ホーム > アカウント・ログイン・エラー
楽天市場で「エラーが発生しました」と言われたら|店舗が直せる原因と客側の切り分け

お客様から「楽天市場でエラーが発生しましたと出て購入できない」と連絡が来ることがあります。多くの解説は「アプリを更新する」「時間を置く」といった購入者側の対処で終わりますが、店舗運営者にとって本当に大事なのは、そのエラーが自店の商品設定で直せるものか、それとも端末・楽天側の一時的なものかを切り分けることです。バリエーション設定や在庫の不整合など、店舗側が原因で「買えない」状態になっているケースは珍しくありません。この記事は、楽天に出店する店舗向けに、エラーの発生箇所別の原因、店舗側で直せる原因、客側・楽天側の原因、そしてお客様への返答までを、楽天公式ヘルプを裏取りしながら整理します。
まず「どこで」エラーが出たかを切り分ける
「エラーが発生しました」と言っても、出る場所で原因はまったく違います。お客様にはエラーがどのタイミングで出たかを最初に確認します。
| 発生箇所 | 主に疑う原因 | 店舗が直せる可能性 |
|---|---|---|
| 商品ページで色・サイズ等を選ぶとき(「再度選択してください」) | バリエーション/SKUデータの不整合、アプリのバージョンが古い | あり(設定側) |
| かごに入れるとき | 在庫切れ、販売期間外、購入個数の上限 | あり |
| 注文手続き・決済の確定時 | クーポン・ポイント・送料設定の矛盾、決済側の一時エラー | 一部あり |
| ページ全体が開けない/「アクセスが集中」 | イベント時のアクセス集中(楽天側) | なし(待つ案内) |
この切り分けができると、「端末のせいにして放置したら、実は自店の設定ミスで全員が買えなかった」という最悪のケースを防げます。
店舗側で直せる原因(RMS側)

お客様の端末に問題がなくても、店舗の設定が原因でエラーになることがあります。次を点検します。
バリエーション(項目選択肢)・SKUの不整合
色・サイズなどの選択肢は内部的にSKUデータと結びついています。選択肢の組み合わせに対応するSKUが欠けている・在庫ゼロのバリエーションが残っている・SKUの移行や項目変更の途中だと、選択時に「再度選択してください」などのエラーが起きることがあります。商品ページで実際に色・サイズを選んでみて、特定の組み合わせだけ進めないかを確認します。
在庫・販売期間・購入個数
在庫切れ、販売開始前/終了後の商品、購入個数の上限・下限の設定、あるいは「1人◯個まで」の制限に引っかかると、かご投入や注文確定でエラーになります。セール用に設定した販売期間や個数制限が意図せず残っていないかを確認します。
のし・ラッピング等の「必須オプション」未入力
必須にしたオプション(のし表書き、名入れ、選択必須の項目)を購入者が入力していないと先に進めないことがあります。必須設定が過剰になっていないかを見直します。
クーポン・ポイント・送料設定の矛盾
クーポンの適用条件、送料の地域設定、ポイント倍率の設定などが矛盾していると、注文確定時にエラーが出ることがあります。直近で変更した設定があれば疑います。
商品ページのHTML崩れ
商品説明に貼ったHTML/タグの閉じ忘れやスクリプトが、表示や操作を妨げることがあります。最近ページを編集した商品で発生していないかを確認します。
これらは店舗側で対応できる原因です。RMSへは「[楽天RMSにログインできないときの対処](https://rakurip.com/ec/rakuten-rms-login/)」も参考に、商品管理・在庫・オプションの設定を確認してください。商品ページ自体の作り込みは「[楽天で売れる商品ページの作り方](https://rakurip.com/ec/rakuten-shohin-page/)」も参考になります。
客側・楽天側の原因(店舗は関与しづらい)
一方、店舗ではどうにもできない原因もあります。この場合はお客様に対処を案内します。楽天公式ヘルプでも次が案内されています。
- アプリ・OSが古い:楽天市場アプリのバージョンが古いと、バリエーション選択時に「エラーが発生しました。再度選択してください」と表示されることがあります。アプリとOSを最新に更新してもらいます。
- キャッシュ・Cookie:アプリのキャッシュ削除、ブラウザのCookie設定の確認、別ブラウザや端末での再試行、端末の再起動を案内します。
- アクセス集中:楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベント時は、アクセス集中でエラーになることがあります。楽天も「時間を空けて再度お手続きください」と案内しています。
これらは店舗の設定とは無関係なので、切り分けができていれば「自店の問題ではない」と落ち着いて判断できます。
お客様への返答テンプレ
原因が確定する前でも、次のように返すと角が立ちません。
このたびはご購入手続きの途中でエラーが表示され、ご不便をおかけし申し訳ございません。差し支えなければ、エラーが表示されたタイミング(色・サイズの選択時/かごに入れる時/お支払いの確定時)と、ご利用の端末(楽天市場アプリ/ブラウザ)をお教えいただけますでしょうか。アプリをご利用の場合は最新版への更新もお試しください。あわせて、当店側でも商品設定に問題がないか確認いたします。
「アプリを更新してください」だけで突き放さず、店舗側でも確認する姿勢を示すのがこじらせないコツです。
店舗が確認するチェックリスト
- [ ] エラーの発生箇所(選択時/かご/決済)をお客様に確認した
- [ ] 該当商品で色・サイズを実際に選び、特定の組み合わせで止まらないか確認した
- [ ] 在庫ゼロのバリエーションが残っていないか確認した
- [ ] 販売期間・購入個数上限・必須オプションの設定を確認した
- [ ] 直近で変更したクーポン・送料・ポイント設定に矛盾がないか確認した
- [ ] 最近編集した商品ページのHTML崩れがないか確認した
- [ ] イベント期間中のアクセス集中の可能性を確認した
- [ ] 解決しない場合、機種名・OS/アプリのバージョン・操作手順を添えて楽天へ問い合わせた
再発を防ぐ:出品時・セール前の点検
エラーによる「買えない」は、機会損失に直結します。とくに次のタイミングは事前点検が効きます。
- 新商品の出品直後:色・サイズの全組み合わせを一度自分で選び、かごまで進めるか確認する。バリエーションを後から増やしたときも同様。
- セール・イベントの直前:販売期間・購入個数上限・クーポン適用条件・送料設定を見直し、意図しない制限が残っていないか確認する。アクセス集中で楽天側が重くなる時間帯は、店舗側の設定ミスと切り分けにくくなるため、設定は前日までに固めておく。
- 商品ページを一括編集したあと:CSVやテンプレートで複数商品をまとめて更新した直後は、特定商品だけHTMLが崩れることがある。編集対象のうち数点を実機で確認する。
「一人のお客様からの申告」は端末側のことが多いですが、その裏で同じ商品を見た他の人も静かに離脱している可能性があります。1件の申告を、設定を点検するきっかけとして扱うと、売上の取りこぼしを防げます。
関連する自動化ツール
楽天市場の運営自動化(機能一覧) ── エラー対応を含む楽天RMSの日々の業務を自動化・効率化する方法をまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. 「再度選択してください」と出て色・サイズが選べないと言われました。
バリエーション(SKU)の不整合か、購入者のアプリが古いかのどちらかが多いです。まず店舗側で該当商品の色・サイズを実際に選び、特定の組み合わせだけ進めないか、在庫ゼロのバリエーションが残っていないかを確認します。設定に問題がなければ、お客様にアプリ・OSの更新を案内します。
Q. 特定のお客様だけエラーになります。店舗の問題ですか?
一人だけなら端末・アプリ・回線側の可能性が高く、複数のお客様から同じ商品で報告があれば店舗の設定側を強く疑います。報告が同じ商品・同じ操作に集中していないかを見て切り分けます。
Q. 決済の確定時にエラーになります。
クーポン・送料・ポイント設定の矛盾か、決済側の一時エラーが考えられます。直近で変更した設定を確認し、時間を置いて再試行してもらいます。改善しない場合は注文の状態を確認し、二重注文になっていないか注意します([注文キャンセルの処理](https://rakurip.com/ec/rakuten-cancel/)も参考)。
Q. イベント中に「アクセスが集中しています」と出ます。
楽天スーパーSALEなどのアクセス集中による一時的なもので、店舗側では対応できません。お客様には時間を空けて再度手続きするよう案内します。
Q. 原因が特定できません。楽天に問い合わせるときのコツは?
機種名・OSバージョン・アプリのバージョン・Cookieの設定状況・エラー発生までの具体的な操作手順をそろえて伝えると、楽天側の調査がスムーズです。店舗側では、同じ商品・操作での再現性を確認しておきます。
店舗の「次の一手」を一緒に進めるなら
運営代行・ECコンサル・AIツールまで、現場を知るチームがワンストップで伴走します。
西尾 勝太株式会社ラクダ 代表
楽天SOY 2年連続受賞 / 楽天NATIONSリーダー店舗 / 楽天NATIONS AIエバンジェリスト
楽天市場の月商を5年で200万円→2億円に伸ばした現場の実践者。売れるECの方程式にAIを重ね、EC事業者の「次の一手」に伴走しています。



