登録して残しておくと、いつまでも決済が確定しない点に注意します。

発送完了報告が終わった注文は、受注管理の「処理済み」メニューへ移ります。ここで見落としやすいのが、処理済みメニューは一覧に自動表示されず、注文日などの条件で検索して初めて表示される点です。発送したはずの注文が見当たらないと感じたら、処理済みを検索して状態を確認します。処理済みの中は、入金の進み方に応じて次のように分かれます。

  • 発送済み:発送完了報告は済んだが、まだ決済が確定していない注文です。
  • 支払手続中:決済が確定し、店舗への支払日が決まった注文です。
  • 支払手続済み:店舗への入金まで完了した注文です。

このサブステータスをたどれば、「発送は終わったのに、まだ入金前なのか、支払日が決まったのか、入金済みなのか」を注文単位で追えます。入金の問い合わせや帳簿の突き合わせのときに役立ちます。

締め日や支払日といった入金サイクルの具体的な日数は、契約や設定によって異なります。本記事では「楽天が締め払いでまとめて入金する」「決済確定の起点は発送完了報告」という基礎の理解にとどめ、正確な日程はRMSの精算系メニューや契約内容での確認をおすすめします。

よくあるつまずきと対策

受注処理でミスが起きやすい場面を、対策とあわせてまとめます。

つまずき対策
入金確認を店舗がやると思い込む決済確認は楽天が実施。発送待ちに来たら出荷
注文確認を14日放置してしまう期限内に注文確認。自動キャンセルに注意
注文確認より先に住所を直して消える修正は審査(注文確認)の後に行う
前払い未入金なのに発送してしまう入金確認の待機中は発送しない
サンクスメールを送り忘れるテンプレート/自動送信で防止
キャンセルをボタン1つと誤解する発送後は申請→返品受領確認→確定の3段階
発送情報を入れず入金されない伝票番号・発送日を確実に登録する

これらは、いずれも「流れの順序」を守れば防げるものです。ステータスの意味と操作の順番を押さえることが、受注処理の安定につながります。

よくある質問

Q1. 楽天ペイの注文確認をしないとどうなりますか。 注文日から14日以内に注文確認が行われないと、15日目に自動でキャンセルされる仕様とされています。すべての注文に対し、期限内に確実に注文確認を行うことが基本です。日数など詳細は最新の公式ヘルプでご確認ください。

Q2. 入金確認は店舗が行う必要がありますか。 いいえ。決済依頼・入金確認・カードの承認確認は楽天市場が行います。店舗が個別に入金を確認する必要はありません。決済が通った注文は自動で「発送待ち」へ移動するため、店舗はそこに来た注文を発送すれば大丈夫です。

Q3. 発送後にキャンセルする場合はどうしますか。 発送済みの注文は、キャンセル申請のあとステータスが「キャンセル確定待ち」になります。返品を受け取った、または返品が不要な場合に「返品受領確認」を押し、続けて「キャンセル確定」を押すと確定します。発送前のように申請だけでは確定しない点に注意します。

Q4. キャンセルした注文の返金はいつ反映されますか。 返金は楽天市場が処理します。クレジットカードの場合、カード会社の締め処理の都合で、利用明細への反映が翌月以降にずれることがあります。反映時期は決済手段によって異なるため、時間差が生じる可能性を買い物客に案内しておくと安心です。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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