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ラ・クーポン(RaCoupon)とは?楽天のクーポン機能とレビュークーポンの仕組み・設定・注意点

「ラ・クーポン(RaCoupon)」とは、楽天市場のクーポン機能の総称です。外部ツールの名前でも、レビュー専用の機能でもありません。店舗は割引率・利用期間・対象商品・購入回数などの条件を決めてクーポンを発行でき、楽天会員は無料で使えます。
検索でよく見る「レビュークーポン」は、楽天公式の独立した商品名ではなく、店舗が『レビュー投稿でクーポンプレゼント』を行う施策の通称です。この記事では、RaCouponの全体像・クーポンの種類・レビュークーポンの正体と設定・依頼時の注意点(景品表示法/ステマ規制)を、出店者向けに整理します(画面名・仕様は変わるため、最終確認は楽天RMSの公式で)。
ラ・クーポン(RaCoupon)とは(楽天のクーポン機能の総称)
まず、紛らわしい呼び方を切り分けます。
| 呼称 | 正体 |
|---|---|
| RaCoupon(ラ・クーポン) | 楽天のクーポンサービスの総称。会員は無料で利用 |
| ショップクーポン | 各店舗がRMSで発行する楽天市場内のクーポン |
| サンキュークーポン | 購入完了後などに自動付与される購入後クーポン |
| 「レビュークーポン」 | 「レビュー投稿で次回クーポン」という店舗施策の通称(公式の商品名ではない) |
| らくらくーぽん等 | RMS/APIと連携する外部のレビュー施策ツール(楽天の標準機能ではない) |
つまり、「レビューを書いたらラ・クーポンをプレゼント」という表現の実態は、多くの場合店舗がRMSで発行したショップクーポンを、レビュー投稿後に案内しているというだけです。RaCoupon=レビュー機能、ではない点をまず押さえましょう。
クーポンの種類(配布型・サンキュー・サービス)
RMSで扱える楽天クーポンは、大きく次の3種類です。
| 種類 | 特徴 | 費用の考え方 |
|---|---|---|
| クーポン(配布型) | ページやメルマガから、ユーザーが自分で取得する | 割引原資は店舗負担 |
| サンキュークーポン(自動付与型) | 商品購入後に自動でプレゼントされる | 割引原資は店舗負担 |
| サービスクーポン | 楽天が発行するクーポン | 費用は楽天負担 |
レビュー施策で使うのは、主に配布型クーポンです。なお、買取型の「RaCoupon買うクーポン」は2017年11月に「Eクーポン」へ変わっており、現在の店舗運用では配布型・サンキューが中心です。
「レビュークーポン」の正体と作り方

「レビュークーポン」は、独立した機能ではなく配布型クーポンの使い方の一つです。実現の流れはシンプルです。
- RMSで配布型のショップクーポン(例:次回使える10%OFF)を作る
- 商品ページや同梱物で「レビュー投稿でクーポンプレゼント」と案内する
- レビュー投稿を確認し、対象のお客様にクーポンを案内・配布する
ポイントは、割引の原資は店舗が負担するということ。レビューが増えれば将来の売上につながりますが、割引分のコストは織り込んでおく必要があります。
設定方法(RMS 店舗設定>クーポン設定)
配布型クーポンの発行手順は次のとおりです。
- RMSにログインし、左メニューの「店舗設定」>「6 クーポン設定」を開く
- 「クーポン(配布型)」を選択する
- 「クーポン(配布型)を新規登録する」をクリック
- 割引率・利用期間・対象商品・購入回数などの条件を入力して登録
発行後は、「店舗設定>クーポン設定>クーポン効果測定」で利用状況を確認できます。獲得済みで未使用のクーポンは、利用期限が近づくと楽天から自動でリマインドメールが送られるため、店舗の手間なく利用を後押しできます。
レビュー依頼の注意点(景品表示法・ステマ規制)
レビュークーポンで最も注意すべきは、レビュー依頼のやり方です。2023年10月から、いわゆるステルスマーケティング(ステマ)が景品表示法で規制されています。次の点を守りましょう。
- 高評価を条件にしない:「★5をつけたらクーポン」など、評価内容を見返りの条件にしない(投稿自体を条件にするのが基本)
- サクラ・自作自演をしない:関係者による投稿や、内容を指示したレビューはNG
- 見返りがあることを隠さない:クーポン特典があることは、わかりやすく明示する
- 楽天のレビューガイドラインに従う:楽天の「みんなのレビュー投稿ガイドライン」に反する依頼はしない
「良い評価を書いてくれたら割引」ではなく、「レビュー投稿(内容は自由)に感謝してクーポン」という設計にするのが安全です。
楽天公式の「レビュー依頼メール」と併用する
楽天市場には、注文時にレビュー投稿を促す仕組みが用意されています。購入者が注文時にチェックを入れると、楽天からレビュー依頼のメールが届きます。これは投稿を促す機能で、クーポンを自動で配る機能ではありません。
そのため、実務では次の2つを組み合わせるのが効果的です。
| 仕組み | 役割 |
|---|---|
| 楽天のレビュー依頼メール | 購入者にレビュー投稿のきっかけを作る(公式機能) |
| 配布型クーポン(レビュークーポン) | 投稿してくれた人への特典として配る(店舗施策) |
「依頼メールで思い出してもらい、投稿してくれたらクーポンでお礼」という流れにすると、レビュー件数が伸びやすくなります。なお、サンキュークーポンは購入者全員に自動付与され、レビュー投稿が条件ではない点に注意してください(レビュー特典として使うなら配布型で設計します)。
効果と使い方のコツ
レビュークーポンは、うまく使うとレビュー件数を大きく伸ばせます。ある事例では、施策開始前は月2件だったレビューが、開始1か月で20件まで増えたと報告されています。効果を高めるコツは次のとおりです。
- 次回使えるクーポンにして、レビュー投稿とリピート購入を同時に狙う
- 同梱物・サンクスメール・商品ページで案内の接点を増やす
- 割引率は粗利から逆算し、原資負担を織り込む
レビューは新規顧客の購入判断に効く資産です。原資負担を管理しながら、レビューとリピートの両方を伸ばす設計にしましょう。
FAQ
ラ・クーポン(RaCoupon)は有料ですか?
RaCouponは楽天のクーポン機能の総称で、会員は無料で利用します。店舗側は、配布型・サンキュークーポンの割引原資(値引き分)を負担します(サービスクーポンは楽天負担)。
レビュークーポンは楽天の専用機能ですか?
いいえ。「レビュークーポン」は公式の独立した商品名ではなく通称です。実態は、配布型のショップクーポンを、レビュー投稿後に案内する施策です。
レビュークーポンはどこで設定しますか?
RMSの「店舗設定」>「6 クーポン設定」>「クーポン(配布型)」から新規登録します。利用状況は「クーポン効果測定」で確認できます。
「★5をつけたらクーポン」はダメですか?
避けてください。評価内容を見返りの条件にするのは、ステマ規制や楽天ガイドラインに触れるおそれがあります。投稿自体を条件にし、特典があることを明示しましょう。
「らくらくーぽん」などのツールは必要ですか?
必須ではありません。レビュークーポンはRMSの標準機能(配布型クーポン)だけでも実現できます。外部ツールは、レビュー投稿者への配布や運用を自動化・効率化したい場合の選択肢です。まずは標準機能(配布型クーポン)で始め、件数が増えて手作業での確認・配布が重くなってから、自動化ツールの導入を検討すると無駄がありません。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



