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楽天の組み合わせ販売設定機能でまとめ買いを促す|設定手順と設計例

楽天の組み合わせ販売設定は、親商品ページで関連する子商品を提示し、複数商品を一度にカゴへ追加できる機能です。各商品は独立したまま扱われるため、セット専用価格やセット用在庫を作る機能ではありません。
楽天の組み合わせ販売設定とは
楽天の組み合わせ販売設定は、既存商品を関連付けて追加購入を促すクロスセル機能です。
組み合わせ販売とは、親商品のページ上に店舗が選んだ子商品を表示し、購入者が複数商品をまとめてカゴへ追加できるRMSの機能です。
| 区分 | 役割 | 商品例 |
|---|---|---|
| 親商品 | 購入の起点となる商品 | カメラ本体 |
| 子商品 | 親商品と一緒に提案する商品 | SDカード、ケース、予備バッテリー |
親商品と子商品は、基本的に同一店舗内で登録済みの商品から指定します。商品ページを新しく統合するのではなく、既存の商品ページとSKUを維持したまま関連付けます。
購入画面では、商品画像や商品名、価格、合計額などが表示されます。子商品を選択から外せる場合もありますが、操作方法や表示位置は実機での確認が必要です。
カゴや受注データでは、親商品と子商品がそれぞれ別の商品明細になります。一つのセット商品へ変換されるわけではない点が、運用上の重要な特徴です。
独立したセット商品とは何が違うのか

組み合わせ販売とセット商品では、商品の登録方法、価格設定、在庫管理の考え方が異なります。
| 比較項目 | 組み合わせ販売 | 独立したセット商品 |
|---|---|---|
| 商品登録 | 既存商品同士を関連付ける | セット専用商品を登録する |
| 購入者への提示 | 親商品ページで追加提案する | 最初から一商品として提示する |
| 受注明細 | 親商品と子商品が別明細 | 原則としてセット商品一明細 |
| 内容 | 子商品を外せる場合がある | 原則として内容を固定する |
| 価格 | 選択商品の販売価格を合計する | セット専用価格を設定できる |
| 在庫 | 各商品・SKUから個別に引き当てる | セット在庫との連動設計が必要 |
| レビュー | 既存の商品ページごとに蓄積する | セット商品ページに蓄積する |
| 検索・広告 | 既存商品の実績を維持する | 別商品として実績を作る |
単品価格を維持しながら関連商品を提案する場合は、組み合わせ販売が適しています。一方、福袋やギフトなど、内容と価格を固定したい場合は独立セット商品が適します。
「AとBを一緒に買えば安くなる」と明示したい場合も、セット商品の方が設計しやすいでしょう。組み合わせ販売は値引き機能ではなく、追加購入を促す購入導線だからです。
組み合わせ販売をRMSで設定する手順
RMSでは、親商品と子商品を登録した後、組み合わせ販売設定から両者を関連付けます。
- 親商品と子商品を、それぞれ通常の商品として登録します。
- RMSの商品管理から、組み合わせ販売設定の画面を開きます。
- 新規登録を選び、組み合わせ管理名称を入力します。
- 商品ページ上での表示または非表示を選択します。
- 必要に応じて、PC用の組み合わせ販売説明文を入力します。
- 起点となる親商品の商品管理番号を指定します。
- 一緒に提案する子商品の商品管理番号を指定します。
- 内容を確認し、組み合わせ販売設定を登録します。
- PC、スマートフォン、アプリで表示とカゴ投入を確認します。
RMSのメニュー名や階層は、画面改修によって変わる可能性があります。実際の操作前に、お使いの管理画面と店舗運営Naviで最新手順を確認してください。
表示確認では、子商品を外した場合と全商品を選んだ場合の両方を試します。商品ページだけでなく、カゴと注文確認画面の明細も確認すると安全です。
商品数の上限や対象商品の制限
商品数や対象商品には制限があるため、登録前に店舗運営Naviと実際のRMSで確認が必要です。
| 確認項目 | 過去に案内されてきた内容 | 対応 |
|---|---|---|
| 一組み合わせの子商品数 | 最大3商品 | 現行上限を要確認 |
| 親商品に表示する組み合わせ | 最大2パターン | 現行上限を要確認 |
| PC用説明文 | 最大50文字 | 現行文字数を要確認 |
| 組み合わせ管理名称 | 最大32文字 | 現行文字数を要確認 |
| 商品CSV | 通常の商品CSVでは非対応 | 現行仕様を要確認 |
| API | 提供状況や契約条件が不明 | RMS内で要確認 |
| 利用料 | 公開料金表に個別記載なし | RMS内で要確認 |
予約、頒布会、定期購入、販売期間指定の商品は、親商品や子商品に設定できない可能性があります。医薬品、酒類、コンタクトレンズについても、現在の対象条件を確認してください。
マルチSKU商品や商品オプションを持つ商品は、子商品として使えるかが重要です。色やサイズの選択が必要な商品は、一括カゴ投入と両立しない可能性があります。
倉庫商品や削除商品は表示できず、在庫切れ商品も組み合わせ欄から消える可能性があります。登録できることだけでなく、販売状態を変えた後の表示もテストしましょう。
価格と組み合わせ限定値引きの扱い
組み合わせ販売の合計額は、原則として選択された各商品の現在価格を足して計算します。
合計額は「親商品の現在価格+選択した子商品の現在価格」が基本です。注文条件によっては、さらに送料やクーポン、ポイントなどが計算へ加わります。
組み合わせ販売設定そのものには、組み合わせ専用価格や割引率を登録する機能はありません。「AとBなら10%引き」を設定だけで実現する機能ではない点に注意が必要です。
| 値引き方法 | 運用上の注意 |
|---|---|
| 独立セット商品 | セット限定価格を明確に表示できる |
| 対象商品クーポン | 全子商品の購入時だけ適用できるかテストする |
| 購入金額条件クーポン | 対象外商品の購入でも条件を満たす可能性がある |
| 通常価格の値下げ | 単品購入にも値下げが適用される |
| ポイントアップ | 商品単位と注文全体の計算結果を確認する |
クーポンは、組み合わせ販売のチェック状態と直接連動するとは限りません。親商品と指定した全子商品を買った場合だけ値引きできるか、実際のカゴで検証してください。
在庫と注文データはどのように動くのか

組み合わせ販売ではセット用在庫を作らず、親商品と子商品の在庫を商品ごとに使用します。
| 注文前 | Aを1点、Bを1点注文後 |
|---|---|
| 商品Aの在庫10点 | 商品Aの在庫9点 |
| 商品Bの在庫4点 | 商品Bの在庫3点 |
商品Bが先に売り切れても、商品Aの単品在庫には影響しません。子商品が購入不能になった場合は、その商品または組み合わせ欄全体が非表示になる可能性があります。
楽天市場では、商品をカゴに入れただけでは在庫が確保されません。注文受付が完了するまでに、ほかの注文によって子商品が売り切れる場合があります。
独立セット商品では、セット用在庫と単品在庫の二重管理が問題になります。組み合わせ販売は各商品を別明細で処理するため、この二重管理を避けやすい設計です。
まとめ買いにつながる組み合わせの設計例
子商品には、店舗が売りたい商品よりも、親商品の使用に必要な商品を選ぶと効果的です。
| 親商品 | 子商品の例 | 提案する目的 |
|---|---|---|
| プリンター | インク、用紙、USBケーブル | 買い忘れを防ぐ |
| カメラ | SDカード、ケース、予備バッテリー | 使用開始に必要な物をそろえる |
| 革靴 | ブラシ、クリーナー、防水スプレー | 手入れ用品を提案する |
| コーヒー豆 | フィルター、保存缶、お菓子 | 関連消費を広げる |
| 家電 | 延長保証、設置サービス | 付帯サービスを販売する |
| ギフト商品 | 包装、手提げ袋、カード | 贈答対応を追加する |
| 化粧水 | 乳液、美容液 | ライン使いを提案する |
設置や取付などの役務販売は、内容によって事前審査が必要です。サービス商品を子商品にする場合は、楽天市場の出店ルールも確認してください。
同一商品の複数個パックや、内容固定のお試しセットには独立セット商品が向きます。組み合わせ販売は、関連商品を購入者が追加選択できる場面で活用しましょう。
楽天側の自動レコメンドとの違い
組み合わせ販売は店舗が商品を固定し、自動レコメンドは楽天側が利用者ごとに商品を選ぶ仕組みです。
| 比較項目 | 組み合わせ販売 | 楽天側の自動レコメンド |
|---|---|---|
| 商品を選ぶ主体 | 出店店舗 | 楽天のシステム |
| 選定基準 | 商品知識や販促計画 | 閲覧や購買などの行動 |
| 表示内容 | 店舗が変更するまで基本固定 | 利用者や時点で変動し得る |
| パーソナライズ | 基本的になし | 機能によってあり |
| 購入導線 | 複数商品を一括でカゴへ追加 | 商品ページへの遷移が中心 |
| 対象範囲 | 基本的に自店舗の商品 | 機能によって楽天市場全体 |
楽天のディスカバリーレコメンデーションは、購入履歴や閲覧履歴などを基に表示を最適化します。店舗が「この本体にはこの付属品」と固定する組み合わせ販売とは目的が異なります。
「よく一緒に購入されている商品」という表示だけでは、機能を判別できません。楽天側の表示、店舗が設置したリンク、外部ツール、組み合わせ販売が混在するためです。
一括でカゴへ追加できるか、RMSの一覧に登録があるかを確認しましょう。利用者や閲覧環境によって商品が変わるかどうかも、判別材料になります。
関連する自動化ツール
関連商品の価格や販売状態をまとめて見直す場合は、楽天商品情報の一括更新ツールで商品情報の更新作業を短縮できます。
よくある質問
組み合わせ販売の導入時は、値引き、SKU、在庫切れ、送料の扱いが特に疑問になりやすい点です。
組み合わせ販売だけでセット割引を設定できますか?
組み合わせ販売設定には、専用価格や割引率を登録する機能はありません。独立セット商品かクーポンを検討し、適用条件をカゴでテストしてください。
マルチSKU商品を子商品にできますか?
現行の対応範囲は、お使いのRMSと店舗運営Naviで確認が必要です。色やサイズを選ぶ商品は、実商品を指定して登録判定を確認してください。
子商品が在庫切れになると親商品も買えなくなりますか?
各商品の在庫は独立しているため、通常は親商品の単品在庫まで減りません。ただし、組み合わせ欄の表示変化は販売環境ごとに確認してください。
送料や納期が異なる商品を組み合わせてもよいですか?
配送方法や納期が混在すると、購入者が想定した条件と異なる可能性があります。送料と配送表示を、PC、スマートフォン、アプリで確認してください。
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運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



