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楽天に出店したら開店直後にやること|最初の3か月の設定・集客・レビュー獲得チェックリストと出店記念エンブレムの扱い

楽天市場に出店して開店したら、最初の3か月は設定確認・最初の集客・レビュー獲得の3つを順に進めます。出店記念(周年)のエンブレムは楽天から受け取った店舗が掲載している例がありますが、対象年数や自動表示の共通仕様は公開情報では確認できないため、自店舗に届いた案内に沿って扱います。
本記事では、2026年9月9日時点の情報をもとに、開店後の設定と販促の進め方を解説します。最初の3か月のチェックリストは、楽天の一律の指定日程ではなく、店舗運営に向けた実務提案です。
楽天の出店記念エンブレムの表示ルール
出店周年エンブレムには公開された掲載例がありますが、対象年数や自動表示の共通ルールまでは断定できません。
楽天市場内では、商品ページの共通案内部分への画像掲載や、店舗のお知らせで受領を伝える例があります。ただし、個別店舗の掲載方法を、すべての店舗に適用される楽天の表示仕様として扱うことはできません。
| 確認項目 | 確認できた内容・扱い |
|---|---|
| 商品ページの掲載例 | 「楽天市場出店」「16 YEARS」と記されたエンブレム画像 |
| 店舗のお知らせの例 | 出店12周年に、楽天市場からエンブレムを受け取ったとの告知(2026年8月21日公開) |
| 対象年数・年数の起算日 | 掲載例から共通条件を判断しない |
| 申請・自動配布・自動表示 | 自店舗への案内で確認する |
| 表示位置・更新時期・掲載期限・加工条件・費用 | 提供された素材の利用条件と担当窓口で確認する |
| 検索順位の優遇・品質認定 | 周年表示を、それらの保証として説明しない |
対象年数、起算日、配布・表示方法、利用条件、検索上の優遇を定めた共通規定は、公開情報では確認できません。掲載を検討する際は、受け取った画像の年数と自店舗への案内を照合し、利用条件に沿って扱います。
楽天の開店直後に確認するRMS設定チェックリスト

開店直後は、決済・配送・営業日・納期・メール・レビュー設定を、購入者側の表示と照合して点検します。
配送・営業日・納期の設定は、RMSの「店舗設定」→「7 基本情報設定」の配下にあります。名前だけで設定済みと判断せず、実際の受注担当者が対応できる内容になっているか確認しましょう。
| 項目 | RMSで辿るメニュー・案内項目名 | 開店後のチェック内容 |
|---|---|---|
| 決済 | 「基本情報設定 決済方法」「注文の流れを理解する」 | 利用可能な支払方法と店舗案内の一致、決済状況ごとの処理 |
| 配送 | 店舗設定→7 基本情報設定→配送方法・送料設定 | 配送キャリア、発送のタイミング、地域別送料、まとめ買い時の送料 |
| 営業日 | 店舗設定→7 基本情報設定(休業日・対応時間の設定) | 受注・発送・問い合わせの休業日、対応時間、注文締切 |
| 納期 | 店舗設定→7 基本情報設定→最短お届け可能日設定(配送日時設定・出荷リードタイム設定・配送リードタイム設定・納期情報設定) | 在庫や出荷体制と、発送予定・お届け日の整合性 |
| メール | 「サンクスメールのテンプレートを作成する」「シグニチャー(署名)を登録する」「メールテンプレートを登録する」 | 件名、署名、問い合わせ先、発送予定の文面 |
| レビュー設定 | 「基本情報設定 店舗情報・その他」に関する案内項目「レビューの設定をおこなう」 | 設定内容と投稿案内先の確認、投稿確認・返信担当の決定 |
レビュー設定は、依頼メールが自動で送られると決めつけず、設定画面で案内文と送信条件を確認します。メールテンプレートと署名は、登録後に自分宛てのテスト注文で文面を確かめると確実です。
楽天の配送・営業日・納期設定で見落としやすい点
配送設定は登録だけで完了とせず、会社概要ページへの反映と、実際に守れる発送日数まで確認します。
配送方法・送料を登録した段階では、変更した内容は購入者に表示されないため、反映作業が必要です。変更の都度、「配送方法一覧」に戻り、「チェックした配送方法/送料を反映する」を実行します。
| 点検箇所 | 設定時に押さえる具体 |
|---|---|
| 送料 | すべて税込金額で入力し、まとめ買い・離島の計算条件も確認 |
| 送料込みライン対象の料金表 | 金額区分の上限値を9,799円以内に設定。「3979」の区分で、3,980円以上の沖縄・離島向け送料を表示 |
| 出荷リードタイム | 注文から配送キャリアへの引き渡しまでの日数を1~30日から選択 |
| 配送リードタイム | 主要配送キャリアでは7桁の郵便番号をハイフンなしで入力。それ以外は都道府県別に1~14日で設定 |
| 納期情報 | 「1~2営業日以内に発送予定」など、発送までの期限が分かる表現 |
| 不適切な納期表示 | 「入荷次第発送」「発送日未定」「〇日以降順次発送」など、期限のない表現 |
出荷リードタイムの「未定」は、最短お届け可能日を設定できない場合(日時指定できない配送方法など)に選択します。この選択肢があることと、商品ページに「発送日未定」と記載してよいことは、別の話として確認します。
休業日は、受注・発送・問い合わせの業務別に設定でき、受注と発送の休業はお届け日の計算にも使われます。通常注文締め切り時間より前の注文が当日扱いになるため、締切時刻と現場の出荷体制も照合します。
休業設定の案内には、経路表の「配送方法・送料設定」と、操作本文の「休業・対応時間の設定」が併記されています。画面の所在は経路表だけで判断せず、RMSの管理画面内の案内から、対象の設定項目を確認しましょう。
楽天のクーポンRaCouponで最初の購入を促す

RaCouponは、定額値引き・定率値引き・送料無料を設定し、新規購入や再購入の促進に使えます。
利用開始に申し込みは不要ですが、費用を考える際は、値引きや送料負担とサービス料金を分けて確認します。料金プランの詳細はRMSの管理画面内で確認し、利用回数上限や併用条件から負担を見積もりましょう。
| 設定項目 | 配布型クーポンの条件 |
|---|---|
| 開始日時 | 最短は登録画面を開いた時点の60分後、最長は登録日の30日後 |
| 終了日時 | 開始日時から最長3か月間 |
| 利用条件 | 利用金額・購入個数、ユーザー別と全体の利用回数上限、併用可否など |
| 対象商品 | 最大5,000商品 |
| 商品を指定する場合 | 有効期間14日以内、全利用回数上限1,000回以下、会員ランク指定のいずれかが必要 |
| 会員ランク指定 | 他の獲得条件との同時指定は不可 |
- RMSの「R-Storefront クーポン設定機能」で、値引き方法と対象商品、利用条件を登録します。
- 公開設定を確認し、店舗ページなどに獲得先を案内して、購入者が条件を理解できるようにします。
- 「R-Backoffice 受注管理機能」で、利用されたクーポンと値引き金額を受注ごとに確認します。
- 「R-Karte クーポン効果測定機能」で利用売上を確認し、値引き後の採算も振り返ります。
対象商品を指定した場合、クーポン1回の利用につき、指定商品の税込単価が値引き対象になります。注文総額から単純に値引くと考えず、同じ商品を複数個購入した場合の適用内容も確かめましょう。
再購入には、購入完了時に条件に応じて自動付与するサンキュークーポンを検討する方法があります。獲得開始日は登録日の2日後から6か月後まで、獲得期間は最長36か月間で設定できます。
楽天の運用型ポイント変倍の費用と初期設定
運用型ポイント変倍は、商品ごとの倍率を日々自動調整し、削減できたポイント原資をRPPへ回す機能です。
申し込みは無料ですが、ポイント原資と、積み立てた予算から消化される広告費の負担は発生します。参考までに、通常ポイント(税抜100円につき1ポイント)の店舗負担は1ポイント=1円と楽天の費用ページで案内されています。変倍で上乗せする分の負担条件は、運用型ポイント変倍の案内で別途確認します。
| 確認項目 | 仕組み・設定内容 |
|---|---|
| 申し込み先 | 「店舗様向け情報・サービス」→「3.オプション機能利用申込・解約」→「運用型ポイント変倍 申込・解約」 |
| 利用開始の目安 | 申し込み後、最大10分程度 |
| 最初の設定 | R-Storefrontの商品登録・編集画面、または商品登録用CSVで上限倍率と適用期間を指定 |
| 広告予算への積み立て | 対象商品の注文翌日。予算は注文日の月末まで有効 |
| 通常のRPPとの関係 | 通常予算を優先し、消化済みまたはキャンペーン無効時に積立予算を配信 |
| 効果確認 | 商品別売上・売上件数と、RPP経由の売上金額・実績額をデータで確認 |
運用型ポイント変倍では、通常のRPPを利用していなくても、特別な手続きなしで広告が運用されます。通常キャンペーンを無効にするだけで配信全体が止まると思わず、積立予算と除外商品を確認します。
告知は「ポイントアップ中」とし、上限を10倍に設定しても「10倍」「最大10倍」とは記載しません。倍率が日々変わるため、上限倍率の商品が存在しない場合も想定して、表示内容を管理しましょう。
楽天RPPのクリック単価と最初の広告設定
RPPは、RMSの商品情報から選ばれた商品を楽天市場内外に配信し、クリックされた場合だけ課金する広告です。
上限クリック単価は20円から設定でき、実際の課金単価は最低10円から設定した上限までの範囲で変動します。月額予算を設定すると、予算を使い切った時点で配信が止まるため、開始前に使える金額を決めます。
- RMSの「プロモーションメニュー」からキャンペーンを登録し、月額予算とクリック単価を設定します。
- 掲載したくない商品を除外登録し、必要に応じて商品別・キーワード別のクリック単価を設定します。
- 規約への同意と「有効」設定を行い、配信開始後は「パフォーマンスレポート」で結果を確認します。
有効にできるキャンペーンは1つで、除外商品の登録上限は5万件までと案内されています。規約への同意と有効設定後は24時間以内に配信が始まりますが、全商品の掲載や順位は保証されません。
商品情報の変更は24時間以内に反映されますが、情報反映と広告への掲載は区別して考えましょう。最後のクリックから720時間以内の同一ショップでの購入が計上されるため、売上の集計条件も確認します。
楽天のレビュー獲得と特典付き依頼のルール
レビュー獲得は商品到着後の率直な感想を依頼する形で進め、評価を指定せず、特典条件も事前に確認します。
高評価を促す依頼、到着前の投稿依頼、投稿済みレビューの変更・削除要請、店舗関係者の投稿は禁止されています。投稿数だけを目標にせず、納期や商品説明への不満を読み取り、運営を改善する材料として扱いましょう。
| 点検項目 | 特典付きレビュー依頼の条件 |
|---|---|
| 基本ルール | 投稿を条件とする特典は原則禁止で、所定条件を満たす場合に例外として実施可能 |
| 特典の例 | 次回注文用クーポン、別送のおまけなど、今回の注文の値引きに当たらないもの |
| 付与の時点 | 商品発送後、かつ実際のレビュー投稿を確認した後 |
| 投稿確認 | 配送情報を登録し、レビュー投稿を確認してから特典を付与(ガイドラインの記載) |
| 公平性 | 評価や内容によらず一律に付与し、注文時の投稿意思確認を条件にしない |
| 禁止される例 | 今回注文の送料無料・値引き・おまけ同梱、キャッシュバック、金券類、抽選による特典 |
- RMSの管理画面でレビュー設定の案内を確認し、商品レビューとショップレビューの案内先を点検します。
- 到着後に感想を依頼する文面を用意し、評価や内容を誘導する表現が含まれていないか確認します。
- 投稿確認と返信の担当を決め、特典を実施する場合は、公開ガイドラインの条件も確認します。
公開ガイドラインの最終改定日は2025年6月30日ですが、特典条件がその日に新設されたとは断定できません。
楽天のECコンサルタントに相談する内容
専任ECコンサルタントには、売上目標・主力商品・利益・販促予算を共有し、施策の選定と結果の検証を相談します。
楽天の公開案内では、全出店店舗に担当者が1名つき、伴走支援の費用は出店費用に含まれています。相談時は「広告を使いたい」だけでなく、いつ、どの商品で、どのような成果を目指すか伝えましょう。
| 相談の場面 | 用意する情報 |
|---|---|
| 販促を選ぶ前 | 主力商品、在庫、利益率、目標売上、使える予算 |
| 販促の実施後 | アクセス数、購入率、広告経由売上、費用、問い合わせ内容 |
| 継続・停止の判断 | 費用を差し引いた採算、商品別の成果、次回変更する条件 |
広告費の割合やROASの判断基準は店舗の利益率で変わるため、楽天が全店舗向けに推奨する数値は公開情報では確認できません。自店舗の粗利から逆算して上限を決めます。
ROASは「広告経由売上÷広告費×100」で計算し、自店舗の利益率に合わせて判断基準を決めます。設定操作で困った場合は、RMSコールセンター(年中無休・9:00~18:00受付)を使えます。開店前の作業手順を担当するショップオープンサポートセンターは土日祝が営業時間外なので、開店後の相談先と分けて覚えておきます。
楽天の開店後3か月の設定・集客チェックリスト
最初の3か月は、設定の整合性、販促の検証、購入後の改善という順で、店舗の進み具合に合わせて取り組みます。
進み具合の目安は、1か月目は初注文の処理とレビュー依頼の運用が回ること、2か月目はクーポンとポイント変倍の効果を注文数で比較できること、3か月目はRPPの実績レポートでROASと上限クリック単価を見直せることです。
以下は本記事の実務提案であり、注文数や出荷能力に応じて、取り組む時期を調整して構いません。
| 時期 | 設定・受注のチェック | 集客・レビューのチェック |
|---|---|---|
| 開店直後 | 決済・配送・営業日・納期・メール・レビュー設定を点検 | 主力商品の説明、在庫、送料を確認し、担当者と目標を共有 |
| 1か月目 | 注文ステータスと発送処理を確認し、問い合わせ内容を記録 | 3施策から目的に合うものを選び、予算と条件を設定 |
| 2か月目 | 納期表示と実際の発送、メール文面を見直す | アクセス・購入率・販促費を確認し、到着後の感想を依頼 |
| 3か月目 | 在庫補充、休業予定、対応人数を次の販売計画に合わせる | 採算をもとに継続・停止を決め、再購入施策を検討 |
- アクセスが少ない場合は、商品情報と検索される言葉の一致、広告の配信状況を確認します。
- アクセスがあって購入が少ない場合は、説明・価格・送料・納期・クーポン条件を点検します。
- 注文が増えて利益が残らない場合は、値引き・ポイント・広告費・配送費を含めて採算を見直します。
よくある質問(FAQ)
開店直後は、エンブレムの表示条件と、受注・販促の操作条件を分けて確認すると、判断を誤りにくくなります。
開店すると出店記念エンブレムが自動表示されますか
楽天が自動で表示する共通仕様は公開情報では確認できません。エンブレムを受け取った店舗は商品ページの共通案内部分や店舗のお知らせに掲載している例があるので、自店舗に届いた案内の利用条件に沿って掲載します。
クーポンは注文後にも適用できますか
クーポンは注文後に適用できないため、購入者が注文時に獲得・選択できる状態を確認します。
開店直後にECコンサルタントへ何を相談すればよいですか
主力商品・在庫・利益・販促に使える予算を共有し、最初に改善する商品を一緒に決めるところから始めます。
運用型ポイント変倍の申込に費用はかかりますか
申込自体は無料ですが、上乗せしたポイントの原資と、積み立てた予算から消化される広告費は店舗の負担です。
RPPは広告を表示するだけでも課金されますか
RPPは広告がクリックされた場合だけ課金されるため、表示だけで費用が発生することはありません。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



