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最終更新: 2026.10.24

Excelのプルダウン設定|商品台帳の販売状態を選択式にする手順と、CSVで消える時の注意

Excelのプルダウン設定|商品台帳の販売状態を選択式にする手順と、CSVで消える時の注意

Excelのプルダウンの作り方は、[データ]→[データの入力規則]→[リスト]が基本です。 選択肢は別シートのExcelテーブルにしておくと、後から増やした候補も反映できます。 CSVで保存するとプルダウンは残らないため、台帳はxlsxで保管します。確認日:2026年10月23日。

Excelでプルダウンを作る手順

「リストの入力規則」(Windows版・Microsoft 365・商品台帳の設計例)を7ステップで示した図。C列の「販売状態」見出しを除くセル範囲を選び、[データ]の[データの入力規則]で[設定]タブを開き、[入力値の種類]を[リスト]にして[元の値]に「販売中,在庫切れ,販売終了,予約」と入力する。[ドロップダウンリストから選択する]をオンにし、空欄を許す場合は[空白を無視する]を設定、[OK]で確定して候補を選べることを確認し、候補外の文字を直接入力してエラーメッセージの動作も確かめる。半角カンマで区切り余分なスペースを入れないこと、候補外の入力を拒否する設定は[エラーメッセージ]で指定することも注記されている

Windows版のMicrosoft 365では、販売状態を入力するセル範囲にリストの入力規則を設定します。

以下のセル配置や選択肢は、楽天市場の店舗で使う商品台帳を想定した設計例です。まずは直接入力で作成し、継続運用する際に別シートの候補一覧へ切り替えましょう。

  1. 商品台帳のC列を「販売状態」とし、見出しを除く入力対象のセル範囲を選択します。
  2. [データ]→[データの入力規則]を開き、[設定]タブを選択します。
  3. [入力値の種類]で[リスト]を選び、[元の値]の入力欄を確認します。
  4. [元の値]へ販売中,在庫切れ,販売終了,予約と入力します。
  5. [ドロップダウンリストから選択する]をオンにし、空欄を許す場合は[空白を無視する]も確認します。
  6. [OK]で確定し、対象セルで候補を選択できることを確認します。
  7. 候補外の文字も直接入力し、エラーメッセージの動作を確認します。

直接入力する候補は半角カンマで区切り、区切りの前後に余分なスペースを入れません。候補外の入力を拒否する設定は、後述する[エラーメッセージ]で指定します。

キーボード操作でプルダウンを開く

Windows版では、プルダウンを設定したセルで Alt キーを押しながら下方向キー(↓)を押すと、候補の一覧が開きます。マウスに持ち替えずに入力できるため、商品台帳を上から順に更新するときに便利です。候補は方向キーで選び、Enter キーで確定します。

利用環境基本操作とWindows版との違い
Windows版Microsoft 365[データの入力規則]で[リスト]を設定します
Mac版同様に作成できますが、公式手順では[検証]や[一覧]という表記も使われています
Web版[データ]からリストを作成でき、直接入力やセル範囲を使う公式手順があります

Web版の編集制限には、Microsoft公式資料の中でも記述の不整合があります。編集記事の冒頭は「手動入力したリストのみ編集可能」とする一方、後続にはセル範囲の編集手順もあります。

名前の管理についても、別の公式記事にはWeb版の操作が掲載されています。利用中の画面で変更できない場合は、デスクトップ版で候補や参照先を編集しましょう。

プルダウンの元の値を指定する方法

候補の変更が少ない列は直接入力、担当者など増減する列はExcelテーブルで管理すると扱いやすくなります。

指定方法[元の値]の設定例・操作候補を追加するとき向いている列
直接入力販売中,在庫切れ,販売終了,予約入力欄の文字列を書き換えます固定した販売状態
セル範囲同じシートなら=$H$2:$H$5範囲外への追加時は参照範囲も広げます小規模な候補一覧
テーブル候補をExcelテーブルにし、見出しを除くデータ部分を選択しますテーブル内の追加・削除に合わせて候補が更新されます担当者や商品分類
名前付き範囲=販売状態候補固定範囲なら、名前の参照先も更新します複数箇所で使う共通候補

別シートで管理する場合は、「選択肢」シートに販売状態などを縦に並べます。候補の途中に空白セルを挟まず、見出しは入力規則の参照範囲から外してください。

Excelテーブルを使うなら、候補一覧を選び、[挿入]→[テーブル]で変換します。その後、入力規則の[元の値]から、テーブル内の候補部分を選択します。

名前付き範囲では、候補を選択し、数式バー左側の名前ボックスで名前を定義できます。固定範囲に名前を付けただけでは、末尾へ追加した候補まで自動で含まれるとは限りません。

候補の追加後は、実際のプルダウンを開き、新しい項目が表示されるか確認しましょう。候補から項目を削除した場合も、台帳に残る入力済みの値は別途点検します。

入力規則のエラーメッセージを設定する方法

販売状態の表記を統一したい場合は、候補外の直接入力を拒否する[停止]を設定します。

[データの入力規則]の[エラーメッセージ]タブで、無効な入力時にメッセージを表示する設定を有効にします。スタイルによって、候補外の値を確定できるかどうかが変わります。

スタイル候補外の値を直接入力した場合操作台帳での用途例
停止無効な値の確定を拒否します[再試行]で修正し、[キャンセル]で取り消します販売状態などの統一
注意警告後に例外入力を許可します[はい]で確定し、[いいえ]で修正します例外を認める管理区分
情報通知後に例外入力を許可します[OK]で確定し、[キャンセル]で取り消します推奨する入力値の案内

公式資料によっては、[注意]を「警告」と表記している場合もあります。どちらも候補外の入力を受け入れられるため、[停止]とは使い分けてください。

[入力時メッセージ]には、セルを選択した際の作業案内を設定できます。「在庫がなく補充確認中の商品は、在庫切れを選択してください」など、判断基準を示すと便利です。

ただし、[停止]でもコピーや貼り付けを含むすべての操作を防げるわけではありません。一括更新した後は、入力規則と入力済みの値を点検する必要があります。

INDIRECTで2段階のプルダウンを作る手順

商品カテゴリに応じて候補を切り替える場合は、名前付き範囲とINDIRECT関数を組み合わせます。

以下はMicrosoft公式の機能説明を組み合わせた独自の設定例で、作成はデスクトップ版を前提とします。「商品カテゴリ」を親、「商品種別」を子として連動させます。

親の候補子の候補子の候補範囲に付ける名前
衣類Tシャツ、パーカー衣類
食品菓子、飲料食品
  1. 「選択肢」シートに、衣類用と食品用の候補を、それぞれ縦に並べます。
  2. 見出しを除く候補範囲へ、ブック全体で使える名前「衣類」「食品」を付けます。
  3. 商品台帳のA2にリスト入力規則を設定し、元の値を衣類,食品とします。
  4. A2で親の候補を選択してから、B2にもリスト入力規則を設定します。
  5. B2の[元の値]に=INDIRECT($A2)を入力し、候補の切り替えを確認します。

INDIRECTは文字列で指定した参照を返すため、親の選択値と定義した名前を一致させます。名前に空白やセル参照と同じ表記は使えないので、候補名を決める際にも注意が必要です。

$A2はA列を固定し、行番号は固定しない指定です。別の行へ設定を広げた際は、その行の親セルを参照していることを確認してください。

親を変更しても、入力済みの子の値は自動では消えません。 カテゴリを変えたら商品種別も選び直し、組み合わせを確認する運用にします。

子の候補が固定範囲なら、範囲外への追加時には名前の参照先も更新します。元データは同じブックに置くと、別ブック参照に関する制約を避けやすくなります。

選んだ値に連動して隣の列を自動入力する

2段階プルダウンは候補を絞り込む作り方ですが、選んだ商品に合わせて別の列を自動入力したい場合もあります。その場合は入力規則ではなく、XLOOKUP関数を隣の列に入れます。

たとえば「選択肢」シートのD列に商品種別、E列に配送方法を並べておき、台帳のD2に=XLOOKUP(B2,選択肢!$D$2:$D$20,選択肢!$E$2:$E$20,"")と入力します。B2で商品種別を選ぶと、対応する配送方法が表示されます。XLOOKUPはMicrosoft 365やExcel 2021以降で使える関数です。

商品台帳の列の設計

「商品台帳の列の設計」の表。A列の商品管理用ID、B列の商品名、F列の備考は入力、C列の販売状態(販売中、在庫切れ、販売終了、予約)、D列の配送方法、E列の担当者はプルダウンで選ぶ列として整理している。下段は「判断基準」(在庫切れは補充確認の対象、販売終了は継続販売の対象外)と「分けて管理」(台帳の状態を変更する操作と楽天市場側の商品設定を変更する操作)で、店舗内で使う管理例であり登録用CSVの仕様ではないと断っている

商品台帳では、商品を識別する列と、販売状態などを選択する列を分けて設計します。

次の列名や選択肢は店舗内で使う管理例であり、楽天市場への登録用CSVの仕様ではありません。台帳の状態を変更する操作と、楽天市場側の商品設定を変更する操作は分けて管理しましょう。

列の例項目入力方法候補・記録内容の例
A列商品管理用ID文字列として入力・取り込み商品を照合する識別子
B列商品名自由入力店舗で管理する商品名
C列販売状態プルダウン販売中、在庫切れ、販売終了、予約
D列配送方法プルダウン店舗で実際に使用する配送区分
E列担当者プルダウン店舗内の担当者名
F列備考自由入力変更理由、補充確認、引き継ぎ事項

販売状態は、文字の統一とあわせて判断基準も決めておきます。たとえば「在庫切れ」は補充確認の対象、「販売終了」は継続販売の対象外、と区別できます。

担当者や配送方法の候補を追加する役割も、店舗内で決めておくと管理しやすくなります。例外が出るたびに候補を増やさず、備考に残す内容との使い分けを相談しましょう。

プルダウンが消える・壊れる時

プルダウンの不具合は、保存形式、入力規則の上書き、候補外の値を分けて確認します。

症状原因として確認する点直し方
CSVを開き直すとプルダウンがないCSVには入力規則を保存できません保存済みのxlsx原本を使います
貼り付け後に候補が変わった、消えた通常貼り付けでコピー元の入力規則を持ち込んだ可能性があります正常なセルから入力規則だけを貼り付けます
候補外の値が入っているコピーやオートフィルでは無効な値が入る場合があります正しい規則を確認し、無効データをマークして修正します
追加した候補が表示されない固定範囲や名前の参照先に含まれていません元の値や名前の参照先を広げます

通常の貼り付けは入力規則も対象となるため、台帳の規則が変わる場合があります。値だけを移す際は[形式を選択して貼り付け]の[値]を使いますが、候補内の値であることまでは保証しません。

規則が消えたセルは、正常なセルをコピーして[入力規則]だけを貼り付けると復旧できます。資料や環境によっては、この項目が[検証]と表記されています。

候補外の値は、Windowsデスクトップ版で次の順に点検します。

  1. 対象セルに正しい入力規則があるか確認し、消えていれば先に復旧します。
  2. [データ]→[データの入力規則]横の矢印から、[無効データのマーク]を選びます。
  3. 赤い円で示された値を確認し、プルダウンの有効な候補へ修正します。

公式資料では[無効なデータを円で囲む]とも表記されています。Web版では表示されないことがあるため、利用できない場合はデスクトップ版で確認してください。

マークだけを消しても、候補外の値を修正したことにはなりません。また、候補内の「在庫切れ」が実在庫と一致するかどうかは、別途確認が必要です。

CSVでプルダウンを消さずに台帳を管理する方法

プルダウンを維持するにはxlsxを管理用の原本とし、CSVは受け渡し用として別に保存します。

CSVに保存されるのは、作業中のワークシートに表示されるテキストと値です。入力規則や条件付き書式を保持できず、別シートの候補一覧も同じCSVには保存されません。

内容xlsxの管理用台帳CSVの出力用ファイル
選択済みの「販売中」という文字保持できます値として保存されます
プルダウンとエラーメッセージ保持できます保持されません
状態別の色分け保持できます保持されません
別シートの候補一覧同じブックで保持できます同じCSVには保存されません
  1. 販売状態などの更新を終えたら、管理用のxlsxファイルを保存します。
  2. CSVへ出力するシートを選び、[名前を付けて保存]でCSV形式を選択します。
  3. 機能が失われる旨の警告が出たら、xlsx原本を保存済みか確認します。
  4. 継続して商品を管理するときは、CSVではなくxlsx原本を開きます。

CSVをxlsx形式で保存し直しても、失われた入力規則は復元されません。復旧には、元のxlsxファイルか、入力規則を設定したテンプレートを使います。

条件付き書式で販売状態を色分けする方法

販売状態の表示色を自動で変えるには、プルダウンとは別に条件付き書式を設定します。

  1. 販売状態を入力するセル範囲を選択し、[ホーム]→[条件付き書式]を開きます。
  2. [セルの強調表示ルール]→[指定の値に等しい]を選択します。
  3. 「販売中」と入力して書式を選び、ほかの販売状態にもルールを作成します。
販売状態色の設計例
販売中薄い緑
在庫切れ薄い赤
販売終了薄い灰色
予約薄い青

商品行全体を色分けする場合は、対象範囲を選んで[新しいルール]を開きます。数式を使用するルールで、販売状態がC列、先頭行が2行目なら=$C2="在庫切れ"と指定します。

配色は店舗内の設計例であり、状態を示す文字も表示したままにします。商品行を追加した際は、[ルールの管理]で適用先に新しい行が含まれるか確認しましょう。

色分けとあわせて、見出し行にフィルターを付けると「在庫切れ」の商品だけに絞り込めます。Windows版では、フィルターボタンのある見出しセルで Alt キー+下方向キーを押すと、オートフィルターのメニューを開けます。

よくある質問(FAQ)

Excelのプルダウンは、候補の追加、削除、保存形式を区別して操作すると管理しやすくなります。

プルダウンの項目を後から増やせますか

増やせますが、元の値の指定方法に合わせて更新する必要があります。直接入力は文字列を書き換え、固定範囲は参照範囲を広げ、テーブルは候補を追加します。

Mac版やWeb版でも作れますか

どちらも、リスト形式の入力規則で作成する公式手順が掲載されており、作り方の基本はWindows版と同じです。画面表記や編集条件には違いがあるため、利用中の環境で候補の追加まで確認してください。

停止にしたのに候補外の文字が入るのはなぜですか

コピーやオートフィルでは、入力規則に合わない値が入る場合があります。一括更新後は規則の有無を確認し、無効データをマークして点検してください。

CSVからxlsxへ戻せばプルダウンも戻りますか

拡張子を戻しただけでは、CSV保存で失われた入力規則は復元されません。プルダウン付きのxlsx原本を残し、CSVは出力用として扱ってください。

プルダウンだけを削除するにはどうしますか

プルダウンを解除するには、対象セルを選び、[データの入力規則]の設定画面内で[すべてクリア]を選択します。どのセルに設定されているか分からない場合は、Ctrl+G→[セル選択]で[データの入力規則]を選ぶと、該当セルをまとめて選べます。候補を一つ減らしたい場合は、規則全体を削除せず元の候補一覧を編集します。

プルダウンを解除できないのはなぜですか

[データの入力規則]が選べない場合、シートが保護されているか、ブックが共有されている可能性があります。この状態では入力規則の設定を変更できないため、先に保護や共有を解除してください。保護のパスワードが分からない場合は、設定した人に解除を依頼します。

1つのセルで複数選択できますか

Excelの入力規則のリストは、1つのセルで1つの候補を選ぶ作り方です。公式の作成手順にも、複数選択を有効にする項目はありません。「配送方法」と「ギフト対応」のように、同時に選びたい項目は列を分けて設計します。

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