ホーム > 楽天店舗・RMS

最終更新: 2026.09.09

楽天あんしんメルアドサービスとは|仕組み・店舗側の設定・テスト送信と迷惑メール判定を避ける注意点

楽天あんしんメルアドサービスとは|仕組み・店舗側の設定・テスト送信と迷惑メール判定を避ける注意点

楽天あんしんメルアドサービスは、購入者のメールアドレスをマスクし、楽天のサーバーで中継する仕組みです。 店舗が行うことは、送信元の設定、テスト送信、迷惑メール判定を避けるための運用確認の3つです。

楽天あんしんメルアドサービスの仕組みとマスクアドレス

実アドレスとマスクアドレスの対応を示した図。購入者と店舗それぞれのリアルアドレスとマスクアドレス、店舗マスクアドレスの生成ルール(店舗URLをもとに生成し実アドレスと常に1対1、複数店舗で共用なら出店時期の早い店舗のURLが優先、_2や_3の番号付きは削除後も3ヶ月間有効)、確認場所(RMSの店舗・企業詳細情報編集)、マスクは実アドレスの非開示であり楽天にも本文が読めない意味ではないことを並べた図

購入者と店舗の実アドレスを楽天ドメインの別アドレスに変換し、相手に実アドレスを知らせず連絡できます。

種類役割・表示例
ユーザリアルアドレス購入者が実際に送受信するアドレス
ユーザマスクアドレス店舗に表示される変換後のアドレス。例:…@pc.fw.rakuten.ne.jp
店舗リアルアドレスRMSに登録する店舗連絡先、注文確認メール送り先のアドレス
店舗マスクアドレス購入者に表示されるアドレス。例:tenpo@shop.rakuten.co.jp

店舗マスクアドレスは店舗URLをもとに生成され、実アドレスとの対応は常に1対1になります。 複数店舗で実アドレスを共用している場合は、出店時期の早い店舗のURLが優先されます。 店舗マスクには「_2」「_3」のように番号が付き、実アドレスをRMSから削除した後も3ヶ月間有効です。

確認場所は、RMSの管理画面にある基本情報設定内の「店舗・企業詳細情報編集」画面です。 マスクは相手への実アドレスの非開示を指し、楽天にも本文が読めないことを意味するものではありません。

RMSへの影響範囲と受注メール・R-Messe・メルマガ

楽天あんしんメルアドでRMSの対象になる機能を示した図。自動切替は受注メール(PC・モバイル、非会員注文、注文修正完了、サンクス、キャンセル完了など)、その他の通知・自動配信、定期購入の通知、Webの自動切替箇所(店舗・企業詳細情報編集、改装.htmlとinfo.htmlの店舗連絡先)。R-Messeは自動切替の表に記載なし、メルマガ・R-Mailは対象として記載、GOLD・ヘッダーフッター・レフトナビ・商品説明文・画像名称に埋め込んだ実アドレスは店舗側で変更する手動対応。下段にガイドライン第5項が広告メール送信や目的外利用を禁止する旨

RMSの対象機能は自動で店舗マスクアドレスへ切り替わりますが、手動変更が必要な掲載箇所もあります。

区分自動切替の対象・扱い店舗側の確認
受注メール注文内容確認メールのPC用・モバイル用、注文修正完了、サンクス、キャンセル完了などは自動切替注文内容確認メールは非会員の注文も対象
その他の通知・自動配信問い合わせ店舗通知、資料請求店舗通知、注文確定、カード入力情報再確認、支払い方法変更などは自動切替楽天の通知が届くだけでは、RMS外の送信設定まで検証できない
定期購入などの通知申し込みのキャンセル、特定回のお届けのキャンセル、お申し込みの変更は自動切替個別に確認
R-Messe自動切替の表には記載なし。問い合わせ管理には別途、楽天あんしんメルアド簡易送信があるチャットと簡易メール送信を分けて扱う
メルマガ・R-MailR-Mailは自動切替の対象として記載本サービスを通じた広告メール送信の許可とは解釈しない
Webの自動切替箇所店舗・企業詳細情報編集、改装.htmlの店舗アドレス、info.htmlの店舗連絡先表示内容を確認する
Webなどの手動対応箇所GOLD、ヘッダー・フッター・レフトナビ、商品説明文、店舗紹介文、画像名称/ALTなど埋め込んだ実アドレスを店舗側で変更する

楽天のガイドライン第5項では、本サービスを通じた広告メール送信や目的外利用を禁止しています。 メルマガはR-Mailの利用条件に従い、受注メールの送信設定を広告配信へ流用しないようにします。

店舗側の設定とSMTP AUTHの送信元アドレス

RMS外から送る場合は楽天の送信サーバーを利用し、Fromを登録済みの店舗連絡先アドレスに合わせます。

設定名SMTP AUTH方式固定IP方式
SMTPサーバーsub.fw.rakuten.ne.jpsmtp.fw.rakuten.ne.jp
ポート番号58725
SMTP AUTH必須任意
SMTPの暗号化STARTTLSを推奨公開情報では確認できません
利用条件SMTP AUTHのID・パスワードを設定固定IPアドレスを申請・登録

楽天はSMTP AUTHを強く推奨しており、認証情報は管理者用のR-Login画面で確認します。 送信元が「店舗連絡先メールアドレス」以外の場合、認証情報が正しくても送信時にエラーになります。 購入者に見える店舗マスクアドレスと、メールソフトへ設定するFromのアドレスは区別して管理します。

楽天あんしんメルアドサーバへのテスト送信とヘッダー確認

SMTP AUTHのテストは、設定したメールボックスから送信し、受信と楽天経由のヘッダーを確認します。

RMSの管理画面内の案内から「SMTP AUTHを利用してのテスト送信」を辿り、次の項目順に進めます。

  1. 手順1 R-Login画面より楽天あんしんメルアドサーバ情報を確認する

SMTPサーバー、ポート番号587、SMTP AUTHのID・パスワードを確認して控えます。

  1. 手順2 上記の楽天あんしんメルアドサーバ情報をご利用のメール送信ツールへ設定をおこないます

普段使うメールソフトへ設定し、送信者のアドレスが店舗連絡先と一致することを確認します。

  1. 手順3 テストメールを送信する

楽天用に設定したメールボックスで新規作成し、宛先と本文を入力してテストメールを送ります。

  1. 手順4 テストメール受信の確認、メールヘッダーの確認

テストメールの受信を確かめ、メールヘッダーに楽天の中継サーバーが含まれるか確認します。

  1. 手順5 メールヘッダーの確認の仕方

利用するメールソフトのヘッダー表示機能で、受信メールの経路情報を確認して保存します。

テスト宛先には、原因を切り分けやすくするため、店舗連絡先メールアドレス以外が推奨されています。 ヘッダーの確認文字列は、RMSの管理画面内で案内されている説明同士でも、次の違いがあります。

案内の内容ヘッダーで確認する文字列
テスト送信の説明matsh*z.prod.jp.local または mxmatsh*z.prod.jp.local。***は数字
別の仕様説明matsh*d.db.rakuten.co.jp。*は101〜105

片方の文字列だけを必須条件にせず、受信結果とヘッダーを保存し、判断に迷う場合は楽天へ確認します。

固定IPアドレスの申請とテスト送信

固定IP方式はSMTP AUTHの設定が難しい場合の選択肢であり、全店舗に固定IP契約が必要なわけではありません。

  1. 「固定IPアドレスの申請について」を確認します

RMSの管理画面内の案内から辿り、利用する固定IPアドレスを所定の方法で申請・登録します。

  1. 「設定変更箇所」に沿って接続先を設定します

送信先をsmtp.fw.rakuten.ne.jp、ポート番号を25として、固定IP方式の設定を行います。

  1. 「あんしんメルアドサーバへのテスト送信(固定IP)」を確認します

RMSの管理画面内で当該項目の案内を開き、登録した固定IPからの送信を確認します。

申請前には、契約する固定IPがOP25Bの対象かどうか、利用中のISPへ必ず確認します。 OP25Bは外部SMTPサーバーへのTCP25番ポートを遮断する仕組みで、対象なら登録後も送信できません。

R-Messeの楽天あんしんメルアド簡易送信

簡易送信はRMS上でマスクアドレス宛に送れる機能で、テストメールは店舗連絡先アドレスに届きます。

RMSの管理画面で「問い合わせ管理」の「4 楽天あんしんメルアド送信」を開き、次の順に進めます。

  1. メールのシグニチャー(署名)を登録する

「シグニチャー・メールテンプレート」で、必須のパソコン向け・携帯電話向け署名を登録します。

  1. 楽天あんしんメルアド簡易送信で使用するメールテンプレートを登録する

「メールテンプレート(その他)」から新規登録し、必須のテンプレート名と引用を設定します。

  1. 楽天あんしんメルアド簡易送信でメールを送る

「メール送信機能」で作成し、「テスト送信」の内容を確認してから「本送信」を行います。

項目入力・確認する内容
署名RMS内で共通。携帯電話向けはキャリアアドレス向け
引用「引用なし」を選択
Toユーザーマスクアドレス。指定可能な宛先は1つまで
宛先の確認場所「注文詳細」画面の「注文者情報」欄
CC・テスト・不達通知店舗連絡先メールアドレス

RMS外のSMTPテストとは宛先の扱いが異なるため、それぞれの送信方法に合った手順を使います。

迷惑メール判定を避ける注意点と不着の切り分け

不着を減らすには、楽天側のブロック条件と購入者側の受信設定を分けて、順番に確認することが必要です。

確認対象店舗が行うこと
送信環境From、認証情報、送信サーバー、エラーメールを確認
用途・配信制約広告を送らず、容量・配信数・添付種類などの条件をRMSの管理画面で確認
楽天側のブロック制約違反、SPAM判定、ウイルス検出、その他不適切と判断された内容を点検
購入者の受信設定迷惑メールフォルダー、登録アドレス、PCメール拒否、転送先を確認
ドメイン指定受信必要に応じてshop.rakuten.co.jpの受信許可を案内

受信許可については楽天の購入者向け案内もありますが、店舗側の認証エラーを解消する設定ではありません。 楽天のガイドライン第3項でも送受信は保証されず、特定の語句を避ければ必ず届くとはいえません。

購入者には「ショップからのメール」で過去25日間分を確認できることも、必要に応じて案内します。 メールアドレス認証が必要で、認証後の有効期限は1か月となり、一部のメールは表示対象外です。 詳細は楽天市場のメール確認案内で確認できます。

送信ドメイン認証のSPF・DKIM・DMARC

SPF・DKIM・DMARCは送信元のなりすまし対策であり、アドレスをマスクする機能とは役割が異なります。

技術確認する内容自社ドメインでの点検
SPF送信サーバーのIPアドレスが許可されているか正規の送信サーバーをDNSへ反映
DKIM電子署名を検証し、署名対象が改変されていないか送信時の署名とDNSの公開鍵
DMARCSPF・DKIMの認証結果と、表示Fromドメインとの整合性認証失敗時の扱いとレポート

総務省は迷惑メール対策技術として説明し、IPAも自社を詐称するメールへの対策として適切な設定を勧めています。 認証成功だけで受信箱への到達は保証されず、正規メールも転送や内容変更により認証に失敗する場合があります。 自社の送信経路を確認してから設定を調整し、楽天が管理するドメイン用のDNS値を独自に作らないようにします。 根拠は総務省の技術解説とIPAの対策案内です。

店舗マスクアドレス宛の迷惑メール報告

店舗側に届く迷惑メールの報告には本文とヘッダーの両方が必要で、送信元アドレスだけでは設定できません。

項目指定内容
宛先ichiba-spam-report@mail.rakuten.com
件名【楽天あんしんメルアドサービス】迷惑メール報告
本文「迷惑メールは以下の通りです。」に続けてヘッダー情報と本文情報を記載
大量受信時同じ送信元なら1通のみ。明らかに異なる場合はテキストファイルなどへまとめて添付
完了通知設定完了の通知はなし

設定時期には「1週間以内」と「1週間程度」の両方の記載があるため、厳密な完了期限とは捉えないようにします。 この報告は店舗が受信する迷惑メールへの対応であり、購入者への送信メールの不着解消とは区別します。

よくある質問(FAQ)

店舗運営では、送信元の条件とマスクの有効期間、テストの意味を区別すると、設定ミスを防ぎやすくなります。

固定IPアドレスは必須ですか

必須ではなく、楽天はSMTP AUTHを強く推奨しており、設定や改修が難しい場合に固定IP方式を選べます。

IDとパスワードが正しくても送れないのはなぜですか

FromがRMSの「店舗連絡先メールアドレス」と一致していない場合、認証情報が正しくてもエラーになります。

店舗マスクアドレスは削除するとすぐ無効になりますか

店舗リアルアドレスをRMSから削除した場合も3ヶ月間有効ですが、購入者側のマスクの期限とは別です。

マスクアドレスに広告メールを送れますか

本サービスを通じた広告メールは禁止されており、R-Mailが自動切替対象であることは広告送信の許可を意味しません。

テストメールが届けば迷惑メール対策は完了ですか

テスト成功は設定や疎通の確認であり、購入者側の受信拒否や迷惑メール判定まで解消したことにはなりません。

ご相談・お問い合わせ

店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら

運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。

運営代行 受注・ページ・広告まで店舗運営をまるごと代行
ECコンサル SOY受賞店の知見で戦略と改善を設計
AIツール ラクリプで日々の作業を自動化し時間を創出
西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

400社 継続契約
1,000人 ラクリプウォーク利用者
2年連続 楽天SOY受賞
西尾勝太

SYOTA NISHIO

西尾 勝太

#楽天SOY 2年連続#楽天NATIONS講師#NATIONS AIエバンジェリスト#AI×EC

金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

「現場で結果を出す人が、もっと創造的な仕事に時間を使えるように」

その思いから、売れるECの方程式にAIを掛け合わせたEC特化型AIエージェント「ラクリプ」を開発。

いまも一人のプレイヤーとして店舗に立ちながら、ECに携わる事業者の「次の一手」に伴走し続けている。

100倍楽天月商
200万→2億円(5年)
13/15NATIONS講師として
短期で売上2倍達成
400社ラクリプを導入する
EC事業者(継続契約)
250名AI×EC
オンライン勉強会主催

CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは継続契約400社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000ユーザーが利用中

HONORS & POSITIONS

主要な受賞・公職

01楽天SOY 2年連続受賞2024・2025年 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。EC業界でも稀有な実績
02楽天NATIONS講師短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
05ECコミュニティ「COD」運営EC事業者100名超のコミュニティを主宰。AI×ECの知見を継続発信
06ラクリプ400社が継続契約2025年創業のラクダで開発したEC特化AIエージェントが拡大中
07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

MESSAGE

EC事業者の、いちばん近くの味方でありたい

私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

EC運営は、ともすれば孤独になりがちな仕事です。だからこそ、数字にも、迷いにも、いちばん近くで伴走する。それが私たちラクダの役割だと思っています。

西尾 勝太

実務家が磨いたAIを、無料で試してみる