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楽天の注文キャンセル処理|店舗側のやり方・決済別の返金・注意点【出店者向け】

楽天市場の注文キャンセルは、RMSの受注管理から店舗側で処理します。ただし、処理を誤ると購入者とのトラブルや店舗評価の低下・ペナルティにつながることもあり、正しい手順と決済別の返金の扱いを理解しておくことが大切です。
この記事では、楽天の注文キャンセルの種類・RMSでの処理手順・決済方法別の返金の扱い・発送後のキャンセルと返品・未入金による自動キャンセル・キャンセルが店舗評価に与える影響・購入者への案内のコツを、出店者向けに整理します(仕様は変わるため、最新はRMS・楽天公式でご確認ください)。
楽天の注文キャンセルの種類
ひとくちにキャンセルといっても、発生の仕方でいくつかに分かれます。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 購入者都合 | 注文者からの「間違えた」「不要になった」等の依頼 |
| 店舗都合 | 在庫切れ・価格誤り・発送不可など店舗側の事情 |
| 未入金による自動キャンセル | 銀行振込・コンビニ・ATM等で入金期限までに支払いがない |
| 発送後の返品・キャンセル | 到着後の返品希望・初期不良など |
このうち店舗都合のキャンセルは、多発すると評価やペナルティに影響します(後述)。まずは自店のキャンセルがどれに当たるかを見極めます。
RMSでのキャンセル処理の手順

RMSでのキャンセルは、受注管理から次の流れで行います。
- RMS > 受注・決済管理で該当注文の受注番号を検索する
- 受注詳細画面を開く
- 「キャンセル申請」を行い、キャンセル理由を選択する
- ステータスが「キャンセル確定待ち」へ移る
- (返品を伴う場合)返品受領を確認する
- 「キャンセル確定」をクリックして確定する
キャンセル確定後は、楽天市場側が決済の取り消し・返金・ポイントの返還を進めます。理由の選択はデータとして残るため、正確に選びましょう。
決済方法別の返金の扱い
返金の流れは、誰が返金するかが決済方法で変わります。ここを取り違えると、購入者への案内を誤ります。
| 決済方法 | 返金の主な流れ |
|---|---|
| クレジットカード | 楽天側で請求取消。締め日前なら請求自体が発生せず、締め日後は一度請求され翌月以降に相殺・返金 |
| 楽天ペイ | RMSでキャンセル・金額修正すれば楽天側の決済処理に連携。店舗が直接振り込むと二重返金の恐れ |
| 銀行振込(入金後) | 楽天から購入者へ返金方法の案内メールが届き、申請にもとづき返金 |
| コンビニ前払い(入金後) | 楽天/決済側で返金処理 |
| 後払い | 請求書発行前ならRMSでキャンセル。発行後の扱いは下記参照 |
| 代金引換 | 未発送は決済自体が発生しない。受取後は返送確認のうえ店舗から返金 |
オンライン決済(クレカ・楽天ペイ等)は、キャンセル確定後に楽天・各決済機関側で取り消し・返金が進むのが基本で、店舗が独自に返金すると二重返金になる恐れがあります。一方、代引きの受取後など店舗が直接お金を扱うケースは店舗からの返金になります。
クレジットカードはカードの締め日の関係で、キャンセル後でも一度引き落とされ、翌月以降に相殺・返金されることがあります。デビットカードは返金まで時間がかかる場合があります。購入者には「反映まで時間がかかる場合がある」と先に伝えておくと、問い合わせを減らせます。
後払い決済は扱いが特殊です。楽天の利用規約では、購入者都合のキャンセルで請求書発行済みの場合、後払い決済利用料を購入者に請求できるとされています(欠品など店舗都合のキャンセルは対象外)。与信否決の場合は支払方法変更を案内し、7日間変更がなければ自動キャンセルになります。
発送後のキャンセル・返品への対応
発送後のキャンセルは、送料やキャンセル料の扱いが問題になります。
- 発送前と発送後で送料の発生が変わる:発送後は往復の送料が発生し得るため、負担者を規約で明確にしておく
- キャンセル料・返品規約を事前に用意:店舗によっては「購入金額の◯%」などの返品条件を設定(返品ページに明記)
- 初期不良・誤発送は店舗負担が原則:店舗起因のトラブルは送料・返金とも店舗負担で対応する
トラブルを避けるには、返品・キャンセルのルールを商品ページや返品特約に明記しておくことが有効です。ルールがないと、都度の判断でもめやすくなります。
キャンセル時のポイント・クーポンの扱い
返金だけでなく、利用したポイント・クーポンの戻り方も購入者から聞かれます。
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| 通常ポイント | キャンセル・金額修正と同時に自動返還 |
| 期間限定ポイント(有効期限内) | キャンセルと同時に返還 |
| 期間限定ポイント(期限切れ) | 原則失効(店舗都合の失効は数営業日中に返還される場合あり) |
| 楽天市場クーポン | 有効期限・利用条件を満たせばMyクーポンへ戻るのが基本 |
| 獲得予定ポイント | キャンセルにより取り消しになる場合がある |
期間限定ポイントやクーポンは、期限や条件によって戻らないこともあるため、購入者に「必ず同じクーポンが使える」と断定しないほうが安全です。特に、注文から時間が経つと自動返還されない場合があります。
未入金による自動キャンセル
銀行振込・コンビニ・ATM決済などで、入金期限までに支払いがない注文は、楽天側で自動キャンセルされることがあります。店舗側での処理は基本的に不要ですが、在庫を確保したまま入金待ちになるため、入金期限の管理は意識しておきましょう。入金がないまま在庫を押さえ続けると、他の販売機会を逃すことがあります。
キャンセルが店舗評価・検索順位に与える影響
見落とされがちですが、キャンセルは店舗の評価に影響します。
- 店舗都合キャンセルの多発は要注意:在庫切れや価格誤りによるキャンセルが多いと、店舗評価の低下やペナルティの対象になり得ます
- キャンセル率は運営品質のシグナル:楽天は店舗の運営品質を見ており、キャンセルの多さは間接的に露出にも響きかねません
- 根本原因をつぶす:在庫連携の精度を上げる・価格誤りを防ぐなど、そもそもキャンセルを減らす運用が最善
キャンセル処理を「うまくやる」こと以上に、店舗都合のキャンセルを起こさない在庫・価格管理が重要です。
購入者へのキャンセル案内のコツ
キャンセル時の連絡は、トラブルを防ぐ重要な接点です。
- お詫び・お礼を明確に:店舗都合なら謝意、購入者都合でも丁寧に受け止める
- 返金の流れと目安を伝える:誰から・いつ頃返金されるか(決済別)を具体的に
- 記録を残す:やり取りはR-Messe等の履歴に残し、言った言わないを防ぐ
「返金がいつ来るのか分からない」が最も不安を招くため、決済別の返金の流れを先回りして案内すると、クレームを未然に防げます。
FAQ
楽天の注文キャンセルは店舗側でできますか?
できます。「RMS > 受注・決済管理」で受注番号を検索し、受注詳細から「キャンセル申請」→理由選択→「キャンセル確定」で処理します。確定後は楽天が決済取消・返金・ポイント返還を進めます。
キャンセルすると返金は誰がしますか?
決済方法によります。クレカ・楽天ペイ・後払い・入金済みのコンビニ/振込などは楽天・各決済機関側で返金され、代引きや請求書払いなど店舗が直接受け取る決済は店舗から返金するケースがあります。
発送後にキャンセルされたらどうすればいい?
返品を受領してからキャンセルを確定します。送料やキャンセル料の負担は、事前に返品規約で決めておくとトラブルを防げます。初期不良・誤発送は店舗負担が原則です。
店舗都合のキャンセルが多いとペナルティになりますか?
在庫切れや価格誤りによる店舗都合キャンセルが多いと、店舗評価の低下やペナルティの対象になり得ます。在庫連携や価格管理を見直し、そもそもキャンセルを減らすことが大切です。
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西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



