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最終更新: 2026.07.30

楽天スマホ商品ページの回遊性を上げる方法|関連導線・スクロール設計

楽天スマホ商品ページの回遊性を上げる方法|関連導線・スクロール設計

結論から言うと、楽天のスマホ商品ページの回遊は「用意された4つの編集枠」を使い分けることで上がります。 具体的には、ダイバナーで今推したい企画へ、商品説明文で関連商品へ、目玉商品・目玉カテゴリーでおすすめへ、ショーバナーで店内一覧へ、と導線を役割ごとに配置します。スマホは縦スクロールと横フリックで見られるため、購買心理の流れに沿ってパーツを並べることが離脱防止の鍵になります。

この記事はスマホでの回遊性(関連導線・スクロール順・離脱防止・ファーストビュー)に絞って解説します。商品ページ全体の作り方は楽天の商品ページの作り方、HTMLの編集方法は楽天商品ページのHTML編集をあわせてご覧ください。

楽天 スマホ商品ページで回遊が落ちる原因

スマホで回遊が伸びない店舗には、共通した悩みがあります。

  • 1つの商品ページを見ただけですぐ離脱されてしまう
  • ついで買いがされず、客単価が上がらない
  • ほかの商品やカテゴリーへ動いてもらえない

原因の多くは、導線そのものが無いことです。スマホは画面が狭く、次に見るべき商品への案内が無ければ、お客様はそのまま戻るボタンを押します。逆に言えば、編集できる枠をきちんと埋めるだけで回遊は改善します。

もう1つの原因が、スクロール順の設計不足です。スマホ利用者は縦にスクロールしながら情報を追い、途中で横にフリックして画像を見ます。訪問者のうち約半数はフリック部分まで確認するといわれ、フリックの回数が増えるほど購買意欲が高まる傾向があります。並べる順番が悪いと、この動きの途中で気持ちが切れてしまいます。

楽天スマホ商品ページの構造を理解する

回遊導線を設計する前に、スマホ商品ページがどのパーツで構成されているかを押さえます。上から順に、おもに次のように並びます。

位置パーツ役割編集可否
上部告知バナー楽天イベント期間中に自動表示自動
上部ショップメニュー店舗名・ロゴ、カテゴリーや会社概要への入口一部設定
上部ダイバナー店舗企画のセールや特集を告知編集可
中部商品画像最大20枚(PCと共通)編集可
中部フローティングアンカースクロール時に出る目次リンク自動
中部商品基本情報商品名・キャッチコピー・価格・クーポン編集可
中部スマホ用商品説明文商品の魅力を伝える核(HTML可)編集可
下部目玉商品/目玉カテゴリーおすすめ商品・カテゴリーへの導線編集可
下部商品共通説明文企画・オリジナルコンテンツ編集可
下部ショーバナー店内カテゴリーへの導線編集可

このうち回遊導線として自分で編集できる主役は、ダイバナー・スマホ用商品説明文・目玉商品/目玉カテゴリー・ショーバナーの4つです。

スマホ商品ページの回遊は4つの導線で設計する

スマホの回遊を作る4つの導線(ダイバナー・関連商品・目玉カテゴリ・店内一覧バナー)の図

回遊は目的別に4種類に分けて考えると設計しやすくなります。実店舗にたとえると理解が早いです。

回遊の種類実店舗のイメージ使う編集枠
① 今推したい企画・商品へ店頭の看板・のぼりダイバナー
② 関連商品へサイズ違いを見比べる陳列棚スマホ用商品説明文
③ おすすめ商品・カテゴリーへ特設コーナー目玉商品/目玉カテゴリー
④ 店内ラインナップ一覧へ店内案内図ショーバナー

① 今推したい企画・商品への回遊(ダイバナー)

ダイバナーには、店舗企画のセールや季節・トレンド特集など「今」感のある情報を入れます。

  • 期間限定セール、アフターセール、値下げ・訳あり商品
  • イベント中のピックアップ商品やセール会場への案内
  • 春夏の新商品、母の日ギフト、新生活・卒業入学特集

遷移先はカテゴリーページ・商品ページ・企画ページを設定します。なお、楽天イベント自体の案内やクーポン、店舗トップへの案内は別のパーツで自動的に表示されるため、ダイバナーに重ねて入れる必要はありません。

② 関連商品への回遊(スマホ用商品説明文)

スマホ用商品説明文には、商品の魅力だけでなく「次に見てほしい商品」への案内を入れます。案内する候補は次の通りです。

  1. サイズ・数量・カラー・対応機種が異なる同一商品
  2. 同じデザインシリーズやセット商品
  3. 類似性のある商品
  4. 関連アクセサリー・付属品

たとえば、まとめ買いセットへ誘導する、初心者向けセットや育てやすい類似品を案内する、スマホケースなら同ケースの新色や別機種・関連アクセサリーへ案内する、といった使い方です。

③ おすすめ商品・カテゴリーへの回遊(目玉商品/目玉カテゴリー)

目玉商品には、すぐ購入されそうなニーズの高い商品を登録します。登録すると商品第一画像が自動で表示されます。

  • 最新の売れ筋商品、ランキング受賞・売上実績のある商品
  • お買い得商品、品質に自信のある店長おすすめ、新着商品

目玉カテゴリーには、定番商品・受賞商品・人気デザインなどのカテゴリーを入れ、カテゴリーページへ遷移させます。

④ 店内ラインナップ一覧への回遊(ショーバナー)

ショーバナーには、店内全体を見てもらうためのカテゴリーを入れます。見せ方の切り口を複数持つと探しやすくなります。

  • 種類別(アウター、ワンピース、シャツ など)
  • 素材・形状別(レザー、コットン など)
  • 使用場所別(キッチン、寝室、ダイニング など)
  • 価格別(ギフト商品を扱う店舗に有効)

商品数が多く迷わせてしまう店舗は、商品共通説明文で企画として提案し、カテゴリー説明文で絞り込みやすくすると回遊が整理されます。

スクロール順は「購買心理の8ステップ」で設計する

スクロール順を購買心理8ステップ(警戒→興味→想像→欲求→比較→納得→決定→満足)で設計する図

スマホは上から下へ読み進められるため、画像と説明文の順番がそのまま説得の順番になります。目安になるのが購買心理の8ステップです。

順心理段階この段階で見せる内容
1警戒第一印象で不安を与えない
2興味インパクトのある画像・キャッチ
3想像購入後の利用イメージ画像
4欲求魅力・こだわりの訴求
5比較販売実績・他商品との違い
6納得仕様・容量・配送などの詳細
7決定期間・個数などの限定感
8満足安心材料・レビューの後押し

画像は最大20枚まで登録できます。フリックするほど購買意欲が高まるため、枚数をそろえたうえで、この心理の流れに沿って順番を決めることが大切です。ファーストビューにあたる1枚目とモバイル用キャッチコピーは、最初に目に触れる勝負どころです。キャッチコピーは全角30文字以内で、検索対象にもなるため必ず入力します。

楽天スマホページで使えるHTMLの制限(現行仕様)

回遊導線を凝ろうとして装飾を入れる際、現在は使えないタグがある点に注意してください。

以前は、スマホページでも比較的自由にタグを使い、独自の装飾や外部コンテンツの埋め込みができました。現在は、2020年7月のスマホ商品ページリニューアル以降、次のタグがエラー扱いとなり利用できません。

  • iframe
  • script
  • link
  • style
  • meta

対象はスマホ用商品説明文・カテゴリ説明文・共通説明文などです。同時にスマホ用商品説明文の画像枚数がPCと同じ最大20枚に拡張されました。つまり、独自のスクリプトやスタイルで作り込むのではなく、用意された編集枠・テキストリンク・画像リンクで回遊を作るのが現行の正しい設計です。HTMLの具体的な書き方は楽天商品ページのHTML編集を参照してください。

今日からできる回遊改善チェックリスト

  1. ダイバナーに「今」の企画を入れ、遷移先を設定したか
  2. 商品説明文の下部に関連商品への案内を1つ以上置いたか
  3. 目玉商品・目玉カテゴリーを空欄のままにしていないか
  4. ショーバナーに複数の切り口のカテゴリーを用意したか
  5. 商品画像を購買心理の8ステップ順に並べ替えたか
  6. 1枚目とモバイル用キャッチコピーで最初の一撃を作れているか
  7. iframe・scriptなどの禁止タグを使っていないか

よくある質問(FAQ)

Q. スマホの回遊で最初に手を付けるべき枠はどこですか。 A. 空欄になりやすい目玉商品・目玉カテゴリーとショーバナーです。ここが未設定だと下部の回遊がゼロになるため、効果が出やすい箇所です。

Q. 関連商品はどこに案内すればよいですか。 A. スマホ用商品説明文の中に、サイズ・カラー違いやセット商品、関連アクセサリーへのリンクを置きます。陳列棚のように「見比べられる」形が有効です。

Q. スマホページでJavaScriptやiframeは使えますか。 A. 使えません。2020年7月のリニューアル以降、iframe・script・link・style・metaはエラー扱いです。回遊は編集枠とテキスト・画像リンクで作ります。

Q. 商品画像は何枚まで登録できますか。 A. PCと共通で最大20枚です。フリックするほど購買意欲が高まるため、枚数をそろえて購買心理順に並べると効果的です。

Q. モバイル用キャッチコピーは必須ですか。 A. 検索対象になるため必ず入力してください。全角30文字以内で、画像で伝えきれない実績やサービス情報を補うと効果的です。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

400社 継続契約
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2年連続 楽天SOY受賞
西尾勝太

SYOTA NISHIO

西尾 勝太

#楽天SOY 2年連続#楽天NATIONS講師#NATIONS AIエバンジェリスト#AI×EC

金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

「現場で結果を出す人が、もっと創造的な仕事に時間を使えるように」

その思いから、売れるECの方程式にAIを掛け合わせたEC特化型AIエージェント「ラクリプ」を開発。

いまも一人のプレイヤーとして店舗に立ちながら、ECに携わる事業者の「次の一手」に伴走し続けている。

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200万→2億円(5年)
13/15NATIONS講師として
短期で売上2倍達成
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EC事業者(継続契約)
250名AI×EC
オンライン勉強会主催

CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは継続契約400社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000ユーザーが利用中

HONORS & POSITIONS

主要な受賞・公職

01楽天SOY 2年連続受賞2024・2025年 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。EC業界でも稀有な実績
02楽天NATIONS講師短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
05ECコミュニティ「COD」運営EC事業者100名超のコミュニティを主宰。AI×ECの知見を継続発信
06ラクリプ400社が継続契約2025年創業のラクダで開発したEC特化AIエージェントが拡大中
07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

MESSAGE

EC事業者の、いちばん近くの味方でありたい

私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

EC運営は、ともすれば孤独になりがちな仕事です。だからこそ、数字にも、迷いにも、いちばん近くで伴走する。それが私たちラクダの役割だと思っています。

西尾 勝太

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