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最終更新: 2026.09.09

楽天のNATIONS(ネーションズ)とは|参加条件・活動内容・費用と楽天EXPOやカンファレンスとの違い

楽天のNATIONS(ネーションズ)とは|参加条件・活動内容・費用と楽天EXPOやカンファレンスとの違い

NATIONSは出店店舗どうしと楽天が交流するコミュニティで、先輩店舗から学びながら売上改善に取り組みます。 参加できるのは楽天市場の出店店舗で、月商の段階に応じて4つに分かれます。開店前後の店舗はPre-NATIONS、月商20万円を突破した店舗はBASIC、平均月商100万〜600万円はNATIONS、600万〜1,500万円はADVANCEです。 費用はPre-NATIONSが無料、BASICとNATIONSは成果課金型、ADVANCEは月額3万円(税別)の固定費に成果課金が加わります。

楽天 NATIONSとは

楽天 NATIONSは、店舗間の学び合いを軸に、短期の売上改善を目指すプログラムを提供するサービスです。

経験豊富なリーダー店舗と参加店舗、楽天社員が関わり、店舗運営の悩みや改善策を共有します。 「何から手を付ければよいか分からない」という店舗が、実践する方向を考える場として案内されています。

名称はサービス全体と個別プログラムの両方に使われるため、申込時には対象講座まで確認します。

NATIONSの参加条件とプログラム区分

NATIONSの参加条件とプログラム区分を示した図。Pre-NATIONS(全店舗が対象、出店契約開始前は受講不可、開店準備・運営の基礎のセミナー型)、BASIC(所定期間の最高月商20万円突破・平均月商100万円未満、目標月商100万円、概要では4カ月・全8回)、NATIONS(出店歴1年以上、直近12カ月の平均月商100万〜600万円、前年同月比で月商2倍、6カ月・全12回)、ADVANCE(出店歴1年以上、平均月商600万〜1,500万円、原則代表者・経営者、月商の前年比1.5倍と組織・経営課題の改善、6カ月、書類・面談審査あり)。通常のNATIONSの参加条件は店舗運営に直接関わる同じ担当者が講座と懇親会に継続参加、宿題・課題を提出できFacebookグループとカメラ・マイク付きPCを利用できる、過去に同プログラムへ参加していないこと、説明会後の選考を通過

参加対象は主に月商と目的で分かれ、出店歴や継続参加の条件も満たしたうえで申し込みます。

区分主な参加対象目標・内容期間
Pre-NATIONS全店舗が対象。ただし出店契約開始前は受講不可開店準備・運営の基礎セミナー型
BASIC所定期間の最高月商20万円突破、平均月商100万円未満月商100万円概要では4カ月・全8回
NATIONS出店歴1年以上(公式ページの案内)、直近12カ月の平均月商100万~600万円前年同月比で月商2倍6カ月・全12回
ADVANCE出店歴1年以上、平均月商600万~1,500万円。原則、代表者・経営者月商の前年比1.5倍、組織・経営課題の改善6カ月

BASICの月商判定に使う集計期間の具体的な範囲は、公開情報では確認できません。 期間にも異なる表現が残っているため、応募回の講座日程と課金期間を分けて確認します。BASIC公式ページ

通常のNATIONSでは、月商以外にも次の参加条件が示されているため、担当者の体制を確認します。

  1. 店舗運営に直接関わり、原則として1企業1名の同じ担当者が講座と懇親会に継続して参加できることが条件です。
  2. 宿題・課題を提出でき、Facebookグループとカメラ・マイク付きPCを利用できる状態にします。
  3. 過去に同プログラムへ参加していないことを確認し、説明会後の選考を通過する必要があります。

ADVANCEには書類・面談審査もあり、月商条件だけで参加が確約される仕組みではありません。

NATIONSの活動内容と店舗が得られるもの

主な活動は、先輩店舗の助言と店舗同士の議論を通じて、自店の商品やページ、施策を改善することです。

活動取り組む内容得られるもの
勉強会リーダー店舗の運営経験を学ぶ課題への具体的な考え方
情報交換・相談店舗の目標や悩みを共有する継続して相談できる接点
商品・ページの見直し顧客目線の意見を受ける自店では気付きにくい改善案
データ分析と実践数値を見て施策を実行する改善と振り返りの習慣

公式紹介では、加藤製菓がグループワークの意見を、自店のおかきとナッツの商品づくりに生かしています。 こうした事例は、参加すれば同じ成果が出るという意味ではなく、意見交換の活用方法を示しています。楽天NATIONSの取組み

NATIONSの費用と成果課金の計算方法

Pre-NATIONSは無料ですが、BASICとNATIONSは成果課金型で、ADVANCEには固定費も発生します。

区分成果課金の条件と計算課金対象期間
Pre-NATIONS無料成果課金なし
BASIC月額基準売上高が100万円を超えた場合、100万円からの超過分×5%。計算上の売上高上限は300万円講座開始翌月から4カ月
NATIONS前年同月の2倍を超えた場合、前年同月からの増加分×7%。前年同月の3倍を超える部分は対象外講座開始翌月から6カ月
ADVANCE固定費は月額3万円・税別。前年同月の1.5倍を超えた場合、増加分×5%。計算対象の売上高上限は前年同月の1.5倍講座開始翌月から6カ月

表の成果課金額には消費税相当額が加算され、計算条件と上限は各公開利用規約の第6条に定められています。

表の条件で試算すると、次のようになります(いずれも税別・課金対象期間中の1か月分)。

試算例判定成果課金の計算
BASIC:月額基準売上高150万円100万円超で課金超過分50万円×5%=2万5,000円
BASIC:月額基準売上高400万円上限300万円で計算上限内の超過分200万円×5%=10万円
NATIONS:前年同月100万円→当月250万円2倍(200万円)超で課金増加分150万円×7%=10万5,000円
NATIONS:前年同月100万円→当月350万円3倍(300万円)を超える部分は対象外=計算対象は300万円まで増加分は300万円−100万円=200万円×7%=14万円
ADVANCE:前年同月500万円→当月800万円1.5倍(750万円)超で課金計算上限750万円までの増加分250万円×5%=12万5,000円+固定費3万円

NATIONSの7%は、課金条件を満たした月の「前年同月からの増加分」に掛ける点が実務上の注意点です。 2倍を超えた部分だけが計算対象になると考えると、費用を実際より少なく見積もるおそれがあります。

BASIC参加経験店舗には別ルールがあるため、通常料金が自店にも適用されるとは限りません。NATIONS公式ページ

NATIONSの料金で注意したい表現差

申込前には、案内ページと利用規約の表現差を確認し、基準値ちょうどの課金を楽天に照会します。

確認点公開情報にある違い店舗側の対応
NATIONSの課金開始案内は「2倍になった月」、規約は「超過」2倍ちょうどの扱いを確認
ADVANCEの課金開始案内は「1.5倍以上」、規約は「超過」1.5倍ちょうどの扱いを確認
判定と請求の売上数値店舗カルテとWeb請求書で数値が異なる場合がある判定用と計算用の数値を照合

基準値ちょうどなら課金されないと決め付けず、適用条件が確定するまでは費用を見込んでおくと安全です。 とくにADVANCEは固定費もあるため、成果課金が発生しない月の支払いも含めて確認します。ADVANCE公式ページ

NATIONSの参加方法と申し込み手順

通常のNATIONSは、公式ページから申し込み、オンライン説明会と選考を経て参加する流れです。

  1. 自店の月商・出店歴・目的と照らし、希望するプログラムの参加条件と募集回を確認します。
  2. 公式ページの「詳細・申込」から申し込み、案内されたオンライン説明会に参加します。
  3. 選考を受け、必要な場合にはリーダー店舗との面接を経て、参加可否の連絡を確認します。
  4. 参加前に講座日程、課題提出、課金期間と計算条件を確認し、担当者の業務時間を確保します。

公開利用規約の第2条では、楽天の承認時に契約が成立し、受入可能店舗数などで承認されない場合があります。 Pre-NATIONSは事前申し込み不要で、楽天の店舗向け学習サイト(RUx)から受講します。「契約更新基準」のための受講は、講座を受けて最後のアンケートに回答すると修了扱いです。

不明点は担当ECコンサルタント、または楽天が案内するNATIONS専用のメール窓口へ確認し、申込前の判断材料をそろえます。

新春カンファレンス・楽天EXPO・タウンミーティングとの違い

NATIONSと新春カンファレンス・楽天EXPO・タウンミーティングの違いを示した図。NATIONSは継続的な運営改善(運営ノウハウの学習と実践、条件を満たす参加店舗・リーダー店舗・楽天社員、BASICは概要上4カ月・NATIONSとADVANCEは6カ月)、新春カンファレンスは戦略共有(楽天市場の戦略共有と店舗間交流、開催時期・頻度の明記は公開情報では確認できない)、楽天EXPOは戦略共有(事業戦略・運営方針の共有、開催頻度の明記は確認できない)、タウンミーティングは対話(施策の説明と店舗との意見交換、2018年から全国47都道府県で開催した実績)を目的・主な参加者・頻度期間で並べた図

NATIONSは継続的な運営改善、新春カンファレンスや楽天EXPOは戦略共有、タウンミーティングは対話が中心です。

名称目的主な参加者頻度・期間
NATIONS運営ノウハウの学習と実践条件を満たす参加店舗、リーダー店舗、楽天社員BASICは概要上4カ月、NATIONS・ADVANCEは6カ月
新春カンファレンス楽天市場の戦略共有、店舗間交流出店店舗、楽天の担当者など開催時期・頻度の明記は公開情報では確認できない
楽天EXPO事業戦略・運営方針の共有出店店舗、楽天側の登壇者など開催頻度の明記は公開情報では確認できない
タウンミーティング施策の説明、店舗との意見交換出店店舗、楽天の担当者など2018年から全国47都道府県で開催した実績

開催頻度と地域の記述は過去の実績であり、現在も同じ体制で開催していると保証する情報ではありません。楽天グループのプレスリリース

各イベントの最新の開催頻度・料金・申込条件を一律に示す情報は、公開情報では確認できません。

NATIONSへの参加を判断するポイント

店舗は、参加に使える時間、解決したい課題、期待する学びの三つを整理すると判断しやすくなります。

判断軸確認すること判断の目安
時間講座、課題、施策実行の時間継続参加と日常業務を両立できるか
目的売上改善か、経営課題か、戦略の情報収集か講座の対象と自店の課題が合うか
得られるもの助言、顧客目線の意見、相談相手得た意見を自店で試せるか
費用成果課金、固定費、参加に伴う支出売上だけでなく利益面も許容できるか

一般論として、参加目的を具体的な運営課題に置き換えるほど、学んだ内容を施策につなげやすくなります。

  1. 改善したい商品やページを選び、現状の数値と困っている点を言葉にして整理しておきます。
  2. 講座への出席時間に加えて、課題作成と改善作業を誰が担うか、店舗内で決めておきます。
  3. 期間中に発生し得る費用を見積もり、終了後も取り組みを継続できる体制かを確認します。

売上向上は保証されず、中途解約にも制限があるため、参加前に規約第3条・第5条を確認します。NATIONS公開利用規約

NATIONSの2026年の募集情報

2026年9月9日時点で確認できた直近の告知は、9月7日のBASIC(12月開始)の募集です。オンラインとハイブリッドの開催形式が案内されています。

告知日プログラム告知された募集内容
2025年3月4日ADVANCE6月開始のハイブリッド講座
2025年11月10日全体楽天の担当部署がNATIONSのコミュニティ活動を紹介する記事を公開
2026年1月30日全体楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025でNATIONS賞を掲載
2026年2月12日・3月17日・5月19日・7月14日NATIONSそれぞれ5月・6月・9月・11月開始の講座を募集(オンラインとハイブリッド)
2026年9月7日BASIC12月開始のオンライン講座

募集告知はその回の開催を示す情報であり、料金や参加条件が改定された日付を示すものではありません。

NATIONSの同走会と契約更新基準

NATIONSには卒業後の学びを支える同走会があり、一部プログラムは契約更新基準にも関係します。

無料の「同走会(どうそうかい)」は定期開催され、卒業後も店舗同士で情報共有する機会を提供しています。 楽天やNATIONSの最新情報、リーダー店舗の話から学ぶ場で、申し込みは楽天が案内する専用の予約フォームから行います。

Pre-NATIONSとBASICは、2021年6月開始の契約更新基準の一つ「楽天市場重要施策」への参画に該当します。 Pre-NATIONSをこの目的で受講する場合は、講座を受講し、最後のアンケートへの回答まで行うと修了です。

参加だけで契約更新全体が保証されるとは考えず、自店への適用は担当ECコンサルタントに確認します。

よくある質問(FAQ)

NATIONSを検討する際は、無料の範囲、受講資格、成果保証と交流の仕組みを分けて確認します。

NATIONSは無料で参加できますか

Pre-NATIONSと同走会は無料ですが、ほかのプログラムには成果課金や固定費が設定されています。

楽天市場への出店前でも参加できますか

Pre-NATIONSは開店準備に使えますが、出店契約開始前は受講できないため、契約開始後に利用します。

参加すれば月商は必ず増えますか

月商100万円や前年比2倍などは目標であり、公開利用規約では店舗の売上向上を保証していません。

地域別・業種別の交流会もNATIONSですか

NATIONS共通の制度としての地域別・業種別交流会や、正式な制度改善要望の仕組みは公開情報では確認できません。

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ECコンサル SOY受賞店の知見で戦略と改善を設計
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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

380社 継続契約
959人 ラクリプウォーク利用者
2年連続 楽天SOY受賞