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最終更新: 2026.07.30

楽天の店舗内カテゴリとレフトナビの作り方|ジャンルとの違い・階層設計・スマホ導線【2026年版】

楽天の店舗内カテゴリとレフトナビの作り方|ジャンルとの違い・階層設計・スマホ導線【2026年版】

楽天の店舗内カテゴリは、商品登録やナビ作成より先に設計します。店舗内カテゴリを売場の「正」、レフトナビやショップカテゴリを案内表示の「従」として管理するのが基本です。

結論:カテゴリを「正」、ナビを「従」として管理する

最初に店舗内カテゴリの階層、名称、商品との対応を決めます。そのデータを基準に、PCのレフトナビとスマートフォンのショップカテゴリを整えます。

楽天公式が示す店舗構築の順番も、カテゴリ作成、商品登録、店舗全体のデザイン設定、トップページ作成です。先にナビを作ると、カテゴリ変更のたびにリンク修正が発生します。

管理対象役割管理方針
店舗内カテゴリ自店の商品分類とカテゴリページ売場構造の正として管理
レフトナビPCでカテゴリなどを見せる領域カテゴリ構造に合わせる
ショップカテゴリ新店舗トップなどのカテゴリ導線名称と階層を定期確認
特集ページSALEや選び方などの企画恒久カテゴリと分離

店舗内カテゴリを作成しても、楽天市場内検索の順位が直接上がるとは断定できません。楽天市場内検索、店舗内検索、Google検索、購入者の回遊は分けて評価します。

「店舗内カテゴリ」と「楽天のジャンル」は別物(混同が最大の事故)

楽天のジャンル・店舗内カテゴリ・レフトナビの3つを並べて比較した図。ジャンルは楽天が決め、店舗内カテゴリは店舗が決め、レフトナビは見せ方であることを示している

楽天では、ジャンル、店舗内カテゴリ、ナビの3つを分けて理解します。ジャンルは楽天市場全体の棚、店舗内カテゴリは自店の売場、ナビは売場を示す案内板です。

用語意味決定・管理する主体
楽天のジャンル楽天市場全体の共通商品分類楽天
店舗内カテゴリ店舗独自の商品分類とカテゴリページ店舗
レフトナビ・ショップカテゴリカテゴリへのリンクを見せる表示領域店舗と標準UI

楽天のジャンルは、楽天が管理する共通ツリーです。ジャンル検索APIがジャンルIDを基に、親・兄弟・子ジャンルと階層レベルを返す仕様であることからも確認できます。

商品登録画面では、「全商品ディレクトリID」と「表示先カテゴリ」が別項目です。前者が楽天のジャンル、後者が店舗内カテゴリであり、取り違えると自店の売場へ商品を正しく並べられません。

なお、2026年7月1日版のジャンル検索APIと商品検索APIでは、アプリケーションIDに加えてアクセスキーが必須と案内されています。各APIについて確認できた公開情報はそれぞれ1ソースのため、自社システムで同期している店舗は最新仕様を確認してください。

RMSで店舗内カテゴリを作る手順

店舗内カテゴリは、購入者がどのような切り口で商品へ到達するかを想定して作ります。商品名の一覧から考えるのではなく、商品種別や用途などの選び方から逆算します。

  1. 取扱商品を商品種別や用途で分類する
  2. 親カテゴリと子カテゴリの構成を表にする
  3. RMSで親カテゴリから順番に登録する
  4. 商品の「表示先カテゴリ」を設定する
  5. カテゴリ内の商品表示順位を調整する
  6. PCとスマートフォンで表示を確認する
  7. トップや特集から内部リンクを設置する

登録前の設計表には、最低でも次の項目を用意します。カテゴリ名だけでなく、対象商品と導線まで決めておくと、登録後の手戻りを減らせます。

設計項目記入する内容
親カテゴリ直上に置くカテゴリ
カテゴリ名購入者が認識できる普通名詞
対象商品商品管理番号や抽出条件
表示順位主力商品を優先する順序
主な導線トップ、ナビ、特集など
終了条件恒久利用か、統合予定があるか

公開RMSデモでは、カテゴリ名は全角30文字・半角60文字以内で、同一親カテゴリ内の同名は登録できません。商品表示順位は1〜999,999,999とされています。

これらは公開デモ1ソースであり、デモページにも実際の画面とは異なる場合がある旨の注意があります。RMSの画面表示は更新されることがあります。実作業前に管理画面の最新表示でご確認ください。

店舗内カテゴリのURLは、一般に次の構造です。

ページURL構造
店舗トップhttps://www.rakuten.co.jp/{店舗URL}/
店舗内カテゴリトップhttps://item.rakuten.co.jp/{店舗URL}/c/
個別カテゴリhttps://item.rakuten.co.jp/{店舗URL}/c/{数値ID}/

個別カテゴリURLには、カテゴリ名ではなく数値IDが使われます。自社ECのように、任意のSEOキーワードをURLへ入れる設計は期待できません。

名称変更、階層移動、削除時にURLが維持されるか、転送されるかは公開仕様で確認できません。変更前後にRMSと実ページを確認し、旧URLを使用している内部リンクも点検してください。

カテゴリを削除する場合は、親カテゴリから先に消してはいけません。公開RMSデモでは、親カテゴリを削除すると下位カテゴリも同時に削除され、そのカテゴリだけに属する商品は「その他」へ移るとされています。

  1. 対象カテゴリの商品一覧を取得する
  2. 移動先のカテゴリを作成する
  3. 商品を新カテゴリへ移動する
  4. PCとスマートフォンで確認する
  5. ナビや特集の内部リンクを差し替える
  6. 旧カテゴリを削除する
  7. 「その他」に意図しない商品がないか確認する

削除は、商品移動とリンク差し替えが完了した後に実行します。公開デモと現行RMSで挙動が異なる可能性もあるため、本番作業前に最新表示をご確認ください。

CSVで一括設定できるか(できること・確認が要ること)

楽天公式は、商品情報をCSVで一括登録・更新・削除できる「CSV商品一括編集機能」を有料オプションとして案内しています。

公開ページ上の料金は月額10,000円(税別)、情報更新日は2026年1月16日です。確認できた公開情報は1ソースのため、契約前に最新料金と利用条件をご確認ください。

項目公開情報で確認できる範囲作業前の対応
商品情報の一括処理登録・更新・削除が可能契約機能を確認
利用料金月額10,000円(税別)最新料金を確認
現行ファイル名公開ページでは確認できないRMSマニュアルを確認
店舗内カテゴリの列名公開ページでは確認できない最新テンプレートを取得
追加・更新・解除の制御値公開ページでは確認できない少数商品でテスト
文字コード・パス区切り現行値を公開情報だけで確定できない出力仕様と見本を確認

最も危険なのは、カテゴリを追加するつもりで、既存の複数カテゴリ紐づけを置換してしまうことです。大量更新の前に、必ず次の手順で小さく検証します。

  1. 現在の商品とカテゴリの対応表を取得する
  2. 少数の商品だけでテストする
  3. 文字コードとカテゴリパスの区切りを確認する
  4. 処理結果とエラーファイルを保存する
  5. 更新前後で「その他」の商品数を比較する

カテゴリ総数、同一階層のカテゴリ数、1商品に設定できる店舗内カテゴリ数、カテゴリ数値IDの桁数も公開情報では確認できません。

RMSの画面表示やCSV仕様は更新されることがあります。大量作成や更新の前に、管理画面の最新表示、最新テンプレート、契約中の機能をご確認ください。

レフトナビとは何か/店舗内カテゴリとの違い

レフトナビは、主にPCページ左側へ表示する案内領域です。店舗内カテゴリだけでなく、店舗内検索、ブランド別、価格帯別、新着、ランキング、SALE、送料や営業日情報なども配置できます。

店舗内カテゴリが商品分類の「データ」であるのに対し、レフトナビは分類をどう見せるかという「表示」です。レフトナビにリンクを置くだけでは、商品とカテゴリの対応は作られません。

比較項目店舗内カテゴリレフトナビ
主な役割商品を分類するリンクや情報を見せる
商品との紐づけ表示先カテゴリで設定原則として直接紐づけない
更新時の注意商品配置へ影響する手書きリンクの更新漏れ
代表的な事故「その他」への流入孤立カテゴリの発生

手書きHTMLのレフトナビは、カテゴリを追加しても自動更新されない場合があります。その結果、カテゴリページは存在するのに、トップやナビから到達できない孤立ページが生まれます。

従来のPC用レフトナビは、一般に「RMS → 店舗設定 → デザイン設定 → PCデザイン設定 → ヘッダー・フッター・レフトナビ」の系統で設定されます。

ただし、現行の正確なメニュー階層はログイン不要の公式ページで確認できません。RMSの画面表示は更新されることがあります。実作業前に管理画面の最新表示でご確認ください。

スマートフォンでは導線が別になる前提で設計する

PCとスマートフォンで導線が変わることを示した図。PCでは画面左のレフトナビ、スマホではメニューと検索窓を使った別のUIになることを表している

スマートフォンでは、PCの左カラムをそのまま縮小表示する設計にはできません。ショップカテゴリ、カテゴリ一覧、折りたたみメニュー、検索窓、パンくずなど、別のUIで導線を組み立てます。

「PCレフトナビはスマートフォンで一切表示されない」という現行の正式仕様は、公開公式マニュアルでは確認できません。表示対象や反映範囲は、RMSのプレビューだけでなく実機でも確認してください。

楽天公式の公開ページには、5件に4件の買い物がスマートフォンを含むモバイル端末経由との記載があります。ただし、調査時点が明示されておらず、確認できた情報も1ソースのため、数値自体は最新情報として要確認です。

スマートフォンでは、カテゴリ名の後半が画面上で省略される可能性があります。「北欧テイストのおすすめ二人掛けソファ」より、「ソファ|北欧・2人掛け」のように意味の核を先頭へ置きます。

公開前は、次の順番で実機確認します。

  1. 店舗トップから主力カテゴリを開く
  2. 親カテゴリから主要な子カテゴリへ移動する
  3. 子カテゴリから主力商品へ到達する
  4. 商品ページから関連カテゴリへ戻る
  5. パンくずや戻る操作で迷わないか確認する
  6. 空カテゴリやリンク切れが表示されないか確認する

2025年秋以降の新店舗トップページ移行が与えた影響

公開されている現行店舗トップの例では、標準領域として「ショップカテゴリ」が表示されています。親カテゴリと主要な子カテゴリが並び、RMSの店舗内カテゴリ名と階層が標準UIの見た目へ表れます。

以前は手書きレフトナビを整えることで、PCの売場を案内できる場合がありました。標準のショップカテゴリが表示される構成では、元データとなる店舗内カテゴリ自体の乱れも購入者から見えやすくなります。

そのため、カテゴリ名の重複、長すぎる名称、SALE記号の多用、空の子カテゴリを放置できません。手書きレフトナビだけでなく、標準のショップカテゴリも同時に確認します。

一方、次の情報はログイン不要の楽天公式告知では確認できませんでした。

確認できない情報確認先
2025年11月13日が全店舗共通の自動移行日・終了日かRMSのお知らせ
楽天GOLD版トップの正確な終了日RMSのお知らせ
2026年時点の移行完了率RMSのお知らせ
店舗ごとの切り替え対象や作業期限各店舗のRMS表示

「新店舗トップページプロジェクトに伴い、2025年10月21日にPCトップを切り替える」という一店舗の公開告知例は確認できます。ただし、これは全店舗共通の期限を裏づけるものではありません。

移行日や終了日を一律に決めつけず、RMSのお知らせと自店舗の管理画面で確認してください。RMSの画面表示は更新されることがあります。実作業前に最新表示でご確認ください。

カテゴリ階層の設計セオリー(深さ・粒度・命名)

運用上は、主力商品へおおむね2〜3段階で到達できる構造を目指します。階層が深いほど詳しく見えても、購入者と検索エンジンの双方に商品への経路が伝わりにくくなります。

楽天公式のR-Storefront紹介には、店舗の基本的な構造は3階層、最大5階層との記載があります。ただし、これはページ種別の説明とも読めます。

店舗内カテゴリの厳密なネスト上限を示す技術仕様とは断定できません。確認できた情報も1ソースのため、上限はRMSの最新仕様で確認してください。

設計項目推奨例避けたい例
深さ家具 → ソファ → 2人掛け必要以上に深い細分化
粒度同階層を商品種別で統一商品種別とSALEを混在
サイズ・色SKUや絞り込みで管理色ごとにカテゴリを乱造
少数商品親カテゴリへ統合1商品だけの子カテゴリ
期間企画特集ページで展開終了後に空になる恒久カテゴリ

商品種別、寸法、テイスト、在庫状態、販促イベントを同じ階層に混ぜると、分類基準が分からなくなります。階層ごとに一つの分類軸を決め、子カテゴリの商品がほとんどなければ親へ統合します。

恒久的に商品を分類する売場は店舗内カテゴリ、期間限定キャンペーンやブランドストーリー、選び方ガイドは特集ページに分けます。

「母の日」「スーパーSALE」のように、終了後すぐ空になる分類を恒久カテゴリとして増やし続けると、空カテゴリと更新作業が蓄積します。

カテゴリ名は、購入者が検索・認識する普通名詞を使い、意味の核を先頭へ置きます。命名時は次のルールを共有してください。

  • 「ソファ」と「ソファー」などの同義語を統一する
  • 店舗担当者しか分からない社内略語を使わない
  • 「★★SALE★★」などの記号で目立たせすぎない
  • 在庫や価格など、変動する語を恒久名に使わない
  • スマートフォンで見切れても意味が伝わる順番にする

Googleは、メニューからカテゴリ、サブカテゴリ、商品へ到達できるリンク構造を推奨しています。検索ボックスからしか到達できない商品は、Googlebotが発見できない可能性があります。

また、GoogleはURLの見た目だけでなく、ページ間のリンクを分析してサイト構造を理解します。数値IDのカテゴリURLを無理にSEO向けへ加工するより、内部リンクを整えることが重要です。

トップから主力カテゴリ、子カテゴリ、商品、関連カテゴリへ続く経路を用意します。空カテゴリと孤立カテゴリをなくし、検索窓を使わなくても主要商品へ到達できる状態を目指してください。

よくある失敗と月次点検

代表的な失敗は、カテゴリの増やしすぎ、深すぎる階層、粒度の混在です。商品が未割り当てのまま「その他」へ集まる状態も、売場の見落としにつながります。

カテゴリ削除を先に実行する、手書きレフトナビだけを更新する、PCだけを確認する失敗もあります。新着やSALEのカテゴリは、終了日と撤去担当を決めないと残り続けます。

月次点検では、次の項目を同じ順番で確認すると漏れを防げます。

点検項目確認内容
「その他」商品数が前月から増えていないか
空・少数カテゴリ統合または非掲載を判断できるか
重複カテゴリ同義語や似た分類が並んでいないか
季節カテゴリ終了した企画が残っていないか
ナビリンク404や旧カテゴリURLがないか
スマホ導線主力商品へ短い手順で到達できるか
実績カテゴリ別の売上・閲覧を確認したか
検索語新カテゴリ候補となる需要があるか

「その他」の商品数は、前月との差だけでなく、新規登録数との対応も確認します。急増している場合は、商品登録時の表示先カテゴリ設定やCSV更新結果を調べます。

変更履歴には、変更日、対象カテゴリ、変更理由、商品移動件数、確認者を残します。CSV更新前後の対応表も保存すると、誤更新が起きた際に影響範囲を追跡しやすくなります。

FAQ

店舗内カテゴリを作れば楽天市場内検索の順位は上がりますか?

直接上がると断定できる公開公式根拠は確認できません。全商品ディレクトリID、店舗内カテゴリ、商品情報、店舗内検索、Google検索、購入者の回遊を分けて管理してください。

1商品を複数の店舗内カテゴリへ登録できますか?

複数の表示先を扱う運用はありますが、現行の設定方法や上限は公開情報だけでは確定できません。CSVで更新する場合も、既存の紐づけを消さない制御をRMSで確認してください。

カテゴリ名を変えると個別カテゴリURLも変わりますか?

個別カテゴリURLは、カテゴリ名ではなく数値IDで構成されます。ただし、名称変更や階層移動時のURL維持、転送の扱いは公開仕様で確認できません。変更前後の実ページと内部リンクを確認してください。

レフトナビとショップカテゴリは同じですか?

どちらもカテゴリを見せる導線ですが、表示場所やUIは同じとは限りません。店舗内カテゴリを基準にしつつ、PCのレフトナビとスマートフォンを含むショップカテゴリを別々に点検します。

まとめ

店舗内カテゴリは自店の売場データ、レフトナビとショップカテゴリは案内表示です。最初にカテゴリを設計し、商品を割り当ててからPC・スマートフォンの導線を整えます。

主力商品へ2〜3段階で到達できる階層を運用上の目安にし、粒度と名称を統一してください。期間限定企画は特集ページへ分け、空カテゴリや孤立カテゴリを増やさないことが重要です。

CSV更新やカテゴリ削除では、現在の商品・カテゴリ対応表を取得してから少数商品で検証します。更新後は処理結果だけでなく、「その他」の商品数とPC・スマートフォンの導線も確認します。

RMSの画面表示、メニュー階層、制限値、CSV仕様は更新されることがあります。実作業前に管理画面とRMSのお知らせの最新表示でご確認ください。

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西尾 勝太

西尾 勝太株式会社ラクダ 代表

楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト

楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。

312 継続契約
782 Walk 利用者
2年連続 楽天SOY受賞