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最終更新: 2026.07.30

楽天のあす楽とは?終了した旧制度と現行「最強翌日配送」との違い

楽天のあす楽とは?終了した旧制度と現行「最強翌日配送」との違い

あす楽は、締切までの注文を対象地域へ翌日配送する旧サービスです。現在は配送実績と商品条件を評価する「Rakuten最強翌日配送」が運用されています。

楽天市場の「あす楽」とは

楽天市場の「あす楽」とは、正午までの注文を店舗の設定地域へ翌日中に届ける旧・翌日配送サービスです。

あす楽は2008年10月23日に開始されました。店舗は正午、または正午以降に設定した時刻で注文を締め、当日中に梱包と出荷を完了します。

翌日の到着期限は23時59分までとされていました。ただし、全国一律のサービスではなく、店舗が契約配送会社と相談して対象地域を設定する仕組みでした。

現在も旧制度の店舗向け案内ページは公開されています。しかし、ページが残っていることだけでは、現行の新規申込が可能とは判断できません。

旧あす楽の参加条件は何だったのか

旧あす楽の参加条件4つ(配送日指定・締切時間設定・対象地域限定・休業日を除外)をカードで並べた図解

旧あす楽への参加には、出店期間や審査、対応地域と対象商品の設定が必要でした。

公開されている旧店舗向け案内では、次の参加条件が示されています。

項目旧制度で公開されていた内容
利用開始時期原則として楽天市場への出店から6か月以降
審査申込時に審査があり、詳細な審査基準は非公開
対応地域契約配送会社と相談し、1都道府県から設定可能
対象商品対応可能な商品へ地域をひも付け、1商品から設定可能
注文締切原則は正午で、店舗が正午以降の時刻を設定することも可能
配送期限店舗が設定した対象地域へ翌日23時59分までに配送

商品に設定するだけではなく、購入者の配送先が対象地域に含まれる必要もありました。締切時刻を過ぎた注文や、非対応地域への注文は対象外です。

当時の不履行率基準、申込料金、正確な審査項目は公開資料で確認できません。必要な場合は、お使いの管理画面と店舗運営Naviで確認してください。

旧あす楽はどのように設定していたのか

旧あす楽では、配送可能地域を決めたうえで、対応商品へ設定をひも付けていました。

店舗側で公開情報から確認できる設定の流れは、次のとおりです。

  1. 契約配送会社へ、出荷元から翌日配送できる地域を確認します。
  2. 対応する都道府県と、店舗の注文締切時刻を決定します。
  3. あす楽の利用を申し込み、楽天による審査を受けます。
  4. 審査通過後、対応地域を配送可能な商品へひも付けます。
  5. 検索結果や商品ページで、対象商品の表示を確認します。

RMSの正確なメニュー階層や旧設定データの扱いは、一般公開資料では確認できません。現在の画面を見ながら、店舗運営Naviの最新案内に従う必要があります。

旧制度では、期限までに届かなかった場合の「あす楽あんしん制度」もありました。購入額の5%相当ポイント、または購入代金の補償が案内されていた制度です。

現行のRakuten最強翌日配送とは

Rakuten最強翌日配送とは、配送品質向上制度の条件を満たした商品に表示される現行の認定ラベルです。

楽天は2024年7月に、配送品質向上制度と「Rakuten最強配送」を導入する予定だと発表しました。ただし、一般公開情報だけでは正確な開始日まで断定できません。

「Rakuten最強配送」は2024年11月20日、「Rakuten最強翌日配送」へ改称されました。両者は別制度ではなく、原則として改称前と改称後の関係です。

この制度は、単純な翌日配送だけを評価するものではありません。店舗の配送実績に加え、商品ごとの短納期、日時指定、最短お届け可能日の表示も評価します。

制度上の目的店舗側で求められる対応
最短指定可能日を明確にする実態に合った納期とリードタイムを登録する
受取日を選べるようにする対象商品で日時指定へ対応する
配送品質を比較しやすくする納期表示と実際の配送実績を一致させる
再配達を減らす購入者が受取日時を選びやすい状態にする

最強翌日配送ラベルの獲得条件は何か

ラベルの獲得には、公開済みの店舗基準と商品基準の双方を満たす必要があります。

経済産業省の公開資料では、次の基準が確認できます。

区分公開情報で確認できる基準
店舗基準納期遵守率96%以上
店舗基準6日以内お届け件数比率80%以上
店舗基準出荷件数基準を満たすこと
店舗基準共通の送料込みラインへ参加すること
商品基準翌日または翌々日の配送日を指定できる体制
商品基準お届け日時と最短指定可能日を表示すること
商品基準継続的な休日出荷へ対応すること
表示機能自社出荷などでは最短お届け可能日表示機能を使うこと
表示機能RSL商品ではRSLお届け日時表示サービスを使うこと

現行の出荷件数、判定期間、許容休業日数は公開資料だけでは分かりません。「月100件以上」などの情報を、現行条件として断定しないよう注意が必要です。

RSLの利用は必須ではありません。自社出荷や他社倉庫でも、必要な店舗基準と商品基準を満たせば認定対象になり得ます。

RSLお届け日時表示サービスを選択した商品は、一部の店舗基準が不要になると楽天は説明しています。対象は納期遵守率、6日以内お届け件数比率、出荷件数です。

RSLの利用料や保管料は、ラベル自体の料金とは別に考える必要があります。最新料金や制度参加費用は、お使いの管理画面と店舗運営Naviで確認してください。

ラベルはどの地域・注文に表示されるのか

ラベル表示までに確認する4項目(対象地域→対象注文→配送条件→ラベル表示)を上から順に並べた図解

ラベル表示は全国一律ではなく、出荷条件と購入者の配送先を組み合わせて動的に判定されます。

主な判定要素は次のとおりです。

判定要素表示への影響
出荷元配送先までの所要日数が変わる
配送会社・配送方法翌日配送の可否や日時指定の条件が変わる
配送リードタイム最短指定可能日の計算に使われる
注文締切時刻店舗や曜日ごとに対象時刻が異なる
営業日・出荷日休日出荷の可否が最短日に影響する
配送先都道府県を変えるとラベルが消える場合がある
商品・決済非対象商品や締切後の決済確定は対象外になり得る
混在注文納期の遅い商品に合わせて配送日が調整されることがある

ラベル商品でも、常に翌日が最短になるとは限りません。購入者には、商品ページと買い物かごに表示される締切時刻、最短日を確認するよう案内します。

最短日での受取には、買い物かごで日時指定が必要です。追跡可能メール便には、日付指定や遅延補償が制限される例外があります。

あす楽と最強翌日配送は何が違うのか

あす楽は商品への翌日配送設定が中心でしたが、最強翌日配送は店舗実績と商品条件を総合評価します。

比較点旧あす楽Rakuten最強翌日配送
制度の位置付け旧・翌日配送サービス配送品質向上制度の現行ラベル
基準の中心商品と対象地域の翌日配送設定店舗実績、商品条件、お届け日表示
配送実績公開された詳細基準は不明納期遵守率などを評価
休日対応店舗営業日を基準に設定継続的な短納期体制を重視
日時指定翌日配送が中心希望日に受け取れることも重視
送料条件独立した参加条件共通の送料込みライン参加が必要
対象地域店舗が都道府県単位で設定出荷元や配送先などから動的判定
最短受取通常は翌日配送として処理買い物かごで最短日の指定が必要

なお、「優良配送」はYahoo!ショッピングの別制度です。楽天市場のラベルと認定の互換性や上下関係はありません。

ラベルを維持するには何を管理すべきか

ラベルの維持には、登録した納期と実際の受注・出荷・配送実績を継続して一致させる運用が必要です。

管理項目店舗側の確認内容
納期設定営業日、締切、出荷元、各リードタイムを実態に合わせる
休日出荷受注確認、決済確認、倉庫連携の休日体制を整える
在庫精度SKUごとの実在庫と販売可能在庫を同期する
配送会社セールや繁忙期の集荷上限と遅延状況を確認する
エラー注文決済不備や住所不足を締切前に検知する
混在注文予約品や取り寄せ品との同梱条件を設計する
配送実績納期遵守率、短期間お届け比率、遅延理由を確認する
例外商品オーダー品や季節商品を通常商品と分けて管理する

基準未達や日時指定機能の無効化は、ラベルが消える原因になり得ます。ただし、判定日、猶予期間、再付与時期は公開情報だけでは断定できません。

ラベルは検索結果や商品ページで配送品質を伝える材料になります。配送品質も検索評価要素ですが、ラベル取得だけで検索上位になるとは限りません。

よくある質問

店舗担当者が迷いやすい点は、旧制度の扱い、現行基準、RSL、翌日配送の保証範囲です。

あす楽へ現在も新規で申し込めますか?

旧店舗向けページが公開中でも、新規申込が可能とは判断できません。現行の取扱いは、お使いの管理画面と店舗運営Naviで確認してください。

最強配送と最強翌日配送は別の制度ですか?

原則として別制度ではありません。「Rakuten最強配送」が2024年11月20日に「Rakuten最強翌日配送」へ改称されました。

RSLを使わないとラベルを取得できませんか?

RSLは必須ではなく、自社出荷や他社倉庫でも取得対象になり得ます。ただし、必要な表示機能と店舗・商品基準を満たす必要があります。

ラベルがあれば必ず翌日に届きますか?

全国への翌日配送を一律に保証するラベルではありません。配送先、曜日、締切、商品、決済、配送方法により、表示と最短日が変わります。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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