ホーム > 楽天店舗・RMS
楽天の違反点数制度とは?点数の付き方・累積の扱いと通知が来たときの対応

楽天の違反点数制度は、出店店舗の違反に加点し、年間累積点数に応じた措置を行う仕組みです。購入者の楽天ポイントとは別の制度です。通知が届いたら、違反条項と修正期限を確認し、対応後の加点判断まで追跡することが重要です。
累積点数は毎年1月1日にリセットされ、年間100点で原則契約解除となります。なお2026年9月8日時点で、規約・ガイドラインの改定が2件(適用開始2026年9月14日と同年11月30日)事前告知期間中です。下記は現行の内容なので、適用開始日を過ぎたら楽天の告知で差分を確認してください。
楽天の違反点数制度とは
価格表示や画像、レビュー、配送情報なども対象です。商品の取扱条件・ページの表示・受注後の運用を分けて確認してください。
| 区分 | 主な確認対象 | 店舗で確認すること |
|---|---|---|
| 禁止商材 | 法令で規制される商品、権利侵害商品など | 商品登録・販売・景品提供が認められるか |
| 事前審査が必要な商材 | ブランド品、金券、海外直送品など | 必要な審査を受けているか |
| 禁止行為 | 価格表示、レビュー、外部誘導、決済など | 表示や業務の進め方がルールに合うか |
禁止商材は、販売だけでなく、景品やお試し品としての提供、その旨を表示する行為も確認対象になります。
楽天の違反点数の付き方と代表例

点数は行為ごとに設定され、加点は条件・例外・猶予も踏まえて判断されます。以下の代表例を通知の条項番号と照合してください。
| 区分 | 条項番号 | 違反内容の代表例 | 点数 |
|---|---|---|---|
| 商品画像 | Ⅱ-(9)-35 | 商品画像登録ルールの遵守事項に反する行為 | 5点 |
| 連絡体制 | Ⅱ-(9)-15 | 楽天・ユーザーとの連絡が困難と判断される状態 | 5点 |
| 在庫・納期・配送 | Ⅱ-(3)-7 | 納期情報や配送情報の未登録・非表示など、指定された違反 | 15点 |
| 価格表示 | Ⅱ-(2)-1 | 不適切な二重価格・割引表示 | 20点 |
| 表示全般 | Ⅱ-(3)-2 | 虚偽・不正確な表示による優良・有利誤認 | 20点 |
| 外部誘導 | Ⅱ-(6)-2 | 外部リンク、外部サイト誘導(楽天が特に認めた場合を除く) | 20点 |
| 検索対策 | Ⅱ-(3)-1 | ユーザーが認識できない隠し文字を入れる行為 | 35点 |
| 権利侵害表記 | Ⅱ-(4)-1 | 著作権・肖像権などを侵害する表記 | 35点 |
| サイト外取引 | Ⅱ-(6)-1 | サイト外取引およびそれを誘導する行為 | 35点 |
| 禁止商材 | Ⅰ-(1)-14 | 必要なPSEマークなどがなく、規格適合を確認できない対象商品 | 55点 |
| 決済 | Ⅱ-(7)-2 | 正当な理由があると楽天が判断する場合を除く決済方法の限定 | 55点 |
| レビュー | Ⅱ-(5)-2 | 店舗関係者による投稿、正常な注文を前提としない依頼・募集など | 80点 |
| 架空注文 | Ⅱ-(8)-1 | 店舗関係者による実体のない注文 | 80点 |
| 禁止商材 | Ⅰ-(7)-1 | 偽ブランド品など、所定の権利侵害商品の取扱い | 100点 |
出所:楽天のガイドライン本文と、楽天が公開しているガイドラインPDF。
公開資料間で点数が一致しない条項もあります。Ⅱ-(3)-11「不適切な商品属性、非製品属性タグ、製品コード登録」は、禁止行為一覧では20点ですが、配送品質向上制度のガイドラインでは例外商品タグの禁止事項から同じ条項を参照し、35点と記載されています。優先関係や変更経緯は公開情報では確認できません。低い方の20点を前提にせず、該当する場合は適用点数を楽天へ確認し、修正対応を進めてください。
レビューの店舗関係者には、委託先や家族、友人なども含まれます。外注先の募集文や依頼内容まで確認してください。
商品数・SKU数・検知回数と加点回数の一律の対応は確認できません。「対象商品数×点数」で累積を決めず、通知と最終判断を確認してください。
楽天の違反通知と加点確定の違い
メールの差出人・件名の特徴は資料に記載がありません。本文の対象商品・URL・条項番号と、修正依頼か加点の最終判断かを確認してください。
通常は修正依頼、対応期間終了後の判断、加点・措置の順に進みます。楽天は店舗の意見も踏まえて判断するため、事実に相違があれば根拠を提出します。
期限内の修正だけで加点なしとは判断できません。修正後も「違反点数制度ステータス」を確認してください。RMSの管理画面内の案内から辿ります。具体的なメニュー階層は資料に記載されていません。
楽天の違反点数の累積期間とリセット
暦年の累積点数と、確定済みの措置は区別してください。
| 確認事項 | 取扱い |
|---|---|
| 記録期間 | 1月1日から12月31日まで |
| 通常のリセット日 | 毎年1月1日 |
| 年間累積への適用日 | 最終判断結果の連絡日である違反確定日 |
| 年間100点への到達 | 原則として、その時点で契約解除 |
| 100点で出店継続と判断された場合 | Ⅴ-Aの措置を実施したうえで累積点数をリセット |
| 確定済みの制限・違約金・改善義務 | 年初のリセットで消えるという一般規定は、公開情報では確認できません |
| 過去の違反履歴 | 削除条件や保存期間は、公開情報では確認できません |
楽天の違反点数35点・55点・75点・80点・100点の措置

以下の措置表は目安です。楽天は違反の内容・程度に応じ、点数・制限・違約金を個別に加重・減軽・免除する場合があります。自店への適用は個別通知を確認してください。
| 年間累積点数 | レベル | ランキング掲載制限 | 検索表示順位ダウン | 一部媒体掲載制限 | 一時改装中処理 | 違約金 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 35点 | Ⅰ | 7日 | 7日 | 7日 | ― | ― |
| 55点 | Ⅱ | 14日 | 14日 | 14日 | ― | ― |
| 75点 | Ⅲ | 21日 | 21日 | 21日 | ― | 70万円 |
| 80点 | Ⅳ | 28日 | ― | 28日 | 14日 | 140万円 |
| 100点 | Ⅴ-A:出店継続判断の場合 | 56日 | ― | 56日 | 28日 | 300万円※ |
| Ⅴ-B | 原則契約解除(出店継続判断となった場合はⅤ-Aのとおり) | |||||
出所:楽天のガイドライン本文。※損害額が300万円を超える場合は、楽天が損害額に応じて算出した額です。税込・税別は公開情報では確認できません。
Ⅴ-Bの違約金欄は、楽天のガイドライン原表では「-」です。一方、公開されている解説資料はⅤ-Bを300万円※として整理しており、読みが一致していません。原表のⅤ-Bは「原則契約解除(出店継続判断となった場合はⅤ-Aのとおり)」とだけ書かれています。「-」は請求がないことの保証ではないので、請求なしを前提にせず、個別通知と楽天への照会で金額・算定根拠を確認してください。
楽天の違反点数と講習による制限免除
レベルⅠ・Ⅱでは指定講習を受講すると各種制限が免除されますが、累積点数のリセットとは別の扱いです。
| 到達レベル | 講習に関する取扱い |
|---|---|
| Ⅰ | レベルⅠ講習(WEB)を受講した場合は各種制限を免除 |
| Ⅱ | レベルⅡ講習(対面)を受講した場合は各種制限を免除 |
| Ⅲ(75点) | 上記講習の未受講者は受講必須(この注記は75点の行に付いています) |
80点(Ⅳ)・100点(Ⅴ)の行には講習制度の記載がありません。受講期限・申込方法は個別通知で確認してください。
上位レベル到達時の追加措置は単純な足し算とは限りません。公開資料には35点の措置実施後に55点へ達し、掲載制限などの差分7日を追加する例があります。違約金を含む全措置に同じ計算を適用できるとは限りません。
楽天の違反通知が来たときの対応手順

楽天が公開している楽天の公開ガイドラインの図では、修正対応期間の目安は5〜10営業日です。実際の期限は個別通知に従ってください。
以下は店舗内の手順案です。
- 通知を記録する
下表の列を台帳に設け、通知原本を保存し、責任者と作業担当者を決めます。
- 修正前の状態を保存する
指摘ページ・画像・注文記録・価格根拠など、該当条項の事実を確認できる資料を残します。
- 条項別に修正する
下の切り分け表で確認先を選び、通知に従って修正・取扱い停止を行います。共通の画像や説明文を使う商品も点検します。
- 意見・質問を提出する
指摘に相違があれば、条項と事実を対応させ、根拠資料を添えます。
- 対応結果を報告する
修正箇所・完了日時・確認結果を、通知で求められた方法で報告します。
- 最終判断を確認する
台帳を更新し、累積点数・制限期間・講習・請求も確認します。
台帳には担当者・対応状況・証拠の保存先も加えてください。
| 台帳の列 | 記録する内容 |
|---|---|
| 通知日 | 最初の通知を受けた日 |
| 条項番号 | 通知にある番号を転記 |
| 対象URL | 指摘された商品・ページのURL |
| 修正期限 | 通知で指定された期日 |
| 違反確定日 | 最終判断結果の連絡日。通知日と分ける |
| 加点の有無 | 判断前は「未確定」、判断後に有無と点数を記録 |
「画像管理 R-Cabinet」「商品ページ設定 商品個別編集」「在庫連動・納期表示機能」は、資料に記載されたRMS内の案内名です。操作画面への階層は記載がないため、RMSの管理画面内の案内から辿ります。
| 指摘条項・点数 | 確認するルール・案内と修正対象 |
|---|---|
| Ⅱ-(9)-35 画像5点 | 「商品画像登録ガイドライン」と指摘画像を照合。画像の操作は「画像管理 R-Cabinet」「商品ページ設定 商品個別編集」の案内を確認 |
| Ⅱ-(3)-7 納期等15点 | 「商品の在庫設定・納期情報設定および配送に関するガイドライン」で対象条件を確認し、納期・配送情報の未登録や非表示を点検。どの画面で直すかは通知とRMSの案内で確認 |
| Ⅱ-(2)-1 価格20点 | 「二重価格・割引表示に関するガイドライン」で比較対照価格・割引の根拠を確認。RMS二重価格欄の元値と商品ページの根拠表示を点検 |
| Ⅱ-(5)-2 レビュー操作80点 | 店舗関係者の投稿や、正常な注文を前提としない依頼・募集を点検。外注先への依頼文・募集文も保存し、該当する施策を停止 |
| Ⅱ-(8)-1 架空注文80点 | 店舗関係者による実体のない注文か、注文・決済・返金記録を照合。記録を保存し、該当する注文行為を停止 |
| Ⅰ-(7)-1 権利侵害品100点 | 偽ブランド品等の指摘対象と仕入れ伝票・許諾記録を照合し、通知に従い取扱いを停止。偽造品の判断は権利者への確認を経て行われるため、真正性の根拠を提出 |
この表は、楽天のガイドライン本文と公開されているガイドラインPDFをもとにした、編集部の点検案です。
期限延長の条件や自動延長の仕組みは公開情報では確認できません。間に合わない場合も、完了した作業と残る問題を期限前に伝えてください。
楽天の違反通知の回答期限と異議申立て
回答期限・修正期限・苦情処理の期間は分けて管理します。
| 項目 | 確認できる取扱い |
|---|---|
| 楽天・ユーザーから回答を求められた連絡 | 原則3営業日以内に回答しない状況などは「連絡困難」の判断対象 |
| 連絡困難の違反点数 | 5点 |
| ユーザーからの問い合わせ | 楽天は原則1営業日以内の回答を推奨 |
| 違反箇所の修正 | 個別通知で指定された期日が基準 |
| 楽天の苦情・紛争手続き | 特段の事情がなければ対応完了の目安は1か月以内。ただし、調整により長くなる場合がある |
出所:楽天が公開しているガイドラインPDF。
異議がある場合は、求める対応・事実・証拠を案内された窓口へ提出します。申立てによる修正期限や措置の自動停止は、公開情報では確認できません。
楽天との対話方法に困る場合には、経済産業省のオンラインモール利用事業者向け相談窓口も利用できます。専門相談員による相談は無料です。
楽天の違反点数と検索順位・出店停止の関係
楽天は一定基準を超える違反点数による検索順位低下や、改善がない場合の検索除外を説明しています。下落幅・復旧日数・元の順位への復帰保証は公開情報では確認できません。
重大な法令違反や緊急のユーザー保護が必要な場合は、修正対応期間を設けず停止・解除される場合があります。累積点数が35点未満であっても、必ず営業を継続できるとは限らないため、指摘の内容を優先して対応します。
楽天の違反点数を防ぐ点検と改定情報の確認
分野ごとに点検担当を決めます。
| 点検分野 | 主な確認内容 | 保存する資料 |
|---|---|---|
| 商品・仕入れ | 禁止商材、事前審査、真正性、安全規格 | 仕入れ伝票、審査記録、検査資料 |
| 価格・表示 | 二重価格、割引条件、ランキング表示の根拠 | 販売履歴、メーカー資料、掲載画面 |
| 画像・レビュー | 使用許諾、画像ルール、関係者投稿、募集条件 | 許諾記録、制作指示、募集文 |
| 登録・配送 | 商品情報、納期、配送情報、運用実態 | 登録データ、配送記録 |
| 連絡・通知 | 担当不在時の引継ぎ、回答期限、修正期限 | 通知原本、対応台帳、最終判断 |
公開前の点検結果を保存し、指摘後は共通テンプレートや外注先への指示も見直します。改定は告知日・適用開始日・加点猶予終了日を分けて管理してください。
加点猶予が設けられた項目は期間中に加点されませんが、猶予を取扱い継続の許可とは解釈しないでください。
2024年以降の主な動きは次のとおりです。
| 時期 | 内容と店舗への意味 |
|---|---|
| 2024年5月23日 | 配送品質向上制度のガイドライン制定。ラベル・例外商品タグのルール、違反時の制限と違反点数制度との接続を記載 |
| 2024年10月3日 | 検索ロジックの評価軸等を店舗向けに開示。商品情報の品質・実績・規約遵守等の説明であり、この日の検索ペナルティ新設を示すものではない |
| 2025年11月12日 | 置き配の非ジャンル・非推奨商材に関するガイドライン制定。異なるジャンルへの登録は「不適切な商品ジャンル登録」20点に該当する場合がある |
| 2025年12月17日 | 経産省が違約金の負担・必要性を考慮した点数見直し・代替手段等の検討を要請。減額・廃止や点数変更の実施を意味しない |
出所:楽天が公開しているガイドラインPDF。
よくある質問(FAQ)
楽天の違反点数はいつリセットされますか
毎年1月1日です。通常の記録期間は1月1日から12月31日で、違反確定日が年間累積への適用日になります。
違反箇所を修正すれば加点されませんか
修正だけでは加点の有無を判断できません。期限内に対応し、最終判断と累積点数を確認して、必要な講習や措置に対応してください。
楽天の違反点数が35点になると営業停止ですか
35点では掲載制限や検索表示順位ダウンが各7日となり、一覧上は一時改装中処理の設定はありません。レベルⅠ・Ⅱの各種制限は、指定講習(ⅠはWEB、Ⅱは対面)の受講で免除されます。ただし、重大な違反では別途停止措置があり得るため、点数だけで営業継続の可否を判断しないでください。
講習を受ければ違反点数も消えますか
確認できるのはレベルⅠ・Ⅱの各種制限の免除であり、受講による点数消去は公開情報では確認できません。
楽天の違反点数が100点になるとどうなりますか
原則として契約解除です。出店継続と判断された場合は、Ⅴ-Aの措置を実施したうえで累積点数をリセットします。
楽天からの連絡は何営業日以内に回答すべきですか
楽天・ユーザーが回答を求めた連絡に原則3営業日以内に回答しない状況などは、Ⅱ-(9)-15「連絡困難」の判断対象で、違反点数は5点です。調査中でも受領と対応状況を伝え、修正期限とは別に回答を管理してください。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



