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Amazonのカテゴリー(ジャンル)一覧の見方と出品者の選び方

Amazonの主要カテゴリーは、公開されている出品サービスのページで確認できる範囲では5分野・28区分です(一覧は次章の表にまとめました)。ただしこれは大分類の概要であり、下位カテゴリーまで含む固定マスターではありません。そのうえでAmazonの「ジャンル」は一つの分類ではなく、購入者向けカテゴリー(売場)、商品タイプ、手数料カテゴリー、出品制限に分かれます。手を付ける順番は、まず同一商品の既存ASIN照合、次に手数料見積り、そのうえで出品制限とFBAの確認です。
Amazonの「ジャンル」を構成する分類
Amazonのジャンルは役割の異なる四つの分類で理解します。
| 分類 | 内容 | 決まるもの | 主な確認場所 |
|---|---|---|---|
| 購入者向けカテゴリー | 購入者がたどる売場。開発文書やAPIでは「ブラウズノード」 | 売場、検索の絞り込み、ランキング | 商品登録画面、購入者向け商品ページ |
| 商品タイプ | 商品の型 | 属性、必須項目、選択肢、バリエーション | 商品登録画面、最新の登録テンプレート |
| 手数料カテゴリー | Amazonが商品ごとに割り当てる分類 | 販売手数料の料率、粗利 | 公式料金ページ、料金見積り |
| 出品制限 | カテゴリー、商品タイプ、ブランド、ASIN、コンディション等が単位 | 出品可否、申請の要否 | 対象商品を検索した商品登録画面 |
購入者向けカテゴリーと手数料カテゴリーは一致するとは限らず、同じ売場でも異なる手数料カテゴリーが適用される可能性があります。
Amazon.co.jpの主要カテゴリー一覧

カテゴリーの大枠は、公式の出品サービス公開ページで分野別に確認できます。
2026年7月31日時点の主要カテゴリーは次のとおりです。
| 分野 | 主なカテゴリー |
|---|---|
| メディア | 本、ミュージック、ビデオ&DVD、PCソフト、TVゲーム |
| 電子機器 | エレクトロニクス、カメラ、パソコン・周辺機器、Amazonデバイス用アクセサリ |
| 住居・業務用品 | ホーム、ホームアプライアンス、大型家電、楽器、文房具・オフィス用品、DIY・工具、産業・研究開発用品、カー&バイク用品 |
| 生活・消耗品 | スポーツ&アウトドア、おもちゃ&ホビー、ベビー&マタニティ、ペット用品、ドラッグストア、ビューティ、食品&飲料 |
| ファッション | ジュエリー、腕時計、服とファッション小物、シューズ&バッグ |
- 大分類の概要であり、下位を含む固定マスターではありません。
- 名称があっても、全商品・全ブランドを無条件で販売できるとは限りません。
- 出品可能なコンディションもカテゴリーで異なり、食品・ビューティなどは新品限定の場合があります。中古・再生品を扱うならカテゴリーごとに可否を先に確認してください。
- 手数料表ではビール、タイヤ、家具、マットレスなど、売場と異なる粒度の分類が使われます。
Amazonのカテゴリー一覧を確認する方法
選べるカテゴリーは公開一覧でなく、Seller Centralの商品登録画面で確認します。
| 確認したい内容 | 確認先 |
|---|---|
| 出品カテゴリーの大枠 | Amazon出品サービスの「販売方法」 |
| 登録時に選べるカテゴリー | Seller Centralの商品登録画面 |
| 現行の商品タイプと属性 | 商品登録画面と最新の登録テンプレート |
| 手数料カテゴリーと料率 | Amazon出品サービスの料金ページ |
| 商品ごとの手数料見込み | 料金シミュレーター、対象ASINの見積り |
| 出品申請の要否 | 対象ASIN検索後の登録画面 |
| FBA危険物の状態 | 公開Seller ForumsのASIN単位の手順(「非危険物」「追加情報が必要」「危険物」) |
- 完全同一の既存商品(包装・数量・色・型番・付属品まで一致)は、カテゴリー選択不要でJAN・ASIN検索から商品詳細ページへ。
- 新規商品の個別登録では商品名からカテゴリー候補が出る。実物と違えば別候補を確認。
- 画面の名称・配置は変わるため、管理画面と公式マニュアルで要確認。
出品するカテゴリーと商品タイプの選び方
アマゾンのジャンル選び方では、商品の主用途と購入者の探し方を基準に最も具体的な分類を選びます。
- 誰が何のために使う商品かを一文で定義。
- 主用途・対象者・形状・容量・設置方法が一致する既存商品を3〜10件探す。
- パンくず・ランキング・検索絞り込みを比較。
- 商品タイプに必要な属性欄があるか確認。
- 用途に合う最も具体的な下位カテゴリーを選ぶ。
- 手数料・出品制限・FBA取扱可否を別々に調べる。
登録は「カタログ」→「商品登録」。既存ASINはJAN/GTINで検索、新規は「空白のフォーム」。一括は「カタログ」→「アップロードによる一括商品登録」で現行テンプレートを取得。メニュー名称や配置は変更されるため管理画面で要確認。
登録前の最終確認は7点。
- 同一JAN・同一包装・同一数量の既存ASINがないか
- 主用途が同じ類似商品を複数比較したか
- 最も具体的で正確な下位カテゴリーか
- 登録画面に「出品を申請」が出ないか
- 手数料カテゴリーを料金見積りで確認したか
- FBA危険物・禁止商品・期限管理商品を確認したか
- 選定根拠(メーカー資料・現物画像・類似ASIN)を保存したか
商品名が似ているだけでは比較になりません。収納用品でもバッグ・ケース・棚・トレーでサイズ・素材・設置方法は異なります。販促都合で用途の違うカテゴリーを選ぶのは避け、保存した選定根拠は修正依頼にも使えます。
カテゴリーが手数料や検索表示に与える影響
カテゴリー選定は売場だけでなく、手数料、検索の絞り込み、必須属性、FBA審査に関係します。
販売手数料は購入者向けカテゴリーではなく、Amazonが割り当てる手数料カテゴリーで決まります。料率・価格帯・最低手数料は変更されるため、次は確認日時点の例です。
| 手数料カテゴリー例 | 2026年7月31日時点の料率例(売上合計ベース) | 最低販売手数料 |
|---|---|---|
| メディア―本・DVD・ミュージック・PCソフト・ビデオ | 15.4% | なし |
| エレクトロニクス | 750円以下5%、750円超8.4% | 30円 |
| ホーム&キッチン | 750円以下5%、750円超15.4% | 30円 |
| 食品&飲料 | 750円以下5%、750円超1,500円以下8.4%、1,500円超10.4% | 30円 |
| Amazonデバイス用アクセサリ | 45.4% | 30円 |
表を読むときの注意点です。
- 「売上合計」は商品価格+配送料・ギフト包装料など購入者の支払額。料率は商品価格でなく売上合計で判定される。
- 料金ページの手数料は税抜で、別途税が適用される。
- 全カテゴリーは網羅していないため、採算計算は料金シミュレーターと対象ASIN・SKUの手数料見積りで確認する。
編集部の線引きは、候補カテゴリー間で料率が5ポイント以上開く商品と、最低販売手数料が効く低単価商品は、登録前に料金シミュレーターと対象ASINの手数料見積りを取り直す、というものです。表でも5%と15.4%と45.4%が並び、売場の印象で料率を当てにいくと粗利の前提が崩れます。
正確なカテゴリーと属性は、売場、検索の絞り込み、カテゴリー別ランキングの見え方にも影響します。ただし設定しただけで検索順位が上がるとは限りません。
FBA危険物判定もカテゴリーだけでは決まりません。電池、成分、引火点、エアゾール、液体、SDSなど、商品の実物情報を基にASIN単位で確認します。
出品制限と申請書類の確認方法

出品許可の要否は固定一覧で決めず、対象ASINやブランドを商品登録画面で検索して判断します。
| 要確認領域 | 確認内容 | 準備する資料の例 |
|---|---|---|
| ブランド・ASIN | 商品や出品者ごとの販売制限 | 請求書、仕入先情報、販売承諾資料 |
| 食品・飲料 | 商品、ブランド、サブカテゴリーの承認 | 包装・食品表示の画像、請求書 |
| 酒類 | Amazonの承認と法令上の免許 | 酒類販売業免許、ラベル、仕入証明 |
| 化粧品・サプリ | 成分、安全性、表示、ブランド | 成分表示画像、製造販売元情報 |
| 医薬品・医療機器 | 出品制限と許可・届出 | 対象区分に応じた許可・認証情報 |
| 電池・化学品 | FBA危険物審査 | SDS、電池情報、成分や容量の資料 |
公開Seller Forumsの回答例では、申請対象商品を含む10点以上の記載と、製造業者または販売業者が発行した請求書を求めた例があります。小売店の領収書、オンライン注文確認書、配送伝票、船荷証券は不可でした。ただし公開フォーラムの一例で、10点という数量、発行日の範囲、必要な画像を全申請共通の現行ルールとは断定できません。
必要書類は「出品を申請」の先の案内を優先してください。請求書で示す項目は次のとおりです。
- Seller Centralの登録情報と一致する事業者名・住所
- 仕入先の名称と連絡先
- 商品名、型番やJAN
- 数量、取引日・発行日
Amazonの出品許可と法令上の許可は別手続きです。酒類、一般用医薬品、高度管理医療機器などは関係省庁の案内も確認してください。
誤ったカテゴリーの問題と変更手順
誤分類は粗利不足、検索対象外、属性抑制、出品停止を招きかねません。
| 誤り | リスク |
|---|---|
| 売場から料率を推測 | 手数料超過で粗利不足 |
| 不正確なカテゴリー | 売場・検索で非表示 |
| 誤った商品タイプ | 必須属性エラー、バリエーション不備 |
| 必須属性の未入力 | 属性抑制、検索対象外、出品停止 |
| 制限商品の誤分類 | 申請要求、カタログ削除、規約違反 |
| 危険物情報の不足 | FBA納品保留、追加資料要求 |
分類変更は提案までで反映は保証されません(ASINは複数の出品者やブランド所有者が提供)。
- 現状のカテゴリー、商品タイプ、手数料見積り、エラーを記録。
- 正しい分類、類似ASIN、メーカー資料、JAN・型番を用意。
- 在庫管理の該当SKU編集画面でカテゴリー・商品タイプ・属性を修正。一括登録は最新テンプレートで再送信。
- 未反映なら資料を添えカタログ修正を依頼。
- 反映後は売場、検索絞り込み、手数料見積り、FBA危険物ステータスを再確認。
売場(購入者向けカテゴリー)変更でも手数料カテゴリーは連動するとは限らず、手数料分類の異議は公式ガイドラインと商品実態を基に別途申し立てます。
楽天市場のジャンルとの違い
楽天市場との違いは、Amazonでは売場、属性、手数料、出品可否が別の分類で管理される点です。
| 楽天市場 | Amazon.co.jp |
|---|---|
| Genre IDの親子階層が中心 | 購入者向けカテゴリーが売場と絞り込みを決める |
| ジャンルに属性が紐づく | 商品タイプが属性要件を定める |
| 商品管理番号で商品を管理 | SKUで出品情報を管理する |
| ジャンル対応を検討する | 既存ASINとの一致を先に調べる |
移行時は商品群ごとに対応表を作ります。
- 楽天ジャンルID → Amazonの最下位カテゴリー
- ジャンル属性 → 商品タイプの必須・推奨属性
- 商品管理番号 → SKU
- JANやカタログ情報 → 既存ASINの照合
ただし手数料カテゴリーと出品制限・FBA危険物判定は、楽天側に対応項目がありません。ジャンルIDをカテゴリーへ一対一で置き換えるだけでは、この二つを丸ごと見落とします。
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カテゴリーと商品タイプが決まったら、次の作業は商品情報の登録と修正です。誤分類の直しは1SKUずつ手作業で進めると時間がかかるため、複数SKUをまとめて修正する手順をAmazonの商品情報をCSVで一括変更する方法にまとめました。最新テンプレートの取得から再送信までの流れを確認してから着手すると、登録エラーの手戻りを減らせます。
よくある質問
Amazonのカテゴリー選定では、既存ASIN、手数料、変更可否、出品許可に関する疑問が多くあります。
Amazonの商品は一つのカテゴリーだけに登録されますか?
一つの商品に複数の売場上の分類が関連付く場合があります。ただし、出品者が集客目的で無関係なカテゴリーを自由に追加できるという意味ではありません。
既存ASINと同じ商品でも新しいカテゴリーを選べますか?
包装、数量、型番まで同一なら、原則として既存ASINへ出品情報を追加します。カテゴリーを変えるために同一商品の別ページを作ることは避けてください。
カテゴリーを見れば販売手数料が分かりますか?
購入者向けカテゴリーだけでは、正確な料率を判断できません。公式料金ページに加えて、対象ASINやSKUの料金見積りを確認してください。
カテゴリー一覧にあれば申請なしで出品できますか?
公開一覧への掲載は、無条件で出品できることを意味しません。商品登録画面で「この商品を出品する」か「出品を申請」かを確認します。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

