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最終更新: 2026.09.09

楽天の頒布会の始め方|定期購入との違い・商品登録の手順・注文の流れと特定商取引法で注意する表示

楽天の頒布会の始め方|定期購入との違い・商品登録の手順・注文の流れと特定商取引法で注意する表示

頒布会は毎回違う商品を決まった周期で届ける販売形態で、同じ商品を届ける定期購入とは異なります。 楽天市場では登録方法も注文の扱いも違うため、頒布会専用の設定と受注条件を確認して始めます。

楽天の頒布会と定期購入・予約購入の違い

楽天の頒布会・定期購入・予約購入の使い分けを示した図。届く商品(頒布会は各回で異なる商品を設定可能で同じ商品も可、定期購入は同じ商品を継続配送、予約購入は将来販売される予定の商品)、回数(頒布会は店舗が全2〜12回を設定、定期購入は完全キャンセルまで継続、予約購入は予約した商品の購入で継続コースではない)、解約(頒布会・定期購入は注文確定前の将来分を停止可能で初回・確定済み分は別扱い、予約購入は注文確定日未到来分を所定の方法でキャンセル可能)、支払い(頒布会・定期購入は各回の注文確定日到来後に決済処理、予約購入は申込時は決済せず注文確定日到来後に処理)。商品補充を続けるなら定期購入、各回の内容や終わりを設計するなら頒布会。定期購入は最初に作られる配送予定が1年分または24回分の短いほうまでで、契約の上限ではなく各回の確定に応じて配送予定が追加される仕組みを示した図

楽天の頒布会は店舗が配送内容と回数を組み立てる仕組みで、定期購入や予約購入とは使い分けます。

比較項目頒布会定期購入予約購入
届く商品各回で異なる商品を設定可能。同じ商品も可能同じ商品を継続配送将来販売される予定の商品
回数店舗が全2~12回を設定完全キャンセルまで継続予約した商品の購入。継続コースではない
解約注文確定前の将来分を停止可能。初回・確定済み分は別扱い注文確定前の将来分を停止可能。初回・確定済み分は別扱い注文確定日未到来分は所定の方法でキャンセル可能
支払い各回の注文確定日到来後に決済処理各回の注文確定日到来後に決済処理申込時は決済せず、注文確定日到来後に処理

頒布会には同一商品も登録できるため、「必ず毎回違う商品でなければならない」という制限ではありません。 商品補充を続けるなら定期購入、各回の内容や終わりを設計するなら頒布会が企画の目安になります。

定期購入で最初に作られる配送予定は、1年分または24回分のうち、短いほうまでとなります。 これは契約の上限ではなく、各回の確定に応じて配送予定が追加される仕組みとして理解します。

楽天の頒布会の利用条件と手数料

頒布会は追加の利用申込や従来の月額利用料が不要ですが、売上に応じた追加のシステム利用料が発生します。

確認項目条件・料金
利用申込リニューアル後は不要
月額利用料従来の5,000円を廃止
頒布会のシステム利用料出店プランのシステム利用料に、対象サービスの売上基準高の2%を追加
消費税システム利用料には別途請求
購入者楽天会員限定
予約購入との違い予約購入の追加サービス利用料は無料。ライトプランでは予約購入を利用不可

2%は出店プランのシステム利用料への追加料率なので、決済などの別費目も含めて収支を確認します。楽天市場の料金詳細

頒布会固有の対象ジャンルの網羅的な一覧や、利用開始までの所要期間は公開情報では確認できません。 商材を追加する際は、楽天市場全体の禁止商材や事前審査条件も併せて確認してください。

頒布会リニューアル後のRMS変更点

2025年3月のリニューアルでは頒布会の画面デザインと配送設定が変わり、マルチSKUにも対応しました。

RMSの項目・機能リニューアル後の仕様
商品登録・編集通常購入商品と画面デザインを統一。頒布会として登録
バリエーションシングルSKU・マルチSKUに対応
お届け日「月ごとに日付を指定」「週ごとに曜日を指定」の一方または両方
廃止項目「最終回価格」「お買い物ステップ説明文」「サイズ表リンク」「取り寄せ可能表示」
CSV商品一括編集normal-item.csv、item-delete.csvに頒布会関連項目を追加
商品API 2.0頒布会の登録・編集に対応し、パラメータ等を変更
お届け準備期間設定機能頒布会・定期購入は全店舗一律10日となり、設定機能を廃止
早期注文確定機能頒布会・定期購入は廃止。予約購入は利用可能

定期購入は通常商品との登録画面が統合され、画像上限も従来の3枚から20枚へ変更されています。 「通常+定期購入」で販売し、原則5%以上安くするルールも、定期購入に関する条件です。

頒布会にも同じ割引義務があると解釈せず、「頒布会販売価格」と「初回価格」で価格を設計します。 CSVの旧項目併用は約半年の予定とされていたため、現在の対応項目はRMSの管理画面内で確認します。

RMSで頒布会商品を登録する手順

RMSで頒布会商品を登録する手順を示した図。1 店舗設定→1 商品管理→1 商品編集→商品一覧・登録、2 新規商品登録(シングルSKUまたはマルチSKU)、3 価格設定(頒布会販売価格、初回だけ異なる場合は初回価格)、4 販売設定(販売期間指定、頒布会購入ボタン、注文受付数)、5 頒布会設定(ユーザーが指定可能なお届け日、お届け回数)、6 発送商品名(各回の入力は必須、商品ページへの発送商品名の表示を選択)、7 入力内容を確認して登録を押し頒布会商品登録完了の表示を確認。登録後はPCとスマートフォンで商品ページを見る(スマートフォン用の確認リンクは店舗向けなので他の商品ページやR-Mailには転用しない)。入力時に間違えやすい点として、頒布会販売価格・初回価格は全回の合計ではなく1回分の金額、販売期間指定は配送期間ではなく申込可能期間で期間外も商品ページは表示、頒布会購入ボタンをつけないと楽天市場の検索結果に表示されない、注文受付数は1回の発送で届く商品数で1つずつ発送するなら「1」、お届け回数は2〜12回から設定することを示した図

RMSの管理画面で商品ページのタイプを選び、「価格設定」「販売設定」「頒布会設定」の順に入力します。

  1. 「店舗設定」から「1 商品管理」「1 商品編集」「商品一覧・登録」へ進みます。
  2. 「新規商品登録」を押し、頒布会商品のシングルSKUまたはマルチSKUを選択します。
  3. 「価格設定」で「頒布会販売価格」を入力し、初回だけ異なる場合は「初回価格」を入力します。
  4. 「販売設定」で「販売期間指定」「頒布会購入ボタン」「注文受付数」などを設定します。
  5. 「頒布会設定」で「ユーザーが指定可能なお届け日」と「お届け回数」を設定します。
  6. 各回の「発送商品名」を入力し、「商品ページへの発送商品名の表示」を選択します。
  7. 入力内容を確認して「登録」を押し、「頒布会商品 登録完了」の表示を確認します。
登録項目入力時に間違えやすい点
頒布会販売価格・初回価格全回の合計ではなく、1回分の金額を入力
SKU毎に入力SKU別価格を設定可能。「一括入力」で複数SKUに同じ値を設定
商品単位入力に戻す入力済みのSKUごとの販売価格が削除される
消費税率「店舗の税率設定を使用」または商品単位で0%・8%・10%を選択
消費税税込・税別を指定。税別設定でも商品ページは税込表示
販売期間指定配送期間ではなく申込可能期間。期間外も商品ページは表示
頒布会購入ボタン「ボタンをつけない」では楽天市場の検索結果に表示されない
注文受付数1回の発送で届く商品数。1つずつ発送するなら「1」
お届け回数2~12回から設定
発送商品名商品ページで非表示にしても、各回の入力は必須

登録後は「商品ページを見る(PC)」と「商品ページを見る(スマートフォン)」で表示を確認します。 スマートフォン用の確認リンクは店舗向けなので、他の商品ページやR-Mailには転用しないでください。

頒布会商品の編集・削除と在庫設定の注意点

頒布会商品の編集は商品一覧から行い、更新前に既存申込と商品番号への影響を確認しておきます。

  1. RMSの管理画面で「商品一覧・登録」を開き、編集対象の頒布会商品を絞り込みます。
  2. 対象商品の「編集」を押し、「価格設定」「販売設定」「頒布会設定」を修正します。
  3. 「更新する」を押し、PC版・スマートフォン版の商品ページで修正内容を確認します。
  4. 削除する場合は対象商品の「削除」を押し、確認画面でも「削除」を押します。

「商品管理番号(商品URL)」は変更できないため、変更が必要な場合は新規登録で対応します。 削除した商品は復活できないため、継続中の申込がある商品を整理目的で削除しないでください。

頒布会は「在庫戻し設定」と「在庫切れ時の注文」の対象外で、設定しても利用できません。 定期購入向けの在庫連動を前提にせず、各回の出荷数量と確保した在庫を店舗側で照合します。

登録完了画面には「組み合わせ販売設定の編集」の説明がある一方、API仕様は頒布会を対象外としています。 説明に差があるため、リンクの存在だけで利用可能と判断せず、設定前にRMSの管理画面内で確認します。

頒布会の注文の流れと注文確定保留・早期確定

頒布会は各回の注文確定に沿って発送を進め、定期購入専用の保留処理と共通の機能を区別します。

段階店舗が確認すること
購入申込コース、数量、お届け日、支払方法を申込情報で確認
注文確定前各回の商品・数量・配送予定と、変更やキャンセルを照合
注文確定確定済みの注文を確認し、各回の決済・発送処理へ進む
発送対象回の「発送商品名」と照合し、取り違えを防止
継続対応欠品・遅延時は購入者へ連絡し、変更やキャンセルを処理

売買契約は規約第3条により、所定の承諾通知が購入者へ届いた時点で、解除条件付きで成立します。 システム上の注文確定と契約成立は別であり、決済処理は第4条第3項により注文確定日到来後に行います。

新規の頒布会・定期購入では、銀行振込やセブンイレブンなどの前払い決済を指定できません。 「ローソン、郵便局ATMなど(前払い)」も対象で、注文確定日と口座引落日を同一視しないでください。

受注機能対象と具体的な運用
早期注文確定機能頒布会・定期購入では全申込で廃止。予約購入のみ継続
在庫連動機能リニューアル後の定期購入の新規申込が対象。購入申込時に1回分、以降は各お届け回の注文確定時に1回分を引き落とし
在庫不足予測機能同対象の2回目以降について、毎週月曜日9:00までに今後4週間分を予測
注文確定保留機能同対象の2回目以降で、在庫不足やSKU管理番号の不一致時に保留
保留の期限注文確定日から5日間不足が続くと当該回をキャンセル。お届けまで5日未満なら予定日当日
保留の通知店舗にメール配信し、「購入申込受付管理画面」にも表示。購入者にはメール配信なし

定期購入の保留は、在庫補充や、申込と商品情報のSKU管理番号を一致させる編集で対応します。 廃番などで補充できないときは購入者へ連絡し、対象のお届けをキャンセルする必要があります。

商品削除による完全キャンセルとSKU変更による保留は、共通の注意書きと定期購入の詳細説明で対象表記に差があります。 頒布会にも同じ自動処理が働くとは断定せず、有効な申込がある商品は削除・番号変更前に確認します。

頒布会の解約期限とキャンセル料

頒布会の解約は将来のお届けを停止する操作で、初回や確定済み注文まで一括で取り消すものではありません。

購入者は「申し込み履歴」の「申込詳細」から、変更・スキップ・キャンセルの操作へ進みます。 スキップは対象回を止める操作で、解約は今後のお届けを停止する操作です。楽天市場の変更手順

案内・規定期限や条件
購入者向けFAQ(定期購入の継続分の案内)継続分はお届け予定日の13日前に通知、10日前まで変更等が可能。頒布会に同じ日数が当てはまるかは公開情報では確認できない
RMSの操作説明購入者は注文確定処理が実施されるまで変更・キャンセル可能
店舗の申込内容変更注文確定日の2日前まで
規約第3条注文確定日の午前0時より前のキャンセル処理を解除条件として記載
規約第4条の2注文確定日未到来分はキャンセル可能で、原則として費用請求不可

FAQの日数表現と、規約・RMSの時刻表現には差があるため、期限当日の操作を約束しない案内にします。 該当回の申込詳細で期限と確定状況を照合し、購入者には余裕を持つ手続きを案内してください。

規約第4条の2第3項には、貸付品等について楽天の事前承諾を得た場合などの費用請求の例外があります。 例外でも購入者への条件明示と同意が必要で、店舗独自の違約金を自由に設定できる意味ではありません。

頒布会の割引・ポイント・クーポン

頒布会の価格施策は専用の価格設定を基準とし、定期購入の割引やクーポン条件を転用しません。

項目頒布会での扱い
定期購入の原則5%以上割引頒布会には適用されない
初回価格RMSで初回のみ異なる金額を設定可能
クーポン利用不可
ポイント利用1ポイント=1円。各回の注文確定時の保有状況で利用数が確定
SPU2025年4月から対象。各回の注文確定月の倍率を適用
ショップ買いまわり対象期間中に申し込んだ初回分が対象

購入者向けの現行FAQでは定期購入の初回クーポンを認める一方、RMSの説明は申込時の利用不可としています。 頒布会は利用不可ですが、定期購入も併売する店舗は、対象クーポンと現在の設定条件を確認します。楽天市場のポイント・クーポンFAQ

定期購入の価格改定は、2025年3月30日以降の新規申込なら、条件を満たす場合に自動反映されます。 注文確定日の3日前に反映し、メールとアプリのプッシュ通知で知らせる仕組みで、同日より前の継続申込や頒布会へ一律に当てはめません。

自動反映の判定項目必要な状態
定期購入設定・注文ボタン「設定する」「注文ボタンを表示」
商品・SKU倉庫外で定期購入販売価格を設定し、申込に紐づくSKUが未削除
店舗ステータス「改装中」ではない

頒布会の特定商取引法表示と最終確認画面

頒布会でも継続購入の条件を明示し、商品ページと最終確認画面の両方で購入者が負担を判断できるようにします。

特定商取引法第12条の6は、申込完了直前に必要事項を一覧性のある形で確認できる表示を求めています。 商品ページへの記載だけで、最終確認画面の表示義務まで果たせるわけではありません。消費者庁の通信販売解説

最終確認画面の表示事項頒布会の商品ページにも書くこと
分量各回の商品・数量・内容量、お届け回数、コース全体の分量
販売価格・送料初回と以後の価格、各回の送料、コース全体の支払総額
支払時期・方法選択できる支払方法と各回の支払時期。各回払いであること
引渡時期初回と以後のお届け時期、配送間隔、最終回までの予定
申込みの撤回・解除解約方法・期限、確定済み分の扱い、返品条件と費用負担
申込期間期限を設ける場合の申込締切。配送期間や解約期限との区別

発送商品名を非表示にする設定でも、数量や内容量などの法定事項を省略できるわけではありません。 初回価格を強調する場合も、以後の価格と総額が容易に分かる表示にします。消費者庁の表示ガイドライン

  1. コース冒頭に継続配送であることを記載し、各回の商品・数量・配送予定を表にまとめます。
  2. 価格表には1回分と総額を明示し、送料や手数料も含めた購入者負担を確認します。
  3. 解約方法・受付期限・返品条件をまとめ、申込内容や最終確認画面と照合します。
  4. 公開時と変更時の表示を保存し、問い合わせ時に申込時点の条件を確認できるようにします。

広告には事業者の名称・住所・電話番号等も必要で、最終確認画面の項目だけでは表示全体を満たしません。 操作上のキャンセル制限と、法令に基づく取消しや返品の権利は分けて対応してください。

よくある質問(FAQ)

頒布会を始める際は、回数・価格・在庫機能・解約の範囲を押さえると、登録と顧客対応の誤りを減らせます。

頒布会は必ず毎月届けるサービスですか

毎月配送に限らず、「月ごとに日付を指定」「週ごとに曜日を指定」の条件で配送計画を設定できます。

頒布会は全何回まで登録できますか

店舗が2~12回で設定し、定期購入の「1年分または24回分」という配送予定の作成範囲とは区別します。

初回だけ安くして販売できますか

「初回価格」で初回分だけ異なる価格を設定でき、通常の「頒布会販売価格」とともに1回分を入力します。

頒布会のキャンセルで在庫は自動的に戻りますか

頒布会は「在庫戻し設定」の対象外なので、キャンセル後は店舗側で必要な在庫調整を確認してください。

解約したのに商品が届くのはなぜですか

初回や操作前に確定した注文は配送停止の対象外となるため、解約日時と該当回の確定状況を照合します。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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959人 ラクリプウォーク利用者
2年連続 楽天SOY受賞