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楽天市場の出店費用まとめ|プラン別の月額・システム利用料・実質コスト

楽天市場出店費用は、契約時に一度だけかかる初期費用と、出店している間ずっとかかる月額費用を分けて考えると整理できます。金額でいえば、初期登録費用は全プラン共通で60,000円、月額出店料はプランによって25,000円からです。
ただし楽天出店費用はこの2つで終わりではなく、売上連動のシステム利用料、楽天ペイ利用料、ポイント原資などが上乗せされます。楽天公式は、売上連動費の総額を売上の概ね10~15%程度と案内しています。この記事では、プラン別の月額と初期費用、そこに乗る売上連動の費用を並べて、実質いくら負担するのかまで確認します。
楽天市場の出店費用はいくらかかる?
初年度の最低固定費は、がんばれ!プランで360,000円、スタンダードプランで840,000円です。
楽天市場の実質コストは、月額出店料だけでは判断できません。毎月の負担は、次の費用を合計して見積もります。
| 費用区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 初期登録費用60,000円 |
| 固定費 | プラン別の月額出店料 |
| 売上連動費 | PC・モバイル別システム利用料 |
| ポイント費 | 原則1.0%の楽天ポイント原資 |
| 共通手数料 | 売上高の0.1% |
| 決済費 | 楽天ペイ利用料2.5~3.5% |
| 条件付き費用 | アフィリエイト料、広告、R-Mailなど |
初期登録費用と月額出店料は税別です。契約上の利用開始日から課金されるため、店舗のオープンが遅れても固定費は発生します。
通常支払の場合、初回請求の単純合計は、がんばれ!プランが360,000円です。スタンダードプランは450,000円、メガショッププランは840,000円となります。
3つの出店プランを比較

現行プランは3種類あり、月額出店料、商品数、画像容量、売上連動料率で選びます。
| プラン | 月額出店料 | 支払方法 | 商品数/画像容量 |
|---|---|---|---|
| がんばれ!プラン | 25,000円 | 年間一括 | 10,000商品/1.5GB |
| スタンダードプラン | 65,000円 | 半年ごと | 50,000商品/100GB |
| メガショッププラン | 130,000円 | 半年ごと | 無制限/無制限※ |
※メガショッププランの初期値は200,000商品・100GBで、上限変更には都度申請が必要です。
全プランの契約期間は1年です。売上連動費や広告費を除いた初年度の最低固定費は、次のとおりです。
| プラン | 年間出店料 | 初期登録費 | 初年度固定費 |
|---|---|---|---|
| がんばれ!プラン | 300,000円 | 60,000円 | 360,000円 |
| スタンダードプラン | 780,000円 | 60,000円 | 840,000円 |
| メガショッププラン | 1,560,000円 | 60,000円 | 1,620,000円 |
楽天公式は、月商約178万円を超える場合、スタンダードプランが割安になりやすいと案内しています。ただし、自店の端末別売上や客単価によって結果は変わります。
初年度のみ10回分割が案内されるケースもあります。表示額は、がんばれ!プランが28,000円、スタンダードプランが70,000円です。適用条件や初年度総額は、申込時に楽天へ確認してください。
楽天販売のシステム利用料は何パーセント?
システム利用料は、プラン、売上帯、PC・モバイル比率、平均バスケット単価で変動します。
がんばれ!プランでは、月間通常販売額に対して累進料率を適用します。
| 経由 | 最低料率 | 最高料率 |
|---|---|---|
| PC | 3.5% | 6.5% |
| モバイル | 4.0% | 7.0% |
売上が500万円に達しても、全額へ一律5.5%を掛けるわけではありません。それぞれの売上帯に対応する料率で段階的に計算します。
スタンダードプランとメガショッププランの料率は同じです。PC経由は2.0~4.0%、モバイル経由は2.5~4.5%となります。
平均バスケット単価とは、月間通常販売額を月間通常販売件数で割った金額です。メガショップは料率の優遇ではなく、主に商品数と画像容量で選びます。
月額出店料以外に必要な手数料
楽天出店では、ポイント原資、0.1%の利用料、楽天ペイ利用料なども毎月発生します。
| 費用 | 料率・金額 | 発生条件 |
|---|---|---|
| 楽天ポイント原資 | 原則1.0% | 楽天会員の対象購入 |
| 安全性・利便性向上システム利用料 | 売上高の0.1% | 全プラン |
| 楽天ペイ利用料 | 2.5~3.5% | 月間決済高などで変動 |
| アフィリエイト成果報酬 | 2.0~4.0% | 経由売上のみ |
| アフィリエイトシステム利用料 | 成果報酬の15~30% | 経由売上のみ |
| R-Messe | 月額3,000円または5,000円 | 現在は無料期間中 |
楽天ポイントは、1商品ごとに税抜100円につき1ポイントが原則です。店舗独自のポイントアップやキャンペーン原資は別途発生します。
楽天ペイは、楽天市場における決済代行サービスです。海外住所への配送では、対象決済高に0.4%が加算されます。
モバイル経由システム利用料と楽天ペイ利用料は別料金です。「モバイル決済手数料」という独立費目は公開ページで確認できないため、請求書に表示された場合は楽天へ確認してください。
R-Mailは基本料金が無料で、配信料は1通1円です。R-SNSは月額3,000円、RMS商品一括編集機能は月額10,000円ですが、いずれも任意サービスです。
広告、セール参加時の値引き・クーポン原資、物流、返品、撮影、外部連携費は店舗ごとに異なります。お使いの管理画面、公式マニュアル、請求明細で確認してください。
個人事業主でも楽天市場へ出店できる?
開業届を提出済みの個人事業主であれば申込みできますが、個人向けの料金割引はありません。
単なる個人名義ではなく、事業者として出店審査と店舗オープン審査を受けます。主な条件や提出物は次のとおりです。
| 区分 | 主な条件・書類 |
|---|---|
| 事業要件 | 開業届を提出済みの個人事業主 |
| 連絡先 | 固定電話または050のIP電話 |
| 本人確認 | 住民票、印鑑証明書、登録済み実印 |
| 事業確認 | 実店舗・取扱商材の写真 |
| 商材確認 | 許可証、資格、仕入伝票、販売実績など |
住民票と印鑑証明書は、契約開始日から3か月以内に発行されたものが必要です。商材によっては、古物、酒類、食品、医薬品などの許可や資格も求められます。
公式ページには、実店舗がなくても出店可能との案内がある一方、個人事業主には実店舗写真が求められます。事業所や作業場所で要件を満たすかは、申込み前に楽天へ確認してください。
楽天市場の出店費用は値上げされた?

直近の基本出店料改定は2024年6月で、各プランが約28~30%値上げされました。
| プラン | 改定前 | 現行料金 | 増額率 |
|---|---|---|---|
| がんばれ!プラン | 19,500円 | 25,000円 | 約28.2% |
| スタンダードプラン | 50,000円 | 65,000円 | 30.0% |
| メガショッププラン | 100,000円 | 130,000円 | 30.0% |
2026年7月時点では、この改定後価格が現行料金です。楽天公式ドメイン内にも旧価格のページが残っているため、出店プランと費用の現行ページを基準にしてください。
2024年6月以降の基本出店料値上げは、確認できる公開一次情報にはありません。既存店舗は、最新の契約書、請求明細、お使いの管理画面も確認する必要があります。
楽天出店費用の勘定科目
楽天の費用は、取引実態に応じて販売手数料、支払手数料、広告宣伝費などに分けます。
| 楽天の費用 | 勘定科目の候補 |
|---|---|
| 初期登録費・月額出店料 | 支払手数料/販売手数料 |
| 売上連動システム利用料 | 販売手数料/支払手数料 |
| 楽天ペイ利用料 | 支払手数料/決済手数料 |
| ポイント原資 | 販売促進費/ポイント費用 |
| アフィリエイト成果報酬 | 販売手数料/広告宣伝費 |
| 楽天市場内広告 | 広告宣伝費 |
| R-Mail・R-SNS | 広告宣伝費/販売促進費 |
勘定科目名は法令で一つに決まっていません。チャネル別採算を把握するなら、「販売手数料-楽天市場」などの補助科目を設けると管理しやすくなります。
年払いや半年払いの出店料は、原則として未経過分を前払費用に計上し、契約期間にわたり費用化します。短期前払費用の税務上の取扱いは、適用条件を税理士へ確認してください。
楽天から手数料を差し引いて入金されても、差額だけを売上高にするとは限りません。総額・純額表示は、在庫リスクや価格決定権などを踏まえて判断します。
楽天出店費用に補助金は使える?
楽天への直接支払いは全国一律の補助対象ではありませんが、自治体制度では対象になる実例があります。
| 制度 | 楽天出店との関係 |
|---|---|
| デジタル化・AI導入補助金2026 | 登録済みのOMSや在庫管理ツールなどは対象になり得る |
| 小規模事業者持続化補助金 | ECサイト制作などは対象候補だが、楽天出店料は要確認 |
| 東京都市場開拓助成事業 | 条件を満たせばEC出店初期登録料が対象 |
| いわき市EC促進支援事業 | 楽天の登録料、月額出店料、システム利用料を明記 |
| 福島県の販促費助成 | 対象となる既存店舗の広告や送料などを支援 |
いわき市の制度は補助率3分の2以内、上限30万円です。東京都の市場開拓助成事業は、助成率2分の1以内、限度額300万円ですが、対象商品などに条件があります。
補助金を利用するときは、楽天との契約や支払いより前に対象可否を確認します。交付決定前の発注や、同じ経費の二重計上は対象外になり得ます。
関連する自動化ツール
費目別の採算管理と日々の店舗作業を見直すなら、楽天運営の自動化で更新や集計にかかる時間を短縮できます。
よくある質問
楽天出店費用については、月額料金と売上連動手数料を分けて確認することが重要です。
楽天の出店手数料は何パーセントですか?
月額出店料とは別に、システム利用料や決済費などがかかります。システム利用料はPC経由で2.0~6.5%、モバイル経由で2.5~7.0%です。
これにポイント原資、0.1%の共通利用料、楽天ペイ利用料などが加わります。楽天公式による売上連動費の目安は、総じて売上の概ね10~15%程度です。
楽天の手数料は高いですか?
料率だけでは高いか判断できず、固定費を含めたチャネル別利益で比較する必要があります。広告費、ポイント施策、物流費まで含め、粗利が残るかを確認してください。
楽天市場の初期費用はいくらですか?
全プラン共通の初期登録費用は60,000円です。これに初回出店料が加わるため、最小プランでも通常支払の初回請求は360,000円となります。
楽天市場に無料で出店できますか?
現行の常設料金ページでは、初期登録費用や月額出店料が無料となる通常プランは確認できません。キャンペーンを案内された場合は、適用条件と通常料金へ戻る時期を確認してください。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



