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楽天RPPで新商品に広告費がかかるのを防ぐには|対象の確かめ方と除外の登録

RPPで新商品に広告費をかけたくない場合は、商品管理番号を「除外商品」に登録します。 RPPが有効な店舗では、新商品も原則として広告候補に入り、広告がクリックされると費用が発生します。 公開前に商品を倉庫に入れた状態で登録し、除外登録と反映待ちを済ませてから公開する運用をおすすめします。
新商品が広告の対象になる仕組み

RPPは登録済みの全商品を原則として広告候補にするため、新商品だけを別途入稿する必要はありません。
その中から掲載商品が自動選定されるため、広告対象になっても、すべての商品が掲載されるわけではありません。
| 設定・仕組み | 役割 | 新商品での注意点 |
|---|---|---|
| 全商品配信 | RMSの全商品を原則として広告候補にする | 個別の広告登録をしていない新商品も対象になる |
| 商品別CPC | 個別商品のクリック単価を設定し、露出強化に使う | 設定した商品だけに配信を限定する仕組みではない |
| キーワード別CPC | 個別商品に登録したキーワードごとの単価を設定する | キーワード未登録を広告対象外の根拠にしない |
| 除外商品 | 指定商品をRPPに表示させず、課金対象外にする | 広告費をかけたくない新商品に設定する |
商品別CPCを登録していないことと、除外商品に登録していることは、別の状態として管理する必要があります。
楽天の公開特約でも、第2条で対象商品と店舗による除外指定を定め、第6条でクリック時の課金を定めています。楽天の公開特約
RPPで広告対象外になる商品の条件
倉庫格納や在庫切れなどは配信されない条件ですが、在庫切れでも注文を受け付ける商品は広告候補になります。
RMSのマニュアルでは、次の条件が案内されています。広告費をかけない方針の商品は、販売状態に加えて除外登録も確認します。
| 商品の状態 | RPPの扱い |
|---|---|
| 倉庫に格納されている、RMSから削除されている | 配信されない |
| 販売期間が終了している | 配信されない |
| 在庫がない | 原則として配信されない |
| 在庫切れでも注文を受け付ける設定 | 在庫がなくても配信対象になる |
| サーチ非表示、闇市商品に設定されている | 配信されない |
| 買い物ボタンがあるが価格が0円 | 配信されない |
| 買い物ボタンがなく、資料請求などもできない | 配信されない |
| 除外商品に登録されている | RPPに表示されず、課金対象外になる |
閉店店舗の商品、禁止商材や楽天市場のルールに違反する商品なども、広告が配信されない条件に含まれます。
在庫や公開状態が変わると配信条件も変わるため、広告を止める方針と商品の販売状態を分けて確認します。
除外商品の登録と解除
RMSの「除外商品」で商品管理番号を登録し、解除するときは登録済みリストから除外設定を削除します。
- RMSの管理画面で「広告(プロモーションメニュー)」から「検索連動型広告(RPP)」へ進みます。
- サブメニューの「除外商品」を開き、「+新規登録」から除外商品の新規登録画面へ進みます。
- 広告に出したくない商品の「商品管理番号」を入力し、「確認する」で対象商品の確認へ進みます。
- 確認画面で対象商品を照合し、除外したくない商品はチェックを外してから「登録する」を押します。
- 完了メッセージだけで終わらせず、登録済みの除外商品一覧にも対象商品があることを確認します。
解除するときは、登録済みリストの対象商品にチェックを入れて、「設定削除」で除外設定を削除します。
ここで削除するのは広告の除外設定であり、RMSの商品そのものを削除する操作と取り違えないようにします。
除外商品の登録上限は50,000件で、有効なキャンペーンがなくても、除外商品の登録と削除はできます。
CSVで除外商品を一括登録する方法
商品数が多い場合は「一括アップロード」を使い、商品管理番号ごとにnで除外登録、dで除外解除を指定します。
- 「除外商品」の「一括アップロード」を開き、「サンプルフォーマットはこちら」から書式を取得します。
- 「商品管理番号」と「コントロールカラム」を入力し、登録は半角のn、除外解除は半角のdを指定します。
- 文字コードをShift-JISにして保存し、件数と容量、商品管理番号の表記が変わっていないか確認します。
- 「ファイル参照」で作成したファイルを選び、「アップロード」を押して処理結果を確認します。
- 失敗件数を確認し、失敗があれば「エラー内容を確認する」を開きます。一部成功なら、失敗した行だけを修正して再送します。
- 登録済み一覧で結果を確認し、全件を照合するときは「全件ダウンロード」で除外リストを取得します。
| 項目 | 確認する仕様 |
|---|---|
| 除外リスト | 店舗ごとに1つ |
| 必須の先頭行 | コントロールカラム、商品管理番号 |
| 操作の指定 | nは除外登録、dは除外登録の削除 |
| ファイル形式・文字コード | CSVまたはTXT、Shift-JIS |
| 1回のアップロード | 10,000件まで、2MBまで |
| 除外商品の総数 | 50,000件まで |
| 特定の商品管理番号 | 0始まり、または11桁以上の半角数字のみならTXT形式 |
追加分だけをnでアップロードすれば既存の除外商品に追加され、dで指定しなかった商品の除外は維持されます。
表計算ソフトで先頭の0が消えるなど、商品管理番号が変わることがあります。該当する番号は元の表記を保ち、TXT形式で扱います。
「商品番号」との取り違え、全角文字、空欄、重複、商品URLやメモの混入も、登録エラーの原因になります。
既に除外済みの商品をnで指定した場合や、未登録の商品をdで指定した場合も、処理失敗の原因になります。
たとえば除外登録10件中2件だけ失敗したときは、成功した8件を含めて再送すると、既に除外済みの行がエラーになります。
除外設定の反映時間と商品管理番号の再利用
除外登録の反映は通常5分程度、最大24時間以内です。新商品は倉庫に入れたまま除外登録し、反映待ちの時間を確保します。
| 操作・事象 | 確認できる時間や注意点 |
|---|---|
| 除外商品の登録 | 通常5分程度、最大24時間以内に反映 |
| CSVの登録処理 | 登録済み一覧への表示に数分かかる場合がある |
| RPPを有効にする | 規約同意・有効設定後24時間以内に配信開始 |
| RMSの商品情報を変更する | 24時間以内に広告原稿へ反映、掲載保証はない |
| RMSから商品を削除する | 除外登録も自動削除され、数分かかる場合がある |
新商品を公開する前なら、次の順で進める運用をおすすめします。倉庫に入れている間は、購入者に商品ページが表示されません。
- 商品登録画面の「倉庫指定」で、商品全体を倉庫に入れて登録します。画面に応じて「倉庫に入れる」または「倉庫」を選びます。
- 登録した商品管理番号を、RPPの「除外商品」に登録します。
- 登録完了メッセージと除外商品一覧を確認し、商品管理番号・操作日時を記録します。
- 除外登録から24時間の余裕を取り、一覧を再確認してから倉庫指定を解除して公開します。
一覧に載ったことは登録結果の確認です。広告配信への反映完了と同じ意味ではないため、公開までの待ち時間も予定に入れます。
RMSのマニュアルでは、商品情報を取得できない商品管理番号は登録エラーになると説明されています。商品登録前の番号を先に除外する前提では作業を組みません。
同じ商品管理番号で商品を新規登録し直しても、以前の除外登録は復活しないため、改めて除外登録が必要です。
除外解除にかかる時間は、確認したRMSのマニュアルでは明示されていません。解除後は一覧の設定を確認し、掲載の有無とは分けて判断します。
レポートで新商品の費用を確かめる
「パフォーマンスレポート」の「商品別」で、新商品の「クリック数」と「実績額」を確認します。
- RMSの「検索連動型広告(RPP)」で、サブメニューの「パフォーマンスレポート」を開きます。
- 集計単位を「商品別」にし、登録日以降の調べたい期間を1ヵ月以内で指定します。指定商品を検索する場合は「全期間で表示」か「月ごとに表示」を選びます。
- 指定商品を検索するときは商品管理番号を入力し、必要な項目を選んで「この条件で検索」を押します。
- 保存して照合する場合は「この条件でダウンロード」からCSVを取得し、新商品の台帳と突き合わせます。
| 見る項目 | 確かめること |
|---|---|
| 商品管理番号 | 新商品台帳と同じ商品か |
| 日付・集計期間 | 登録日以降や除外操作日の実績を含むか |
| クリック数 | 広告経由でクリックが発生したか |
| 実績額 | クリック獲得にかかった広告費はいくらか |
| CPC実績 | 実績額をクリック数で割った平均単価 |
| 売上金額・売上件数 | 店舗内全商品を対象とした広告経由の売上 |
| CVR・ROAS・注文獲得単価 | 購入転換率、広告費回収率、売上1件の獲得費用 |
商品別レポートはクリックのある商品が対象のため、一覧にないことだけでは、除外済みとは判断できません。
ランキングはTOP10に限られるため、圏外の商品も調べるときは「全商品レポートダウンロード」を使います。
全商品レポートの対象期間は1ヵ月以内で、一度にダウンロードできるレポートは最大5件です。「5件」は商品数の上限ではありません。
レポートは72時間で「ダウンロード履歴」から削除されるため、取得後に手元へ保存して照合します。
除外後に費用が見つかったら、まず商品管理番号と集計日を照合します。除外操作より前や反映待ちの間のクリックが含まれるか確認します。
RPPの売上とROASを読むときの注意点
広告経由売上にはクリック商品以外の購入も含まれるため、新商品自体の採算とは分けて判断する必要があります。
| 計測の条件 | 読み間違えやすい点 |
|---|---|
| 店舗内全商品が対象 | 新商品の広告から別商品を買った売上も含む |
| クロスデバイスを含む | PCでクリックし、スマートフォンで購入した売上も含む |
| 12時間と720時間 | 720時間の実績には12時間の実績も含む |
| 売上の計上日 | 購入日ではなく、広告がクリックされた日に計上 |
| 値引き・キャンセル | ポイント・クーポンの値引き分や購入キャンセル分は反映されない |
| 新規・既存の区分 | 過去2年以内の、その店舗での購入有無で区分 |
12時間と720時間の数値は合算せず、同じ計測期間で比較し、新商品そのものの販売実績も別に照合します。
説明上はクリックのある商品が対象ですが、クリックがなくても売上が表示される場合があるとの注記もあります。
RMSのマニュアルでも詳細は不明とされています。課金の確認には、売上だけでなく「クリック数」と「実績額」を使います。
商品登録の日に決めること

商品登録の完了条件に「広告に出すかの判断」と「設定結果の確認」を加え、判断待ちの商品は一旦除外します。
以下は店舗内の運用案です。担当者が替わっても判断を引き継げるよう、解除条件と確認日まで決めておきます。
| 判断 | 商品の状態 | 登録日に行うこと |
|---|---|---|
| 出す | 販売準備が整い、広告で販売したい | CPC、許容広告費、実績を確認する担当者を決める |
| 除外 | 広告費を使わない方針、販売準備中 | 除外登録を行い、対象商品と処理結果を確認する |
| 様子を見る | 原価・納期・広告方針が未確定 | 一旦除外し、解除条件と判断日を台帳に残す |
「様子を見る」はRPPの設定名ではなく、判断待ちの間に広告費をかけないための、店舗内の管理区分です。
| 商品区分 | 登録日に確認すること | 店舗での判断例 |
|---|---|---|
| セット商品 | セット全体の利益、送料、構成商品の供給 | 単品とは別に判断し、未確定なら除外する |
| 予約商品 | 受付数量、発送予定、在庫切れでも注文を受け付ける設定 | 在庫0でも広告候補になる設定かを確認し、出さない方針なら除外する |
| テスト登録 | 仮画像・仮価格の有無、購入できる状態か | 広告除外に加え、商品の公開状態も確認する |
セットや予約、テストという呼び方だけで自動除外されると判断せず、それぞれの商品管理番号で設定を確認します。
台帳には登録日、判断理由、操作日時、作業者、確認結果、解除条件を残し、広告担当者へ引き継ぎます。
許容広告費は店舗の管理基準であり、商品単位で設定額に達すると自動停止する機能を意味するものではありません。
RPPのCPC料金で公開資料と異なる点
公開PDFでは商品CPCは10円から、RMSのマニュアルでは設定する上限クリック単価は20円からと案内されています。
公開PDFは2024年6月20日更新の資料です。実際の課金単価は、RMSのマニュアルでは最低10円から設定した上限内で変動すると説明されています。
設定できる上限単価と実際の課金単価を区別し、入力時はRMSの最新表示とマニュアルを確認します。広告費をかけたくない新商品には、単価調整ではなく除外登録を使います。楽天の公開RPP資料
よくある質問(FAQ)
新商品の対象判定では、商品登録、単価設定、除外設定を分けて確認すると、広告費の見落としを防ぎやすくなります。
RPPで新商品を自動除外できますか?
確認したRMSのマニュアルには、新商品を一律に自動除外する機能の案内はありません。商品を登録するたびに除外の要否を確認し、出したくない商品を除外登録します。
商品別CPCを設定しなければ広告には出ませんか?
商品別CPCが未設定でも全商品を原則として対象にするため、配信させたくない場合は除外登録が必要です。
在庫切れの商品なら除外登録は不要ですか?
在庫切れでも注文を受け付ける設定なら配信対象となるため、在庫切れだけを根拠に広告対象外と判断しません。
除外登録後はすぐに広告費が止まりますか?
除外登録の反映は通常5分程度、最大24時間以内のため、操作直後から広告費が止まる前提では運用しません。
同じ商品管理番号で作り直せば除外は引き継がれますか?
RMSの商品削除で除外登録も削除されるため、同じ商品管理番号で新規登録した商品は改めて除外登録します。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
AI社員アプリ・運営代行・ECコンサルまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。
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