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最終更新: 2026.07.30

楽天のレビュー返信作成支援AIの使い方|下書きをそのまま出さない運用

楽天のレビュー返信作成支援AIの使い方|下書きをそのまま出さない運用

楽天のAIでレビュー返信を作る場合は、完成文ではなく担当者が直す下書きとして扱います。事実、約束、語調、個人情報を人が確認し、店舗の責任で投稿する運用が必要です。画面の導線や利用上限は公開情報で確定できないため、管理画面と店舗運営Naviで確認してください。

楽天のレビュー返信作成支援AIとは

レビュー返信作成支援AIは、店舗がレビューへの返信文案を作る作業を支援するRMS向け機能です。

楽天は2024年3月28日から「RMS AIアシスタント β版」を順次提供しました。現在の楽天公式ページでは「RMS AIアシスタント」と表記され、契約上の正式名称は確認が必要です。

提供開始時の公式発表では、一部機能をOpenAIのGPT-4を活用して開発したと説明されています。ただし、レビュー返信機能が使うモデルは公開資料から確認できません。

この機能は返信案を用意するもので、投稿者の意図や注文事実を確定するものではありません。商品情報の参照範囲、返信案の数、自動投稿の有無も公開情報では不明です。

利用前に自店舗で何を確認するか

レビュー返信AIを使う前に自店舗で確認する6項目を並べた図解。利用可否(レビュー管理画面に機能が表示されるか/お使いの管理画面)、操作権限(担当者が生成と編集をできるか)、利用上限(回数・文字数・リセット時期の制限)、料金・申込(固有料金や別申込が必要か)、データ条件(保存・外部送信・学習利用の扱い)、投稿動作(下書き保存か投稿まで進むか)

利用前には、機能の表示、必要権限、上限、料金、注意事項を自店舗の最新情報で確認します。

楽天市場の出店店舗がRMSを利用できることが前提ですが、機能別の条件は公開資料だけでは確定しません。利用開始時に表示される注意事項も読み直してください。

確認項目確認する内容確認先
利用可否レビュー管理画面に機能が表示されるかお使いの管理画面
操作権限担当者が生成と編集をできるか権限設定、店舗運営Navi
利用上限回数、文字数、リセット時期の制限画面、店舗運営Navi
料金・申込固有料金や別申込が必要かRMS内のお知らせ、契約情報、担当ECC
データ条件保存、外部送信、学習利用の扱い現行規約、機能別の注意事項
投稿動作下書き保存か、投稿まで進むか実際の確認画面

楽天公式ページは、AI機能を「店舗様誰でも利用可能」と案内しています。一方、AI機能だけの公開料金表や、別申込不要と明記した公開ページは確認できません。

AIでレビュー返信の下書きを作る手順

レビュー本文から文案を生成し、事実確認と修正を経てから投稿するのが基本手順です。

  1. 返信対象のレビューを開き、投稿内容と対象商品を照合します。星の数だけで判断せず、評価された点と不満の対象を分けて読みます。
  2. AIの作成支援が表示される場合は、注意事項を確認して文案を生成します。ボタン名や位置は変更され得るため、現行画面に従います。
  3. 生成文を元レビューと照合し、書かれていない事情を補っていないか確認します。購入者の感情や利用状況を断定してはいけません。
  4. 商品、配送、返品、交換、補償に触れる部分を社内情報と照合します。注文情報が必要なら、レビュー文だけで結論を出しません。
  5. 店舗の返信方針に合わせ、感謝、お詫び、案内の順序を整えます。長い定型文で、投稿者の指摘を埋もれさせないようにします。
  6. 個人情報と履行できない約束がないことを確認して投稿します。低評価や補償案件は、責任者の承認を受けてください。

AIの下書きをそのまま投稿しない理由

生成文には誤った事実や過剰な約束が混ざり得るため、店舗担当者による確認が欠かせません。

楽天公式は、生成した文章や画像をそのまま使わず、人が事実と法令を確認するよう注意を促しています。レビュー返信も顧客対応であり、AIの作成は店舗の責任をなくしません。

リスク下書きに現れやすい問題投稿前の確認
事実誤認在庫、配送日、返品可否を断定する注文情報と店舗ルールに照合する
過剰な約束改善、返金などを確約する決裁済みの対応だけを書く
感情の断定投稿者の誤解だと決めつける指摘を受け止める表現へ直す
法令・表示効果や性能を根拠なく補足する資料と根拠を確認する
個人情報氏名や注文番号を公開欄に書く公開に不要な情報を削除する
文体の不一致軽い表現や長い定型文になる店舗の返信基準へ合わせる

消費者庁は、表示を他者に委ねても、その表示を決めた小売事業者が規制対象になり得ると説明しています。故意や過失がなくても対象となるため、AI出力にも確認が必要です。

健康食品や化粧品の返信で、効能や性能を補って説明するのも避けます。医薬品等の虚偽・誇大広告は、明示と暗示を問わず規制されるためです。

レビュー内容別にどこを直すか

返信の型は共通化しても、感謝、謝罪、事実確認、個別案内の比重は内容別に調整します。

レビューの内容AI案で残す要素人が判断して直す要素
高評価購入への感謝、評価点への言及商品にない特徴を足していないか
要望・提案意見への感謝、社内共有の表現未定の改善を約束していないか
配送への不満不便をかけたことへのお詫び配送事実、責任範囲、案内先
商品への不満期待に沿えなかったことへの配慮不具合認定、交換、返金の可否
強い低評価指摘を受け止める短い表現反論の要否、承認、個別対応

低評価レビューでは、正しさを争う文よりも、公開欄で必要な情報を優先します。事実に相違があっても、個人情報や注文履歴を使った反論は避けます。

AIに任せず店舗が判断する範囲

レビュー返信でAIに任せられる下書き作業と店舗が判断する業務を左右2列で分けた図解。AI側は返信文の構成・語調のたたき台・読みやすく整える案・感謝やお詫びの候補・店舗文体に直す前の初稿。店舗側は注文や商品や配送の事実確認・返品や交換や再送や返金の可否・補償や値引きや例外対応の承認・法令や表示や資料との整合・公開欄と個別連絡の区分

返品、補償、再送、値引き、配送日などの確定は、AIではなく権限を持つ担当者が判断します。

AIに任せられる下書き作業店舗が判断する業務
返信文の構成注文、商品、配送の事実確認
語調のたたき台返品、交換、再送、返金の可否
読みやすく整える案補償、値引き、例外対応の承認
感謝やお詫びの候補法令、表示、資料との整合
店舗文体に直す前の初稿公開欄と個別連絡の区分

商品情報や注文情報をAIが自動取得し、正しく判断するとの公式説明は確認できません。自然な文章が出ても、裏付け済みの回答だとは考えないでください。

金銭、法的主張、健康効果、事故、安全性に触れる返信は、通常案件から分けます。AIの作成範囲と、人が承認する条件を社内ルールに明記してください。

入力データと個人情報をどう扱うか

学習利用や保存条件を断定せず、レビュー返信に不要な個人情報や機密情報は入力しない運用にします。

楽天は、AIに入力される個人情報や機密情報の保護・管理に努める方針を公開しています。しかしRMS向け機能には、入力内容をモデル学習に使わないとの限定的な公開記載がありません。

別サービスの「Rakuten AI for Business」には、入力情報をAI学習に使わないとの説明があります。この条件をレビュー返信作成支援AIにも適用できるとは判断しないでください。

保存期間、外部事業者への送信範囲、履歴の閲覧者、削除方法も要確認です。初回の注意事項、現行規約、店舗運営Naviを確認して社内ルールへ反映します。

注文番号、氏名、住所、電話番号、個別の配送事情は、生成時に追加で入力せず、公開返信にも含めないでください。

下書き運用を店舗内で定着させる方法

生成、事実確認、承認、投稿の担当を分け、修正理由を共有できる運用にすると安全です。

段階主担当完了条件
対象選定レビュー担当返信対象と優先度を決めている
AI生成作成担当元レビューに沿う初稿がある
事実確認受注・商品担当注文事実と商品情報が一致する
承認責任者約束、法令、語調に問題がない
投稿権限保有者最終画面で本文を確認している
振り返り運営責任者修正例を返信基準へ反映している

高評価の定型案件と、低評価、補償、法令関連の案件で確認経路を分けます。AI案から削った表現と理由を記録すると、店舗の返信基準を具体化できます。

よくある質問

公開仕様で確定しない点は推測せず、自店舗の管理画面と店舗運営Naviで確認するのが基本です。

楽天のAIはレビューへ自動で返信しますか?

自動投稿の有無は、ログイン不要の公開公式資料では確認できません。生成後の画面と投稿操作を、自店舗の現行管理画面で確かめてください。

レビュー返信作成支援AIは無料で使えますか?

AI機能固有の公開料金表は確認できず、完全無料とは断定できません。契約情報、RMS内のお知らせ、担当ECCで最新条件を確認してください。

AIが作った返信はそのまま投稿してもよいですか?

そのまま投稿せず、事実、法令、約束、語調、個人情報を人が確認します。楽天公式も、生成した文章や画像は人が確認して使うよう促しています。

入力したレビューはAIの学習に使われませんか?

RMS向け機能に限定した「学習に利用しない」との公開記載は確認できません。機能別の注意事項と現行規約を読み、不要な機密情報を入力しないでください。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

400社 継続契約
1,000人 ラクリプウォーク利用者
2年連続 楽天SOY受賞
西尾勝太

SYOTA NISHIO

西尾 勝太

#楽天SOY 2年連続#楽天NATIONS講師#NATIONS AIエバンジェリスト#AI×EC

金融系システム会社で10年以上、システムとデータに向き合う現場経験を積む。その後、家業でもある75年続く老舗化粧品店にジョインし、EC事業の立て直しに着手。

広告に頼らず、商品ページ・レビュー・リピート導線を一つずつ磨き込む地道な運営で、楽天市場の月商を5年で200万円から2億円へと100倍に成長。2024年・2025年と2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、楽天NATIONS講師として全国の店舗運営も支援してきた。

「現場で結果を出す人が、もっと創造的な仕事に時間を使えるように」

その思いから、売れるECの方程式にAIを掛け合わせたEC特化型AIエージェント「ラクリプ」を開発。

いまも一人のプレイヤーとして店舗に立ちながら、ECに携わる事業者の「次の一手」に伴走し続けている。

100倍楽天月商
200万→2億円(5年)
13/15NATIONS講師として
短期で売上2倍達成
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EC事業者(継続契約)
250名AI×EC
オンライン勉強会主催

CAREER TIMELINE

数字と熱量で塗り替えた、EC×AIの軌跡

  • SYSTEM ERA金融系システム会社で10年以上の実戦経験を積む
  • EC ERA START75年続く老舗化粧品店にジョイン。EC事業の改革に着手
  • 2024楽天月商を5年で200万→2億へ。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞
  • 2024-楽天NATIONS講師に就任。短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
  • 2024-花王など大企業向けECセミナーで熱狂を呼ぶダントツ講師として登壇
  • 2025EC事業者向け200名規模のAIセミナーを開催。100名超のECコミュニティ「COD」を運営
  • 2025株式会社ラクダを創業。EC特化型AIエージェントサービス「ラクリプ」をリリース
  • 2025楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2年連続受賞
  • 2026.01楽天新春カンファレンスでAIをテーマに登壇
  • 2026.03楽天NATIONS AIエバンジェリストに就任
  • 2026.04AI×EC勉強会で約250名規模のオンライン勉強会を主催
  • 2026.08楽天グループ最大級のビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」に登壇。三木谷社長とセッションを行う
  • NOWラクリプは継続契約400社に到達。Chrome拡張「ラクリプウォーク」も1,000ユーザーが利用中

HONORS & POSITIONS

主要な受賞・公職

01楽天SOY 2年連続受賞2024・2025年 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを連続受賞。EC業界でも稀有な実績
02楽天NATIONS講師短期で15店舗中13店舗の売上2倍を達成
03NATIONS AIエバンジェリスト2026年3月就任。AI×ECの最前線を牽引
04楽天新春カンファレンス登壇2026年1月、AIテーマで登壇
05ECコミュニティ「COD」運営EC事業者100名超のコミュニティを主宰。AI×ECの知見を継続発信
06ラクリプ400社が継続契約2025年創業のラクダで開発したEC特化AIエージェントが拡大中
07大手企業講演に継続登壇花王をはじめとする企業の社内講演に継続的に登壇
08Chrome拡張「ラクリプウォーク」楽天店舗運営を支援する拡張が1,000ユーザーへ。現場ツールとして支持が拡大
09株式会社やよい 副社長75年続く老舗化粧品店の副社長として実店舗を運営し、人材育成に注力

MESSAGE

EC事業者の、いちばん近くの味方でありたい

私自身、朝から晩まで受注処理やページ修正に追われ、「本当にやりたい企画に手が回らない」もどかしさを、現場で何年も味わってきました。AIは、その時間を事業者の手に取り戻すための道具です。派手な魔法ではなく、日々の一手間を静かに肩代わりしてくれる相棒——ラクリプをそんな存在に育てていきます。

EC運営は、ともすれば孤独になりがちな仕事です。だからこそ、数字にも、迷いにも、いちばん近くで伴走する。それが私たちラクダの役割だと思っています。

西尾 勝太

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