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Qoo10のクーポンを店舗側が発行する方法|メガ割との関係

Qoo10の店舗側は、SHOP商品クーポンとSHOPカートクーポンをQSMから発行できます。どちらもショップ負担のため、メガ割との併用条件や利益額を確認して設計することが重要です。
Qoo10で店舗側が発行できるクーポンの種類
店舗側が自ら発行できる主要なクーポンは、商品単位とカート単位の2種類です。
| 種類 | 適用単位 | 主な対象 | 割引原資 |
|---|---|---|---|
| SHOP商品クーポン | 商品単位 | 個別商品、カテゴリー、ブランド | ショップ負担 |
| SHOPカートクーポン | 同一ショップのカート単位 | ショップ全体、カテゴリー、ブランド | ショップ負担 |
SHOP商品クーポンとは、ショップが指定した商品へ適用する商品単位のクーポンです。商品ごとに販促を強めたい場合や、特定ブランドを訴求したい場合に利用できます。
SHOPカートクーポンとは、同じショップの商品を入れたカートへ適用するクーポンです。旧公式資料では「SHOPクーポン」と表記されており、現在の名称と異なる点に注意してください。
Qoo10が発行する商品クーポンやカートクーポンは、発行主体と費用構造が異なります。メガ割やメガポなどのイベントクーポンも、Qoo10商品クーポンに含まれます。
商品割引やタイムセール、今日の特価は、購入価格から直接値引きする仕組みです。購入者による事前取得が必要なショップクーポンとは区別して管理しましょう。
SHOP商品クーポンを発行する方法

SHOP商品クーポンは、条件登録後にFellowイベントで公開設定まで行う必要があります。
- QSMの「プロモーション」から「Fellowイベント」を開きます。
- 「FellowSHOPクーポン」で商品クーポンを選択します。
- クーポン名と定率または定額の割引を設定します。
- 最低購入金額とクーポンの使用可能期間を入力します。
- 個別商品、カテゴリー、ブランドから対象を指定します。
- 必要に応じてパスワードや先着条件を設定します。
- 条件を登録した後、Fellowイベントで公開・発行を設定します。
- ショップや商品ページにクーポンが表示されたか確認します。
商品は個別に登録できるほか、Excelテンプレートで最大1,000商品まで一括登録できます。商品数が多い店舗では、対象商品の入れ間違いや登録漏れを防ぎやすい方法です。
クーポン条件を保存しただけでは、購入者側の画面に表示されません。公式情報では通常5~10分、状況によって最大30分程度の反映時間が案内されています。
なお、QSMは更新されるため、メニュー名が異なる場合があります。実際の「FellowSHOPクーポン」などの表記は、お使いの管理画面で確認してください。
SHOPカートクーポンを発行する方法
SHOPカートクーポンは、割引条件と購入者への配布条件を分けて設定します。
- QSMから「FellowSHOPクーポン」の管理画面を開きます。
- 「割引クーポンを照会」の下部で新しい条件を作成します。
- クーポン名と、定率または定額の割引を設定します。
- 最低購入金額を適用条件として入力します。
- ショップ全体、カテゴリー、ブランドから対象を選びます。
- 使用可能期間を設定してクーポン条件を登録します。
- Fellowイベントで配布対象と発行期間を設定します。
- 発行数量、取得回数、パスワードなどを入力します。
- イベントリストと購入者側の表示を確認します。
配布対象は、全員またはショップのフォロワー限定として設定できます。Fellowとは、ショップをお気に入りショップへ登録しているQoo10会員のことです。
発行数量を有限にすると、取得後に使われなかったクーポンも枚数へ含まれます。通常は「制限なし」が推奨され、先着企画では早期終了の可能性も案内が必要です。
公開記事では発行イベント期間は最大30日とされています。現行上限や同時発行数は、お使いの管理画面と公式マニュアルで確認してください。
割引率や最低購入金額はどう設計するか
現行の定率範囲を守り、客単価と利益額を基準に最低購入金額を決めます。
| 設定項目 | SHOP商品クーポン | SHOPカートクーポン |
|---|---|---|
| 定率割引 | 5~30% | 2~30% |
| 定額割引 | 設定可能、金額範囲は要確認 | 設定可能、金額範囲は要確認 |
| 最低購入金額 | 設定可能、入力範囲は要確認 | 設定可能、旧記事では1円以上 |
| 使用可能期間 | 設定可能、最大日数は要確認 | 固定期間または発行日からの日数 |
| パスワード | 設定可能 | 設定可能 |
| 発行数量 | 先着条件を設定可能 | 枚数指定または制限なし |
単純に割引率を大きくすると、注文数が増えても利益が残らない可能性があります。商品原価や販売手数料、送料、クーポン原資を含めて注文単位で試算しましょう。
単体商品を集中的に販売する場合は、SHOP商品クーポンが適しています。まとめ買いを増やしたい場合は、最低購入金額付きのSHOPカートクーポンが候補です。
定額クーポンの上下限や一人当たりの取得上限は、公開情報だけでは確認できません。発行前に現行QSMと公式マニュアルで設定可能な範囲を確認してください。
クーポンの費用は誰が負担するか
ショップ発行クーポンは店舗負担で、Qoo10イベントは種類ごとに費用構造が異なります。
| クーポン・イベント | 割引原資 | 店舗側で確認する費用 |
|---|---|---|
| SHOP商品クーポン | ショップ100% | 使用された割引額 |
| SHOPカートクーポン | ショップ100% | 使用された割引額 |
| Qoo10カートクーポン | Qoo10 | 注文に付随する手数料 |
| メガ割20%クーポン | Qoo10が10%、ショップが10% | 店舗負担分と関連手数料 |
| メガポ | Qoo10とショップの共同負担 | 開催回ごとの負担条件 |
メガ割では、通常のカテゴリー手数料に加えて、システム利用料1%が案内されています。Qoo10負担割引が適用された注文には、割引支援手数料0.5%も案内されています。
そのため、Qoo10が割引原資を負担するクーポンでも、店舗側の費用が完全にゼロとは限りません。割引原資と販売・支援手数料を分けて利益計算する必要があります。
イベントの料率や参加条件は変更される可能性があります。正確な負担額は、開催回ごとにQSMへ掲載される規約で確認してください。
SHOPクーポンはメガ割と併用できるか
メガ割とSHOPクーポンは併用できますが、発行主体と種類によって不可となる組み合わせがあります。
| 組み合わせ | 併用 | 注意点 |
|---|---|---|
| メガ割+SHOP商品クーポン | ○ | 同じ基準価格に対して計算 |
| メガ割+SHOPカートクーポン | ○ | メガ割適用後の価格を基準に計算 |
| Qoo10カート+SHOP商品クーポン | ○ | 発行主体が異なる |
| Qoo10カート+SHOPカートクーポン | ○ | カートクーポン同士でも併用可能 |
| SHOP商品+SHOPカートクーポン | × | ショップ発行同士は併用不可 |
| Qoo10商品+Qoo10カートクーポン | × | メガ割との組み合わせも不可 |
| タイムセール+SHOPクーポン | ○ | 一部商品などの制限に注意 |
| セット割引+各種クーポン | ○ | 割引の適用順序を確認 |
基本的な適用順序は、即時割引、商品クーポン、カートクーポン、セット割引の順です。異なる商品クーポンは、即時割引後の同じ価格を基準に計算されます。
販売価格10,000円へメガ割20%とSHOP商品クーポン10%を適用する例では、最終価格は7,000円です。SHOPカートクーポン10%の場合は、メガ割後の8,000円が基準となり7,200円です。
一部のタイムセール商品やカテゴリーでは、個別に利用制限が設けられる場合があります。広告では併用を断定しすぎず、最終価格をカートで確認するよう案内しましょう。
購入者へクーポンの取得方法をどう案内するか

クーポンは自動適用されないため、取得から選択までの操作と利用条件を明示します。
| 案内項目 | 購入者へ伝える内容 |
|---|---|
| クーポン情報 | 正式名称、割引率または割引額 |
| 利用条件 | 最低購入金額、対象商品、除外商品 |
| 期間 | 取得期間、使用期限 |
| 配布条件 | 先着枚数、フォロワー限定、パスワード |
| 利用回数 | 一人当たりの取得・利用回数 |
| 併用条件 | メガ割との併用可否、ショップ発行同士の制限 |
| 操作 | クーポンの取得と選択が必要 |
| 価格確認 | 最終価格はカートで確認 |
SHOP商品クーポンは、商品ページで取得後に「クーポン適用」から選択して使用します。SHOPカートクーポンは、カート画面の「SHOPクーポン」などから選択します。
複数のSHOP商品クーポンが利用できる場合も、購入者自身による選択が必要です。商品画像やバナーだけでなく、商品説明にも操作方法と条件を掲載しましょう。
発行後の効果と精算額はどこで確認するか
発行・使用履歴と販売内訳を照合すれば、利用状況と店舗負担額を確認できます。
発行状況は、FellowSHOPクーポン内の「クーポン発行/使用履歴」で確認できます。クーポンコードを入力すると、発行数量、使用数量、キャンセル数量、合計使用金額を照会できます。
| 評価項目 | 確認する指標 | 次回の調整例 |
|---|---|---|
| 取得後の利用 | 発行数量と使用数量 | 条件や使用期限を見直す |
| 注文の確定状況 | 使用数量とキャンセル数量 | 商品情報や配送条件を確認する |
| 割引コスト | 合計使用金額 | 割引率や最低購入金額を調整する |
| 精算への反映 | 販売詳細内訳 | 注文別の割引額を照合する |
精算額は、QSMの「精算管理」にある「販売内訳」から確認します。SHOP商品クーポンの現行画面上の正式な費用項目名は、公開資料で確認できないため管理画面で確認してください。
クーポン価格を表示するときの注意点
根拠のない通常価格を使わず、取得条件や対象範囲を価格表示の近くへ明記します。
Qoo10の商品登録画面には販売価格と参考価格があります。参考価格には、メーカーが公表した希望小売価格など、店舗側が根拠を説明できる価格を使用してください。
自店の旧価格を比較対象にする場合、消費者庁は過去8週間の過半で販売した価格を目安として示しています。その価格での販売期間が通算2週間以上あり、最後の販売日から2週間以内であることも目安です。
「50%OFF」やクーポン適用価格を表示する場合も、計算の基礎となる価格に根拠が必要です。店舗単独の定率クーポンは最大30%のため、実態と異なる50%OFFクーポンとして訴求してはいけません。
また、メガ割前や開催中に基本販売価格を引き上げ、SHOPクーポンで相殺する運用は避けてください。Qoo10は事前価格をモニタリングしており、対象除外となる可能性があります。
比較期間は開催回によって指定されるため、毎回のQSM案内を確認しましょう。販売価格と店舗負担割引額の履歴も保存し、価格表示の根拠と一緒に管理してください。
関連する自動化ツール
複数商品のクーポン登録作業を効率化するなら、クーポンの一括発行ツールで登録や更新にかかる作業時間を短縮できます。
よくある質問
店舗担当者から寄せられやすい、発行条件やメガ割との関係について回答します。
Qoo10で50%OFFクーポンを店舗側が発行できますか?
SHOP商品クーポンの定率範囲は5~30%、SHOPカートクーポンは2~30%です。そのため、店舗単独の定率クーポンとして50%OFFを設定することはできません。
複数の割引を含む価格を50%OFFと訴求する場合は、適用条件と計算根拠を明示してください。利用できる組み合わせと最終価格は、商品ごとにカート画面でも確認する必要があります。
SHOP商品クーポンとSHOPカートクーポンは同時に使えますか?
同じショップが発行したSHOP商品クーポンとSHOPカートクーポンは併用できません。どちらを選ぶべきか購入者が判断できるよう、対象商品や割引額を分かりやすく案内しましょう。
メガ割中もショップ独自のクーポンを発行できますか?
メガ割は、SHOP商品クーポンとSHOPカートクーポンのどちらとも併用できます。ただし、メガ割前の値上げをクーポンで相殺する方法は、価格設定違反となる可能性があります。
クーポンを登録したのに商品ページへ表示されないのはなぜですか?
クーポン条件の登録だけでは表示されず、Fellowイベントで公開・発行設定が必要です。設定後は最大30分程度待ち、イベントリストと購入者側の両方を確認してください。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。
