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最終更新: 2026.07.20

楽天店舗がLINEの友だちを増やす方法|獲得導線と効果測定

楽天店舗がLINEの友だちを増やす方法|獲得導線と効果測定

楽天店舗がLINE公式アカウントの友だちを増やすには、追加ボタンを増やす前に「登録すると何が、どの頻度で届くか」を明確にします。再入荷、使い方、新商品、限定情報など、商品・顧客に合う価値を決め、楽天店舗内、購入後、同梱物、実店舗など現行規約で許可された接点へ導線を置きます。

この記事では、登録価値、導線、QR・リンク、特典、流入元計測、有効友だち、ブロック率、購入・利益までを解説します。友だち数だけでなく、登録後も受け取りたい人が増えたかを評価します。

友だち獲得は登録後の価値から設計する

LINE公式アカウントの運用では、アカウントの成長、友だちを獲得するアクション、友だち数の目安が主なテーマになります。

RMS上ではLINEの配信から分析まで運用できるとされていますが、現在の機能・料金・計測範囲は確認が必要です。また、過去に示された「友だち数の目安」を全店舗の目標へ流用しません。

追加数が増えても、最初の特典利用後にブロックされれば継続接点になりません。獲得前に、登録後90日程度の配信内容を用意します。

登録価値を一文で伝える

「お得な情報を配信」だけでは、追加する理由が弱く、配信内容も想像できません。

登録価値の候補です。

  • 売り切れ商品の再入荷を案内する
  • 新商品・新色を先に知らせる
  • 商品の使い方・手入れを届ける
  • 季節に合う選び方を案内する
  • 対象・期限が明確な特典を届ける
  • 実店舗イベント・相談会を知らせる
  • 購入後のサポート導線をまとめる

一文の型です。

誰に/何を/どのくらいの頻度で届けるか

例:革製品を長く使いたい方へ、手入れ方法と再入荷情報を月2回程度お届けします。

友だち像を購入段階で分ける

友だち像を購入段階で分けるを示す図解

すべての接点で同じ訴求を使いません。

段階欲しい情報登録価値の例
初回訪問店舗・商品を知りたい人気商品、選び方
比較中在庫・価格・違い再入荷、新色、FAQ
購入直後使い方・配送手入れ、サポート
使用中消耗・買替え交換時期、関連商品
リピーター新商品・限定情報先行案内、イベント

比較中の人へ購入後の手入れだけを訴求しても弱く、購入者へ「初めての方向け」を繰り返すと価値が下がります。

現行規約で使える獲得導線を確認する

導線候補を作ったら、楽天市場、R-SNS、LINEの現行規約で、掲載場所、文言、リンク、QR、特典の可否を確認します。

候補です。

  • 楽天市場の店舗トップ・カテゴリ・商品ページ
  • 商品購入後の案内
  • 梱包・同梱物
  • 実店舗・イベント・接客
  • 問い合わせ・アフターサポート
  • 店舗が管理するSNS・媒体

楽天市場から外部へ不適切に取引誘導する形、購入・レビュー高評価の強制、個人情報の目的外取得にならないようにします。

店舗トップ・商品ページの導線を作る

ページ内では、目立たせるだけでなく、登録価値と遷移先を一致させます。

確認することです。

  1. 何が届くか分かる
  2. 配信頻度の目安がある
  3. 友だち追加ボタン・リンクが動く
  4. アプリ・スマホWebで戻れる
  5. 価格・特典の条件が現行情報である
  6. 商品購入ボタンを邪魔しない
  7. 現行の楽天掲載ルールを満たす

すべての商品へ同じバナーを入れる場合も、商品カテゴリと登録価値が合うか確認します。

購入後・同梱物の導線を活用する

購入後は商品・店舗を体験しているため、手入れ、再入荷、消耗品、サポート等の具体的な価値を伝えやすい接点です。

同梱物には、QRコードだけでなく、登録後に得られる情報、配信頻度、問い合わせ先を記載します。QRが読み取れない場合の短い案内も用意します。

一方、レビュー高評価、星数、内容指定と友だち追加特典を結び付けません。返品・保証を友だち追加の条件にする運用も避けます。

ギフトでは注文者と受取人が異なるため、誰へ案内してよいか、個人情報・広告同意を確認します。

実店舗・接客で案内する

レジ、商品棚、相談後、イベント等で、顧客の関心に合わせて案内します。

  • 再入荷を待つ人へ再入荷情報
  • 手入れ相談をした人へ使い方情報
  • 新商品を知りたい人へ先行案内
  • 定期イベント参加者へ日程案内

スタッフが「登録しないと購入できない」と誤解させないよう、任意であることを明確にします。口頭説明、POP、追加後のあいさつメッセージを一致させます。

特典は短期追加と長期価値を分ける

クーポン等の特典は追加のきっかけになりますが、特典だけを目的にした友だちが増える可能性があります。

設計表です。

項目確認内容
対象新規追加、既存友だち、購入者等
価値値引額・率、費用、利益
条件最低金額、対象商品、併用
期間取得・利用・配信の期限
付与自動・手動、重複、不正防止
表示小画面で条件が読める
継続特典後に何を届けるか

現行のR-SNS、LINE、楽天クーポン、景品規制等を確認します。特典利用後30日・90日のブロックと購入を見ます。

QR・リンクを流入元別に分ける

すべて同じQRを使うと、どの接点が有効か分かりません。

流入元の例です。

  • 店舗トップ
  • 商品ページのカテゴリ別バナー
  • 同梱物
  • 実店舗のレジ
  • 実店舗の商品棚
  • イベント
  • アフターサポート

現行機能で利用可能な識別方法を確認し、リンク・QRごとに名称、設置場所、開始・終了日、登録価値、担当を台帳化します。

追加後のあいさつを導線別に合わせる

追加直後に、登録時の約束を確認します。

同梱物から追加した人には手入れ情報、再入荷待ちの人には通知の案内など、現行機能で可能なら入口に合う体験を作ります。

入口別対応ができない場合も、主な登録価値、配信頻度、最初の役立ち情報を共通で示します。

初期設定の詳しい方法は「楽天店舗のLINE公式アカウント初期設定」を参照してください。

「有効友だち」を定義する

累計追加数だけでは、現在配信できる相手と反応が分かりません。

確認する指標です。

  • 期間内の新規追加
  • 配信可能な友だち
  • ブロック・解除
  • あいさつ・リッチメニューのクリック
  • 配信到達・クリック
  • 商品ページ訪問・購入
  • 友だち獲得費
  • 友だち経由の広告後利益

指標名と定義はLINE・R-SNSの現行分析画面で確認します。異なる画面の「友だち数」を同じものとして比較しません。

ブロック率を獲得品質として見る

ブロック率を獲得品質として見るを示す図解

追加数が増えた直後にブロックが増える場合、価値と配信の約束が違う可能性があります。

原因候補です。

  • 特典だけで追加され、継続価値がない
  • あいさつ直後に配信が多すぎる
  • 追加時に示した内容と配信が違う
  • 全員へ関係のない商品を送る
  • 深夜・高頻度・連投
  • リンク先の在庫・価格・配送が違う

流入元・登録月ごとのコホートで、7日・30日・90日等のブロックと反応を比較します。期間は自店の購入周期に合わせます。

友だち獲得費と利益を計算する

特典、印刷、広告、スタッフ工数を含めます。

友だち獲得費 = 獲得施策の費用 ÷ 有効な新規友だち数

有効友だちの定義を固定し、追加直後だけでなく一定期間後も配信可能かを確認します。

友だち経由の売上から、商品原価、楽天関連費、ポイント・クーポン、配送、LINE配信費、獲得費を差し引き、利益を見ます。将来購入を期待だけで足しません。

小規模テストで導線を比較する

  1. 登録価値を一つ決める
  2. 同梱物と店舗トップ等、2導線を選ぶ
  3. 別のQR・リンクで識別する
  4. 同じ期間・条件で運用する
  5. 追加、有効友だち、ブロック、購入を比較する
  6. 購入者属性・商品カテゴリの違いを記録する
  7. 良い導線を段階的に広げる

特典額、文言、設置場所を同時に変えず、何が差を生んだか判断できるテストにします。

月次で導線を棚卸しする

  • 期限切れバナー・QR・クーポン
  • リンク切れ・誤遷移
  • 登録価値と実際の配信の不一致
  • 流入元別の追加・ブロック・購入
  • 規約変更による掲載可否
  • 店舗・商品の終了、移転
  • 同梱物の旧版在庫

印刷済み同梱物はすぐ差し替えられないため、リンク先で安全に案内できる代替ページと回収計画を用意します。

友だち獲得チェックリスト

  • 登録後90日の配信価値を用意した
  • 誰に何をどの頻度で届けるか一文化した
  • 購入段階ごとに登録価値を分けた
  • 導線の可否を楽天・LINE規約で確認した
  • 同梱物・実店舗で任意性を明示した
  • 特典の対象・期限・利益を確認した
  • QR・リンクを流入元別に識別した
  • 有効友だち・ブロック・購入を測った
  • 獲得費と広告後利益を計算した
  • 期限切れ導線を月次で棚卸しした

よくある質問

LINEの友だち数は何人を目標にすべきですか?

一律の目安ではなく、店舗訪問者、購入者、実店舗接客等の母数から、接点別の追加率・有効率・購入率を置きます。古い数値を現在の目標へ流用しません。

クーポンを付ければ友だちは増えますか?

追加のきっかけにはなりますが、利用後ブロックや低採算も測ります。現行のクーポン・特典規約を確認し、継続して受け取る価値を別途用意してください。

商品同梱物へQRコードを載せてもよいですか?

現行の楽天・R-SNS・LINE規約、広告同意、ギフト・個人情報を確認します。登録は任意とし、何が届くか、頻度、問い合わせ先を明示してください。

追加数とブロック数のどちらを重視しますか?

両方に加え、一定期間後の有効友だち、クリック、購入、利益を見ます。大量追加後に高ブロック・低反応なら、獲得価値や配信の約束を見直します。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

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