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最終更新: 2026.10.24

Geminiに学習させない設定|アクティビティと保存期間、店舗データを使う時

Geminiに学習させない設定|アクティビティと保存期間、店舗データを使う時

個人向けGeminiアプリは「アクティビティの保存」をオフにすると、今後のチャットがAIモデルのトレーニングに使われません。ただし、フィードバック送信時は例外です(2026年10月23日確認)。 オフにしても、応答や安全対策などのため、チャットは最長72時間保存されます。 また、Googleはこの設定について、Googleサービス改良のための匿名化データ作成を目的とする処理には適用されないとも説明しています。 仕事用のGoogle Workspaceアカウントは、契約と管理者設定によって扱いが異なります。

出典:Googleのプライバシーハブ

学習させない設定の手順

Geminiのアクティビティの保存をオフにする手順。個人アカウントについて、パソコンはウェブアプリへログイン、設定とヘルプからアクティビティ、上部をオフ、案内に従い確認の4ステップ。Androidはアプリのメニューから同様の4ステップ。

個人アカウントでは、Gemini アプリ アクティビティを開き、「アクティビティの保存」をオフにします。

パソコンの設定手順

  1. Geminiウェブアプリを開き、設定対象のGoogleアカウントでログインします。
  2. [設定とヘルプ]から[アクティビティ]を開き、対象のアカウントを確認します。
  3. 上部の[オン]を押し、[オフにする]または[オフにしてアクティビティを削除]を選びます。
  4. 画面の案内に従って操作を終え、保存設定がオフになっていることを確認します。

出典:Googleのパソコン向け手順

スマホの設定手順

以下は、Googleが案内しているAndroid版Geminiアプリの操作手順です。

  1. Geminiアプリを開き、左側のメニューからプロフィール写真またはイニシャルを押します。
  2. [Gemini アプリ アクティビティ]を開き、設定対象のアカウントを確認します。
  3. 上部の[オン]から[オフにする]または[オフにしてアクティビティを削除]を選びます。
  4. 案内に従って操作し、保存設定と、過去のアクティビティを削除する範囲を確認します。

出典:GoogleのAndroid向け手順

iPhoneのGeminiアプリでの設定場所

iPhoneのGeminiアプリでも、左側のメニュー→プロフィール写真またはイニシャル→[Gemini アプリ アクティビティ]と進み、上部の[オン]から[オフにする]を選びます。ブラウザで使う場合は[設定とヘルプ]→[アクティビティ]です。

出典:GoogleのiPhone・iPad向け手順

アクティビティをオフにする効果とフィードバックの例外

オフにした後の会話は学習に使われませんが、フィードバックの送信には別の条件が適用されます。

確認する項目個人向けGeminiアプリでの扱い
オフにした後の通常チャットフィードバックを送らなければ、AIモデルのトレーニングに使われません
アクティビティ画面への表示オフにした後のチャットは表示されません
応答・安全対策のための処理保存設定がオフでも行われ、人によるレビューが含まれる場合があります
フィードバック会話や添付内容も、サービスや機械学習技術の改善に使われ得ます

「良い回答」「悪い回答」の評価を送る際も、関連する会話の扱いを確認してください。アップロードしたファイルや画像、連携先から取得した内容も収集対象になります。Googleのフィードバック説明

オフにするデメリットと「履歴は残したい」場合

オフにすると、今後のチャットはアクティビティに表示されず、オフにした後の会話は履歴として見返せません。Googleは、オフにすると一部のアプリ連携が使えなくなるとも案内しています。Googleのプライバシーハブ

確認した公式ヘルプの範囲では、個人向けに「履歴は残すが学習には使わせない」という設定は案内されていません。保存がオンの間は、アクティビティがAIモデルのトレーニングや人によるレビューに使われ得ます。

履歴は残しつつ一部の相談だけ学習から外したい場合は、その相談に一時チャットを使う方法があります。一時チャットの扱いは、後述の「一時チャットとWorkspaceの保持ルール」で確認してください。

Geminiの保存期間と自動削除の違い

自動削除は保存済みデータの保持期間を管理する設定で、学習利用を止める設定とは異なります。

個人向けの設定・データ保存期間注意点
自動削除の標準設定18か月保存がオンの通常のアクティビティに適用されます
自動削除の変更先3か月・18か月・36か月指定期間を超えたアクティビティを自動削除します
自動削除しない自動削除なし自動削除を無効にする設定です
保存をオフにした後のチャット最長72時間応答や安全対策などのために保持されます
人のレビューを受けたチャット等最長3年間アカウントから切り離され、履歴削除の対象外です
レビュー済みのフィードバック等最長3年間関連データも保持対象になります

期間を3か月にしても、保存がオンなら学習利用を止めたことにはなりません。

また、[オフにする]だけでは、保存済みのアクティビティは削除されません。過去のデータも整理する場合は、削除操作とレビュー済みデータの例外を確認します。Googleの保存・削除条件

個人のアカウントと仕事用アカウントの違い

仕事用のメールアドレスかどうかではなく、Geminiに適用される契約と提供形態で判断します。

利用形態学習・人のレビュー履歴設定の管理
個人のGoogleアカウント保存設定とフィードバック送信の条件を確認します利用者が管理します
対象Workspaceのコアサービスチャットやアップロードファイルは人のレビュー対象にならず、許可なくドメイン外の生成AIモデルの学習に使われませんWorkspace管理者が管理します
Workspaceの追加サービスチャットがレビューやサービス改善に使われる場合があります管理者に適用条件を確認します

対象WorkspaceのGeminiアプリは、会話履歴が標準でオン、保存期間は18か月です。管理者は3か月・18か月・36か月、または履歴オフを設定できます。

履歴オフでも会話が最長72時間保存される場合があり、変更前の履歴は設定された期間残ります。契約による学習制限と、会話履歴の保存は分けて確認してください。Googleの管理者向け説明

対象Workspaceのフィードバックはモデル学習に使われず、最長18か月保持される場合があります。Workspaceのプライバシーハブ

一時チャットとWorkspaceの保持ルール

個人向けの一時チャットは学習に使われませんが、仕事用では管理者設定とVaultの条件も確認します。

利用条件一時チャットの扱い
個人向け履歴・パーソナライズ・モデル学習に使われず、最長72時間保持されます
WorkspaceでVaultを使わない組織許可設定は標準でオンで、専用ヘルプはチャットデータを記録しないと説明しています
WorkspaceでVaultを使う組織許可設定は標準でオフで、有効化してもVaultのルールに従って記録・保持されます

Googleの一般向け英語ヘルプには、仕事用では一時チャットを使えないという記載が残っています。一方、Workspace専用ヘルプでは、管理者が許可する条件が案内されています。

この記載差があるため、仕事用では専用ヘルプと実際の管理者設定を確認してください。一時チャットや削除操作よりVaultの保持が優先される場合もあります。一般向けヘルプ、Workspace専用ヘルプ

渡してよいデータと渡さないデータ

店舗での標準ルール案の表。顧客情報、注文番号、仕入れ値、契約内容、公開済みの商品説明について、店舗での扱いとGeminiに渡す代替情報を記載。下に、楽天市場の店舗業務を想定した運用案であり、学習を止める設定だけで入力を許可しない旨の注記。

店舗では、公開情報を基本にし、顧客情報や非公開情報は入力前に利用目的と権限を確認します。

次の表は、楽天市場の店舗業務を想定した運用案で、すべての入力を一律禁止する法令の説明ではありません。

データ店舗での標準ルール案Geminiに渡す代替情報
顧客情報氏名・住所・電話・メールや問い合わせ原文をそのまま渡しません識別情報を除き、対応に必要な事情を要約します
注文番号元の番号は削除し、受注台帳と結び付く状態を避けます必要な場合だけ作業用の仮ラベルに置き換えます
仕入れ値非公開の経営情報として、責任者の確認前は渡しません架空の金額で計算方法や考え方を相談します
契約内容秘密保持義務や外部提供条件を確認するまで渡しません当事者・単価・固有条件を除いた論点にします
公開済みの商品説明利用権限と公開範囲を確認して利用候補にします説明文の改善に必要な部分だけを渡します

個人情報保護委員会は、個人情報の入力が、特定した利用目的に必要な範囲内か確認するよう求めています。本人同意なく入力する個人データは、機械学習に利用されないことなどの確認も必要です。個人情報保護委員会の注意喚起

AI事業者ガイドラインも、業務でAIを利用する事業者に、個人情報や機密情報の適切な取扱いを求めています。学習を止める設定だけで入力を許可せず、出店契約や秘密保持義務も確認してください。経済産業省・総務省のAI事業者ガイドライン

ファイル・商品画像・Gemini Liveの設定

文章以外の入力にも保存設定が関わるため、添付資料や画面共有まで確認対象に含めます。

Googleは、保存がオンの場合、2025年9月2日以降のアップロードの一部を改善に使うと発表しています。ファイルや写真も対象で、本文だけを伏せても添付資料に情報が残る場合があります。Googleの変更発表

  1. 問い合わせ本文は店舗側で加工し、署名・引用履歴・注文番号も取り除きます。
  2. 表計算ファイルは、別シート・コメント・ファイル名に不要な情報がないか確認します。
  3. 画像は、購入者名・配送先・受注番号が写っていない加工済みデータを選びます。
  4. Gemini Liveは、音声・動画・画面共有の改善利用に関する別設定も確認します。

Liveの設定名は「音声や Gemini Live の動画と画面共有を Google サービスの改善に使用する」です。標準はオフですが、会話の文字起こしも同じ扱いになるとは限りません。

原データをGeminiへ送り「匿名化して」と頼む方法では、加工前の情報を先に渡してしまいます。加工と送信対象の確認は、Geminiへ渡す前に店舗側で済ませてください。

スタッフのGemini設定を揃える手順

スタッフ全員の条件を揃えるには、利用アカウントと設定値、適用対象を記録する手順が必要です。

  1. GeminiアプリとGmail内のGeminiなど、利用を認める画面を明記します。
  2. 利用者ごとに承認済みアカウントを指定し、コアサービスか追加サービスかを確認します。
  3. 個人向けは保存設定とフィードバック、Workspaceは管理者の会話履歴設定を確認します。
  4. 管理者は[生成 AI]→[Gemini アプリ]→[Gemini 会話履歴]で保存と保持期間を設定します。
  5. 組織部門・グループの適用範囲を確認し、各スタッフに意図した設定が届いているか点検します。
  6. 入力可能な情報と、添付・Live・フィードバックのルールを共有し、確認日と担当者を残します。

グループ設定が組織部門の設定を上書きする場合があります。

Gmailやドキュメント内のGeminiは、独立したGeminiアプリとは保持の仕組みが異なります。

Geminiの設定を見直す時期

利用開始前に加え、Googleの条件や店舗の利用範囲が変わる時点で設定を見直します。

見直す時期確認する内容
利用開始前・店舗が定めた定期点検日アカウント、保存設定、入力対象、確認記録
規約・プライバシー変更の通知時学習利用、レビュー、保持条件の変更
プラン・ライセンス変更時コアサービスの適用、管理者設定、Vault
添付・Liveなどの利用開始前新しい入力経路と、共有する情報の範囲
入退社・担当変更時利用アカウント、所属グループ、適用設定
誤入力が起きたとき追加送信の停止、責任者への報告、削除と影響確認

共通の点検間隔が公式に定められているとは、公開情報では確認できません。店舗で点検日を決め、確認日・設定値・適用対象・変更理由を残します。

よくある質問(FAQ)

Geminiの学習設定を判断するときは、保存・削除・契約上の保護をそれぞれ確認してください。

オフにすれば、Googleに一切保存されませんか?

個人向けでは、オフでも応答や安全対策のためにチャットが最長72時間保存されます。アクティビティに表示されないことと、保存されないことは同じではありません。

自動削除を3か月にすれば、学習を防げますか?

自動削除の期間変更だけでは、AIモデルのトレーニングへの利用は止まりません。個人向けでは「アクティビティの保存」をオフにし、フィードバックの例外も確認します。

過去の履歴を消せば、学習済みの情報も消えますか?

削除によって学習済みの情報がモデルから取り除かれるか、完了時期まで含めて公開情報では確認できません。人のレビュー済みデータは、履歴を削除しても別に保持されます。

無料版のGeminiでも、同じ設定で学習を止められますか?

個人のGoogleアカウントで使う場合、無料版でも「アクティビティの保存」をオフにする操作は同じです。確認したプライバシーハブでは、無料版と有料プランで学習の扱いを分けた説明は見当たりませんでした。

有料プランなら、顧客データを入力できますか?

料金の支払いだけでは、企業向け保護の適用や、顧客データの入力可否は判断できません。適用契約に加え、利用目的と外部サービスへ渡す権限を確認してください。

注文番号を仮の番号にすれば、そのまま送れますか?

仮の番号へ置き換えても、日時や問い合わせ内容などから本人に結び付く場合があります。相談に不要な項目を取り除き、加工後の情報全体を確認してから判断してください。

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西尾 勝太

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広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

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  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
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  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
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04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
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07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000+ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

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私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

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西尾 勝太

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