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楽天のselect.csvは今も使える?SKU移行後のバリエーション設定

2026年9月時点の現行マニュアルが挙げるCSVは、normal-item.csv/item-delete.csv/item-cat.csvの3種類です。 select.csvは、この3種類に含まれていません。
かつての項目選択肢別在庫にあたる設定は、SKU対応版ではnormal-item.csvのバリエーションカラム群で行います。今から設定する店舗担当者は、商品レベル行とSKUレベル行の構造を確認してください。
ただし、バリエーションの変更には、既存SKUを全て削除して再登録する処理が伴う場合があります。SKU管理番号の変更は購入申込にも影響するため、列の編集方法と再登録条件を併せて確認する必要があります。
楽天のselect.csvに代わる現行CSVはどれ?
SKU対応版でバリエーションを登録・編集する場合は、商品更新用のnormal-item.csvを使用します。
RMSの「CSV商品一括編集機能の概要」では、用途別に次の3種類が案内されています。
| ファイル名 | 用途 | 主な対象 |
|---|---|---|
| normal-item.csv | 商品情報の登録・更新 | 商品、SKU、商品オプションの登録や、価格・在庫などの更新 |
| item-delete.csv | 商品情報の削除 | 商品、SKU、商品オプションの削除 |
| item-cat.csv | カテゴリと商品の紐付け | 紐付けの登録・削除、店舗内カテゴリでの表示順位の更新 |
ここで確認できるのは、現行マニュアルが挙げるファイルは3種類であるという事実です。「楽天がselect.csvの完全廃止を公式に宣言した」とまでは断定しません。
「楽天 項目選択肢別在庫 CSV」で手順を探している場合は、normal-item.csvのバリエーション設定へ進みます。バリエーションの項目を削除する場合も、後述の手順ではnormal-item.csvを使います。
また、normal-item.csvでは、従来のコントロールカラム機能はSKU対応版以降廃止されています。古いCSVのファイル名だけを変更するのではなく、現在の列と行の構造に合わせて作成してください。
楽天のバリエーションCSVで使う5種類のカラム

バリエーションは5種類のカラム群で設定し、色やサイズなどの項目を最大6つまで定義できます。
「5種類」はカラム群の種類数であり、実際のCSVが5列だけになるという意味ではありません。番号付きのカラムは、設定するバリエーションに合わせて用意します。
| カラム群 | 入力する行 | 役割 |
|---|---|---|
| バリエーション項目キー定義 | 商品レベル行 | バリエーション項目を識別するキーを定義 |
| バリエーション項目名定義 | 商品レベル行 | 色・サイズなど、表示する項目名を定義 |
| バリエーション1〜6選択肢定義 | 商品レベル行 | 各項目で使用する選択肢を定義 |
| バリエーション項目キー1〜6 | SKUレベル行 | 各SKUの選択肢が属する項目キーを指定 |
| バリエーション項目選択肢1〜6 | SKUレベル行 | 各SKUに対応する選択肢を指定 |
たとえば、番号1のカラム名は「バリエーション1選択肢定義」です。「1〜6」を一つの列名として入力するのではなく、番号ごとに列を分けます。
項目キー定義と項目名定義は、設定する数を一致させる必要があります。選択肢定義の列も、定義したバリエーション項目の数に合わせて用意します。
データ形式マニュアルでは、選択肢定義は最大6列、各列40選択肢までとされています。最大6つという上限はバリエーション項目の数であり、SKUの総数を示すものではありません。
複数の項目キー・項目名・選択肢を一つのセルに記載する際は、バーティカルバーで区切ります。入力形式の詳細は、RMSのnormal-item.csvのデータ形式で確認できます。
項目選択肢別在庫の設定は商品レベル行とSKUレベル行に分ける
商品レベル行で項目と選択肢を定義し、SKUレベル行で各SKUに対応する選択肢を入力します。
商品全体のバリエーション構造と、個々のSKUが持つ値を分けるのが基本です。商品名などの商品情報と、SKUごとの価格・在庫数も、それぞれの行へ入力します。
| 行の種類 | 商品管理番号 | 選択肢タイプ | SKU管理番号 |
|---|---|---|---|
| 商品レベル行 | 入力する | 入力しない | 入力しない |
| 商品オプションレベル行 | 入力する | 入力する | 入力しない |
| SKUレベル行 | 入力する | 入力しない | 入力する |
上記以外の組み合わせは、データ形式マニュアルでエラーになると説明されています。商品管理番号は、どの商品に属するデータかを紐付けるため、全ての種類の行に必要です。
色とサイズを設定する場合は、次の順序で組み立てると役割を整理できます。
- 商品レベル行で、色とサイズに対応する項目キーを定義します。
- 同じ行で項目名を定義し、それぞれの選択肢を設定します。
- SKUレベル行で、定義済みの項目キーと選択肢を指定します。
- 各SKUの価格や在庫数など、SKU単位の情報を入力します。
SKU側の項目キーには、商品側のキー定義で指定した値を使用します。SKU側の選択肢も、商品側の選択肢定義に含まれる値を設定してください。
また、同じ商品管理番号のSKUは、別の商品やSKUを挟まず連続して記載します。商品単位でひとかたまりにするルールも、CSV作成時の確認対象です。
バリエーション定義の変更で全SKUが削除・再登録される条件

追加・削除と更新のマニュアルでは、キー定義や選択肢定義の変更時に、バリエーションが必ず再作成されると説明されています。
対象として明記されているのは、次の2種類のカラム群です。
- バリエーション項目キー定義
- バリエーション1〜6選択肢定義
再作成では、対象商品の登録済みSKUが全て削除され、CSVに記載した全SKUが新規登録されます。 変更したSKUだけを差し替える処理として扱わないことが重要です。
削除対象となる既存SKUの管理番号を、新規登録側で使うと番号の重複とみなされます。そのため、再作成時は対象商品の全SKUに、変更前と重複しない新しいSKU管理番号を割り振ります。
| 確認点 | 再作成時の扱い |
|---|---|
| 登録済みSKU | 対象商品の全SKUが削除される |
| CSVに記載したSKU | 全て新規SKUとして登録される |
| 変更前のSKU管理番号 | 再登録に使うと重複エラーになる |
| 維持したいSKU設定 | 変更前のカラムの値を全てコピーして使用する |
再登録後も設定を維持したい場合は、変更前の値を引き継いでCSVを作成します。マニュアルでは、値が異なると意図しない変更・紛失・エラーにつながる可能性があると注意されています。
選択肢だけの追加にはマニュアル間の記載差がある
一方、「バリエーション項目選択肢の更新」には、選択肢の追加では全SKUのSKU管理番号更新は不要という記載があります。
これは、上記の「選択肢定義の変更で必ず再作成」という説明と、読み合わせに注意が必要な箇所です。提供されたマニュアルだけでは、両者の適用条件を確定できません。
したがって、項目の追加と、既存項目への選択肢追加は分けて確認してください。選択肢だけを追加する場合の再作成条件は、作業前にRMSの公式マニュアルで最新をご確認ください。
なお、「バリエーション項目名定義」だけの更新については、全SKUの管理番号更新は不要と明記されています。表示する項目名の変更と、項目キーの変更を混同しないようにします。
SKU管理番号の変更は購入申込の注文確定に影響する
SKU管理番号を変更すると、変更前の番号に紐づく購入申込の注文確定が保留されます。
この注意事項は、2025年6月26日追記の仕様説明に記載されています。定期購入・頒布会のリニューアルに伴う、注文確定前の商品・SKU存在チェックに関する内容です。
| 商品情報への操作 | 紐づく購入申込への影響 |
|---|---|
| SKU管理番号を変更する | 変更前の番号に紐づく購入申込の注文確定が保留される |
| 商品を削除する | 削除した商品に紐づく購入申込が完全キャンセルされる |
バリエーションを一つ追加する作業でも、全SKUの再登録と管理番号の変更が必要になる場合があります。その場合、商品設定の変更が、進行中の購入申込の注文確定にも影響します。
特に、SKU管理番号の変更による保留と、商品削除による完全キャンセルは別の処理です。どちらも「再登録すれば元どおり」と考えず、変更対象と購入申込の関係を確認してください。
作業前には、次の順番で影響を整理します。
- バリエーションの再作成が必要な変更かを確認します。
- 変更対象となるSKU管理番号を洗い出します。
- 変更前の番号に紐づく購入申込の有無を確認します。
- 注文確定保留の扱いを確認してから、CSVの更新を進めます。
この注意事項を、確定済みの通常注文が一律に保留されるという意味には広げません。保留の解除方法や個別の対象条件は、RMSの公式マニュアルで最新をご確認ください。
楽天CSVでバリエーションを追加・削除する手順
バリエーション項目の追加・削除はnormal-item.csvで行い、再登録する全SKUの情報を準備します。
ここでは、色やサイズなどの「項目」を増減する操作を扱います。既存項目の選択肢だけを増減する操作とは、変更するカラムが異なります。
バリエーション項目を追加する場合
- 更新前のnormal-item.csvをダウンロードし、バックアップを保存します。
- 「バリエーション項目キー定義」に、追加する項目のキーを追記します。
- 「バリエーション項目名定義」に、対応する項目名を追記します。
- 追加番号の「バリエーション選択肢定義」カラムを用意し、選択肢を定義します。
- 各SKUの該当番号の項目キー・項目選択肢を設定します。
- 対象商品の全SKUに新しい管理番号を割り振り、維持する設定を引き継ぎます。
- 購入申込への影響とCSVの内容を確認し、アップロードします。
追加時は、5種類のカラム群全てに追加または変更が必要です。新しく増えるSKUだけでなく、変更後に商品へ持たせる全SKUを確認してください。
バリエーション項目を削除する場合
- 「バリエーション項目キー定義」から、削除対象のキーを除きます。
- 「バリエーション項目名定義」から、対応する項目名を除きます。
- 削除対象番号の選択肢定義・項目キー・項目選択肢は、カラムごと削除します。
- 商品に持たせる全SKUに、変更前と重複しない管理番号を割り振ります。
- 維持するSKU設定を引き継ぎ、内容を確認してアップロードします。
削除対象番号のカラムは、セルを空欄にするだけでなく、列そのものを削除します。 商品レベル行とSKUレベル行の両方に関わるため、該当する3種類のカラムを確認してください。
選択肢だけを削除・変更する場合
選択肢の削除では、対象の選択肢定義から不要な値を除きます。併せて、その選択肢を使用しているSKUの行をCSVから必ず削除する手順です。
選択肢の変更では、定義とSKU側の選択肢を合わせて更新します。マニュアルでは、変更対象の選択肢を使うSKU行を削除し、変更後の選択肢を使うSKUを新たに追加すると説明されています。
項目全体の削除と、項目内の選択肢の削除では、消す対象が異なります。カラムを削除する操作と、SKU行を削除する操作を区別してください。
楽天の商品オプションとバリエーションの違い
商品オプションは専用の行とカラムで設定するため、SKUのバリエーションとは分けて扱います。
normal-item.csvには、商品レベル行とSKUレベル行に加えて、商品オプションレベル行があります。選択肢という言葉が共通していても、入力先は同じではありません。
| 比較項目 | バリエーション | 商品オプション |
|---|---|---|
| 入力する行 | 商品レベル行とSKUレベル行 | 商品オプションレベル行 |
| 主なカラム | バリエーション項目キー・項目名・選択肢など | 選択肢タイプ・商品オプション項目名・商品オプション選択肢など |
| SKU管理番号 | SKUレベル行に入力する | 商品オプションレベル行には入力しない |
| 設定内容 | 項目・選択肢の定義と各SKUへの指定 | 選択形式、項目名、選択肢、入力必須の設定 |
商品オプションの選択肢タイプには、セレクトボックス・チェックボックス・フリーテキストがあります。これらは商品オプションとしての入力形式であり、SKU側のバリエーション定義とは別です。
旧形式のCSVを見ながら移行する場合も、名称だけで転記先を決めないようにします。登録したい内容がSKUの構成なのか、商品オプションなのかを先に切り分けてください。
楽天RMSの個別編集でもバリエーション変更に注意
個別編集画面でも、SKU削除や項目・選択肢の追加削除によって、SKUごとの入力データが削除されます。
RMSの「バリエーションを登録・編集する」マニュアルにも、この注意事項があります。CSVを使わず画面で編集する場合も、変更前のSKU情報を確認しておく必要があります。
一度削除したSKUを同じ管理番号で再作成すると、バリエーションタブ以外の情報が復元される場合があります。ただし、削除状態で一度「SKUを確定」した場合は、元の番号で戻しても情報は復元しません。
| 個別編集での操作 | データに関する注意 |
|---|---|
| SKU削除、項目・選択肢の追加削除 | SKUごとの入力データが削除される |
| 削除したSKUを同じ番号で再作成 | バリエーションタブ以外の情報が復元される場合がある |
| 削除状態で「SKUを確定」した後に戻す | 元のSKU管理番号でも情報は復元しない |
| マルチSKUからシングルSKUへ変更 | バリエーション削除によりSKU単位のデータが削除される |
この復元に関する説明は、個別編集画面の操作についてのものです。CSV再作成時に、変更前のSKU管理番号を再利用できるという意味ではありません。
既存SKUの情報を取り込む機能もありますが、コピーされる項目には条件があります。価格だけなど一部項目のみのコピーはできないため、取り込み後の上書き内容も確認してください。
normal-item.csvの更新前に確認すること
更新前には、バックアップ・変更対象・SKU管理番号・購入申込への影響を順番に確認します。
通常の値の更新と、バリエーションの再作成を伴う更新では、準備する情報が異なります。アップロード前に、今回の変更がどちらに該当するかを整理してください。
- 変更前の情報を保存する
更新前のnormal-item.csvをダウンロードし、元の設定を確認できる状態にします。
- 変更するカラムを特定する
項目名だけの変更か、項目キー・選択肢定義の変更かを分けます。
- 再登録するSKUを確認する
再作成ではCSV内の全SKUが新規登録されるため、変更後の構成を確認します。
- 維持する設定を引き継ぐ
再登録後も残したいSKU設定は、変更前のカラムの値をコピーして使用します。
- 購入申込への影響を確認する
SKU管理番号変更による注文確定保留と、商品削除による完全キャンセルを区別します。
- 同時編集と空欄の扱いを確認する
RMSやAPIとの同時編集、空欄による設定解除などがないかを確認します。
CSV処理中にRMSやAPIからも編集した場合は、最後に保存されたデータが反映されます。意図しない上書きを避けるため、更新経路と作業内容を確認しておきます。
また、項目を省略することと、列を残して空欄にすることは同じではありません。空欄で初期値への変更や設定削除が起こる項目もあるため、各カラムの説明に従ってください。
バリエーションの入れ替えはSKUの再登録を伴うため、件数が増えるほど手作業では危険になります。商品情報をまとめて更新する方法は、次のページで解説しています。
ラクラク商品一括更新|楽天運営の自動化
楽天のselect.csv・バリエーションCSVに関するよくある質問
select.csvに関する疑問は、現行ファイル・変更対象・SKU再登録の有無に分けて確認します。
Q1. 楽天のselect.csvは今も使えますか?
現行のCSV商品一括編集マニュアルには、select.csvは挙げられていません。SKU対応版のバリエーション設定には、normal-item.csvを使用します。
ただし、この記載だけを根拠に、楽天が全ての用途で完全廃止を宣言したとは断定しません。
Q2. 色やサイズなどのバリエーションは最大いくつですか?
バリエーション項目は最大6つまで設定できます。選択肢定義は最大6列で、データ形式マニュアルでは各列40選択肢までとされています。
Q3. バリエーションの項目名だけ変えても全SKUの番号変更が必要ですか?
「バリエーション項目名定義」だけの更新では、全SKUの管理番号更新は不要です。項目キー定義も変更する場合は、同じ扱いにしないでください。
Q4. 既存の色に選択肢を一つ足すだけでも全SKUの再登録が必要ですか?
選択肢追加のマニュアルには、全SKUの管理番号更新は不要と記載されています。一方、別のマニュアルには、選択肢定義変更時の再作成についての説明があります。
提供資料だけでは適用条件を確定できないため、公式マニュアルで最新をご確認ください。
Q5. SKU管理番号を変更すると注文はキャンセルされますか?
記載されている影響は、変更前の番号に紐づく購入申込の注文確定保留です。商品を削除した場合の、購入申込の完全キャンセルとは区別してください。
保留への対応方法や個別の対象条件は、RMSの公式マニュアルで最新をご確認ください。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
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