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楽天市場の広告の種類と使い分け|RPP・TDA・クーポンアドバンス

結論から言うと、楽天市場の広告は「運用型」と「ディスプレイ(掲載保証型)」の2系統に分かれ、目的(集客・認知・リピート・セール)と課金方式(クリック/インプレッション/成果/固定)で選ぶのが正解です。 まず全店舗に効く運用型のRPP広告とクーポンアドバンス広告から始め、月商が育ってからTDAや掲載保証型に広げるのが定石です。
この記事は各広告を横並びで俯瞰する「地図」です。個別の運用ノウハウは各深掘り記事へ横リンクでつなぎます。費用は2026年時点の一般的な目安で、最新の正確な金額はRMSの管理画面で必ず確認してください。
楽天市場の広告は大きく2種類(運用型とディスプレイ)
楽天市場の広告は、課金の仕組みで見ると次の2系統に分かれます。
- 運用型広告:クリックや売上などの「成果」に応じて費用が発生する広告。少額から始められ、費用対効果(ROAS)を調整しやすい。全店舗向け。
- ディスプレイ広告(掲載保証型):広告枠を事前に固定金額で購入し、一定期間の掲載が保証される広告。イベント集客や認知拡大向け。
この2系統に加えて、ポイント高還元で購入を後押しするスーパーDEALがあります。厳密には販促プログラムですが、集客手段として広告と並べて語られることが多いため、本記事でも取り上げます。
なお、コンサル各社によって「8メニュー」「運用型6種+ディスプレイ」など分類の数は異なります。楽天グループ外へ配信する拡張版(後述のRPP-EXP・TDA-EXP)を別カウントするかで数が変わるためです。本記事では主要な広告を軸に俯瞰します。
楽天の主要広告を一覧で比較(課金方式・費用目安・目的)

まず運用型広告の4種類を比較します。
| 広告 | 正式名/別名 | 課金方式 | 費用目安 | 主な目的 |
|---|---|---|---|---|
| RPP広告 | 検索連動型広告 | クリック課金(CPC 10円〜) | 月5,000円〜 | 検索集客・販売件数の拡大 |
| クーポンアドバンス広告 | 運用型クーポン広告 | クリック課金(CPC 25円〜)/値引分は購入成立時 | 月5,000円〜 | 転換率(CVR)の向上 |
| 楽天CPA広告 | 効果保証型広告 | 成果報酬(売上の20%=ROAS500%固定) | 初期0・月額0(売上発生時のみ) | 費用対効果を固定したい店舗 |
| TDA | ターゲティングディスプレイ広告 | インプレッション課金 | 月5万円〜 | 認知拡大・リターゲティング |
次にディスプレイ広告(掲載保証型)とスーパーDEALです。
| 広告 | 課金方式 | 費用目安 | 主な目的 |
|---|---|---|---|
| 大型イベント広告 | 固定課金 | 5万円〜(枠による) | スーパーセール等の特集で爆発的集客 |
| シーズナル広告 | 固定課金 | 5万〜数百万円(枠・イベントによる) | 母の日・バレンタイン等の季節・ギフト需要 |
| ノンジャンル広告(24時間タイムセール等) | 枠により固定/クリック | 枠による | ジャンルを絞らず幅広い潜在層へ |
| R-mail(メール広告) | 配信課金(1通約1円) | 配信数×約1円 | リピーター・ファン育成 |
| スーパーDEAL | ポイント原資+掲載料(DEAL経由売上の約10%) | 還元率20〜48%で設定 | 高還元で購入を強く後押し |
いずれも金額は目安です。枠や時期で変動するため、実際の出稿前にRMSで最新条件を確認してください。
各広告の特徴と向いている店舗
ここからは主要広告を1つずつ、特徴と「どんな店舗に向くか」で整理します。深掘りは各リンク先で解説しています。
RPP広告(検索連動型・クリック課金)
RMSに登録済みの商品から自動で選ばれ、検索結果の上位に表示される広告です。次のような特徴があります。
- 月5,000円という比較的低予算から始められる
- 検索結果の上位に出るため、購入意欲の高い層に効率よく届く
- 入稿の手間が少なく、初めての広告に向く
向いている店舗:初めて広告を使う、検索から流入する客に効率的に訴求したい店舗。まず最初に始めるべき広告です。詳しくは [RPP広告の解説記事](https://rakurip.com/ec/rakuten-rpp/) をご覧ください。
クーポンアドバンス広告(運用型クーポン・クリック課金)
最適な値引額を予測して発行したクーポンを、購入意欲の高い客に自動配信する広告です。特徴は次のとおりです。
- 購入意欲のある客の楽天市場トップページなどに「あなたにおすすめのクーポン」として表示できる
- 「値引き」という強力なフックで、あと一押しの購入を促せる
- 値引率に融通が利き、転換率(CVR)を上げやすい
向いている店舗:カートに入れたのに買われない、あと一押しが欲しい店舗。RPPと共通の予算枠で運用できます。詳しくは [クーポンアドバンス広告の解説記事](https://rakurip.com/ec/rakuten-coupon-advance/) をご覧ください。
楽天CPA広告(効果保証型・成果報酬)
RMS登録商品が自動で選択・配信され、広告経由の売上の20%が広告費となる成果報酬型です。特徴は次のとおりです。
- 費用対効果がROAS500%(=売上の20%)で固定される
- 初期費用・月額固定費がなく、売上が発生したときだけ課金される
- 管理画面で有効にするだけで24時間以内に配信が始まり、手間が少ない
向いている店舗:費用対効果を固定したい、運用の手間を極力かけたくない、利益率の高い商品が多い店舗。
TDA広告(ターゲティングディスプレイ・インプレッション課金)
対象を絞り、自店舗で作成したバナーを特定の客に露出する広告です。特徴は次のとおりです。
- 年齢・性別・購入履歴・会員ランクなど、希望するセグメントに配信できる
- 店舗や商品の認知拡大、リターゲティングに強い
- バナーのビジュアルで訴求できる
向いている店舗:配信対象を絞りたい、認知を広げたい、バナーでビジュアル訴求したい店舗。詳しくは [TDA広告の解説記事](https://rakurip.com/ec/rakuten-tda-koukoku/) をご覧ください。
スーパーDEAL(ポイント高還元プログラム)
高いポイント還元で購入を強く後押しする販促プログラムです。コストは次の3要素で構成されます。
- ポイント原資:設定還元率×商品価格(全額店舗負担)
- DEAL掲載料:DEAL経由売上(税込)の約10%
- 通常の販売手数料・決済手数料
還元率は20〜48%で設定できます。例えば1万円の商品を30%還元にすると、ポイント原資3,000円+掲載料1,000円で実質4割のコスト感になります。利益を圧迫しやすいため、対象商品と還元率の設計が重要です。詳しくは [スーパーDEALの解説記事](https://rakurip.com/ec/rakuten-super-deal/) をご覧ください。
楽天グループ外へ配信できる拡張版(RPP-EXP・TDA-EXP)
2024年5月から順次、楽天グループ外のメディアへ配信できる拡張メニューが追加されました。普段楽天市場を使わない層への新規リーチが狙いです。
- RPP-EXP(RPPエクスパンション):Googleの検索結果・ショッピングタブ・提携サイトなどへ「画像+テキスト」で配信。クリック課金型で、CPC設定(10〜10,000円)またはROAS設定(10〜1,500%)が選べます。
- TDA-EXP(TDAエクスパンション):Facebook・Instagramなど楽天グループ外の面へバナーを配信するディスプレイ広告です。
どちらも「楽天内では取れないアクセスの純増」を狙う上級者向けの選択肢です。まず楽天内の運用型を固めてから検討するのが安全です。
目的×課金方式で選ぶ|広告の使い分け早見表

「何がしたいか」から逆引きすると迷いません。目的別のおすすめは次のとおりです。
| 目的 | おすすめ広告 | 課金方式 |
|---|---|---|
| 検索から集客したい | RPP広告(楽天外はRPP-EXP) | クリック課金 |
| あと一押しで買ってもらいたい(CVR向上) | クーポンアドバンス広告 | クリック課金 |
| 認知を広げたい・リピートを促したい | TDA広告 | インプレッション課金 |
| 費用対効果を固定したい | 楽天CPA広告 | 成果報酬 |
| セール・イベントで最大化したい | 大型イベント広告・シーズナル+スーパーDEAL | 固定・掲載保証 |
| リピーターへ直接アプローチしたい | R-mail・TDA(購入履歴セグメント) | 配信・IMP課金 |
月商フェーズ別の始め方(導入順序の目安)
広告は一度に全部やる必要はありません。段階的に広げるのが定石です。
- オープン直後:まず運用型のRPP広告から。少額・成果報酬でリスクが小さい。
- 売上が出てきたら:クーポンアドバンス広告を追加し、あと一押しでCVRを底上げ。
- 費用対効果を固めたい段階:楽天CPA広告で成果報酬型を併用。
- 月予算5万円を超えたら:TDAで認知・リピート層へ拡大。
- 楽天内で伸び切ったら:RPP-EXP・TDA-EXPで楽天外の新規層へ。
鉄板の優先順位は「RPP → クーポンアドバンス → 楽天CPA → TDA」です。まず全店舗に効く運用型で土台を作りましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q. 楽天の広告は結局どれから始めればいいですか? A. まずRPP広告です。月5,000円から始められ、検索から購入意欲の高い客を集められます。次にクーポンアドバンス広告でCVRを補うのが定番の流れです。
Q. RPPとクーポンアドバンスは何が違いますか? A. RPPは検索結果で「見つけてもらう(集客)」広告、クーポンアドバンスは値引きで「あと一押しして買ってもらう(CVR向上)」広告です。役割が違うため併用が基本で、共通の予算枠で運用できます。
Q. 費用対効果が読めないのが不安です。固定できませんか? A. 楽天CPA広告(効果保証型)はROAS500%で固定され、売上が出たときだけ課金されます。費用対効果を読みやすい一方、利益率の高い商品向きです。
Q. TDAは月5万円からと高めですが、いつ使うべきですか? A. 認知拡大やリピーターの掘り起こしが目的になる、月商が育った段階が目安です。購入履歴や会員ランクでセグメント配信できるのが強みです。
Q. スーパーDEALは「広告」ですか? A. 厳密にはポイント高還元の販促プログラムですが、集客手段として広告と並べて語られます。ポイント原資が全額店舗負担のため、還元率の設計に注意が必要です。
Q. 楽天グループ外にも広告を出せますか? A. 出せます。RPP-EXPはGoogleなど、TDA-EXPはInstagram・Facebookなど楽天グループ外へ配信します。楽天内で伸び切った後の新規リーチ拡大に向きます。
まとめ|「目的×課金方式」で地図を持てば迷わない
楽天市場の広告は数が多く見えますが、「運用型かディスプレイか」「目的は集客・CVR・認知・リピート・セールのどれか」で整理すれば選ぶべき広告は絞れます。まずRPPとクーポンアドバンスで土台を作り、月商の成長に合わせてCPA・TDA・拡張版へ広げていきましょう。各広告の詳しい運用は、本文中の深掘り記事リンクから確認できます。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



